Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

3,280キロ・・・(北の大地を行く/2009)⑨

2009年08月28日 | Weblog

        
        
        

8月16日(日曜)朝4時15分、我々の乗ったフェリー・ボート「Silver Queen」は定刻で八戸港到着。バイクは一番最後の下船、5時10分だった。そのまま走って八戸ICから高速へ乗り、朝靄をついて一気に岩手山SAまで。
フェリーは2等寝台だったから、大部屋の雑魚寝ではないし、ましてや廊下で枕だけという”3等”ではなかったので、ベッドは確保されていたのだが昨晩は殆んど眠れなかった。
SAのレストランで朝食をとってから、Andoさんに目覚ましのコーヒーを沸かしてもらった。早朝は少し眠たかったけれど空気が冷たかったせいかコーヒーを飲んだらスッカリ目が覚めた!

        

紫波SAで2回目の給油。私以外、皆さんは仙台でもう一泊して帰られるということなので、一応ここでお別れの挨拶をした。
9日間大変お世話になり、ありがとうございました。

TVニュースで度々流していたので、大渋滞を予想して私は先へ先へと急いた。鶴巣SAで3回目の給油をした辺りから込み始めた。国見ICで凡そ10キロとの渋滞情報。ゆるゆる走るか殆んど止まる状態になってきたのですり抜け開始。一人なので注意して速度はゆっくり、後から来るバイクは先に行かせる。国見の大きな渋滞を抜けたら、あとは所々の小さな渋滞だけ。郡山JCTから磐越に入ったら普段と変わらず良く流れている。阿武隈高原SAでホッとして30分ほど休憩した。

いわきJCTから常磐道に入っても車の流れは変わらず、4時半ころ無事に牛久・阿見ICへたどり着いた。自宅までの下道は少し混んでいて、布佐大橋は数百メートル詰まっている。仕方なく川上の栄橋(有料)を渡った。
自宅近くで給油、トリップ・メーター”B”は3回まわって283キロを指していた。やれやれ、我ながら良く走った・・・^^!


定番・・・(北の大地を行く/2009)⑧

2009年08月26日 | Weblog

北海道の旅もいよいよ今日が最終日、ここまで来たら富良野・美瑛を訪れない手はない。

幸い帰りのフェリーは夜中の便、時間は十分ある。帯広からはR38で狩勝峠を越えれば割合近いのだ。狩勝峠は急なカーブが殆どなく穏やかなワインディングが続くアメリカン・バイク向きの道である。Andoさんは以前、急勾配を喘いで登る機関車の写真を撮りに何度か訪れたことがあるという。頂上の休憩所で一休み。展望台からの眺めが素晴らしい。

       
       
       

富良野へ入るとメロンの直売所があちこち目に付く。素朴な農家がやっている一軒に立ち寄り、お土産は買わない代わりに自宅に一箱送った。試食させてもらったメロンは赤肉だけれど、甘くて美味しかった。

富田ファームを目指したのだけれど、手前の市営公園(お花畑)に入り、ラベンダー・ソフト・クリームを食べた。この時期ラベンダーの花はもう終わってしまい、何処にも咲いていないという。
富田ファームはパスして美瑛へ向かった。丁度昼時に差し掛かったので、美瑛の街中のレストランに入ってゆっくり昼食を食べた。

               

食後、オジンさんの先導で美瑛の美しい畑道を通って苫小牧へ向かい、道内であと2泊する予定のみささんとは途中でお別れとなった。
その後雨雲に追いかけられながらも、逃げ切って無事夕方5時前にフェリー乗り場に着いた。

この間、時速70~80キロで210キロほど走ったが、燃料の警告ランプがまだ点灯しない。フェリー乗り場に着いてから給油したら11リッター強入った。驚くなかれリッター当たりの燃費は19.3Km、これまでのベストだった。

               

夜8時、乗船。一風呂浴び、自販機コーナーのテーブルで、買ってきた缶ビールやチューハイで乾杯!暫くすると通路まで乗客で混んできたので、早々に引き上げて各々のベッドに入った。


強運・・・(北の大地を行く/2009)⑦

2009年08月25日 | Weblog

旅館「二美喜」の窓を通して、激しく雨が降っているのが分かる。激しい雨は明け方まで続いた。5時ころ一旦目を覚ましたけれど、この雨では・・・と思って、また布団の中にもぐりこんだ。
暫くしてTVのスイッチをいれ、天気予報を見てみたら案外早く回復しそうなことが分かった。朝食後皆で相談の結果、出発を1時間を遅らせて9時とすることに決めた。

8時ころには雨は小雨状態となり、9時には霧雨程度になった。昨日濡れた衣類や靴はボイラー室にいれておいたお陰でスッカリ乾いている。道路はそれでもシッカリ濡れているだろうから、とカッパは上下とも付けて出た。
予定通り9時、開陽台をめざして旅館を出た。雨はやんでいて路面からのしぶき以外、もう濡れることはなさそうだ。
途中給油のために立ち寄ったスタンドで尋ねたら、開陽台はガスって見通しが利かないという。そこで急遽行き先を変更、摩周湖へ行くことにした。

摩周湖へ近づくにつれ、雲が切れて少し青空が覗きだした。11時半摩周湖到着。何という強運、霧で有名な摩周湖は全体が見通せるばかりか、この辺りだけ所々青空が見え薄日さえさしてきた。今朝方の根室の激しい雨が信じられない!

         
         
         

お昼は近くのレストラン「摩周」で漬け麺ソバなるものを食したが、これはあまり頂けなかった。やはりソバは甘辛の濃い汁でないと・・・^^;

食後は阿寒湖へ向かい、2時半湖畔のアイヌコタンの村到着。アイヌの民芸品を並べた小さな店が軒を連ねている。アリゾナ州のインディアン居留地を思い出す。どこの国でも先住民は隅のほうに追いやられて、観光客相手に土産物などで細々そ生計をたてている。うらぶれて何となく物悲しいアイヌコタンの村だ。
阿寒湖の周囲はホテルや旅館に占領されていて、建物が壁になって道路からは湖が全く見えない!湖の眺望は誰のものでもないのに、こういうかたちで一般の視界を遮るのは如何なものだろうか・・・
阿寒湖にはもう二度と来たくない!

         
         

1時間ほど散策してからアイヌの村に別れを告げ、道内最後の宿泊地帯広に向かった。4時半ホテル到着。例によって慌しくシャワーを浴びたあと、夕飯を食べに街に出た。飲み屋で軽く呑みながら腹ごしらえを済ませ、六花亭で和菓子とコーヒーのデザートを楽しんだ。

表通りが、突然いやに賑やかになったと思ったら、お祭りの御輿が!帯広は夏祭りだ。裏通りは屋台と模擬店でびっしりうずまっている。
花火の音も聞こえてきたが、酒も入って歩くのが億劫になったので、オジンさんと二人だけ屋台でもう一杯焼酎を引っ掛けてからホテルに戻った。

         
         
         


ああ花咲蟹・・・(北の大地を行く/2009)⑥

2009年08月23日 | Weblog

朝から雨を覚悟していたのだけれど、とりあえず「船長の家」を」出るときはまだ降りださずにいてくれたので気持ちの上では大いに助かった。
しかし用心と保温のため雨カッパは着込んで知床半島へ向かった。10時半、オシンコシンの滝に到着。30分ほど見物してから近くのスタンドで給油し、知床峠越えにかかった。

        

最初霧だけだったのが霧雨に変わり、道の駅「羅臼」に付く頃は大粒の雨になってしまった。丁度昼時になったので、シレトコ・ラーメンで腹ごしらえしてから根室へ向けて出発。
雨はいよいよ本降りとなり、冷たいしヘルメットやWSに雨滴がまとわり付いて視界がすこぶる悪い。海沿いのR244は途中休憩できるような施設や道の駅がどこまにも無く、みんな無言で走り続けた。

標津町に入ってようやくガソリン・スタンドを見つけて飛び込んだ。みんなで給油した後そこで少し休憩させてもらった。思いがけず、スタンドの方が暖かいコーヒーを入れてくれ感激!

ようやく少し人心地がついて再び雨の中を走り出した。こういう日は何処に行く気もせず、早く濡れたカッパを脱ぎたい一心で今日の宿泊先、旅館「二美喜」へ真っ直ぐ向かう。
到着が3時半で、少々時間が早かったけれどチェック・インし、女将に頼んで濡れたカッパや靴、手袋、ヘルメットなど全部ボイラー室に入れさせてもらった。

この旅館は部屋も綺麗だし、トイレや廊下、その他館内の隅々まで掃除が行き届いていて清潔で気持ちよい。これなら家族と来ても安心して泊まれる。
夕食も上品でボリュームも適度だった。この晩もカニが出た。昨晩食べ損なった例の花咲き蟹である。食べてみたらこれが実に美味!
身が締まって甘みがあり、今が旬で一番美味しい時期だそうである。
我々は知らないから昨晩は毛蟹やタラバ蟹を最初に食べてしまったが、どうやら食べる順番を間違えたようだ・・・返す返すも残念(笑)


飽食・・・(北の大地を行く/2009)⑤

2009年08月23日 | Weblog

旭川のホテルを朝8時に出発。今日はサロマ湖までなので、R333で湧別経由だと時間が余り過ぎてしまう。少し北上して名寄、興部経由で海岸沿い走ることに。

名寄のR40沿いは所々ひまわり畑が綺麗。急ぐ旅ではないので早速「道の駅なよろ」に入って小休止。またAndoさんがコーヒーを沸かしてみんなにふるまってくれた。

        
        
        

途中の士別のR40は、市内50メートル置きに信号だらけで煩わしかったけれど、市内をぬけてR239(下川国道)に入ると青空の下に広々した緑が広がる。時速80キロ以下で行く一本道は、眠たくなりそうなほどノンビリした時間だ。
1時間ほど走り、西おこっぺ花夢(道の駅)で本日2回目のPタイム。
30分ほど休んでから更に1時間走り、時計を見たら12時半。俄かにお腹が空いてきたので、軽くお昼を食べようとレストランを探していたら国道沿いに喫茶店「麦」を見つけた。迷わず入る。
ナポリタンを注文して待っていると、間もなくコーヒーが出てきた。
アレレ・・・注文してないけどサービスかな??
遠慮なく頂いていると、店のオーナー氏が現れて「私もバイク乗ってるもんで、つい嬉しくなって・・・」
なるほど「それでコーヒーが・・」と納得。暫くバイク談義を楽しみ、食後は店の前でオーナー氏と記念写真。思わぬめぐり合わせが楽しい。

        
        

ここからはサロマ湖までR238で一直線。時間があるので原生林でも観て行こうということにしてあったが、入り口が分からず十数キロ行き過ぎた!
折角ここまで来たのだから、と引き返したが、残念ながら花のシーズンはとうに過ぎていて、緑一色。記念撮影だけして早々に引き上げた

        

5時半、本日の宿泊先民宿「船長の家」到着。すでにたくさんのバイクが停まっている。空が怪しくなり、今にも降りだしそうなので急いで荷を解き、特別食付き一泊10200円を払って入室。
5年前より部屋は内装が綺麗になっていたが、その他の設備は相変わらずややお粗末。早速大浴場(と云っても精々7,8人用?)に入って汗を流し、期待の夕食を待つ。

6時半夕食のアナウンスがあったので、いの一番に食堂へ行く。指定のテーブルには既に料理が所狭しと並んでいて、飲み物を置くスペースすら少ない。まるごとの大きな毛蟹、タラバ蟹、花咲き蟹のほかにタラバ蟹の足のしゃぶしゃぶ、刺身、焙ったもの、蟹飯、蟹サラダ、蟹のお吸い物・・・と蟹尽くし!! そのほかホタテ、甘エビ、魚の煮付け、茶碗蒸しなどものすごい量!
私はビールのあと冷酒を飲みながら、「全部平らげてやろう」とひたすら目の前の料理と格闘した。しかし皿の料理だけは大体やっつけたけものの、丸ごとの蟹は毛蟹一匹とタラバ蟹四分の一だけでギブアップ、蟹飯にも殆ど手が付けられず、花咲き蟹は丸ごと残ってしまった。

        
        
        
        

それにしてもこの山のような料理、世界には飢えで苦しむ人たちが多いというのに、少しやりすぎではないかと、食べながら後ろめたさを感じてしまった。周りのテーブルを見回してみても我々同様、持て余して食べ残している客が多かった。飽食ニッポン!罰当たりである・・・

        
        


にしん街道・・・(北の大地を行く/2009)④

2009年08月20日 | Weblog

小樽から旭川へ向かう途中、増毛に寄ってオジンライダーさんのバイク仲間「マム」さんに逢うため、海沿いのR231を行く。
別名にしん街道と呼ばれるこの道の途中に「厚田村」がある。にしんの北上とともに倭人の出稼ぎも、増毛、天塩、と次第に北上するのだが、天保11年(1840年)頃までは、この厚田が北限であったらしい。
天気が良いので、見晴らしの良い国道沿いの厚田公園でノンビリ時を過ごした。

       
       

12時少し前、増毛町に到着、「マム」さんお奨めの居酒屋「忠」でお昼にする。上にぎり(¥2000)を頼んだ。シャリの小さな上品な寿司で、合格!回転すしの団子のような寿司は、どうもいただけない。
間もなく「マム」さん登場、華奢な大人しい感じの女性である。つくばの女性ライダー「Nori」ちゃんと親しいとのこと、早速携帯メールでNoriちゃんにマムさんと逢ったことを伝えた^^!

       
       

増毛からは途中まで無料の高速に乗り、本日の目的地、旭川へ向かった。ここから有料というIC手前でETCカードを挿入し、そのまま旭川まで高速走行。フーさんとみささんは我々アメリカン・バイクを置き去りにしてすっ飛んでいったけれど、私は100キロでトコトコ「亀」走行を続ける。結局は大差ない時間で同じ場所に着くのだけれど、速いバイクは高速で飛ばさないと満足できないのだ・・・(笑)

旭川の市内は結構車が混んでいて、旭山動物園までの10キロがノロノロで参った。おまけに晴れて気温30℃以上。入園して混雑する園内を皮パンで歩いたが、流石に参った!
TVで大々的に報道されて以来、有名になった旭山動物園だけれど、思ったより小規模で、目玉はあの白熊とアザラシ館だけだった。
チョッとがっかりだなあ・・・^^;

       
       
       
       暑さに参った動物たち・・・


親切な人・・・(北の大地を行く/2009)③

2009年08月19日 | Weblog

函館から小樽へ。
ホテル8時出発だったので、ガスが足りない私とAndoさんは一足先に近くのスタンドへ行った。・・・ガ~ン、まだ開いていない!
開店準備をしているお兄さんに「まだ?」と訊くと、「8時からです。もう少しお待ちください」
北の大地は朝もゆっくりなんだぁ・・・
5,6分してスタンドのお兄さんは早めに給油してくれた。

今日も朝から暑い。走り出して30分ほどして「みさ」さんのバイク(BMW・F800ST)にトラブル発生。昨日と同じ症状だとかで、リア・ブレーキが固着して後輪が回らない。皆であれやこれや思案したけれど原因がわからない。そうこうするうち、15分ほど経ったらブレーキが冷めたのか車輪が回るようになった。
やれやれ、と再出発。・・・が、少し走ったところでまた再発。
「みさ」さんは、何処かで修理して後から追いかけるから先に行ってくれ、というので我々4台は彼を残して一足先に小樽を目指した。

太平洋側のR5を北上し、長万部の少し手前で「みさ」さんから無線が入ってきた。どうやら自分でブレーキの遊びを調整して直ったらしい。
給油した長万部のスタンドで待つこと凡そ15分、「みさ」さん到着。よかった、よかった。


        
        

長万部から半島を横切って日本海側へ出た。海沿いにR229を行く。陽に映えて海は手前がエメラルド色に、沖は濃紺に輝き目の覚めるような美しさ!
昼近くなったので、休憩がてら道路脇の小さな食堂を見つけて入った。
私はホッケの焼き魚定食を、他の皆さんはいくら+雲丹+イカ3色丼
を注文。ホッケは開いて風干ししただけの(塩も振ってない)素朴な味だった。

        
        
        
        
        

昼食後1時間ほど走ったところで小さな海水浴場(泊村)を見つけ、小休止。快晴で陽が強いので、バイクは歩道のアスファルトに止め、道路反対側の小さな橋を渡った岩陰に陣取った。Andoさんがコーヒーを沸かしてくれたので、15分ほどコーヒー・ブレークとなった。
暫くすると、地元の方と思しきお年寄りが橋を渡ってきて、バイクのスタンドがアスファルトにめり込んでいるから、マンホールの鉄蓋の上に移動したほうがいい、わざわざ我々の所まで知らせに来てくれた。
急いでバイクのところへ戻ると、フーさんのFJRと「みさ」さんのBMWがアスファルトに穴を開けていた^^!
親切なおじさんのお陰で、事なきを得た。ありがとうございます!

        
        

3時半、積丹半島の突端「神威岬」到着。岩の稜線を歩いていけば、海に突き出た本当の突端までいけるのだが・・・止めた。
去年孫たちと来たときはえらく風の強い日だったけれど、今日は穏やか。人の数も結構多い。確かあの日トイレの前で逢った真っ白の大型犬が今日も来ていた。

        
        
        
        
        

午後4時、神威岬をあとにして小樽へ向かう。相変わらず海沿いの道は美しく、観ていていつまでも飽きない。5時ホテル到着。
例によって慌しくシャワーを浴びてから、夕食を食べに街にでた。私はもう3度目なので、運河も土産物屋もレストランも大体こんなもの、という予備知識があったから、別に興奮も落胆もしなかったけれど、過大な期待をもって初めて訪ねてきたオジンライダーさんはがっかりした様子。日本の観光地は何処へ行っても大体こんなものでしょう・・・^^!
レストランで飲んだ地ビールは美味しかったけれど、小グラス一杯860円はチョッと高すぎでは・・・?
もっとも、3杯も呑んじゃった私とオジンライダーさんはチト飲みすぎ!

        
        
        
        


津軽海峡を渡る・・・(北の大地を行く/2009)②

2009年08月18日 | Weblog

津軽海峡を渡るのは初めてである。その昔、まだ北の大地が蝦夷(エゾ)地と呼ばれ、松前藩の支配下にあった頃は、潮の流れが速く霧の多い津軽海峡を渡るのは大舟といえども難儀だったらしい。(司馬遼太郎の「菜の花の沖」に詳しい)

昨晩泊まったむつ市のホテルから大間まではほんの30キロほどの距離だけれど、11時15分発のフェリーに乗るため余裕をみて8時に出発した。
フェリー乗り場に9時到着、乗船手続きを済ませてから近くの大間崎へ行った。ここは本州最北端というだけで観るものは何もない所だけれど、「最北」の名に惹かれて結構観光客で賑わっていた。殆どはフェリーの出発待ちの人たちだったかも・・・^^!

        
        

バイク置き場に並んで待っているとき、出航間際にキャンセル待ちのバイクが4台我々の後に附いた。旅行会社の手違いで我々の分がダブル・ブッキングされていたとかで、キャンセル待ちしていた若者たちは予期せぬ幸運に喜んでいた。

        

いつものことながら、滑りやすいフェリーの床に注意しながら無事バイクを所定の位置に入れて、上甲板の客室に上がると、フーさんとオジンさんがさして広くもない喫茶室のソファーを4人分確保していてくれた。お陰で、たった2時間の航海だけれど、ゆったりと過ごせた(^^)

        
        

函館山が真近に迫ってきたころ青空が広がり、函館に上陸した途端に真夏の蒸し暑さに!涼しい筈の北海道も東京と大差ない気温だった。
ここで5人目のメンバー「みささん」が合流、これで全員揃った。

一足先に函館に着いて待ってくれていた「みささん」の先導で五稜郭とレンガ倉庫街を見物。しかし、あまりの暑さに負けて早めに宿に行くことに決め、5時前には湯の川温泉平成館・海洋亭に。

        
        
        

宿の温泉は屋上、14階にあり抜群の見晴らしである。
本当は函館山の展望台からの夜景が見たかったけれど、雲がかかっているし旅館からは遠いので、諦めて夕食後海岸に出て散歩した。
流石に夜は涼しくて、ようやく北海道の快適な空気を満喫した。

        

函館には、蝦夷地開拓に大いに貢献した回船問屋・高田屋嘉兵衛の資料館があり、訪ねてみたかったのだがグループ行動では勝手なことも出来ず、いつか単独で来るときまで残しておくことにした。


ヘロヘロ・・・(北の大地を行く/2009)①

2009年08月17日 | Weblog

出発の朝。8月8日午前4時35分。昨晩の激しい雨はやんでいて東の雲は切れて少しだけ青空も覗いている。
本当は、昨夜のうちにバイクを玄関の外に出しておきたかったのだけれど、あの雨ではどうしようもない。仕方なく今朝は3時半に起きて例の「儀式(バイクを階段下に下ろす作業)」をやった。

圏央道・牛久阿見ICまで30分も掛からず、Andoさんとの待ち合わせ場所美野里PAには5時半に着いてしまった。ついさっきまで空が明るかったのに、高速に乗る辺りから霧が濃くなり美野里PAでは霧雨状態になってしまった。程なくAndoさん到着。先を読んで雨カッパを着用。

お盆の大渋滞を予想していたのだけれど、常磐道はまだ朝が早いこともあってか、少し車が多い程度で流れは普段と全く変わらない。
6時40分日立中央SA着。ここで見送りに来てくれた「いち」さんと久しぶりに再会。
歩行中の事故の後遺症でまだ苦しんでいるとのことだったけれど、見たところ少しやせてスマートになり、そこそこ元気そうだった。
霧雨状態だしバイクではなく可愛らしい本田ビートで来てくれた。器用で相変わらずレストアが好きな「いち」さんらしい。

        
        

いちさんと別れて常磐道を北上、いわきJCTで磐越道に反れ、阿武隈高原SAで給油のため小休止(9時丁度)。オジンライダーさんから東北道は渋滞で少し遅くなると連絡が入った。霧雨もやんだのでカッパは脱いだが、空は相変わらず曇天。

        
        

我々は予定時間より早く着いてしまったので、阿武隈高原でゆっくりPタイムを過ごしてから、オジンさんたちと合流する安達太良SAへ向かった。安達太良SAには9時到着。道路情報通り郡山JCTから東北道に入った先は渋滞している。

待つこと凡そ30分、オジンライダーさんとフーさん到着。これで今日のメンバーは全員集まった。また小雨が降り始めたので再度カッパを着る。ホントに嫌な天気だ!

その後は、足の一番短い私のバイクに合わせてスタンドのある大きなSAで給油しながら、夕方6時半に今晩の宿泊先「ユニサイト・むつ」にヘロヘロ状態で到着。トリップ・メーターは750キロを超えていた。
一日の走行距離としてはこれまでの最長である。流石に疲れた・・・

シャワーを浴びてから、夕食を食べに近くの居酒屋へ。酒のつまみにホヤ(酢の物)とイカ刺しをとった。ホヤは初めてだったけれど結構いける。イカは新鮮そのもの、身はキラキラ光って柔らかく、腸(ワタ)がコロッとしていてこれまた美味!イカの腸なんて塩辛以外食したことが無かったけれど、新鮮だとこんなに美味しいものなんだあ・・・新発見!

旅の最初の晩、最初のビールで乾杯!
いよいよ明日、北の大地へ渡る・・・

        
        


北海道ツーリング・2009

2009年08月05日 | Weblog

            

今月8日から、5年ぶり2回目の北海道ツーリングに出発する。

メンバーは、今回もオジンライダーさんたちと5人(前回と一緒なのはオジンライダーさんだけ)で、いずれ劣らぬGさんライダーばっかり^^!

往きは青森県・大間までの凡そ700キロを陸路で走り、フェリーで函館に上陸する。その後は小樽、旭川経由で道東・網走へ抜け、根室、釧路、帯広などを経て苫小牧へ戻るコース。
帰りは15日夜苫小牧からフェリーで八戸へ渡り、16日は再び陸路でひたすら千葉まで走る。
道内では一日平均200キロほどの短い走行なので、多分ゆっくりできると思う。

という訳で、このブログは暫く更新できません。
10日程お休みさせて頂きますので、またよろしくお願い致します^^*

              


Tak: 8、9日目(最終日)

2009年08月04日 | Weblog

先週の金曜日(7月31日)はBaちゃんの知り合いが開いている子供たちの「お絵かき教室」へ特別参加させてもらった。Takは絵を描くのが嫌いではないらしく(本人に直接訊くとあまり好きじゃないという・・・^^!)札幌の自宅にも壁に大きな(1m四方大の)Takの絵が飾ってあり、Gちゃん馬鹿だけれどなかなか上手である。
お絵かき教室では、自由課題で彼はスケッチブックの画面いっぱいに「木」を描いてきた。線が伸び伸びしていて迷いがなく、見ていて気持ちよい。親へのお土産に宅急便で送った。

            

8月1日(日曜)。今日が最終日なので夕方から近くの義姉夫婦を招いて皆で食事会をすることになった。それまでTakはヒマ(?)なので、私と一緒に「もも」の散歩に付き合い、その後約束のザリガニ獲りに行った。
裂きイカを糸の先につけて、糸の反対側は棒切れに結び付けておく。田圃の用水路に裂きイカを投げ込んで、待つこと数十秒。Takは直ぐに釣り上げたが、ザリガニを怖がって手で掴めない(笑)。
地面に下ろしてやると、小さいザリガニはピチピチ跳ねるが、やや大きめのものはハサミを開いて威嚇する。背後から捕まえてからTakに持たせようとしたが、駄目。結局Takが獲ったザリガニは、全部Gちゃんが餌から外して川に戻した^^!
Takの意気地なし!!
1時間ほど遊んで疲れたから、もう帰ろうとしたら、もっと大きいやつを獲りたいと更に30分粘った。しかしこの辺は漁師がザリガニを仕掛けで獲ってしまうので、時期によっては大きいのは滅多に獲れない。ようやく最後に、赤く色付いたやや大きめのやつが獲れたのでお終いにした。

        
        
        

3人で川の字で寝るのは今日で最後。忙しく過ごしていたせいか、あっという間に一週間過ぎてしまい、Takがやって来たのが何だか昨日のような気がする(笑)

帰りの朝、慌しく軽い朝食をとって荷物をまとめ、羽田へ送っていった。
Takは飛行機を待つ間も淡々として過ごし、手荷物検査のゲートをくぐってからはBaちゃんを一度も振り返らなかったので、Baちゃんはチョッとおカンムリだった(笑)。
冬休みにまた来るそうである・・・元気でね!
やれ、やれ・・・^^:

        
        


Tak:7日目

2009年08月01日 | Weblog

今日は土曜日なので少し朝寝坊して、6時に起床。8月とは思えないくらい涼しい。「もも」の散歩がてら一通り庭の草むしりを済ませてから、8時にTakとBaちゃんを起こした。

Takは「もも」に触りたくて仕方ないのだけれど、少しだけコワイ^^;
「もも」がアイロン台で寝ているところへTakがやってきて、オッカナビックリ「もも」の尻尾に触っている。「もも」がキッとなって振り返ると、Takが慌てて手を引っ込める。そんなことを繰り返しているうちに、「もも」は逃げてしまった。「もも」は、この家では自分ほ方がセンパイだと思っているらしく、Takに対してはやや尊大な態度をとって可笑しい(^^)

        
        

そろそろTakの滞在日数も残り少なくなってきた。忘れない前にTakの弟Rinと妹Yukのお土産を買っておこうと、二人で成田のトイザラスへ出かけた。RinにはTomikaの「交差点」とミニカー3点、そしてYukには音の出るおもちゃの鍵盤を買った。
Takのショルダー・ザックに全部は入りきらないので、嵩張るディズニーの指人形や衣類は、文房具と一緒に宅急便で別送りにした。

Takはこちらへ来る前から、Baちゃんに「うなぎが食べたい」とリクエストしていたので、夜はうなぎを食べに外食することにして、午後からいつも通り来週の食料の買出しへ。

午後6時家を出て、成田の和食レストラン「川豊」へ行った。Takと私は”上”うな重を注文、うなぎが苦手なBaちゃんだけ刺身定食。田舎のレストランだけにご飯がやや多すぎる嫌いはあるが、味はまあまあ良かった。Takもご飯を残して「うなぎ」だけは完食。
とりあえずTakの希望は満たせたかな・・・?