夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-18 19:26:28 | 映画
「映画鑑賞会」ということで、クラスの生徒を連れて見てきた。

「勉強ばっかりしてたら、バカになる」というのがH先生の持論で、よく生徒を募っては、土曜日の午後や夏休みや春休みの補習期間など、授業に支障のない機会にボーリングやらプラネタリウムやらに生徒を連れ出してくださる。


今回の映画も、生徒には『はやぶさ』の方が受けるかもしれないが、自分ではまず観に行かないだろう作品を見せよう、ということでH先生が選んだ。私は単純に、主人公の母親役のサンドラ・ブロックが好きなので、一も二もなく賛成した。一昨年に見た『しあわせの隠れ場所』はすごくよかった。


映画の方は、9.11事件で父親を失った母親と息子の喪失と再生の話なので、正直、高校生には重く、難しいかな、と思ったが、意外に「よかった」という反応だった。公開中なので、感想やコメントは控えるが、母親の愛情があとからわかるシーンでは私も思わず泣いてしまった。


見て、とてもよかったので、一人でも多くの人に映画館に足を運んでほしいと思う。