<第47課>
(おもてなし会話)
韓国から来た旅行者と一緒に、家の近所を歩いています。
A : 마침 잘 오셨네요. 오늘은 축제가 있는 날이에요.
B : 그래서 그런지 떠들썩하군요. 근데 뭘 해요?
A : 신을 모신 '미코시'를 지고 동네를 돌아다녀요.
구경만 해도 시간 가는 줄 몰라요.
(見物するだけでも時間が経つのを忘れます。)
B : 생각만 해도 재미있을 것 같네요.
A : 진짜 꼭 한번 볼 만해요.
(本当に必見ですよ。)
(ワンランクアップ)
*お祭りを説明する
今年の豊作を感謝する行事です。 올해의 풍작을 감사하는 행사예요.
暑気払いをしながら地元の人同士の親睦を図る目的があります。
더위를 떨쳐 버리면서 동네 사람끼리 친목을 도모하는 목적이 있어요.
開運招福を祈願します。 운을 트이게 하고 복을 부르는 것을 기원해요.
*お祭りの様子を説明する
神社の境内には露店がずらっと並びます。 신사 경내에는 노점이 즐비해요.
地元の人たちが輪になって踊りを踊ります。 동네 사람들이 둥글게 모여서 춤을 춰요.
新聞のクロスワードパズルをやっていて、
中指の別称「高高指(たかたかゆび」が分かりませんでした。
これは、「丈高指(たけたかゆび」が音変化したものだそうです。
他の指にも別の言い方があるのかなと調べてみました。
一般的には
「親指、人差し指、中指(なかゆび)、薬指(くすりゆび)、小指(こゆび)」ですが、
医学用語では、番号を用いて
「第一指、第二指、第三指、第四指、第五指」
という言い方と
「母指(ぼし)、示指(じし)、中指(ちゅうし)、薬指(やくし)/環指(かんし)、小指(しょうし)」
があるそうです。
中指、薬指、小指は同じ漢字でも読み方が違っていますね。
人差し指は「人を指示するときの指」というのが本来らしいです。
漢語では
「拇指(ぼし)、食指(しょくし)、中指(ちゅうし)、無名指(むめいし)、小指(しょうし)」
「食指が動く」という慣用句がありますが、これは中国『春秋左氏伝』の故事によるもの。
楚の人が、鄭の霊公にすっぽんを献上した。
王族の子宋と側近の子家が、ちょうどそのとき霊公を訪問したのだが、
公子宋の食指(人差し指)がぴくりと動いた。
子宋はその指を指して子家に言った。
「いつでも、このようになると、必ずご馳走にありつけるんだよ。」と。
果たして、入室してみると、料理人がちょうどすっぽんをさばいていた。
という話から、「食欲がわく」という意味となり、転じて「興味や関心を持つ」という意味になったそうです。
そして、気になるのが「無名指」ですね。日本語でも「名無し指」という言い方がありました。
語源については、いろいろな説があるようですが、面白かったのが
昔から、薬指は病気を治すなど魔力の宿る指とする考えが世界中にあり、
大切な指とされたが、指の名前をあからさまに呼び周りに知られると、
災いがやってきたり呪いをかけられて、薬の効果が消えると信じられていたため名前を隠した。
というもの。 ⇒参考
その他に
人差し指を「塩嘗め指(しおなめゆび)」
薬指を「薬師指(くすしゆび)」「紅差し指(べにさしゆび)」
などがありました。
ここで、韓国語のお勉強。
順番に
「엄지손가락、집게손가락、가운뎃손가락、약손가락、새끼손가락」
人差し指の「집게」は「ニッパー」
日本語とは意味が違いますね。
韓国語では「손」が入って「손가락(手の指)」です。
なので、「발가락(足の指)」も気になってきました。
「엄지발가락、가운뎃발가락、새끼발가락」
とは言うようなんですが、
「둘째 발가락」と「넷째 발가락」は名前がないらしい。
考えてみると、親指、中指、小指は形状から来てるから手足関係なく使えるけど
人差し指と薬指は使い方(?)から名づけられているから、足には合わないですねぇ。
じゃあ、日本語では?
日常では「足の親指」とか言ってますけど・・・。
「母趾(第一趾、おやゆび)、第二趾、第三趾、第四趾、小趾(第五趾、こゆび)」
だそうです。
親指と小指だけ名前があるんですね。
医学用語では「指」と「趾」を区別するそうですが、一般的には「指」でよいそうです。