Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

矮小化

2014年12月31日 | Weblog

                  

茨城県西部の野菜農家が福島原発事故による風評被害を理由に集団でADR
(裁判外紛争解決手続き)なるものを準備中だという。2013年3月までで打ち切ら
れた被害の保障を求めて、それ以降今年の6月までの15ヶ月分10数億円~20
数億円を請求するという。


そもそも”風評被害”とは一体なんであるか。あたかも根も葉もない単なる噂などで
被害を被った、という風に聞こえるけれども、福島の原発事故で放射能汚染が東
京、埼玉、千葉、を含む東日本の略全域に亘ってバラまかれたのはまぎれも無い
事実である。しかも政府は事実を覆い隠して、ことさら事を小さく見せようとばかり
して、国民に真実を語ろうとしない。政府の云うことなど国民は信用できなくなって
いるのである。


そういう状況の中で、この商品は「安全です」とか「国の基準を下回っています」と
云われたって、無色透明で危険な放射能汚染食品は誰も口に入れたくない。一旦
体内に入ってしまったら一生内部被爆に曝され、いつ癌に罹るかわかったもので
はない。微量といえども、”このレベルまでなら安全”などと一体誰が決めたのか知
らないが、今直ぐ異常が起こるわけではなく、長い期間経過とともに癌を発症し、
且つ因果関係を明らかにすることが出来ない、という怖さがある。


Edのような年寄りはもういつ死んでも不思議はないのだけれど、それでも金儲け
主義のために推進されてきた原発の事故による放射能汚染物を食わされて死ぬ
のは御免である。


                                            
 
ADRを準備中の野菜農家は、何故原発に反対して訴訟を起さなかったのだろう
か。彼等が”風評被害”と呼ぶ問題の根本原因は危険な原発のせいであり、今後
も日本全国何処でも起こりうる由々しき問題である。そうであってみれば、「金さえ
貰えば・・・」という発想は、本質を見誤った事実の矮小化であり、些か身勝手な主
張に思える。


そういう浅はかな考え方、問題解決のやり方の反対側には、安倍政権の常套手
段”札束で頬を叩いて”問題解決を図るという人倫にもとる不道徳なやり方があ
る。


件の農家の人たちは、どうせ代々自民党を支持してきた茨城県だから金さえ貰え
ばそれで良いのかもしれないが、もしそうであるなら”風評被害”などと云う資格は
ない。あなた方は原発に賛成してきたのだし、これからも更なる原発推進に異議を
唱えることもしないのだから、野菜が売れなくとも自業自得というものである。


                    


家出

2014年12月28日 | Weblog

 

冷え込みが厳しくなってきた。早朝ウォーキングは暫く休むことにした。だらしなく
なってきたものだ、若い頃は周りの他人のいうことなんて聞く耳を持たなかったの
に・・・


昨日から10連休に入り、目覚まし時計とは暫くお別れしたのだけれど、体内時計
の成せるワザかいつもの時間に目が醒めてしまう。トホホ・・・である。まだ暗いし
寒いからこんな時間に起きるのもヤなので、本でも読もうとベッドの中で30分ほ
ど・・・いつの間にかまた眠ってしまい、次に目を覚ましのは7時半だった。


                                             

なんぼなんでも10時間は寝過ぎ。着替えて階下に降りてゆくと早速、猫が朝食の
催促。家の中でも気温は3度か4度Cだから毛皮を着ているとはいえ寒いのだろ
う、いつもは2匹で固まって寝ているのだけれど、今朝はもう猫たちも起き出してい
た。


我々人間も朝食を終え、今日は千葉まで孫たちに送る正月用の品物を買いにゆく
予定だったから、少しノンビリとしていた。猫の「フー」が朝からづっとうるさく鳴いて
外を気にしている。外へ行きたいのかと思ってガラス戸を開けてやった。カミサン
は「外へはいかないよ」という。試しにそのまま戸を開けておいたら、やがて出てい
った。


猫は家に着く、とよく言う。家には必ず戻ってくるという意味で、事実これまでの猫
は脱走しても半日もすれば必ず戻ってきた。なので11時頃家を出てそのまま買い
物出かけた。


夕方買い物から戻ったが「フー」は家には戻ってこなかった。夜になって次第に寒く
なってきた。腹もすかしていることだろうに一向に姿を現さない。野良猫の習性が
蘇ってしまったのだろうか・・・


「フー」は野良猫だけれど、生まれてからまだ一度も冬の夜を屋外で過ごしたことがない。
チョッと心配である・・・

                     


年末

2014年12月26日 | Weblog

                  

勤務先は明日27「日(土曜)から休みに入る。年末・年始の休みといっても10日
間である。8月のお盆休みや5月の大型連休と大差ない。それでも正月は我々の
ような旧い日本人にとっては特別だから、この連休は何かと気忙しくはある。^^!


カミサンと二人だけの生活では、もう以前のように家の掃除をシャカリキにやるこ
ともないし、精々窓ガラスの掃除と風呂場をいつもより少々丁寧に掃除したら、そ
れであらかた終りである。^^!

尤も、一人だけ寝転んでTVなど観ていれば「暇そうね!ちょっとこれ手伝って!」
と云われるのは目に見えているから、暮は成るべく忙しく(自分のために)クルク
ル動いているほうがよい。(笑)


年賀状は既に書いて出した。もう多分これからは逢うことも無さそうな旧い友人
や、知人にはそろそろ出すのを止めようかと考えているのだけれど、イザとなると
なかなか踏ん切りがつかない。年賀状でお互いに、生きていることを知らせ合っ
ているかのようで何だか妙な気分である。ま、大したことではないから続けている
ようなもので、完全に惰性である。ハハハ・・・


外国の友人に出すクリスマス・カードも似たようなものだけれど、こちらは全部手
書きだし数も少ないから一応書く内容には毎回頭をひねらないとならない。向こう
のひとたちは、大概この一年で身の回りに生じたトピックスを書き送ってくれるの
で、暫く逢っていないのに向こうの様子がよく見える。なのでEdも真似して近況を
書き送ることにしている。何分不自由な英語だから時間ばかりかかるけれど、そ
れはそれ、勉強だと思って毎年頑張っている。^^!


                                            

歳をとるにつれて昔を懐かしむ気持ちが強まるのか、子供の頃の正月の風景を
思い出す。粗末なボロ家に貧乏家族9人が肩を寄せ合って生きていたから、正月
といっても何も贅沢は出来なかったのだけれど、それでもお袋が丹精込めて作っ
てくれた煮しめやつき立ての餅、ミカンなどがあって普段とは違うご馳走にウキウ
キしたものである。


正月は貧乏人ながら、少しかしこまって挨拶をしてから食事を始めた。大人たち
はそれからお酒を呑むので、まだ幼かったEdと弟はすぐ退屈して近所の子どもた
ちと遊びにでる。手作りの竹馬や、メンコ、ビー玉、チャンバラ・・・寒空のなか鼻水
たらしてよく戸外で遊んだ。


何もない時代だったけれど、近所の子どもたち皆で集まってワイワイ大騒ぎして
遊び、楽しかった。物質面では貧しかったけれども、他人と他人との繋がりが強く
て、精神面では案外恵まれていたのかもしれない。


                                            

さて、現代を生きる札幌の孫たちはどうしているだろうか・・・

正月はスカイプでお喋りでもしよう。クリスマス・プレゼントはしないけれど、お年
玉だけは少し用意してあるから正月用のハム・ソーセージと一緒に送ろう。^^!


                      


立川

2014年12月25日 | Weblog

 

30代中ごろまでは東大和市が生活の拠点だったから、会社へ行くにもチョッとし
た買い物をするにも先ずは立川へ出た。しかしその後千葉県へ引っ越してしまっ
たから立川とは縁が切れてしまった。駅前の記憶もあやふやになってしまい、以
前確かに在ったと思っていた伊勢丹は自分の思い違いなのか、駅前バス通りを
隔てた反対側に在った。^^!


カミサンに「伊勢丹は以前駅前通りの反対側になかった?」と云ったら、Edの記
憶違いだと完全に否定されて自信を無くした。以前、何かの機会にカミサンの親
戚数人と食事会をしたことがあり、その場所が伊勢丹の中に入っていた和食「吉
兆」だったと記憶していたのだが、現在の伊勢丹に「吉兆」はなかった。いよいよ
ボケたかな・・・


それにしても立川駅前北口も大きく変わってしまい、考えてみればもう大昔のEd
の記憶と合致する筈はないのだった。以前あった緑川は暗渠になって上を広い
車道が走っており、曙橋という交差点の名前だけが辛うじてむかし川だった証に
なっている。


もう昼時だったので、伊勢丹の駐車場は混んでいて30分待ちだという。末のは嫌
なので少し離れた提携駐車場に車をいれ、歩いてデパートまで行った。千葉へ来
てからはデパートと云えば松戸の伊勢丹か千葉三越がメインになっていたのだけ
れど、カミサンの求める寝具(布団カバー)が松戸の伊勢丹には置いてなくて立
川店にある、というのでわざわざ墓参りの帰りに立川まで足を延ばしたのだった。
^^!


                                           

立川の米軍基地はベトナム戦争後返還されて現在は広大な昭和記念公園になっ
ているけれど、その昔は現在の高島屋デパートのある辺りにゲートがあって、鉄
条網で囲われたその向こうは広々とした芝生で覆われた米軍占領地帯。北に向
かって砂川まで長い滑走路が伸びていた。


ベトナム戦争の頃Edは滑走路北端からほど近い都営村山団地に暫く住んでい
た。4発の大型輸送機グローブ・マスターが朝から晩までひっきりなしに団地を掠
めて飛んでいくので、ガラス窓はその度に割れんばかりにビビり、赤ちゃんや幼
児は驚いて泣き出すし、住民は気持ちの休まるときが無かった。現在の沖縄の人
たちの苦痛も少しは理解できるのである。


                                           

学校を終えて最初に就職した会社は立川の北に位置する東大和市で、隣接する
敷地に小さな米軍施設(ヤマト・ベース)があった。その縁で毎週一回軍の教会の
牧師(Chaplain・ダンロップさん)に英会話を習っていた。ある日彼が我々の教室
にベトナムで怪我をして療養中の若者を一人連れてきた。


未だ我々と同じ20代と思われる若者は比較的軽症だったらしく、松葉杖を使って
いた他は元気そうだったから、彼の気分転換と我々を退屈させないため”助手”を
勤めさせたのだった。


何回か会っているうちに少しづつ彼とも話が出来るようになり、昼間彼の入院先
(立川基地の軍病院)を皆で訪ねたことがあった。その時初めて”戦争”というもの
の実体を垣間見た気がする。ショックだった。怪我をしてベッドに横たわっている
兵士は我々と幾らも変わらない若者ばっかりで、包帯や点滴などの医療器具に
囲まれた大勢の傷病兵たちが痛々しく、Edの脳裏に衝撃と共に深く刻み込まれ
た。


あのベトナム戦争でも沢山の人が亡くなったり怪我をし、終ってからも精神に異常
をきたした人も数知れない。その裏では軍需産業が大儲けするという構造は米国
だけに限らない。これから日本も”経済”という隠れ蓑をまとって軍需産業に力を
いれようとしている。我々日本の国民も本当にそういうことをして良いのか、今こ
そ各自が一人ひとり真剣に考えてゆかなくてはならないのではないだろか・・・


  


プルトニウム

2014年12月19日 | Weblog

             

Jパワー(日本原燃)が青森県の大間に建設中だったMOX燃料(ウランとプルトニ
ウムを混合した燃料)を専門に使う原発の稼働申請を行ったという。2011年3月
に起きた福島原発の爆発事故で、原発の安全神話の嘘が完全に覆されたにも関
わらず、安倍政権は国民大多数の反対を無視して、脱原発・自然エネルギー利用
へと国の政策を転換しようとしない。


プルトニウムは人工的にしか作られない極めて危険な物質で、プルート=地獄の
王という語に由来する通り猛毒を持ち、どんなに微量でも人が吸いこんだら肺がん
を起こす。更に半減期は2万4千年であり、これはもう一旦生成したら永久に消滅し
ない危険物質といえる。ウランを燃料とする通常の原発の使用済み核燃料を再処
理して取り出すプルトニウムは、核分裂でウランとは桁違いの強力なエネルギーを
出し、それ故強力な核爆弾の原料となる。


1995年ころフランスが南太平洋で行った核実験では、日本が再処理を依頼した
使用済み核燃料から抽出したプルトニウムが使われたらしい。タヒチの人々は日
本が造ったプルトニウムで被ばくしたという訳である。


プルトニウムを燃料とする高速増殖炉は日本に現在3基ある。福井県敦賀にある
「ふげん」、茨城県大洗にある「常陽」、そして同じく敦賀にある「もんじゅ」である。
「ふげん」は既に実験を終えて廃炉に決まっているが、「常陽」と「もんじゅ」は壊れ
て使えないまま、燃料の冷却だけのために毎年何十百億円もの無駄な金が使わ
れている。


プルトニウムはウランより遥かに強力な放射能を持ち、核分裂では膨大なエネル
ギーを出すため、MOX燃料を燃やす高速増殖炉では冷却に通常の水ではなく液
体ナトリウムを使う。ナトリウムは常温で酸素と激しく反応する取り扱いが極めて
難しい危険な冷却材である上、運転制御が難しくて事故につながりやすい。


「もんじゅ」や「常陽」はこれまで何度か放射能漏れやナトリウム漏れの事故を起こ
していす。今「もんじゅ」が停止している理由は、燃料取り出し装置の一部が破損し
て炉内に落下しており、上から見ることも出来ないし人間が近づけないので、にっ
ちもさっちも行かないのです。「常陽」も同様に燃料の移動が出来なくなっており、
現在まで止まったままです。


ことほど左様に危険で金(国民の税金)ばかりがかかる高速増殖炉は、もうアメリカ
も英国もフランスも遠の昔に開発をやめているのに、莫大な無駄金を使って、物に
ならない危険な原発を続けているのは日本だけである。国のエネルギー政策に関し
てだけでも、安倍内閣は完全に狂っています。”国民の安全と利益を守る”などと、
一体何処を観て言っているのでしょうか・・・


                                             

日本は原発から撤退するべきです。放射能は目に見えず、匂いもなく、一旦汚染さ
れてしまえば取り除く手立てはありません。「除染」などと云うと、あたかも放射能を
取り除いたかのように錯覚させられますが、実際は汚染された表面の土や塵や草
木を集めただけのことで、完全に除去するなんて出来ないのです。そうやって集め
た汚染物質は、こんどは保管場所にも困っているのが現状です。当たり前です。
今後何十年、何百年と危険な放射能を出し続ける汚染物質を預かるなんて誰だっ
てやりたくありあせん。


福島では、汚染地域の立ち入りを”除染したから”という理由で徐々に解除しはじ
めました。本当は、政府・東電は一刻も早く住民への生活保証金や慰謝料の支払
いを打ち切りたいためです。汚染地区の、他所へ非難していた住民がそろそろ切
り捨てられる時が来た、ということです。何処を向いても、政治のウソ、デタラメが
顔を出しているというのに、相変わらず国民は(福島県民でさえ)現政権を支持して
しまうのですね・・・


もう、私はワラウしかありません・・・

                      


頭痛

2014年12月18日 | Weblog

                 

同じ政治資金規正法違反なのに、片や選挙に落選した途端に検察の捜査が入っ
た野党元議員・渡辺喜美、もう一方は既に捜査が進んでいた筈の当選した与党
議員・小渕優子の方は、その後検察から何ら捜査進展が報じられない。

この国の司法は一体どうなってんだろう・・・


デタラメもいいところ、日本の司法は立法府とベッタリ一心同体ってわけか・・・?

この国の憲法には司法、立法、行政の三権は独立していると明記されているの
に!
憲法を真っ先に守るべき人たち(番人)が、憲法を真っ先に蔑ろにして少し
も恥じない。おぞましいかぎりだ!


日本は中国とともに最も多額の米国債を買っている、いわば債権国であるにも
関わらず、アメリカには一切抵抗せず言いなり。お前はアホの中犬ハチ公か!


日米安保協定があるから日本は米軍によって守られている、だなんて唯の幻想。
何も起きていない平和なときだから言えるウソ。敗戦後70年も経っているのに、
米軍の基地だらけなのは日本だけ!つまり在日米軍が多いのは、米国自身の防
衛のためであって、米国にとって都合がいいからというだけ。決して日本のためな
んぞであるハズがない!ハハハ・・・だよ


100兆円とも数百兆円ともいわれる、兎も角天文学的金額の米国債を保有して
いながら、我が国の収支改善のためにさえ少しでも売ることはせず、予算が足り
ないと云っては、庶民から多額の税金を毟り取るだけ。米国債の利子だけでも毎
年莫大な額が入ってくる筈なのに、苦し紛れの説明では、それをまた米国債の購
入に充てているそうだから、バカも休み休み言えと言いたくなる。


                                           

今回もまた、51%という世界に恥ずべき最低の投票率で出た結果は、全有権者
の30%にも満たない支持者による現政権の再選となってしまった。一票の格差
是正も行われなければ、自ら身を切る改革など端からやる気もなく、争点のない
選挙を唐突に強行し、おバカな国民を騙し続けるつもりなのだ。


思うに、悪いのはやっぱりいつまで経っても、何をされても騙され続けているおバ
カな国民なのだ。選挙が自分たちの生活に直結しているという認識さえ持たず、
只の観劇や飲食の供応に喜々として群がる田舎のお前さんたちがバカなのだ。


いつか、よその国の戦争に引きづりこまれ、肉親や友人を殺され、その時になっ
て国の方針に反対したってもう手遅れ。下手に抵抗すれば、何とか法違反だと官
憲に難癖を付けられて豚箱に放り込まれるのだ。

ま、そうなっても目先の経済の事しか考えない、おバカなお前さんたちに文句をい
う資格はないのだけれど・・・


ハハハ・・・ヤレ、ヤレだ!

                  


冬の夜長・・・

2014年12月16日 | Weblog

                 

もうかなり大昔に陳舜臣の「秘本三国志」(文庫本)を買った。面白くて数年置い
てからまた読んだ。後から教わったのだけれど、陳舜臣の三国志は正史に基づ
いた小説で、亡くなったJinさんは吉川英治の「三国志」(三国志演義に基づく小
説)を愛読していた。彼は何度となく読み返していたとかで、登場人物の名前や
エピソードを実に良く憶えていて、飲むとよく二人で話した。


もう一度読もうとして本箱から引っ張り出してみたけれど、旧い本は如何せん活
字が小さくてEdの老眼では眼鏡がないと読めない。^^!通勤時にでもと思った
が、薄暗い電車の中ではちょっと無理かも・・・


                                            

陳舜臣の「録外録」という本の冒頭に次のような話が出てくる。

「鶏肋」という言葉は曹操が最初に使って有名になった言葉らしい。(西暦219)
年曹操は長安から漢中に進んだが陽平という所で劉備が屈強に拒んだため長
安に還った・・・(正史)。正史のこのくだりには、その後(注)が加えられつぎのよ
うなエピソードが記された。


曹操は撤退しようと思い、ただひとこと「鶏肋」と云った。部下はそれが何の意味
かわからない。主簿(書記)の楊修だけが帰り支度をした。他の人が尋ねると、
ーー鶏のアバラは食べようとしてもたいして肉は付いていない。けれども捨てて
しまうのは惜しい気がするものだ(美味しいスープの出汁になるから)。漢中を
そんな土地であると云ったに違いない。大きな損害を出してまで占領しなければ
ならない土地ではないから、撤退するに決まっているーーという意味のことを答
えた。果たして曹操のその言葉は撤退をほのめかしたものであった。


ただ一人曹操の言葉の意味を悟った楊修は、しかしその時そ知らぬ顔をしてお
くべきであった。曹操は、楊修の期待通り彼の頭脳の回転の速さを認めた。


曹操はこのころ後継問題で、長男の曹丕にするか三男の曹植にするか迷ってい
たが、やはり長男に継がせることにして、将来の禍根を絶つため三男の取り巻き
を粛清した。その中にいた揚州は、最も油断がならない人物として殺されてしまっ
た。頭の良さを認められたことが、裏目に出てしまったわけである。


                                            

現在の民主党の礎を築き、2009年の総選挙で自民党から政権を奪った立役
者、小沢一郎氏は官僚、財界、マスゴミ、米国から(彼等にとって)最も警戒すべ
き人物として政治生命を絶たれてしまった。本来彼が総理大臣をやっていれば、
日本はもっと国民の目線で政治が行われる国になっていた筈である。


1900年前とは違うから殺されはしなかったけれど、彼を悪者に仕立て上げた
TV、大新聞のマスメディア並びに国民の大いなる期待を裏切った管直人と野田
佳彦の大罪は決して許されない。日本の近代史上最大の汚点である。


                      


冬枯れ

2014年12月14日 | Weblog

     

綺麗だったイチョウの黄葉も落ち始めたらあっという間で、木はもう丸裸になってし
まった。大量の落葉は町から支給されたゴミ袋に詰めて木の下に置いておけば、
後で回収してくれる。


落葉の清掃なんて精々2週間程のことなのに大袈裟に嫌がって、折角の街路樹を
目の仇にして枝を全部寸詰めにしてしまう住人が多い。Edはそういう人の気が知
れない。落葉は人間が落とすゴミではない。自然の贈り物なのに集めて燃やすこと
しか考えないらしい。


今朝は6時に起きてウォーキングに行った。まだ氷が張るほど冷たくはないけれど、
霜が降りて枯れ草は白っぽく光っている。外は明るくはなっていても冬の日の出は
ゆっくりで、6時半ころになってようやく太陽の強烈な紅い光が、遠くの何かの輪郭
に沿って人工のイルミネーションのように輝きだす。立ち止まって暫く眺めていたけ
れど、太陽の動きはゆっくりしていて何時までも地平線に姿を露わさない。


日の入りの時刻は冬至より少し前の今頃のほうが早いそうであるが、いづれにし
たって寒さはこれからが本番。毎年1月、2月は腰痛要注意の季節なのだけれど
今年はまだ何ともない。そうなったら早朝ワーキングは春まで暫く中止になってし
まう。ヤレ、ヤレだ。^^!


今日、12月14日(日)は衆院選の投票日である。最多数を握った党に向こう4年
間の政治を任せるわけである。我々一般国民にとっては、直接政治に参加出来
る唯一の機会なのだから、アダや疎かはしてはならない。


選挙に行かない若者が多いけれど、国政選挙なのに投票率が日本のように50%
や60%台というのは実に情けない。それでは真に国民の意思を代表することには
ならない。選挙は権利であると同時に国民の義務でもある。理由もなく義務を放棄
するなら、ノルウェーなど他国に習って選挙権を剥奪してもよいのではないだろうか。


今夜の選挙速報をカミサンは観たくないという。例によって開票数パーセントの段
階で「当選確実」とやられると、何だか最初から結果が決められいたように思えて
不愉快だという。確かに一理ある・・・

                   


総中流から総貧困の日本へ

2014年12月12日 | Weblog

              

TV,新聞などのマス・メディアは今回の衆院選挙で自公の圧勝を予測して大々的
に報じているけれど、Edはこの報道を信じない。”報道”というより権力側のプロ
パガンダだと思っている。


元より日本の大手マス・メディアは電通など大手広告会社共々、米系外資に支配
されてしまっているのだから、権力側つまり米国べったりの側に不利な報道など
するわけがない。本来我々の受信料で賄っている公共放送NHKでさえ、安倍内
閣の指しがねで極右や変しな人物を経営委員や会長に送り込んでいるわけだか
ら、偏向報道だってまかり通ってしまう。


選挙は、だからこういった事前のプロパガンダに騙されたり諦めたりしないで、老
いも若きも必ず投票に行って欲しいと願う。


日本の経済が今のように低迷し、世の中が金持ち層と貧乏人だけに二極化して
しまったのは、元を質せば小泉政権時代の大失政によるものである。郵政民営化
で日本の富を米国へ上納し、構造改革路線でグローバル化と称して雇用の流動
化を図る名目で、格差社会をもたらす非正規雇用を野放しにした。今現在日本の
会社で働く人のなんと40%が、パートタイマーやアルバイトその他の非正規従業
だという。

後を継いだ現政権は、意味のない美辞麗句を並べただけで実体のない何とかミ
クスで国民を誤魔化そうとしているが、これで日本の経済が上向くなどと思うのは
唯の幻想に過ぎない。


国民には苛酷な増税を押し付け、大企業には大幅減税と輸出企業には消費税の
還付という飴を与え、およそ我々庶民感情とはかけ離れた政策をとっている現政
権では、いづれ日本は崩壊するに違いない。


                                                                         

Edがいま一番懼れていることは、選挙結果の改ざんが行われはしないか、という
事である。前回の衆院選挙では、集計に不正があったという理由で一人のジャー
ナリストが選挙無効を訴えて裁判を起した。結果は予想通り、ロクな審理も行わ
れず、そそくさと訴訟却下の判決で終わってしまったようである。日本では司法だ
って憲法で規定しているような真の”独立”ではないから、仕方ないのかも知れな
いが、真に忌々しき事態である。


選挙管理委員会というものがある。あるけれども、そこでの間違いや不正が絶対
にないという保証なない。選挙の結果はコンピューターで集計されたものが全て
正しいかどうかは調べてみなければ判らない。事実これまでも松山市選管の不正
集計事件などあった。だから国民の要請があれば(オンブズマン制度などを通じ
て)後で全てを再チェックできるようにしておくべきである。


                    


雑談

2014年12月10日 | Weblog

                 

月曜日は眼科の定期検査だった。3ヶ月に一度は診せに来なさいという先生の指
示に従って8日に仕事を休んで行った。


いつもは1時間ほど早く行って、9時に入口が開くと同時に順番待ちのカードを貰
う。診察は大体受付順なので遅いと長く待たされる。今回はカミサンを9時に小林
駅まで送っていったので、医院についたらもう9時半を過ぎており、4台分しかな
い駐車場はもう塞がっていた。仕方なく有料駐車場に車を入れて受付に行くと待
合室は既に満席で、寒い玄関口に残っていた椅子に腰かけた。


病院へ行くと何時も思うのだけれど、Edと同じような年寄ばかりやたら多い。当た
り前と云えば当たり前なのだけれど、我々は少し長寿になり過ぎたのかも知れな
い・・・などと考えながら所在なく座っていたら、暫くして横に60絡みの女性が来て
坐った。気さくにいろいろ話しかけてくるので、つい引き込まれて時間が経つのも
忘れて二人でお喋りしていたら、いつの間にか順番が来て診察室に呼ばれた。
(笑)


退屈な時はこういう具合に他愛もない雑談をしていれば、苦も無く時間が過ぎて
ゆく。新発見である。(^^)主婦たちが道端で長々と立ち話しているのは、そういう
ことだったのか・・・


                                    

眼球の写真撮影を最初にしたのは確か1年以上前だったと思うが、今回もう一度
写真を撮るという。以前飛蚊症と診断されたものは、眼球の硝子体の中にコレス
テロールのようなものが入り込んで黒っぽい汚れとして見えているらしいのだが、
その他にも薄い膜状のものが一部被っていて左目視野が少し歪む原因になって
いるらしい。


今回の写真を前回のものと比較して先生は硝子体内部の汚れが特に進行してい
る様子はないという。自分では黒っぽい邪魔がやや増えたような気もするのだ
が、先生にそう言われて少し安心した。


知らなかったのだが、毎回貰っていた薬は白内障の薬だったらしい。前回「白内
障もあります」といわれて「初めて聞いた」と云ったら、未だ初期の軽症だそうであ
る。「薬は続けなさい」とのことで今回も二瓶もらった。自覚症状がまったくないの
で、ホントカイナ?という気もするけれど、大人しく言う通りにしよう。^^!


                     


連続性

2014年12月09日 | Weblog

          

単なる偶然には過ぎないのだけれど、電気製品は一つ壊れると次々と壊れる
ような気がするから不思議である。^^!


掃除機が壊れて買い替えたあと、今度は居間のホットカーペットが壊れた。丁度
寒さが厳しくなった週末(金曜)だったから、石油ファン・ヒーターだけでは足元が
冷えて敵わない。我が家はカミサンの決断で去年炬燵はハード・オフに売ってし
まったから居間の煖房は石油ストーブとホットカーペット頼みである。なので土曜
日早速近くのK’s電気へ行って購入してきた。


炬燵は周囲に物を置き散らかし生活がだらしなくなる、というのか彼女の主張だっ
たけれど、気が付けば石油ストーブの前でホット・カーペットに寝転んでTVを観て
いるから、やはり日本の住宅事情では炬燵のほうが理に適っているように思える
のだが・・・^^!


ま、カミサンが云うように炬燵だと多分だらしなく転寝ばかりするのだ。その上結
局転寝では疲れが取れず風邪を引いたり足腰が痛くなったりするから、寒くなっ
たら早めにベッドに入るから良いのかも知れない。


その次に壊れたのが二つ目のLED電球だった。コストコで60W相当の電球2セ
ット(計4個)買ったのだけれど、5ヶ月も経たないうちに2個が切れてしまった。長
寿命がうたい文句のLEDにしては早々と切れたもので、不良率50%というのは
些か心外である。幸いレシートは残しておいたので切れた電球を持ってコストコへ
行った。


苦情窓口があって事情を話したら直ぐ返金手続きをしてくれ、同じ商品はまだ出
ているので良ければ買い直して欲しいとのことだった。商品の通電確認は出来な
いので、もし再度壊れたまたこちらの窓口へ持ってきて欲しいとのこと。なかなか
対応がしっかりしていたので、もう一度同じ商品を購入した。^^)


さて、お次は・・・って、暫くはもう何も壊れないで欲しい。

                    


選挙報道

2014年12月05日 | Weblog

                 

昨日の大手新聞各社は揃って選挙結果の予測を”自民圧勝の勢い”と報じた。
未だ公示されてから二日しか経っていないのに、メディアがもう勝負がついてし
まったかのように大げさな
報じ方をするのは如何なものだろうか。

第一、まだ候補者の政権放送も、各政党の公約すら十分聞かないうちから、小
選挙区も比例代表も即答するのは、無党派層の数が織り込まれていない証拠
だろうし、読売などはその割合を小選挙区でたったの2割としているのは、真面
とは思えない。共同通信社の小選挙区53.5%、比例代表45.5%という数値
が正確なところなのではないだろうか。


だから今後の情勢次第で、結果は必ず変わってくると思う。”これでは投票に行
っても仕方がない・・・”と諦めるのではなく、必ず投票して最初の予想をひっくり
返して欲しいものである。


Edは必ず投票に行き、反自公の立場で候補者と党に投票する。

                 


優しさ

2014年12月04日 | Weblog

              

先日の通勤電車内でのこと。武蔵浦和でEdは最前列に並んでいた。川越行き
が到着し、運よく三人席(車両の端)の一つが空いていてそこに座った。Edの
後からドヤドヤとお客が乗り込んできて、かなり隙間が狭くなったころ赤ちゃん
を抱いた小柄な母親がEdの直ぐ横に立って手すりに掴まった。


なので、Edがすかさず立ち上がってその若い母親に席を譲ってあげた。すると
Edの隣に座っていた若い男の子(学生かも?)が立ち上がって、今度はEdに
席を譲ってくれた。老人が席を立ったので、若い者としては申し訳ないと思った
のかも知れない。^^!

次の大宮で乗客が大勢降りるから大抵は坐れるのだけれど、折角のその子の
好意なので「すみません、ありがとう」と云って座らせてもらった。


そこは三人席だけれど優先席ではなかったから、若い人も立たなくても良いのだ
けれど、その子は立ってくれた。優先席でも知らん顔してスマホに夢中になって
いる人が男女老若を問わず多い中で、その子だけは優しかった。


                                           

「お年よりや体の不自由な方、妊娠中の方、小さいお子様をお連れのお客さまに
席をお譲りください」というアナウンスは、皆耳にタコが出来るくらい聞いている筈
であるが、マナーは一向に改善されない。殆どの人がJRの念仏みたいなもの・・
・・とでも思っているのかも知れない。(笑)

優先席だから・・・とか普通席だから・・・ということに関係なく、心根の優しい人は
他人に親切である。事実、Edもこれまでに何度か若い人に席を譲ってもらったこ
とがあるけれど、いつも普通席だった。


今は他人に優しさを求める時代ではなく、相手を蹴落としてでも仕事の業績を
上げ、少しでも高い地位と高収入を求めるのを良しとするような殺伐とした効率
優先・自由競争社会だから、所詮はマナーの向上など望むべくもないのかもし
れない。


経済成長一辺倒の時代はもう終焉を迎えつつあるというのに、政治家も財界人
も未だに右肩上がりの夢を追い求め、ますます格差社会を拡げようとしている。
日本人が普通に優しくなれる日は来るのだろうか・・・


              


菅原文太さんのこと

2014年12月03日 | Weblog

                 

一昨日の朝、NHKのTVニュースで元俳優・菅原文太さんの訃報を知った。Edは
彼の映画を一本も観たことはないし、特に関心があったわけでもないけれど、ヒッ
ト作品の題名だけ2、3知っている程度だったのである。


あえて”元俳優”と書いたのは、2011年3月の東日本大震災後に俳優を辞めて
社会活動に専念するようになったとを知ったからである。原発再稼働や集団的自
衛権の閣議決定に警鐘を鳴らし、日本の農業政策に疑問を呈して農薬を使わな
い自然農法に拘る運動などにも身を投じていたらしい。


3年前の日刊ゲンダイのインタビューでは、特に農薬については作物の有機栽培
に取り組んでいて、米国(巨大多国籍企業モンサント=バイオ化学会社)から大量
の農薬、化学肥料とF1(種=一代限りで種を残せない一代交配種のこと)を購入
させられている日本の農業は、原発同様極めて人体に危険であると語っている。


日本政府はアメリカの言いなりで、なんでも押し付けられる通りにハイハイ云うこと
を聞いてしまう。日本は危険な農業と原発の実験場にされている、と怒っていた。


                                              

ところで、冒頭のNHKのニュースだが、菅原文太さんの俳優としての活動はいろ
いろ紹介していたけれど、彼のこういった最近の社会活動に関しては一言も触れ
ていない。NHKは国民から受信料を徴収して成り立っている公共放送であり、云
わば我々国民が支えている放送局である。


何処かの誰かに気兼ねして云えないのどうかは知れないが、訃報の報道とはい
え菅原文太さんの俳優としての一面だけしか伝えないというのは片手落ちでは
ないか!とんでもないことである。亡くなった本人に対して失礼ではないか!

NHKが今後も偏向放送を続ける
なら、受信料の不払いを真剣に検討する。

                  


「内的成長」の薦め

2014年12月02日 | Weblog

                

続・宗教、「経済成長教」について。


「生きる意味」の著者・上田紀行東工大教授はまた、本の中で「内的成長」とい
う新しい言葉を提案されている。


”私たちの社会はこれまで年収や成績と云った数字に表されるような指標によ
って、私たちを外側から見る成長観によって支えられてきた。それは「経済成長
教」が力を持っていた時代には機能してきた成長観だった。しかし、そうした成
長観はもはや私たちの生きることを支えてはいけない。私たちの成長を内側か
ら見る目がいま求められている。・・・「内的成長」”


                                           

Edはこのことを、我々日本人はこれからはもっと自己を確立し、精神の自立を
図らなくてはならない、という意味に解釈した。


他の皆と同じであれば安心し、他人と違うことを好まない(または許さない)考え
方に支配され馴れてしまった私たちは、これからの時代は夫々が自ら考え、(外
から与えられたり、押し付けられたりするのではなく)、自ら求める生き方を模索
して行くように促されているのである。


                                          

Edは仕事柄欧米人と接する機会が長かったので、彼等の住いを訪ね、生活を
直接見聞きし、街を歩く度いつも感じていたことは、日本と比べて環境も人々の
暮らしもどこか落ち着いていてゆったりしていることである。


TVなどで街頭インタビューを観ていると、彼等は変にモジモジしたりせず自分の
考えを確り述べる。堂々としているのである。彼等は他人と同じであることを良し
とせず、むしろ自分は他人とは違うということに誇りさえ持っている。家庭でも学
校でも小さい時から「個(自分)」を認められ大切にされて育つから、皆夫々が自
分の考えをもっている。つまり確り「自立」しているのだと思う。


日本閣僚や政治家が海外で他所の国の要人と接するのを観ていると、こちらが
恥ずかしくなるような人ばかりである。目は宙を泳いで落ち着きがなく、不自然な
笑顔をヤケにふりまく姿は、どう見ても大人と子どもだ。^^! これでは欧米と真
面な交渉などできるわけがない。


                                        

折から衆議院選挙である。我々はこれからの我々の自立した生き方に沿った、最
も好ましい政策を掲げている政党はどこか、またそこには嘘がないか慎重に見極
め、夫々が他人に惑わされず、自ら良く考えて選ばなければ、と思う。


政党選びは、此れまでのように、ただボンヤリと公約を読んで鵜呑みにし、無批
判に候補者の演説を聞いて投票するのではなく、今回からは眉にたっぷり唾を付
け、”これから自分がやりたいことがやり易くなるのか、自分が生きたいように
生きられるか”
ということを判断の基準にして選んでほしいものである。