Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

夜明け

2009年10月28日 | Weblog

                  
一年を通して略同じ時間に起床しているので、秋の訪れと共に夜明けが次第に遅くなっていくのを実感する。

今は朝4時45分でも未だ外は暗くて、ウォーキング中は気をつけないと暗がりから新聞配達のバイクが飛び出してきて、危うくぶつかりそうになったりする。車の通る広い道では、夜だからと飛ばしてくるので、時々目の前にきてからこちらに気付いてハンドルを切ったりするから要注意だ。

凡そ30分でいつものコースを歩いて戻ってくると、5時15分。晴れていれば空は明るんできていて、もう暗闇ではなくなる。

先日の台風一過、翌日は晴れて暖かかったが一日だけことでまた朝晩冷えるようになった。しかし今の季節が運動には一番快適で、Tシャツに夏用のウィンド・ブレーカーとトレーニング・パンツで寒からず暑からず丁度よい。もう少しすると、手袋や厚手のトレーニング・ウェアが必要になりモコモコしてくるし、そうなると汗ばんだとき厚いウエアでは余計に暑くなって具合がわるい。暫く高尾山にもご無沙汰しているけれど、今がハイキングも丁度良い季節である。

陽が登る15分くらい前から東の空は白みはじめ、雲が紅く染まりだすころが感動的に美しい。こんな田園地帯からでさえ澄んだ空気の朝はことさら夜明けが綺麗なのだから、富士山の上から陽を拝みたくなる気持ちはよくわかる。富士山にはもう二度と行きたくないので、せめて高尾山にでもカメラ担いで朝陽を見に行こうかな・・・(^^!
                 


テロ

2009年10月25日 | Weblog

                 

物騒な名前だけれど、「テロ」は猫である。

テロは先々週の水曜、耳裏の掻痒治療のため隣の動物病院にやってきた。ところが飼い主のチョッとした油断から病院を脱走して、わが家の庭先に迷い込んできた。飼い主に庭に入ってもらい、カミサンと一緒になってテロを捕まえようとしたが、犬と違って飼い主の言うことなんて聞かない。そのうち更に隣の敷地に入り、姿が見えなくなってしまった。

テロの家は病院とは川を隔てた反対側、国道沿いに4、500メートル東へ行ったところである。翌日テロはまたわが家に現れた。カミサンが「もも」の餌を入れた器を縁側に置き、誘き寄せようとしたが警戒して寄って来ない。
もうかなりお腹も空いたころだろうと思うのだが、臆病なのか食べにはやってこない。その内また姿を消してしまった。
病院から直ぐ飼い主に連絡してもらったが、家へ見えたのは夕方だったせいもあってテロはその後姿をみせず、周りを呼んで歩いたけれど徒労に終わった。

カミサンは縁側に餌を置いて毎日様子を見ていたが餌が減っていることはなく、やはりもうノラになってしまうのだろうか・・と話していた。

ところが先週の金曜日になって飼い主から電話があり、何とテロが無事家に戻ってきたとのこと。驚きである!
初めて来たこんな遠くから、しかも橋を渡って東へ向かって歩かなければならないことを、テロは一体どうやって知ったのだろうか・・・不思議だ。

                  

             ☆写真は無料素材写真集より。テロとは無関係です。


陸の孤島

2009年10月23日 | Weblog


我が家は町の西端で、周りを田圃と川に囲まれた400戸余りの小規模住宅地にあるので、世の中の文化と利便から取り残された云わば陸の孤島に住んでいるようなものである。

車がないと不便でどうにもならないけれど、あってもかなりの距離を走らないと大きなショッピング・センターはない。そういう訳で「自然」だけは豊かである(笑)。ま、不便と引き換えに低価格で澄んだ空気と緑を手にいれたワケだから文句はいえない。

散歩に出れば田圃には小鷺が数多く見られ、時にはやや大きめの青鷺も見掛ける。さして広くもない庭にも山鳩、メジロ、ホウジロ、セキレイその他知らない小鳥も訪れ、木の実をついばんでいく。植えた記憶がないのに、いつのまにか片隅に万両の木が育ったりするのは鳥が運んできてくれたものだ。

週末の晴れた日、葉が落ちてしまった山法師の若木にホウジロらしき小鳥が熱心に取り付いている。他の小鳥と代わる代わるやってくるところをみると、小さな実でも成っているのだろうか。車をフンで汚されるのは困りものだけれど、こうして庭木にやってくる小鳥は平和で心和む。



車内暴力

2009年10月21日 | Weblog

                

昨日、帰りの成田線車内でのこと。
電車が布佐駅に着いてどっと乗客が降りた。向かい側の席で、最後に立ち上がった中年の男が、去り際に彼の隣りに座っていたサラリーマン風の若者の靴をあからさまに踏んづけて行った。
若者は当然怒って、踏まれた方と反対側の足で中年の向こう脛を蹴飛ばした。すると中年は突然若者に掴み掛かって1、2発顔面に張り手を食わせ、それでも収まらずに髪の毛を掴んで更に殴ろうとした。
ややひ弱そうな若者だったが、流石に「何すんだよう・・!」と云いながら応戦しようとしたら、中年はドアから飛び降り、「交番へ来い、交番へ!」とワケの判らないことを叫んで睨み付けていたが、そこで電車のドアが閉まった。

ほんの一瞬の出来事だったし、大した喧嘩でもないので周りは唯黙って見ていただけだったが、その後若者は何事もなかったように本に目を落としていたけれど、何故彼は反撃しなかったのだろう?
中年が何故彼の足を踏んづけて行ったたのか、その理由は知らないけれど先に手出しをしたのは明らかに中年だし、もし自分だったらきっと降りていって反撃してるだろううな・・と思った。
いずれにしろ、些細なことでいきなり殴りかかるような気狂いじみた輩が多くなった。甘やかされて育って我慢することを学んでいないからだろう。

もう十数年も昔のことだけれど、自分も車内暴力を受けたことがある。
酔って帰宅の途中千代田線の車内で押した・押さないの些細なことから若い男に蹴飛ばされ、レイン・コートの襟を破られたことがあった。込み合う車内だったので次の停車駅でその男も降ろし、腹の虫が収まらないのでホームで殴ってやろうとしたが、駅員に止められて近くの交番に連れて行かれた。
コートは買ったばかりの新品だったので、せめて弁償させなければ気がすまない。交番で散々もめたけれど、結局その男が弁償するということで矛を収めた。後日口座に金が振り込まれたのでコートは修理してそのまま使い、振り込まれた金は飲み代に化けた(笑)

皆さん、電車やバスに乗るときはよくよく注意しないと思わぬ災難にあいますからね^^! (教訓)隣りを見たら気狂いと思え!

              


いつのまにか・・・

2009年10月18日 | Weblog

早いもので、朝晩は暖が欲しくなる季節になってしまった。わが家ではもう先週から居間に電気カーペットを敷いて使い始めた^^!

           
           

ウォーキング途中の農家の柿ノ木には赤い実が鈴なりで、遠目には花が咲いたよう。今朝は霧が濃かったので靄の中セイタカアワダチソウの黄色が鮮やかで、それなりに綺麗だった。外来種として全国に蔓延し始めたころは、その暴力的な繁殖力と毒々しい黄色が嫌いだったけれど、年月を経て目が慣れてしまったのだろうか・・・
街路樹のイチョウ、庭のハナミズキやモミジの葉は早くも色づき始めている。今月末に予定している信州紅葉ツーのころは盛りを過ぎているかも知れない。

           
           
           

秋の夜長はつまらないTVより読書が良い。先日友達にもらった単行本の中に、白石一郎の十時半睡事件帖「観音妖女」と堀和久の「長い道程」という時代小説があった。二作家とも自分は初めて聞く名前だったけれど、なかなか読み応えのある内容だった。自分の知らない面白い作品がまだまだあるのだ。もっと読書に励もう!

秋の夜は酒も美味しくなる。かなり以前、真空パックされたロースト・ビーフの頂きものを冷蔵庫に入れたままだったのを思い出して開けてみた。どうせ市販品だから・・と思いつつ一切れ切って口に入れてみた。案に相違して柔らくて味も良い。付属のタレとわさびオロシを添え、ハッシュド・ポテトを焼いて盛り付けたら立派なメイン・ディッシュになった(笑)。週末の夜は寛ぐ。近くのリカー・ショップ安売り店で(ワインのことは分からないので)適当に赤・白2本選んで買ってきた。カミサンが赤がいいというのでその内の一本を開けた。
ラベル表示はバルべラ・ダスティ(イタリア)2006年で、価格¥1580にしては旨い。大当たりだ!明日もう一本買っておこうっと・・・

           


免許更新

2009年10月14日 | Weblog

          

9月初めに更新案内の葉書をもらい、気になっていた自動車運転免許証の更新に今日行ってきた。捕まらないように細心の注意を払って乗っているので、ゴールドの「優良運転手」ということになって久しい^^ ! 今回も勿論「優良運転」につき5年の有効期限。ま、次回からは高齢者講習が必要になるから「優良」もこれが最後だ。

場所は流山運転免許センター。のんびり9時半ころ着いたら、もう駐車場は7割かた埋まっていて受付に行ったら長蛇の列。手数料を払って視力検査の列に並んだが、これがなかなか前に進まない。検査待ちで4列に並んでいても検査ラインが2列に絞ってあるから進まないハズだ。30分ほど経ってようやく検査ラインが4列に増えたので、以後スムーズに自分の番が回ってきた。

私は大型と牽引免許があるので、深視力検査もやる。眼鏡を取り出したら検査員が「裸眼でやってみてください」というので、言われた通りやってみた。4回ほど繰り返して(普通は1、2回だが・・)「ハイ結構です」。ラッキー!
正直のところ、あまりハッキリ見えてなくて当てずっぽうでボタンを押してた(笑)。
もう、どうせ大型も牽引も実際に運転することはないのだけれど、変なもので何となく失いたくないのだ^^ !

写真を撮って30分ほど簡単な講習を受けて新しい免許をもらった。今回からICカード式のやや厚いものになった。暗証番号を2組入れさせられたけれど、免許証に表示されていない本籍地を読み取り機で暗証番号をいれて確認してお終い。
さて5年後は・・・


続・社交性のある犬

2009年10月13日 | Weblog

         

今週も北習志野・白妙へ行った。件の犬が花屋さんの店先にいた。相変わらずチョコマカ店先の歩道を動き回って、立ち話の年寄りに愛嬌を振りまいている。

カメラをもって車を降り、少し離れたところから望遠にして一枚とったらこちらに気付いた。今度はしゃがんでもう少し近づいていった。
何をしているのだろう・・?という顔つきでこっちへ歩いてくる。少し警戒しながら、それでも興味があるらしく、私の周りをウロウロしながら匂いを嗅ぎにきた。人懐こい犬だ。
目の前で2、3度シャッターをきったところで、カミサンが車に乗り込むのが見えたので戻った。

どうやら花屋さんの犬らしく、店前の歩道だけを歩き回っていて決して車道には出ない。よくわきまえたワン公だ・・・(^^!

        
        警戒して横向き・・・

                
        (カメラを見て)・・・なんだろう?

        
        少し安心した・・・


3連休

2009年10月11日 | Weblog

昨日、連休初日はカミサンのお供で伊勢丹松戸まで。大抵デパートへは姉と一緒か独りで行くのに、わざわざお供を云い付けたのはお昼でも奢らせようという敵の魂胆だ。買い物が済んで2時。案の定10階のレストラン街へ連れてゆかれた^^ !
つきじ「植むら」で姫御膳とクリームあんみつを食す。二人で2700円、安いもんだ。
それより、4万円の手織りの玄関マット75x120cmを、値引きするからと云われて8%引きで買ってしまったほうが痛い!
買い物をするときの女は度胸があるわい・・・><

             

中日、朝から気持ちよく晴れ上がった。カミサンは出かけるというし、バイクに乗らぬ手はない!朝飯前に早速バイクを表に引き出した。犬の散歩で通りかかったご近所のEさんと話していたら、「朝食が出来た」とカミサンに呼ばれた。
食事していると、「成田まで送ってくれる?」という。(ガクッ・・・!)
仕方なく車で成田駅まで往復して戻ったら、10時15分。急いで身支度して走り出したが、既に10時半を回っていて何となく中途半端・・・
今日は、R356は喧しい小型バイクの集団がやたら多くて、しかも50~60キロでノロノロ走行するので、追い越しもできず佐原まで付き合わされた。ニャロメ!
遠出は止めにして銚子~成田ルートで120キロほど一回り、帰りにRBに寄ってタイヤの窒素を補充填してもらった。前輪が少し減っていたけれど夏から殆ど抜けはない。先日交換したリア・ブレーキ・ディスクの鳴きも収まったようだし、これで今月末のAAM紅葉ツーは一先ず準備完了だ。

          

明日最終日は食料買出しなので、3連休は何事もなく終わる・・・^^ !
午前中、草むしりでもするか!


KCの来日

2009年10月09日 | Weblog
                  
勤務先の英国本社のメカトロ二クス・エンジニア(ソフト・デザイン)KCが奥さんを連れてManchesterから観光で日本を訪れた。彼等の来日は2回目で、今回は京都、大阪を訪ね、近頃流行のアウトレットで買い物をしてきたという。この円高に羨ましい余裕の観光旅行である。

彼は(奥さん共々)香港出身の中国系英国人で、明晰な頭脳の持ち主であり、今の会社にとって自動化トランスミッションのECUとかエレクトトロ二クス・コンポーネントの設計とバグ退治には欠かせない人である。リストラで白人のエンジニア達が次々と去ってゆくなか、彼は未だにManchesterに残って米国本社の技術部をサポートしている。

彼との繋がりは、十数年前の日本のH社向け半自動トランスミッションの開発案件以来で、我々がManchester出張の折には、しばしばお世話になった。ややこしいトラブルの話でも嫌がらず、素人の我々に繰り返し丁寧に説明してくれたことが印象に残っている。

生憎今回の旅の後半は台風18号に祟られて思うように動けなかったらしいが、帰りの前々日(7日・水)の夜、時間を空けてもらい新宿で旧い仕事仲間と5人で集まった。
今年52歳になる彼は子供がいないせいか若々しく、まだ40代前半にしか見えない^^! 人柄もよく、同じ東洋系ということもあってか我々日本の同僚には仕事面でも極めて好意的である。先日高校の友人から頼まれていた件を相談したら、現在の米国本社の状況を詳しく説明してくれた。あまり期待はもてないけれど、帰ったら出来るだけ協力すると約束してくれた。
彼の奥さんも気さくな人で、もう一度Manchesterへ来いと誘ってくれる。今度来たらホテルでなく自分の家に泊まりなさい、とも。そうもいかないけれど、気持ちだけはとても嬉しい。
久しぶりの英会話楽しかった。

         

台風

2009年10月08日 | Weblog
            

台風18号が今朝(10月8日)本州を直撃してくるだろうことは昨晩の予報で判っていたから、朝目覚めたとき一番に外の様子が気になった。かなり強い風の音はしているけれど雨の音はしない。二階の窓から表の暗い道路を見てみたらイチョウの街路樹が時折大きく揺れ動く以外、雨は殆ど降っていないようだ。

いつものように、「もも」に綱をつけて玄関の扉を開けた。強い風と一緒に横殴りに雨粒が入ってきた。暗くてよく見えなかったけれど、やはり外は暴風雨だったのだ。臆病な「もも」は一瞬ビクッと後じさりして外へでるのを躊躇している。それでも玄関のたたきに出てバイクの周りをウロウロしていたが、再度強い風が唸ったら直ぐ家の中に逃げ込んでしまった。

今朝の出勤は無理かな、と思いながらTVをみていたら通勤に使っている路線はいづれも普段の70%で電車が動いている。外は雨が止んで日が差してきた。いつも通り家を出て駅に向かう。
ダイヤが狂っているのだろう、駅手前の踏み切りで足止めされ、時刻表にない我孫子行きの電車が通過していった。
ホームで次の電車を待っていると程なく我孫子行きが来たのでそれに乗り込んだ。しかし常磐線が遅れているせいか、待ち時間ばかり長くて一向に我孫子に着かない。普段25分前後のところ2時間10分もかかってようやく我孫子へ。

我孫子駅ではホームも2階コンコースも人であふれ、電光掲示板には次々JR各線の運行状況が流れてくる。武蔵野線も埼京線も強風のため運転を取りやめているらしい。とりあえず新松戸まで行ってみようと常磐線各駅の電車を待っていたが、30分待っても40分待っても電車は来ない。我孫子で停まっている快速電車も、ホームに着いたまま上下線とも全く動かない。駅のアナウンスでは「強風のため何時運転再開するか見通しが立たない」と繰り返すだけ!

10時になった。我孫子に着いてから、ホームに立ったまま1時間近くになる。座る場所もないし、疲れてしまったので諦めて引き返すことにした。
幸い成田線だけは動いていたので10時半過ぎ自宅に戻った。
午後からは風がやや強いもののよく晴れ渡って、家で過ごすのが惜しいような天気になった。やれやれとんだ台風騒動だわい。。。

           

                    ☆写真はゆんフリー写真素材集より

社交性のある犬

2009年10月07日 | Weblog

        

北習志野の和菓子「白妙」をよく利用する。カミサンが品定めしている間、私が車の中で待っている。大人しく言いつけを守っている犬のように・・・

ふと見ると、クリーニング屋の入り口で白と黒の中型犬が一頭ガラス戸の中をジッと見ながら、ご主人でも待っているのか動かない。
やがて男の人が傍を通りかかったら、尾を振ってうれしそうに纏わりついた。飼い主だな・・・と思って見ていたら、一軒先の八百屋さんの店先でその男性は膝を折って八百屋さんと話し始めた。犬は二人の周りでじゃれて遊んでいる。暫くして男性が元来た方に帰り始めると、後を追って先刻のクリーニング屋のところまで来たが、そこで自分は立ち止まり、まるで男性を見送るかのようにしていたが、クルっと踵を返してまた八百屋さんの方に歩いていく。八百屋の前で店先へ入ったり出たりしていたが、そのうち見えなくなってしまった。

「お待たせ!」カミサンが戻ってきたので、その後あの犬がどこへ行ったのかは判らない。それにしても最初にクリーニング屋さんの前で長々と彼(?彼女)は一体誰を待っていたのだろうか・・・^^!

        
        


給油カード

2009年10月05日 | Weblog

                  
毎週入れているShellのスタンドで、このところ行くたびに給油カードの会員になれと薦められる。Shellのマーク入りの作業衣を着ているのでShellからの回し者なのだろうか、先週もその前も断ったのにしつこく勧めてくる。

このスタンドは自分の知る限りでは近所の他の何処よりも安く、現在でも他より5円程度安い。原油価格高騰で一時周囲のスタンドが皆リッター180円くらいに跳ね上がったときも、他より10円は安かった。以来づーっとここで給油している。

件のカード勧誘員氏は昨日も寄ってきて、「あっ、先週もお見えになったお客さんで・・」と慣れなれしい。「Shellなら何処のスタンドで入れてもリッター4円以上安くなりますよ、お客さんのように毎週給油されていらっしゃるなら直ぐに元が取れますよ。絶対お得ですから是非入会を」と勧める。

つい面倒になったので事務所に行って云われるまま申し込み書を書いた。しかしいつもは愛想の良いスタンドのオヤジの様子が何か変で浮かない顔をしている。考えてみたら現金払いからカードになれば個人営業のスタンドは収入が減る。浮かないわけだ。

リッター4円以上とか云われて随分安くなるような気がしたけど、ドラム缶一本(200L)入れても高々800円だ。やっぱりカード会員は止めることにしよう。どうせカード会社はチョッとだけ安いガソリンで客を釣って、カードを作らせるのが目的だから、入会さえさせてしまえば「こっちのも」なのだ。

そういえばバイクにETCをつけた時も現金支払いはさせてもらえず、わざわざ24回の分割払いにさせられた上、カードを作らされた。カード会社はあの手この手で会員を集めているからウッカリできないなあ・・・。

            


長生き

2009年10月03日 | Weblog

                  
今月、誕生日がくると68歳になる。若い頃は自分は60才くらいまでは生きるだろう、とただ漠然と考えていた。それが間もなく古希を迎えようとするまでに、恥ずかしげもなく生きてしまった。

老いてなお健康でいられることは有り難いことには違いないけれど、だからといって為すべきこともなく唯時間だけをやり過ごすだけの老後なら、正直のところ長生きしたくない。
けれども好むと好まざるとに拘わらず、今の我々日本人はうんざりするほど長い老後を送らなければならない惧れが十分にあるのだ。

己の終末がどのようなものになるのか凡その見当はつく。老いは確実に迫ってきているのだ。今はどんなに頑張っていても、やがては肉体的にも、金銭的にも追い込まれてくれば、いずれ精神的な衰えもやってくるに違いない。

幸いにも今現在はまだ与えられた仕事があって、曲りなりにも会社の役にたっているという自負があるから毎日身体を鍛え、本を読み、合間をぬって自分の好きなことをやる、という若い頃と余り変わらぬ生活が続いているのだけれど、この生活にもそろそろ先が見えてきた。
やがて終止符が打たれるときが遠からずやってくる。そのときこそ、自分にとって真の老後が始まるのだけれど、まだその準備は何もできてはいないし、何をどうしたいのか考えすら纏まらない。
困ったものである。

何もすることが無くなった時、有り余る時間を自分は果してどのように過ごすのだろうか? 読書にも飽き、面白くもないTVを観て、出掛けるあてもなく俳諧し、疲れて眠るだけの毎日なら、数ヶ月で脳ミソが溶けて何も考えなくてよい「幸せ」が訪れるのだろうか? それとも退屈に押しつぶされそうになりながら、どうでもよいことに時間を費やしているのだろうか?

「生きる」ためには、どうしても「仕事」に代わる「何か」を探さなくてはならない。老後を「生きる」とは、なんとシンドイことか・・・と思う。