Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

下駄箱のキー

2008年04月30日 | Weblog


旧い話になるが、今年の元旦は車で2時間ほどの下妻ビアースパークの温泉に姉夫婦と4人で行った。入浴後(運転手の自分をのぞいて)皆で軽く一杯地ビールで乾杯、さて帰ろうという段になってカミさんが下駄箱の鍵を失くしたという。あちこちポッケやバッグを探してみたが、どうしても見つからない。
仕方なく規定の1000円を払って勘弁してもらった。ところが帰宅して着替えたらズボンの紐に鍵がぶら下がっている。温泉に電話したら、いつでもいいので持ってきてほしいという。
で、鍵は玄関の鍵皿(置き場)の上で4ヶ月放ったらかしになっていた。

26日から始まったGWは今日29日も晴天で、気になっていた垣根の剪定も昨日済んだことだし、ボーっと寝てるのも惜しいから鍵でも返しに行こうか、と思い立ってバイクに跨った。
こんないい陽気なのに出かける人が少ないのか、R294はガラ空きで下妻温泉まで1時間15分で着いてしまった。早速受け付けのお嬢さんに訳を話して鍵を返したら、すぐ調べてくれてその時の電話のメモと1000円が入った封筒が見付かった。思いがけずお金を返してくれ、1000円ゲット!

シメシメこれでお昼を食べようっと(^^!

道の駅「にのみや」でPタイム。周囲は菜の花とハナミズキが満開。ここは何時来ても地場野菜の即売会をやっているので駐車場は車で一杯だ!
バイクを脇に寄せ、さてこの後どこへ行こうかと地図を見ながら思案の末、宇都宮の餃子は止めて奥久慈の田園風景を観に行くことにした。





そのままR294を直進してバイパスを快調に飛ばし、真岡、益子を掠めて茂木、烏山、馬頭へ。那珂川の橋を越えて馬頭町へ入ったころ丁度お昼になったので、通りすがりのラーメン店で味噌ラーメン・餃子セットを注文。今日はどうしてもラーメンが食べたくて、勢い込んでセットなんか頼んでしまったけれど食べ切れるかしらん・・!?
大汗かきながら餃子とラーメンは平らげたけれど、案の定ご飯だけは半分残してギブアップ。年寄りのくせに我ながらよく食うわい!(笑)
お腹も一杯になったので、さあ出発。
店を出るとおもての空気が気持ちいい。近くのGスタンドでバイクにも給油。県道52を経由してR461で奥久慈へ向かった。このルートは数年前、秋の紅葉のころ逆方向から走ったきりだったが今は路面もよく整備されていて、やや狭いけれどのどかな田舎道が袋田の滝手前まで続いている。新緑が目が覚めるように美しく、ゆっくり走らないと何だかもったいないような気持ちになる!
こういうところの鯉のぼりはさわやかな緑の空気を吸って、さぞかし気持ちよいことだろうなあ・・・







やがてR461はR118に突き当たるので、左折して矢祭方面へ。Gスタンドのおじさんが「矢祭公園で今さくら(草)まつりやってるから観ていきなさい。綺麗だよ!」とアドバイスしてくれたが、時間はもうすぐ2時になるのでパス。矢祭町でR349に入り、里美、常陸那珂、水戸とつないで何時もの通りR51で岐路についた。
今日は、幹線以外本当にどこも道路が空いていて、帰宅時間を読むのが楽だった。







しかし体力おちたなあ・・・夕方疲れてくるとバイクが重くなるもんなあ・・・
月一か二にしなければならないのは、高尾山だけじゃないなあ・・(^^!

高尾山0408

2008年04月27日 | Weblog
週間天気予報は悪い方に外れて生憎26日(土曜日)は曇り空。しかし夕方まではもつだろうと見越してハイキングは予定通り決行した。
今回はいつもの飲み友達Jinさんの仲間とではなく、高校の同級生と4人。私を除いてあとの3人は山登りは何十年ぶりという「素人(?)」ばかりなので、計画を任されてしまった。
皆そろってイッパシの高齢者だから夫々何らかの持病、弱みを抱えており、いつものペースでとっとと歩くわけにはいかない・・と最初は思っていた。
集合は京王線・高尾山口駅9時半とし、普段の略倍の時間をかけるつもりで大幅に余裕をとった。ルートは3人の同意を得て6号路に決め、10時出発した。



300mほどのアスファルトの道が終って、いよいよ土と石ころの登山道に入ると山の気配が強くなって、さっきまでうそ寒かった空気が心地よくなってくる。そのまま最初のベンチに到着するころは体が少し汗ばんできたので上着を脱いで軽装になった。まだ皆元気いっぱい。体が冷えないうちまた直ぐ歩き出す。



一番心配していた風子さんから「もう少し早く歩いていいよ!」と思わぬ煽りが入った。頑張り家さんの彼女のこと、前回の鎌倉・横浜以降も密かに鍛えていたのだろうか・・・
そこからは普通のペースにして、そのまま清滝の脇をかすめて2つ目の休憩地点まで一気に。な~んだ、心配するほどのこともなかったんだあ・・・と一安心。むしろ高所恐怖症のNJ君のほうがガレ場でビビッテいる感じだった。
結局いつもよりやや長めの1時間25分で登頂。案ずるより生むが易しだ!
電車を降りたときは登山客で駅前は混雑していたが、頂上はそれほどでもなく、空いているベンチに腰掛けてビールや缶チューハイで乾杯!



12時丁度に下山開始。下りはアスファルトの1号路を避けて柔らかい土道の4号路へ出た。こちらのほうが膝への負担が少なく楽である。20分ほどで薬王院下に抜けケーブルカーの駅到着。雲もだいぶ厚くなって空模様が怪しくなってきたので、そのままケーブルカーに乗って早めに下山した。
降りたら駅前の広場からハワイアンの音楽が聞こえる。なんとステージでフラダンスを踊っている。高尾山とはおよそ似つかわしくないのだけれど、ハワイアンのギター奏者でもあるNJ君も立ち止まったので皆で暫く見物。





その後迎えのバスで「うかい鳥山」へ。すぐ部屋に案内され、ビールで乾杯して落ち着いたころ雨が降り出した。なんとタイミングよく滑り込んだものだ。焼酎もはいって話がはずみ、2時間後食べ終わったころにはほとんど雨は上がってしまい、結局濡れることなく岐路についた。ラッキー!!
久しぶりに楽しい一日をすごした。次回は秋に温泉一泊旅行をすることに。また楽しみである。







藤沢修平

2008年04月23日 | Weblog
                            

竹光始末から始めて、時雨のあと、用心棒日月抄、冤罪、橋ものがたり、そして現在密謀(上・下)を読んでいる。面白くて、我ながらのめり込んでいるという感じ。通勤の車内、ローカル駅での待ち時間が苦にならない。これまでは日経を持ち歩いていたけれど、
今は新聞は朝トイレでチラッと目を通すだけ(笑)・・・暫く新聞取るの止めようかしらん。。。。

                          

「密謀」は、権力の座が信長から秀吉に移って天下統一の夢が実現し、やがて家康へと進む時代の流れを上杉景勝とその家臣直江兼続の目を通して生き生きと描かれている。人間の心の機微が手にとるように解り、この時代の武将たちの生き様はこのようなものであったろう素直にうなづける。
こういう本を読むと、学校で教わった歴史という教科は何とつまらない無味乾燥なものだったかと思えてしまう。年代とその時代に何があったか、といったふうなことばかり丸暗記させられた記憶があり、「歴史」にすっかり興味を失ってしまったけれど、こういう本を読んでいるとその時代の流れや背景がごく自然に理解できて面白い。改めて時代小説の作家に敬服!

                   
   
陳舜臣の三国志も息をつかせぬ面白さで読んだ。こういう長編の時代小説を書く作家さんは一体どれくらい膨大な資料を集め、勉強しているのだろうか。豊富な知識と構想力には舌を巻くばかりである。
司馬遼太郎の街道を行く(読みかけ、12巻まで)も読んでいるけれど、やはりその知識の豊富さと洞察力には唯ただ敬服するのみ。凡人の想像をはるかに越えた違う世界なのだという気はする。きっと彼らの脳ミソには我々の何百倍、何千倍もシワシワが寄っているにちがいない・・・

                    

脱帽!!

田植え前

2008年04月20日 | Weblog
目を転じれば桜ばかりでなく、足元にもひっそりと小さな草花が春を告げている。
天気予報が外れて20日(日曜日)も千葉県は厚い雲に覆われ、風も冷たいので走りに行くのは止めにして、飼い猫の「もも」に綱を付けて庭に散歩に連れ出した。
芝生はまだ枯れたままであるが、はなみずき、山法師、モミジは柔らかな小さな葉を広げ始めている。足下には鮮やかなタンポポの黄色い花が一輪。
暫く「もも」を遊んでやってから利根川の土手まで散歩にでた。田圃はそろそろ田植えの準備で、トラクターが水を張った田を忙しく動き回っている。あと2週間もすると一面苗が植わって、最初は頼りなげだった苗が更に1,2週間経つとピンと立ち上がり、やがて緑に絨毯を敷き詰めたようになる。
毎年同じことの繰り返しだけれど、毎年そのときが来ると目には新鮮に映る。何となく5月が待ち遠しいような今の季節である。










昼神温泉ツーリング

2008年04月14日 | Weblog

年に何回か行われるAAM(Ageless-Age-Meeting)一泊ツーリングの今年初回は南信州の昼神温泉郷。

ここ数回AAMのツーリングは奇妙に雨に祟られてきた。予定が4月12,13日と定まってからは、づ~っと天気予報を気にしてきた。週間予報では前後の金曜と月曜が雨で、土、日(12,13日)は晴れだったから今回は「ラッキー!」と思っていたのだが直前になって予報が急転。12日(土)は晴れで13日(日)は曇りで夕方から雨の予報。やれやれまたか・・・

普段はあまり忙しくない仕事も、こんな時に限って忙しくなるものだから金曜日の夜になってから急いで旅支度をし、そそくさ夕食を済ませてからようやくベッドに入ったのが11時。目覚ましを4時にセットして寝た。
寝ぼけ眼で起きだし、いつもの手順通り準備を済ませてバイクに跨ったのが4時55分。いかん、少し遅刻だ。MOMOさんとの待ち合わせ場所へ急いだが5分遅刻!

いつものルートで千葉北ICから湾岸線に入り箱崎経由で東名高速に。海老名SAには予定通り6時半に到着し、NABEちゃんと合流。
空はどんより雲って今にも降り出しそう。ここからは三々五々、ZOOMさんの待つ浜名湖SAまで走ることにして出発。足柄辺りで霧雨となり身体が冷えてきたので富士川SAでトイレ休憩。缶コーヒーで手を暖めているところへ期せずしてMOMOさんが現れた。無線が途切れ、途切れで使えてなかったから、お互いに知らなかった筈。やはりMOMOさんも冷えたのかな・・・
ここからは浜名湖までは凡そ160Km程なので一気に走った。10時、関東組全員そろったところで関西組との合流地点に向かおうとして、左サイドバッグに異常発見! 取り付けがイヤに緩いと思ったら後側のボルトが一本外れている・・・MOMOさんとNABEちゃんがすぐ工具を出して、外れたボルトをどうにか押し込んでくれ、事なきを得た。一人だとフェンダーとシシーバーとバッグの穴を全部合わせないと入らないので半日仕事なのだ! う~、助かった。ありがとう!



10時半豊川IC近くのサークルK到着。待つこと少々、バイク3台到着。
うん?・・・Vienaさんがタンデムで・・・
誰を載せて来たんだろう?と思ったらAYAさんだった! 何でも今朝エンジンが掛からず、とりあえずVienaさんとタンデムということになったらしい。
おなかも空いたことだし、Noryiさん御用達の千石寿司へ早めに行く。「うなり寿司」というのがお奨めらしいが、うなるほど美味しいという意味かと思ったら、鰻と稲荷寿司をくっつけて「鰻荷すし(うなり寿司)」 ということらしい。



昼食後はNoryiさんの先導で、何だかとても景色の良いワインディングを今日の宿へ向かって走る。日も射してきて暖かくなったので冬装備では少し暑いくらい。この辺りは桜が今盛りである。道のあちこちに桜がこぼれるように咲いていて目を楽しませる。今年は二度も桜を楽しんで、何だかとても得した感じ。



この宿は大浴場がとても広くて洗い場も余裕があり、気持ちよい。弱アルカリ泉らしく、肌がつるりとするので湯船を出たあと滑りやすい。注意書きがあったけれどつい足を滑らせて爪先が岩に当たって痛かった。
一風呂浴びてのんびりしたころで夕食の時間に。和食である。馬刺し、鯉の煮付け、天婦羅、朴葉焼き、鮎、卵とじ、香のもの、年寄りにはこういう食事が一番うれしい。
ビールで乾杯!幸せなひと時だ。
食後はいつものように、飲みながら他愛無いバイクの話などで盛り上がり、皆のまぶたが下がってきたころお開きとなった。自分はもう一度風呂で暖まってから布団に入った。久しぶりに朝までぐっすりよく寝た。

二日目、今日の天気予報をみると東京は朝雨でいったん上がっても夕方から再び雨の予報。つまり降られないためには午後の遅くない時間帯に帰着する必要がある。やはり何処へも寄らずに真っ直ぐ帰ったほうがよさそう。予報では内陸(山側)は昼から雨雲がひろがって降りやすく、海沿いは曇り空で降らないということだったので、来たときと同じ東名で帰ることにした。宿の前で中央道で帰るMOMOさん、NABEさんと別れ、関西組と稲生の道の駅まで一緒に走った。そこからZOOMさんと二人でR257を一直線に浜松西ICまで行き、11時半東名に乗った。
交通安全旬間が始まったので覆面が多い。昨日は2台、今日も一台捕まっているのを見た。先頭にならないように、早い車の後ろの流れに乗って走る。海老名SAには2時半ころ到着、一休みしてZOOMさんと別れた。
牧の原辺りから急激に冷えてきて、冬装備だったのに寒くてガタガタ震えながら花輪ICまで高速を飛ばし、4時半帰宅。走行877キロ。結局雨には降られなかったけれど、またしても天候には振り回されたいつものAAMでした。
メンバーの皆さん、次回もよろしく!



2008年04月07日 | Weblog


先週末は絶好の花見日和!家に引きこもっていてはもったいないので、人並みに花見に出かけた。昔から有名な小林牧場は直ぐ近くで、屋台も沢山でて賑やかなのだけれど毎年この季節、渋滞で身動きがとれない。そこで少し足を伸ばして県立公園「房総風土記の丘」へ。こちらは広大な里山を利用して造った散策が中心の森林公園なので、花見客は多かったけれど人でごった返すほどのことはなく、林の中を歩きながらゆっくり満開の桜を楽しむことができた。
こちらへ越してきたころは、まだ桜の木も小ぶりでひっそりしていたけれど、今では大きく育って枝を広げているので見事な花を咲かせている。花で埋め尽くされた桜並木もいいけれど、緑の中でそこだけ明るくなったような林の中の桜もなかなか風情があってよい。人込みを避け、ひっそりとした艶やかさを好むようになったのは歳のせい?




高層マンション

2008年04月03日 | Weblog


毎朝、武蔵浦和駅のホームで15分ほど川越行きの電車を待つ間、目の前に建設中の高層マンションが少しづつ積みあがっていく様を、見るとはなしに見ている。地面が見えないので正確には数えられないが、多分今現在33、4階にはなっていると思う。名前が「N不動産Proud Tower」だけに、きっと他を圧するほど高くなるに違いない。
自分が買うわけでもないのに、何処まで高くなるのだろうか、と何となく興味が湧いてきて楽しみになってしまった。(^^)!

建物が高くなるにつれて、当然のことながら資材を持ち上げるクレーンも少しづつ競りあがってくるのだが、そのからくりが知りたくてある人に尋ねてみたが、いまいち納得のいく答えがもらえず疑問のまま。もと大手建設会社勤めのNH君に逢ったら確かめてみたい。


今は建築技術も我々の若い頃とは格段の進歩を遂げているので、いくらでも高くできるらしいが、地震大国日本ではホントに大丈夫なんだろうか、と年寄りはつい余計な心配をしてしまう。だから、いわれの無い惧れなのかもしれないけれど、自分では目の眩むような高層住宅にはあまり住みたいとは思わない。多分飛行機に乗って生活してるような感じになるのではないだろうか。
おまけに価格は一般に上に行くほど高くなる。娘夫婦の住んでいる10階建てマンションでさえ、上の階と一つ下では確か80~100万円くらいの差があった。そうしてみると30階ともなると、(どうでもいいけれど)それだけで2000万円以上の値差がつくのかしらん・・・?

やはり古い人間はいつも地面に足をつけていないと、何となく不安である。