馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

えらいこっちゃ〜〜❗️

2020年03月06日 | Weblog
1月には、対岸の火事的に見ていた
「コロナウイルス」

2月には、日本上陸をして今(3月4日現在)で日本各地に広がっている…。


ほんま、やめてほしいわ。。。。。


テレビやSNS(昔はラジオって言ったもんやけど)では、朝から晩までずっとそのニュースばかりで、見ていても気が滅入る。

ごたぶんに漏れず、馳走いなせやも歓送迎会や一般の宴会のキャンセルが多く
釣られて❓普段使いのお客さんも減ってます。
隣の芝生を見る訳じゃないけれど
俗に言う「インバウンド狙い」の店舗は、飲食店に限らず大打撃だ。




これは、最近の錦市場。まぁまぁ人通りがあるように見えるけど、普段ならば時速約1キロで歩くのが精一杯だ。




そして、寺町通りもこの有り様。
特に目立つのが、アジア人(中国の方)の激減。
もともと馳走いなせやに中国🇨🇳の方の来店は少なかったのだが、やはり痛いのは日本人の宴会の自粛だ。

少し長文になるが、阿部さんと言われる方の投稿を見て頂きたい。

【個人飲食店主からのお願い】【シェアお願いします】
横浜市港北区日吉でハンバーガー専門店Made in handsをやっております、阿部和彦と申します。個人事業主です。

メディアでも報道されている通り、コロナによる行動自粛の影響が飲食店にも押し寄せています。
僕が先日行った某世界的コーヒーチェーンでも、お客さんはいつもの半分程度しかいませんでした。
個人店とは比べ物にならないほどの集客力、ファン数を誇るスタバでさえその状態なので、ローカルな零細個人店など推して知るべし、といった有り様です。

専門家やコメンテーター、SNSの中にも
「しばらくの間は徹底的に外出を禁止したほうがいいんじゃないか。経済的な痛みは伴うだろうが、もっと酷くなってからでは遅い」
「やり過ぎなくらい思い切った対策(飲食店の営業自粛命令など)が必要だ。それで空振りになってもパンデミックが起こるよりはいい」
という意見が見られるようになってきました。
僕の邪推だと良いんですが、こういった『痛みを伴ってでも』を唱える人って、実は自分はそこまで痛みを受けない(=すぐに収入が減るわけではない)ケースが多いと思います。
痛みが直撃する立場の人から『痛みを伴ってでも』という意見は聞いたことがないような。
僕の被害妄想かもしれませんが。

どうやら、政府は我々を救う気はないようですし、メディアも『商売に影響でる人は大変だね。でも多少の犠牲はしょうがないよね』ムードになってきており、誰も助けてはくれないのかなと疎外感が生じ始めている今日このごろです。
同様に感じている個人経営者は少なくないと思います。

当然ですが我々に有給などはないので、売上が無いなら即無給です。
それどころか、店の家賃など固定費はいつものように発生し続けるので、貯金を切り崩すことになります。
自分だけでなく従業員の生活もかかっているので、仕事なくて人件費抑えたいから、全員解雇!というわけにもいきません。

もし、「うーん、確かになんかちょっと可哀想になってきた」という方がいましたら、ぜひお願いがあります。

ひいきにしている個人飲食店がありましたら今こそ、行ってあげてください。
個人店というのは、おそらく世間で思われているよりも遥かに脆いです。
一ヶ月どころか半月、開店休業状態が続いただけで潰れるところが出てきても不思議ではないです。

旅行など出費の予定がキャンセルになった、コロナショックがあっても収入が減るわけではない、という方はいつもより一品多めに注文してあげてください。いつもよりちょっといいお酒を頼んでみてください。
店の人と話せるようであれば「飲食店も大変らしいね。でも、この店無くなったら困るから頑張ってよ」って言ってあげてください。あー、僕だったら泣いちゃうね。

飲食店をやる人の動機というのは千差万別ですが、多かれ少なかれ
『自分の作った料理で、接客で、他人を喜ばせたい』
という想いが基になっているのは共通だと思います。そうでなければこんなしんどい仕事続けませんて。

「体力のない個人店は潰れてどうぞ」という風潮になってきた時、
『自分の作った料理で、接客で、他人を喜ばせたい』
という想いがお客様に伝わっている。
この店を必要としてくれる人がいる、自分のサービスに喜んでくれてる人がいる、と実感できるだけで計り知れない力になるものです。本当です。

もちろん、健康が第一であることは言うまでもないので、無理はせずに。
感染させないし、感染さないという自衛はきっちりと。
コロナ予防はしっかりと意識した上で、過剰とも思える飲食店回避の流れについて一考頂ければ幸いです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
少しでも多くのお店がこのコロナショックを乗り切れますように。

メイドインハンズ 阿部和彦

<2020/2/27 22:09>
リンクが貼ってあるとシェアした時に投稿本文がシェアされないという情報があったので、リンク(お店のwebページ)を削除しました

<2020/3/2 23時追記>
多くの方にシェア・共感を頂き、大変ありがたく思います。正直、賛否の分かれる話題ではあるので、『あなたの商売のために他人を感染リスクにさらしていいと思ってるんですか?』といったご意見も頂くかなーと覚悟はしていました。
現時点でそういった声は頂戴していないので、それほど誤解はされていないようだと思っています。

先週末の北海道などもあり、少しずつ飲食・サービス業の苦境も伝えられるようになってきました。
が、ちょっと気になるのは『安売りをして頑張っている』『新商品を作って工夫している』などの乗り切り方が良いことと紹介されていることです。
もちろん、そういった努力は素晴らしいですし、応援したいです。

ただ、安売りをするということは薄利多売を狙うということですが、『多売』が見込みにくい今の状況では『薄利』だけになるという諸刃の剣でもあります。

『新商品を作って売る』というのは大袈裟に言えば企画立案・仕入・製造・販売・宣伝といった重い作業を一気にこなす必要があり、全ての店が気軽にできることではありません。加えて、試作や仕入などに投資も必要となり、先行き不透明な状況においてはこれまた諸刃となり得ます。

飲食店も『暇だ』ばっかり言ってないでこういう努力しなよ、という声があればそれは仰る通りなのですが、それが出来ない場合は自業自得だね、になるのが懸念されます。

飲食店はやはりお客様に来ていただいて始まる商売なので、お客様の気持ちが『自粛』に向き過ぎていては苦境は抜けられないと思います。重ねてではありますが、ご無理のない範囲で御協力頂ければ幸いです。

※本文中ではテーマを分かりやすくするために『個人飲食店』という書き方にしましたが、『小規模のサービス業』は大体同じ状況にあると思います。適宜、読み替えて頂ければありがたいです。
同業の方々、なんとか頑張りましょう!

<2020/3/5 14時追記>
たくさんのシェア・共感ありがとうございます。
まさかここまで輪が広がるとは・・やはり店側もお客様側もこの閉塞感は苦しいんだなと痛感しています。
北海道から九州まで、たくさんの方からもコメントを頂戴しております。

「お店側ですが、困ってます」「外食しよう!経済を回そう!」という声はもちろん、
「お店側としては当然『来てください!』と言いたいけど、衛生対策ももちろんしっかりやっているけど、もしコロナが出てしまったらと思うと、積極的に呼びかけができず辛いです」
「お店が困ってるのは想像できるし食事に行きたいけど、小さい子供がいるから、やはり外出はなるべく避けたい・・」
などのコメントも頂戴しております。
全て正しいと思います。というか、もともと正解などなく、それぞれの立場や事情によって優先事項が変わる。だから、難しい話なんだと思います。

一方で、これだけたくさんの「困った」「助けたい」が渦巻く中で、コロナによってそれらが遮断され、上手く結びついていない。なんなんだ、このグチャグチャした状況は。なんとかならんのか。

投稿元として、たくさんの声を聞き、そう感じた結果、どれだけ貢献できるか分かりませんがクラウドファンディングの立ち上げを企画しています。まだ準備中のため、詳細は伏せますが、近日中に公表できると思います。苦労している店側と支援したいお客様側をつなげるための仕掛け。みんなで一丸となって、この教科書に載るレベルの危機に立ち向かえる仕掛けを。

準備が整いましたら、またfacebook上でお知らせしますので、その際はシェア・ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

※たくさんのコメント、メッセージを頂いておりますが、全てに返信できておらず、申し訳ないです。全て読んで、励み・気づきにさせて頂いております。僕自身、朝から晩まで自分で店に立ちつつ、空き時間にコメント返信やクラウドファンディング準備を進めています。追いつかず申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいませ。


飲食店や物販店は、私も含めて会社とは名ばかりの個人経営の店がほとんどだ。

毎日毎日の売上げで生計をたてているので、キャンセル等
お客様が減ることには、滅法弱い。

3月15日は、馳走いなせや恒例の酒の会。
少しキャンセルが出ているのが不安だが、田中社長とは電話で話をして予定通り開催する事になりました。

こんな時期なので「体調が悪いとか」「少し不安だ」とかのお客様は、キャンセルして頂いて大丈夫です。

どうぞ宜しくお願い致します🤲