Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

犬や猫

2014年08月29日 | Weblog

       

犬を13年半、猫を5年ほど飼っているうちにカミサンは大の動物好きになった。
もともと嫌いではなかったと思うけれど、歳とともに生き物を大事にする気持ちが
強くなったみたいである。


猫の「もも」が3年前に病気で死んでからは、もう動物は飼わないと云っていた
のだけれど、去年の夏ノラ猫の「ミー」が子猫を2匹連れて我が家に現れてから
は、屋外で餌やりと寝場所の心配で頻りに世話を焼いていた。


「ミー」の足元でチョロチョロしていた子猫も秋口には大分猫らしくなった。ところ
がある日そのうちの一匹が家の前で車に撥ねられて死んでしまい、カミサンは
決心して残った親子を家に入れて飼い猫にした。子猫は雄で「フー」と名付けた
が、一年経った現在は親の「ミー」より一回り大きくなってどちらが親だか分らな
いくらいデカい。


そういう訳で飼い猫にはしたけれど、そろそろ一年にもなるというのに親子揃っ
て警戒心を解こうとしない。今のところ人に”抱かれる”なんてトンデモナイと思
っているらしく、身体に触られることさえ嫌がる始末で、触ろうとすると直ぐに逃
げ出す。心を許すまでには、もう一二年かかるという他人もいるが、Edはそれ
すら怪しいと思っているのだけれど・・・^^!


しかしカミサンは辛抱強く、飽くまで優しく接しているせいか食事時になると「ミー」
はテーブルに上がってきてカミサンから魚とか肉を貰うまでジッと待っている。彼
女にだけはかなり馴れてきたらしい。


最近我が家の周りに見かけないノラが2匹ほどうろつくようになった。カミサンに
話したら、空腹みたいで可哀そうだから餌をあげているという。Edがいくら「止め
ろ」と云っても聞かない。朝勝手口の扉を開けておくと、網戸の向こう側からその
ノラが家の中を窺ってニャーニャー鳴くので煩くて仕方ない。そうすると「フー」も
呼応したように騒ぐので、朝の我が家は完全に”猫屋敷”状態である。困ったも
のだ・・・


                                               

犬、猫が言葉を喋らないからと云って人間の心を読めないということはない。叱
られたとき、褒められたとき、優しくされているとき、彼等は全部解っている。その
時の彼等の動き、表情を見ていればそのことが良く分る。


昨日のニュースで、盲導犬が主人の出勤途中どこかでフォークのようなもので
刺されて怪我を負ったと報じていた。盲導犬はやたらに吠えたり騒いだりしない
ように躾けられているから、怪我を負わされてとき余程痛かったに違いないが
我慢していたらしい。教えられたことを忠実に守るという健気さがあるだけに、
余計可哀そうになった。


そんな残酷なことをする人間は心が病んでいるに違いない。襲われた場所が駅
なのか電車の中か、あるいは歩道なのか分らないけれど、目撃者がいたら案外
早く捕まるかも知れない。犬や猫も人間と同じ生き物、命の重さに違いはない。