馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

炭火と天ぷら 割烹なかじん

2008年12月31日 | Weblog
12月29日
六角高倉上がるのうさぎ亭がリニューアルして 「炭火と天ぷら 割烹なかじん」 になり、
今日がレセプションです。

あの、有名な「虚無蕎望 なかじん」のオーナー(実は、かなり長い付き合いです)中村君が
体調不良から蕎麦をうてなくなり次なる展開のお店です!

カウンター八席、古川町のなかじんを思い出す内装、白衣にネクタイ…
微妙~ (ρ_―)o

ともあれ、6時半に到着後さっそく三種類のコース 雪・月・花より一万円の月を選択。
前菜と主菜は、プリフィクススタイルなので「鶏叩き梅肉ソース」と「車海老天ぷら」をチョイス!

飲み物は、ギネス…
すると、中村君
「高田さん、サージャーを使わずに泡たてる方法知ってますか?」

「知らん」
おもむろにグラスにギネス缶を開け逆さまに…
中村君
「ほら~」
別にいいけど…

前菜の前に三品
自家製カラスミ大根とぶりのでんぶ大根

地鶏とおこげの和風あんかけ
津居山蟹とトマトの蟹味噌バーニャカウダーです!
蟹味噌のソースが以外にトマトとナイスなマリアージュ(^・^)Chu♪

そして前菜の鶏叩き梅肉ソースの頃には、日本酒もかなりすすんで…

隣の席には、某ホテルのコンシェルジュの女性と有名な女性ライターのSさんが…
う~ん・マンダム

そして料理は続き、穴子と中トロの握り・活けの車海老天ぷら
 
そして今度の店の締めくくりとなる逸品
「麦めん」
なんや~!
蕎麦やめたんちゃうの?
中村君
「蕎麦じゃなくて、全粒粉のうどんです」

相変わらずの麺好きだし…
頑張りすぎて、体壊さない様にね。
でも、とても美味しかったです!
昼・夜とも完全予約制なので、電話必須です(^.^)

炭火と天ぷら 割烹なかじん 075-257-2288です。


浪の音・御祖酒造

2008年12月15日 | Weblog
12月11日
今日は朝から浪の音酒造で純米の搾りです!あいにく、当日はランチ出勤(前回ブログでテレビ出演の影響を考えて)。
ランチ終了とともに、丸山店長と蔵に向かいます。
もちろん… 搾り済み? 厳密にはまだ途中ですが、やはり作業立ち会いが大事なんです( ̄~ ̄)ξ
さっそくきき酒をさせて頂き、槽の 中汲み・斗瓶 の二本ともに今搾ったとは思えないまろやかさにびっくり!

なんでも、今年から仕込み水の濾過を変え・種麹を例年とは別物にしたとか(全て企業秘密)
あ~!喋りたい!
とにかく、驚きの仕上がりの速さです。
因みに帰りに「あがりゃんせ」寄りました…
凄いスーパー銭湯やなぁε=┏(; ̄▽ ̄)┛

続いて12月12日
遊穂で有名な御祖酒造さんの純米の搾りです。
前日、酒屋のYさんに午前1時に電話!
急遽「御祖酒造に行けるから何時?」って聞くと3時に迎えに来てくれる、との事。
安心して2時半に寝床に入ったら…
すぐに電話が~
一体何事!
するとYさん
「迎えに来たんですが~」
3時は3時でも、マジで!
昨日の服のまま、歯磨きもせずに(パンツもそのままです…)
いざ、能登へ。
Yさんすんません…
助手席乗せてもらったけど、眠気が~
おやすみなさい。

(冬の日本海)

Yさんの奮闘のおかげで?無事に御祖酒造到着です。
 
2年ぶりの酒蔵訪問!
しかし、暖かいわ~
蔵元 美穂ちゃんと杜氏 横道君と再会を祝し?
さっそく搾り…
搾らない?
え~!
横道君「メーターは上がってるけど、若干切れが…。明日にしましょう」
泣く泣く、遊穂の純米吟醸の仕込みの手伝いと恒例の昼ごはん後の昼寝…。
Yさん爆睡(^o^)
 
「手ぶらじゃあ帰れない」とごねて昨日搾った「ほまれ」の純米を無濾過・生原酒でゲット!
時間に余裕あるから、常きげんの蔵元に行きたい~!
取引のないYさんの尻を叩いてm(__)m
行きましたよ!
初めての蔵見学。
農口さんに会えました!
うれしい。
 
凄い、設備。
多分、今までいろいろと見てきた蔵の中では飛びきりや~!
培養室・麹室・整然としたタンクの配列・ピカピカの床・そしてスタッフ全てが挨拶してくれて!
後、2日遅ければ初搾りやったのに…
(搾り2日前の醪)

憧れの農口杜氏といろいろと酒談義
大満足の2日間!
浪の音酒造さん
御祖酒造さん
鹿野酒造さん
ホンマにありがとうございました。
そしてYさんm(__)m
今年から来年は、まだまだ蔵元訪問と手伝い頑張ります!


テレビ出演の巻

2008年12月06日 | Weblog
先日、毎日放送から夕方のニュース番組の出演依頼がありました。
(月曜日と火曜日に前田阿希子アナウンサーが紹介する、グルメスポット)
今回は、地産地消をテーマにで…
お昼限定の「地鶏のひつまむし」の取材です!

12月3日
朝から七谷地鶏の生産者である加藤さんを迎えに花園へ行き、そのまま亀岡と園部の境にある加藤王国?に到着です。

加藤さんの地鶏は、馳走いなせやでは「すき焼き」「焼きもの」等の加熱して美味しい料理に使わせて頂いてます。
何より凄いのは、本当の放し飼い(放し飼い表示の養鶏場は数多くありますが、現実的に平飼いがほとんど)

寒い中元気いっぱいで走り回ってます。(土が黒いのは、樹木が腐って・いわば腐葉土状態)

ミミズも一杯いるから、加藤さんがユンボで掘るとそれを狙って鶏達も一斉に集結!
七谷地鶏恐るべし…

養鶏場の取材は、2時間ぐらいで終了~!
午後からは、馳走いなせやの収録。
年甲斐もなく…
緊張してカミカミの連続です( ̄~ ̄)ξ
調理シーンでは、村田料理長は上がる事なく淡々と…(凄いなぁ、俺には無理だ~)
夜の営業時間までくい込んでバタバタです。
結局、6時ぐらい迄撮影されましたが…


放映時間は、3分!?
9日の6時過ぎからのニュースボイスですので、是非ともご覧下さい…。
あ~あ~
こんなに大変だとは…
しかし、これも勉強!

斎藤酒造搾りの巻

2008年12月02日 | Weblog
11月末日
朝9時んまい集合で、斎藤酒造さんの「やどりぎ」の搾りを見学して来ました。
京都産 祝米 45%
大吟醸としては異例の速さと言っていいでしょう。
久しぶりの搾り参加です(去年は馳走いなせやの工事の為、ほとんど行けなくて…)
写真は、斗瓶に垂れ落ちる今年のやどりぎとお客さん(普通はこんな現場はなかなか見れないんですよ~)達の光景です!
 
醪を丁寧に酒袋に一本ずついれ小さなタンク(蔵によっては、槽)に移し替えます。
最初に圧をかけてない状態で出てくるのが、「荒走り」です。
(酒袋の目も綺麗なので濁り酒とは違う細かな滓が多量に含まれてます)

ん~!フレッシュ! まさしく今しか味わう事の出来ない至福の酒)^o^(
搾りを始めて小一時間も経つとタンクから滴る酒に透明度が増します。
(酒袋の目が細かい醪で詰まりだし、上に積み上げた別の酒袋の重みで圧されて出てくるのが「中汲み」です)
旨味のバランスとまろやかな感じは、「荒走り」を凌ぎますな~。
蔵によってこの後「責め」と呼ばれる酒袋の上に重しをかけ出荷する所もあります。

新酒「やどりぎ」は瓶詰めされてラベル貼って12月の第2水曜日に「んまい」「馳走いなせや」
両店に並びますので、是非ともお越しください。
因みに12月4日は、滋賀県堅田の浪の音酒造の搾り!
あ~忙し!
これからが、野菜も含めて「馳走いなせや」の本領発揮~!