Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

休日

2014年08月31日 | Weblog

このところ梅雨を思わせれような鬱陶しい日が続いているけれど、毎日涼しいのは
ありがたい。この時期、通勤時は駅まで歩くだけでジットリ汗ばんでしまうのだがそ
ういうこともなく、夜はエアコンなしで熟睡できる。いっその事このまま秋になってく
れればよいと思うのだけれど、まさかね・・・^^!


今朝は三日ぶりにウォーキングに出た。日曜なので朝5時半は皆さんまだ就寝中
とみえて、車にも散歩のひとにも遭わなかった。刈り取ったばかりの田圃には白鷺
が群れて歩き回っており、巣立って間もないと思われる幼いのもかなり混じってい
る。


今朝は何時もより長いコースへ行ってみようかと思ったのだけれど、未だ腰痛が
残っているので止めた。この調子では涼しくなっても高尾山へ行く自信がなかなか
持てないかも・・・


10月が誕生月なので運転免許更新の案内が来た。高齢者講習は既に受けてあ
るから後は手続きするだけ。しかし、日曜もやっている流山の免許センターでは高
齢者の受け付けはしてくれないので、ウィーク・デーに仕事を休んで警察署で手続
きしなくてはならない。役人は高齢者なら誰でもみんな暇だと思っているのだろう。
(苦笑)

今回は相当目が悪くなっているから眼鏡使用の条件がつくかもしれない。それに
深視力は多分落ちるだろうから大型と牽引は返上することになる。もう有って使わ
ない免許だから要らないのだけれど、改めて老化を宣告されるようでチョッと寂しい
気もする。^^!


庭の雑草が大分伸びてきた。バリカンを使えばワケはないのだが、やぶ蚊対策に
長袖・長ズボンを着用せねばならず、来週に後回ししようか思案している。腰痛さえ
なければ直ぐやるのだけれど、どうも最近些細な仕事まで億劫になっていけない。


                    


犬や猫

2014年08月29日 | Weblog

       

犬を13年半、猫を5年ほど飼っているうちにカミサンは大の動物好きになった。
もともと嫌いではなかったと思うけれど、歳とともに生き物を大事にする気持ちが
強くなったみたいである。


猫の「もも」が3年前に病気で死んでからは、もう動物は飼わないと云っていた
のだけれど、去年の夏ノラ猫の「ミー」が子猫を2匹連れて我が家に現れてから
は、屋外で餌やりと寝場所の心配で頻りに世話を焼いていた。


「ミー」の足元でチョロチョロしていた子猫も秋口には大分猫らしくなった。ところ
がある日そのうちの一匹が家の前で車に撥ねられて死んでしまい、カミサンは
決心して残った親子を家に入れて飼い猫にした。子猫は雄で「フー」と名付けた
が、一年経った現在は親の「ミー」より一回り大きくなってどちらが親だか分らな
いくらいデカい。


そういう訳で飼い猫にはしたけれど、そろそろ一年にもなるというのに親子揃っ
て警戒心を解こうとしない。今のところ人に”抱かれる”なんてトンデモナイと思
っているらしく、身体に触られることさえ嫌がる始末で、触ろうとすると直ぐに逃
げ出す。心を許すまでには、もう一二年かかるという他人もいるが、Edはそれ
すら怪しいと思っているのだけれど・・・^^!


しかしカミサンは辛抱強く、飽くまで優しく接しているせいか食事時になると「ミー」
はテーブルに上がってきてカミサンから魚とか肉を貰うまでジッと待っている。彼
女にだけはかなり馴れてきたらしい。


最近我が家の周りに見かけないノラが2匹ほどうろつくようになった。カミサンに
話したら、空腹みたいで可哀そうだから餌をあげているという。Edがいくら「止め
ろ」と云っても聞かない。朝勝手口の扉を開けておくと、網戸の向こう側からその
ノラが家の中を窺ってニャーニャー鳴くので煩くて仕方ない。そうすると「フー」も
呼応したように騒ぐので、朝の我が家は完全に”猫屋敷”状態である。困ったも
のだ・・・


                                               

犬、猫が言葉を喋らないからと云って人間の心を読めないということはない。叱
られたとき、褒められたとき、優しくされているとき、彼等は全部解っている。その
時の彼等の動き、表情を見ていればそのことが良く分る。


昨日のニュースで、盲導犬が主人の出勤途中どこかでフォークのようなもので
刺されて怪我を負ったと報じていた。盲導犬はやたらに吠えたり騒いだりしない
ように躾けられているから、怪我を負わされてとき余程痛かったに違いないが
我慢していたらしい。教えられたことを忠実に守るという健気さがあるだけに、
余計可哀そうになった。


そんな残酷なことをする人間は心が病んでいるに違いない。襲われた場所が駅
なのか電車の中か、あるいは歩道なのか分らないけれど、目撃者がいたら案外
早く捕まるかも知れない。犬や猫も人間と同じ生き物、命の重さに違いはない。


                    


愚民

2014年08月28日 | Weblog

                 

現安倍内閣が行っているのは愚民政治である。我々国民はバカだと思われてい
るので、何でも適当に誤魔化せると考えているから、表向き美辞麗句を並べて、
筋の通ったようなことを云いつつ”愚民”を騙している。


政治家は皆似たようなものかもしれないが、選挙公約なんて選挙が済む迄の空
手形、終われば後は野となれ山となれだ!国民は”愚民”だから3歩歩けば直ぐ
忘れるさ。チョロイもんだ。・・・と思っている。


                                              

「年金と福祉の抜本的改革を進めるためには消費税を上げる必要があります」、
と云いつつ増えた税収にはシロアリが群がって食い散らかし、どんだけ本当に年
金と福祉に回されたかは一切語らずウヤムヤ。愚民には増税のムチ、企業には
法人税引き下げや輸出企業には消費税の莫大な還付という恩恵を与えている。
愚民はこんな単純なカラクリさえ気付かず、精々節約で自分の生活防衛に汲々
とするだけ。ハハハ・・・


愚民に政治批判はさせない!というのが愚民政策の要諦、特定秘密保護法で
愚民の口封じをしておき、返す刀で集団的自衛権の行使容認という憲法違反を
閣議決定した。そのうち米国が始める他国との争いに、全く無関係な日本が自
衛隊を送る破目になる。ま、愚民だから何人死のうと怪我をしようと政治屋は痛
くも痒くもない。自分たちは安全なところに居て命令をするだけだから、高みの
見物。戦うのは愚民の役目だ。


マスコミはスポンサーに手を回して押さえつけておき、政府の批判はさせない。
精々経済が上手くいっていると誇大宣伝をさせて愚民の目を逸らせておく。それ
には読売、日経、産経は現政権にべったりだから世論操作に十分利用しよう。


NHKには会長と経営委員に飼い犬を送り込んであるから、愚民に余計な情報
を流さないように手を打ってある。マスコミ操作は万全である。愚民どもよ、精々
下らない番組と嘘っぱちニュースを観て「日本は如何に素晴らしい政治が行わ
れているか」という嘘を死ぬまで信じていなさい!


なに・・・?福島?以前も言った通り、原発事故は完全な管理下にあり、放射能
汚染水は0.3キロ四方の海で完全にブロックされていますよ。避難指定地域だ
ってそろそろ指定解除します。愚民はそんな細かいことを一々気にしなくてよろ
しい。安倍内閣のいうことは全部正しいのだから黙って信じなさい。


原発再稼働だって勿論やりますよ。本音を言ってしまえばこれほど美味しい事業
は滅多にないのですよ。何しろ電源3法に守られて愚民には見えないように、電
気料金には1000Kwh当たり425円もの税金がかけらていて年間5000億円
近くになる。この金から原発立地の自治体には交付金として云わば迷惑料を多
額に払っているから、札束で頬をたたかれた原発立地の愚民は正面きって原発
反対などできない仕組みさ。ハハハ・・・


原発で儲かるのは電力会社、重工大手、そしてそれらの利権にからむ俺たち政
治屋さ。愚民どもの命と引き換えに危険は承知で続けるのさ。


                                               

以上、安倍内閣に成り代わって本音の愚民政策を披露いたしました。愚民の一
人として申し上げます。皆様にはくれぐれも政治屋の云うことは信用しないよう、
またTV,新聞(特にY、N,Sの三紙)のニュースや説明には眉にツバつけてから
拝聴、拝見してくださるよう、切にお願いいたします。



                    


老化

2014年08月27日 | Weblog

                   

疲れてきた。毎朝、自分に鞭打って奮い立たせないと気力が萎えてしいそうであ
る。一つには腰痛が出てきたこと、そしてもう一つには視界を邪魔する眼球の曇
りが増えてきたこと、など肉体の老化が顕著になっているせいである。仕事がな
ければ今頃毎日家で所在なくクタッと寝転んでいることだろう。


徐々に、しかし確実に肉体は滅びて行く。あっちが痛い、こっちが痛いと云って
いる間にやがて少しづつ手足の自由が損なわれて最後は動かなくなる。老衰は
自然の摂理である。生き物は全てそれから逃れることはない。頑張ってそれに
抗っても、少しだけ身体の自由な時間を引き延ばすだけにすぎない。嫌でも受け
入れなければならない。


                                               

朝がきてスッキリと目覚め、昨日の疲れがとれて気分爽快・・・というのは若い頃
の話。「イテテテッ!・・・」と腰をさすりながら暫くベッドに腰掛けて、痛みが少し鎮
静するのを待ち、ソロソロと階段を下りた。昨晩は涼しくてエアコンどころか部屋
の窓を閉めて寝たのだ。短パンとTシャツのウォーキング・スタイルで外に出た。


路面は昨晩の雨で湿っているけれど水たまりもなくチビた靴底でも滑る心配はな
い。歩きながら時々ストレッチをして腰の蝶番の動きを馴らす。痛いけれど、そう
しないと何だか増々腰がギスギスして動きが悪くなってしまいそうな惧れを抱く。
一昨日までの蒸し暑さはウソのように消えて今朝は肌寒いくらい。猛暑は駆け足
で去っていったのだろうか・・・


腰を庇いながら猫のトイレ砂を掃除し、餌をやり、自分の朝食を準備する。今朝
はトマトのインスタント・スープと豆乳ヨーグルトに幼児向けのスティック・パン2本
(笑)。桃がまだ沢山残っていたので、皮を剥くのが面倒だったけれど一つ食べ
た。先日TVで紹介していた桃の上手な剥き方でやってみたら、なるほど簡単で
綺麗にできた。要はアボカドを剥くときの要領なのだ。^^!


予報では、今日は一日降ったり止んだりの天気で、最高気温も22~25℃との
こと。長袖を着て家を出た。南古谷の駅を降りて歩き始めたが、長袖でも涼しく、
薄手のジャケットでも羽織ってくれば良かったな・・・と思った。年取ると暑さ寒さ
にも弱くなるのだった。ヤレ、ヤレ・・・


                      


本物の勇気

2014年08月25日 | Weblog

                   

去年(2013年)の6月、元CIA職員エドワードJスノーデン氏が一時滞在先の香
港で英ガーディアン紙のインタビューを受けた時のニュース・ビデオ(Democracy 
Now収録15分)を観て、改めて彼の命を賭した勇気に敬服させられた。


最初このニュースが流れたとき、米国が暗号名PRISMで行っていた「盗聴」がこ
れほど大掛かりで人々の自由を奪う恐れが高い危険な行いであるか、ということ
よりも同盟国の首脳まで盗聴対象にしていた、という事実のほうが大きく扱われ
ていたから、一体何故彼が国家を敵にまわしてしてまで危険な内部告発に踏み
切ったのか理解できなかった。


彼がそれまでCIA職員として与えられていた、恵まれた生活の全てを投げ打って
内部告発に踏み切った訳は、国が膨大な予算を使って誰の許しをも得ず、秘密
裏にあらゆる個人情報を集めている、というのは国家の犯罪行為であり、その
ような仕事に自身も加担していることにも疑問を感じるようになったからであり、
5年先10年先には、政府や国にとって都合悪い人間がいれば、過去のデータ
を改ざん、悪用して犯罪者に仕立てることだって出来る・・・と恐れたからである。
つまり彼は米国の国家倫理ということに危惧を抱いたのであり、国民一人ひとり
に考えて欲しいと願ったのである。


中国やロシアを利する為だとか金儲けではないか、といったネガティブ・キャン
ペーンも即座に出てきたけれど、メディアを通じて自分の立場を明確にし正直に
説明することによって鎮静化してしまった。米国を困らせることが目的ではなく、
米国が秘密裡に集めたこれら膨大なデータを悪用して、将来独裁政治が行われ
るような事態も起こりうる。今こそで米国民と世界中の人々に知って欲しい・・・と
いうのが彼の真意であるらしい。


米国のこのような同盟国まで含めた際限のない諜報活動に対して、ドイツもフラ
ンスも不快感を露わにしているのに対して、安倍内閣は「米国内の問題だ」と事の
重大性を全く認識できていない、薄バカなコメントを出したのみである。


尤も、時代錯誤の特定秘密保護法などを成立させて、情報開示どころか増々情報
を秘匿するつもりの反動内閣であってみれば、手本にでもするつもりかも知れない。


                                             

行動に倫理・規範を要求されるのは、何も個人だけに限ったことではない。それど
ころかあらゆる団体、企業、組織に要求されていることであり、国だって当然倫理
は要求されているのだ。国がやることなら無制限に何でもやってよい、等というこ
とはあり得ない。その意味で今回の米CIAの諜報活動は行き過ぎであり、糾弾さ
れて当たり前だ。


日本のマスコミはスノーデン氏を”容疑者”扱いしているけれど、CIAにとっては”機
密漏洩の容疑者”ではあっても日本にとっては、容疑者でも何でもない。

                     


果物の季節

2014年08月22日 | Weblog

           

猛暑が続いているけれど、早朝4時ころの空気は流石に少し涼しくてウォーキング
も楽だ。休みの日にのんびりして6時頃ウォーキングに出ようとすると、もう暑くて
歩く気になれない。なのでこの時期、土日は大抵サボってしまうことになる。


夜明けが大分遅くなってきて、4時ではまだ真っ暗。9月に入ればそろそろ秋の
気配も感じられることだろう。暑い暑いと云ってる間に稲穂は急速に色づいてき
て、早生は間もなく刈り取りの時期であろうか・・・


                                             

今年は林檎狩りに行こうとカミサンを誘っているのだが、福島近隣の林檎はあま
り気が進まないらしく、「それより、軽井沢の千住博美術館に行きたいな・・・」と話
題を逸らせてしまう。以前はあまり食べなかった林檎なのだけれど最近は毎日の
ように食べているし、もぎたては美味しい。青森や秋田まで行くとなれば日帰りは
チト無理だし、そうなると山形か岐阜辺りになるのだろうか・・・(でも遠いなあ)^^!


秋は果物が豊富でうれしいのだけれど、つい産地が気になる。去年コストコで買
ったカリフォルニア産のグリーン・マンゴーが忘れられなくてWEBで問い合わせた
ら、今年は9月第一週くらいから入荷するとのこと。今から心待ちしている。葡萄
もワインも国産のものより欧米系のほうが安全な気がするので、コストコで産地を
見て買う。日本では政府がなんでもかんでもウヤムヤにして隠すから安心できな
いのだ。


                                            

Edは冬の蜜柑が大好きで、いつも最盛期には箱で買う。しかし去年は不作だっ
たらしく例年よりえらく高価だったからあまり食べられなかった。今年はどうだろう
か・・・^^! 蜜柑は食べたくなったら手で皮をむくだけで直ぐ食べられる手軽さが
よい。洗ったり包丁を使ったり、ということになるとつい面倒になる。メロンとかマン
ゴーなど手間を厭わぬほど美味しければ許すが、柿とか梨では食指が動かない。
年取って無精になったのかもしれない・・・(苦笑)


欧米人は林檎や桃は皮のままかぶり付くのが普通で、日本のように皮を剥いて
食べるのは彼等からすれば理屈に合わない。皮のすぐ下がビタミンの豊富なと
ころでそれを捨ててしまうなんて・・・ということなのである。


桃は・・・?と思ったが、スイスに居た時試しに買ってみた。日本の桃のように大
きくないし皮のうぶ毛が目立たない。なるほど、これならまるのまま食べてられ
なくはない。日本のものは何でも見た目が重要視されるから、”自然のまま”では
商品価値が低くされてしまう。どうしても大きくて見栄えがし、形の良いもの、とい
った本来の価値とは関係ない部分で評価しがちなのだ。


店にはそういう極めて日本的な商品ばかり溢れているから、我々も馴らされてし
まっているけれど、Edは欧米系の合理的なもの、つまり自然のままにより近い
商品の方を好む。^^!


                


アッという間の3週間

2014年08月21日 | Weblog

         

上孫は7月25日にこちらへ来て以来足かけ4週間、その間1週間は叔母の家で
過ごしたから我が家(ジジババのところ)では正味3週間ほど一緒だった。


前日(19日)は最後の訪問予定だった流経大付属高校のサッカー部を訪ねて、
顧問の先生にボール扱いを観て貰ったらしい。「感触はどうだった?」と訊いたら、
「特にどうということは無かった」という。「是非当校へ来てくれ、って言われなか
ったのか?」とからかったら、笑って「もう一人中国から来たという生徒がいたけ
れど、そういう話は一切なかった」そうである。^^!


埼玉と千葉の高校を6校ほど訪ねたようであるが、こちらの方が札幌よりレベル
が高いと云う。目ぼしい高校を受験したらどうかと勧めたが、是が非でも・・・とい
うほど入れ込んでいる訳でもないらしい。取り敢えず自分がこちらへ来てやれる
かどうか”下見”のつもりだったようだ。


カミサンは孫の食事、洗濯で3週間てんてこ舞いだったから、本当にこちらの高
校へ通うことになったらどうしよう・・・と、今から心配している。(笑)


孫は千葉と埼玉の公立高校受験問題集を買い込んでいたから、本気で受験する
つもりらしい。万一(?)受かれば・・・さあ大変だ!来年から孫とジジババの三人
暮らしが始まるぞ! たった3週間でヘロヘロになってるというのに・・・^^!


                                            

昨日、孫を成田まで送っていった。チェックイン・カウンターで手荷物の重さを測っ
たら合計(2個口)12キロ、制限を2キロオーバーしている。来た時は二個とも手
荷物として機内に持ち込んだらしいが、帰りは少し重量が増えてしまい、預ける
ことになった。追加料金2000円を払った。LCCだから手荷物の重量も厳しくチェ
ックするのだろうか・・・


昼食には未だ少し早かったけれど、身軽になったので3人で3階のレストラン街
へ。孫はサンドウィッチ、我々はコーヒーとスイートで30分ほど時間調整。下の
孫二人には身に付ける小物を買って土産に持たせた。


出発ロビーへの入り口で孫を見送った。ぎこちなく「ありがとうございました」なん
て硬い挨拶をして孫は去っていったが、前回来た時は未だ小学生だったから、た
った数年で随分大人になったものだ。今度来るときは、「お世話になります。よろ
しくお願いします」なんて一端の挨拶をするのだろうか・・・(笑)


         


全て無かったことにしてしまう日本・・・

2014年08月18日 | Weblog

            

8月15日は日本の”敗戦”記念日である。「終戦」という云い方は戦争に負けた
ことを素直に認めたがらない当時の責任者たる政治家・権力者たちの誤った云
い方である。その裏には、事実を認め真面に反省するべきことから逃げ、隠蔽
しようとする意図が隠されている。


毎年この時期になると、戦争の悲惨さを思い出し、不戦の誓いを新たにし、戦
没者の慰霊に花を手向けるという集会が全国各地でおこなわれる。そのこと自
体は大切なことであり異論はないけれど、参加者は次第に老齢化し、若い世代
に真の意志がしっかり受け継がれていっているのか甚だ疑わしい。つまり、安倍
政権が強引に推し進めようとしている軍事国家への回帰という最近の危険な動
きに対して、若い世代があまり嫌悪感を表していないように思えるからである。


日本では、戦争の悲惨さ、恐ろしさ、非条理が常に自分たち、つまり当事者(加
害者)の側からの視点が専らであり、加害者としての視点が欠けてしまっている。
これは日本では戦後一貫して歴代自民党政権が意図してきた誤った(嘘の)歴
史認識を教育の場に持ち込んで来たせいであろう。教科書検定制度のもと正し
い歴史は曲げられたり隠蔽され、アジア各国への侵略戦争であったにも拘らず、
侵略ではなかったと言い張る反省なき嘘の歴史教育を続けてきた、その弊害で
ある。


日本と同じ敗戦国となったドイツの場合は、ユダヤ人を虐殺した過去のナチス
政権時代の過ちを確り認識して、若い世代の教育に今もって反映させている。
だからドイツの若者に彼らの”終戦記念日”を訊ねると、ドイツが降伏した5月
8、9日ではなくて、アウシュヴィッツ収容所が解放された1月27日をもって終
戦記念日と考えている、という答えが返ってくる。そこには過去のナチス・ドイツ
が犯した大罪を確り受け止めて意識し、それを若い世代への教育を通して常に
反省していることを世界に向けて宣言している。


翻って日本ではどうか? 戦後政府はあの戦争が一体何のためだったのか、
そして誰が主導してきたのか、という最も大事な”検証”を行なわず(あるいは
隠蔽してしまい)、310万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えたことへの責任と
反省を明確にしてこなかった。戦犯として連合国による東京裁判で有罪となっ
た戦犯人の処刑と服役、戦後の近隣緒国に対する国家損害賠償が済んだあと
は、全ての責任を果たしたかのような積りになっている。


そこにはドイツのように、二度とあの忌まわしい戦争を起こさない、という日本国
自身の真摯な反省と強い覚悟が感じられない。曖昧にうやむやの内に全てを片
付けてしまい、何事もなかったかのように振る舞っている。


今また日本が安倍政権のもとで、急速に戦前の軍国主義へと向かいつつあるの
は、そうした過去の過ちの検証と反省を怠ってきたせいなのだと思う。戦争の実
体がどのようなものか、いかに理不尽で無残なものかということに、想像する働
かせず、まるでヴァーチャル・ゲームような感覚で、”日本を守るためには戦う”
などと安易に政治家の嘘に同調してしまう人たちのなんと多いことか・・・


何事につけ、最も責任の重いはずの為政者たち権力者たちが責任を取らない
日本という国の「無責任体質」はそのまま今もあらゆることに事に息づいていて、
福島原発事故の責任も、国策として推進してきた政治家、企業、利権業者、官僚
の誰一人として責任を問われていない。


危険な放射能を広範囲にばら撒き、海を汚染し、農地を汚染し、故郷を追われ、
生活の基盤を根こそぎ奪われてしまった被災地の数十万人の方々は、今や”国”
から見捨てられようとしている。日本という国は過去の悲惨な経験から何も学び
はしなかったのだ。


                       


サッカー

2014年08月17日 | Weblog

             

16日(土曜)孫を連れて(・・・というか、連れられて^^!)初めてのJ1の試合を柏ス
タジアムで観戦してきた。柏レイソル対神戸ヴィッセルの第20節。家を5時少し前に
出たが、生憎の折からの雨で出鼻を挫かれた。午後から雲が厚くなってきて今にも
降りそうだったから、カッパと折りたたみ傘を二組バッグに詰めた。


孫は買い物があるとかで、先に家を出たから夕方5時半にJRの柏駅で待ち合わせ
た。柏に着いたら雨は上がっていて傘も要らない。ラッキー! 道順はグーグルで
一応調べておいたけれど、二度ほど他人に訊ねながら歩いていくと、途中からサッ
カー場へ向かう人波ができて道に迷う心配はなかった。


                                                

19:00キックオフなので始まるまでに未だ1時間ほど時間がある。途中コンビニに
寄っておにぎりと呑み物を仕入れた。ビジター席は一番奥まったところなので、正門
に着いてからかなり長い距離を歩かされた。ゲートで持ち物チェックがあり、買って
きた缶ビールは紙コップに移し替えさせられ、孫のソフト・ドリンクのペット・ボトルも
キャップを捨てさせられた。^^!ヤレ、やれ・・・厳しい警備だわい・・・


ビジターの指定席は4列目の41、42番でコーナー直近だったから、対面の角は遠
くてよく見えない。それに周りの客は神戸ヴィッセルのサポーターが殆どらしく、「ビジ
ター」の意味をそのまま単純にとっていたけれど、どうやら対戦相手側の席という意
味だったようだ。^^!


Edたちはどちらのチームにも組しない文字通りのビジターだったから、ハラハラも
ドキドキも全くなくて観戦したのだけれど、応援団の数では圧倒的に勝るレイソル側
に対して、こちら側ヴィッセルの応援も結構賑やかで、近いせいか熱狂ぶりは決し
て負けていなかった。(笑)


それにしても、太鼓と旗とメガホンだけで指揮を執る団長らしき一人に合わせて2~
300人が声を出し、腕を突き出し、その場でホップする様は結構迫力があるもので
ある。日本の応援は、一糸乱れぬ組織だった形が好きなのだろうか・・・外国のよう
に各人が勝手にどよめくタイプの応援では気が済まないようである。指揮者に先導
されて一斉に声や身振りを合わせるというのは、Edなどはチョッと異様にさえ感じる
のだが・・・


試合は前半2点を取った柏レイソルが神戸ヴィッセルの追撃をかわして逃げ切った。
後半終了間際は勝ちを確信したレイソルが余裕の時間稼ぎで試合がダレてしまった。
初めてスタンドから実際の試合を観戦したが、なかなかよいものである。^^!

                                       


2014年08月15日 | Weblog

 

息子夫婦が札幌へ移住して以来、姉弟(娘夫婦)と逢う機会が滅多になくなった。
いい機会なので、上孫を叔母(娘)夫婦に逢わせることにして、昼時成田で落ち合
った。


鰻が食べたいという皆の希望で娘に適当なところを探してもらったら、成田の駿河
屋がよいという。猛暑の中みんなで成田山・新勝寺まで歩いた。風はなく、この日南
関東各地は軒並み35℃前後だったから、成田も似たようなものだったろう。店に入
ったら待っている客が大勢いて「ただ今からのお客様は約20分待ちとなります」と
仲居が叫んでいる。


我々は三日ほど前に席を予約してもらっていたので、間もなく二階の座敷へ通され
た。建物は旧いけれど中はリフォームされて清潔だった。汗をかきながら歩いてきた
から冷房の効いた部屋でホッと寛ぐことが出来た。予約を入れておいて正解だった。


メニューを見せてもらった。鰻重は3600円より特上5500円まで!勿論、並3600
円を注文。(笑) とりあえず生ビールとツマミに川海老の唐揚を注文した。孫だけウ
ーロン茶で皆と乾杯!予約の電話をいれた時の係りの仲居さんはとても気が利いた
人で、ビールのツマミに我々がお新香を注文しようとしたら「鰻重に付いている香の
ものを先にお出しします」という。「もしツマミを注文されるのなら川海老などいかがで
すか?」とアドバイスしてくれたり、途中で枝豆の差し入れなどもしてくれた。


鰻重は”並”でもご飯が全部隠れる十分な嵩があり、味もボリュームも万点だった。
日本酒で鰻だけ食べたかったカミサンは、半分にして孫に分けていたが、年寄りは
それぐらいで十分だったかもしれない。ビールのあとは冷酒で地酒の「長命泉」を
注文。日本酒が好きなカミサンは美味いという。Edは昼酒はどうも苦手で、歩いて
帰るのがかったるくなるから、一杯で止めた。^^!


食事が終わって駅まで歩いたらまた汗をかいた。駅前にあった喫茶店に入って電
車を待つ間暇つぶし。娘夫婦とは改札口で別れた。猛暑の中だったけれど、まあ
まあの昼食会が出来てよかった。

  


孫を肴に昼酒^^!

2014年08月14日 | Weblog

                  

長い休みはつい”のんべんだらり”と過ごしてしまう。溜まったレシートの整理は4
月以降やってないので、せめて7月分くらいまでやろうと思っていたのだけれど、
それさえ未だ手付かず。孫の世話にかこつけて17日(日曜)までやれそうもない。
^^!


昨日の晩は息子が送ってくれた蟹を、味が落ちないうちにと思い早速孫と3人で
食べた。内子が入った大きなサイズだったから酒を飲みながら、身の半分を孫と
分けたら満腹になってしまい、足にまで手が出なかった。こんな贅沢は息子夫婦
が札幌に移住してからのことで、有り難い反面、孫たちとは滅多に逢えない負の
面とのトレード・オフのような気もする・・・


上孫は昨日、市船高校サッカー部の練習を見学してくると行って朝早く出かけた。
午後3時頃になって、北総線の牧の原駅へ迎えにきて欲しいと電話があったので
買い物帰りに飛んでいった。「今日の首尾はどうだった?」と訊ねたら観られなか
ったという。???・・・どうも下準備がいい加減で、事前に学校に確かめわけで
もなく、漫然と出かけていって、もし練習をしていたら観てこようという腹積もりだっ
たようだ。


中学3年ってこんなものなのだろうか?サッカー大好きというワリには計画が杜撰
だなあ・・・ それに、グラウンドで練習していた野球部の選手に一言サッカー部の
練習について訊ねてみることもせず、積極性に乏しい気がする。婆ちゃんには「も
う一度行ってくる」と話したそうだけれど、また何の下準備もせずに行くのでは無駄
な努力という他ない。「今度は予め調べておいて行きなさいよ!」と一言注意して
おいたけれど、ボケッとしたところは爺ちゃん(Ed)に似てしまったのだろうか・・・
(笑)


今日は義姉夫婦が上孫のために遊びにきてくれるので、カミサンは朝から準備に
忙しい。義兄は酒が好きなので久保田を一本買ってきた。ビールは彼等が訪ねて
くる直前に買いに行くつもりだ。冷蔵庫が一杯でビールを冷やしておくスペースが
足りないのだ。^^!

                       


盛夏

2014年08月11日 | Weblog

                  

ノロノロ台風11号は九州、四国、関西に大雨を降らせて日本海へ抜け、今日も
まだ東北、北海道各地に大雨の危険を引きずって北進中である。幸い東京や南
関東の平野部は大きな被害もなく済んだけれど、専門家の話では地球温暖化が
確実に進行しているらしく、この先世界の気象は更に異常になると予測していた。


むかしも時たま巨大台風に襲われて川の氾濫や土砂崩れ、農作物被害があった
けれど、最近のように毎回観測史上無かったような記録的豪雨や突風、竜巻の
類は無かったと思う。ニュースであちこちの被害を見せられるたび他人ごとでは
なく、いつ自分たちにも被害が及ぶかもしれない、という不安感は持つ。


                                          

去年の丁度今頃、バイクで信州南アルプスの麓にある下栗の里へ一泊でツーリ
ングした。暑熱地獄の首都高渋滞を抜け、涼しいことを期待してたどり着いた山
上のホテルも蒸し暑くて参ったことを思い出す。この時期、日本列島何処へ行っ
ても涼しいところは無いと心得ておくべきだった。^^!


台風一過少しは涼しくなるかと思ったが、暑さが戻ってきて今日はまた千葉でも
32℃。風があるだけ少しはマシだけれど、まだ当分夏日が続きそうである。


台風で2日延期になった甲子園の高校野球も今日から始まった。高校野球は勝っ
ても負けても清々しい。若者同士の真剣で一直線な戦いぶりに、特に野球ファンで
もないのに、つい引き込まれる。一回戦は埼玉・春日部共栄と京都・竜谷大平安。
初回共栄が5点とって先行している。暑い中選手も応援の生徒たちも大変である。
まさに青春真っ只中、両方とも頑張レーッ!(笑)


                                             

今日はこれから佐原の梨園に行って、毎年楽しみに待っていてくれる人(数人)に
梨を送る。遠く東京から買いに来る人もいて美味しいと評判の梨園である。札幌の
息子も梨は大好きなのだが、残念ながら福島の原発事故以来「放射能がコワイか
ら要らない」と断ってきた。小さい子どもたちがいるので、放射能汚染には敏感なっ
ている。シッカリとした調査も対策もとらない政府や東電には抜きがたい不信感を
持っているのだ。息子の考え方は正しいと思う。


梨園でもその辺は心得ていて、予め検査した結果を公表しているが、信じる信じ
ないはその人次第。Edたちはもう老い先が短いから死んでも一々原因は追求で
きない。あまり気にしないで美味しいものは食べることにしている。^^!


                   


お盆休み

2014年08月10日 | Weblog

                 

勤務先は9日から一週間の夏休みに入った。この週末はだから普段にも増して
開放感に包まれている。海外旅行n出かける人の数は昨日9日がピークだったら
しい。生憎台風11号が日本に接近中だし、アフリカではエボラ出血熱が流行って
大騒動だから、旅行者は気が気でなかったろう。


我が家ではこれから3週間、上孫と一緒の生活だから嬉しい反面世話も大変だ。
カミサンは毎日食事のメニューで頭を悩ませ準備におおわらわである。Edは適当
でよいと言っているのだが、主婦としてはそうも行かないらしい。


                                              

先日孫とサッカーの試合を観にいく約束をしたので、ネットでJ1のチケット購入に
トライした。初めてのことで勝手が分からず、購入手続きが済んだと思って支払い
先のコンビニへ行った。コンビニのお姉さんに「予約番号は?」と訊かれて、初め
て手続きが未だ完了していないと分かった。


家に戻ってもう一度最初から手続き開始。そうか、支払い方法の入力に手間取
5分ほどしたら購入確認メールが送られてきた。プリントして再度コンビニへいっ
たら直ぐ発券してくれた。座席指定ビジター席2人分で6,320円也。割りあい高
くないのだ。^^!


                                            

午後から食料の買出し。いつものエコピアと生協店の他、コストコにも行って果
物を仕入れてきた。カリフォルニア産のグレーン・マンゴーが欲しかったのだが、
今年は未だ(?)出ていなかった。安いメキシコ産マンゴーがあったけれど、試食
したカミサンがNGを出したのでやめた。


孫は10日(日曜)佐倉の私立高校にも行く予定にしてあったが、今朝目が覚め
たら外はザーザー降りの雨。5時に起してやり「雨だけど、どうする?」と訊いた
ら「今日は中止にする」という。朝食の心配をしていたカミサンは、孫の返事をを
聞いて安心し、二度寝していた。^^!


休み中は孫と義姉夫婦、孫の叔母(Edの娘)夫婦と二度食事会もあって、何だ
か知らないが予定が詰まっている。これではEdの姉の家へも孫の顔見せに連
れて行こうと思っていたけれど、無理かな・・・

                  


NHKは政府の御用放送局か?

2014年08月08日 | Weblog

                 

毎朝、出掛ける前の1時間ほど、主として当日の天気予報確認のため地デジの
チャンネル1を観ているが、ニュース番組はなるべく見ないようにしている。


特に最近の政治がらみのニュースは酷いもので、まるで政府の御用放送であ
る。TVで流される北朝鮮や中国のTVニュースを滑稽に思って眺めていたが、
NHKの放送内容はそれと大して変わらない。


沖縄の県知事選の話では、沖縄県民との約束を反故にして辺野古移転賛成に
転じた破廉恥な前知事・仲井間を大写しにして再出馬を報じるかと思えば、安倍
内閣改造で石破幹事長の処遇をどうするか、など見たくもない面を長々と写しだ
しやがって、自公の宣伝ばかりじゃないかえ・・・?


こんな偏向放送のために国民から集めた貴重な受信料を使うなっ!

もっと大事な福島の原発事故の汚染水処理問題や大量の核廃棄物の処理を
含めた原発再稼動への数々の疑問点、アベノミクスの破綻と貿易収支の連続
する大幅赤字、TPP交渉の行方、特定秘密保護法に対する国連自由人権委
員会の勧告など等、真実の放送に真摯に取り組め!


アホ会長の「アベ総理が右というのに、私が左とはいえません」という方針通り
にこれからも偏向放送を続けるなら、受信料なんて払わない。NHKは、そもそ
もどちらにも偏らない中立の立場で、正しい情報を発信する義務があり、NHK
放送法にもそのように明記されている。アホ会長と極右の経営委員は即刻クビ
にしろ!


とんでもない奴等を頭に据えて、デタラメな放送で世論操作を画策するな!Y新
聞とかN経済新聞などの御用メディアとつるんで日本を軍国主義国家へ引き戻
そうとしている。世論操作は重大な犯罪行為だ!

                                    

爺さんが独りで怒っても、何がどうなるわけでもないが・・・^^!

               


おつかれさま・・・?

2014年08月07日 | Weblog

                           

社内メールの書き出しに「おつかれさまです」なんて書いてくる人が多くなった。
30代、40代以下の若い人である。そんな書き出しの挨拶にはEdなどは違和感
どころか、「なんじゃ、こりゃ!」と拒否反応が起きてしまう。


言葉は世につれ変化してゆくものだから仕様がないのかもしれないが、どうやら
変な日本語が定着しつつあるらしい。「お疲れ様」は別れ際に相手の労をねぎら
う挨拶のことばとして使われてきたハズなのに、メールの書き出しにいきなり「お
つかれさま」・・・かよ!


時代が変わったんだ。旧くなったEdは、もうそろそろ引退だな。ハハハ・・・

そういえば最近は自筆の手紙やはがきを個人宛てに出す機会が殆どなくなった。
書く必要があれば大抵PCを使ってローマ字やひらがな入力し、漢字変換してい
るから漢字も忘れる一方である。勢い、手紙の書き出しや時候の挨拶などに一々
気を使うことも少なくなってきた。


それでも我々年寄は書き出しだけでなく、その内容、字句の使い方、漢字、最
後の締め括りの言葉なんぞに四苦八苦しているから、いきなり「おつかれさま」
なんて書かれると、一瞬ポカンとして、ここは何処?わたしは誰?・・・な状態に
なっちゃう。


                                     

先日TV番組の「何でも鑑定団」を観ていたら、仙台藩の伊達将宗(だったか?)
自筆の手紙(ホンモノ)が出てきた。昔の人は総じて字が上手である。流れるよ
うな美しい書体で書かれた手紙はあたかも芸術作品のように見えるが、フツ―
の人には読めない。専門家に読んでもらうと簡潔な文章で必要なことは漏らさず
書いてあり実に見事なのである。


人の上に立つくらいだから字を書くことは教養として身に付けていたのだろうが、
離れたところに情報を伝える手段が手紙しかなかった時代にあっては、要領を得
ない手紙では役に立たなかったり誤解を生じるであろうから、上手下手は物事を
左右する要ともなり、大きな影響を与える。名のあるひとが残した書き物がどれも
立派なのは、そういう事情があってのことかもしれない。


さて自筆の手紙であるが、年賀はがきの主に宛名と海外宛てのクリスマス・カード
数通以外は滅多に出すことがない。お歳暮とか何かの機会に贈り物など頂けば
黙っている訳にはいかないから、礼状を書くか親戚だったらお礼の電話で済ませ
る。


義兄の一人に俳句の先生がいて、物知りの上に字も絵も玄人はだしだから年
に一度の年賀はがきでも、こちらから書いて出すものは気が重い。^^!
先日お中元を頂いてしまったのでお礼状を書かなくては・・・と思いつつ、そう
いうわけで逡巡していた。最終的にはお礼の電話にしたのだけれど、近頃は
ジジイでも段々手紙から遠のいて行くわい。^^!