夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

短歌の授業 2

2012-02-16 20:18:46 | 教育
先週から、来週の本校の入試問題の作成と、受験生の指導と、通常の授業や学級経営とが重なり、たぶん私の人生史上2番目の忙しさである。今朝、なんとか入試問題は最終チェックを終わらせて教務に提出した。

教務主任のK先生が、一昨日の放課後、生徒のノートを点検しながら舟を漕いでいた私を見かねて、提出日を二日延ばしてくれた。K先生、ありがとうございます。


さて、近代短歌の感想を生徒に書かせたノートを点検していたら、ぽろぽろ短歌を書いたものが出てきた。

幾つか紹介する。


  曇天に「雨降れ」「降るな」と祈る声今日の体育どうなるかしら

  ちらほらと雪の降る中山越えてだれとも会わぬ長い坂道

  バレンタインもらえぬことを確信し早く過ぎろと幾度も思う

  バレンタインもらったやつに言い捨てるチョコ食い過ぎてブクブク太れ

  学んでも学んでも猶わが知力ましにならざりぢっと辞書にらむ


時節柄、バレンタインをネタにしたものが多かった。やはり、高校生にとっては一大イベントなのだな。