Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

つなぎ

2011年05月31日 | Weblog

                     

たいしたことしてるワケでもないのに、勤め先ではEdも毎日きちんと仕事衣に着換え、作業靴を履き、殆んど被りもしないヘルメットだって置いてある^^!

車両の整備とか機械加工の現場など、汚れ作業に「つなぎ」は優れた作業衣である。動き易いし、狭いところに潜り込んだり、油や埃で汚れた部分と接触しても、袖口と首筋さえ注意しておけば先ず作業衣の内側まで汚れることはない。イートンでもここ出荷検査の現場ではブルーの「つなぎ」が我々現場勤めの制服みたいになっている。

「つなぎ」は、しかし着脱がやり辛いのが難点といえば難点かもしれない。特に冬場着膨れていたりすると両腕を通しにくいのと、一旦手を通してしまうと着ているシャツの背後のめくれなどは直せない。最悪なのは仕事中にトイレ(大)に行きたくなったときだろう(笑)。一旦「つなぎ」を脱がなければならないから、清潔な洋式トイレならまだしも、昔の和式トイレでは狭いスペースで手足をよじって「つなぎ」を脱いだり着たりするのは至難の技なのだ^^!

勤務先の倉庫は古びた旧式の設備だからトイレはしゃがんでする和式のみ^^!
だからその時は、仕方ない隣りのショッピング・センターへ遠征するしかない。
SCさんスミマセン、トイレお借りします・・・なんて(やだねぇ~)

                    


神の手

2011年05月30日 | Weblog



感染症(ネコ風邪)と診断されてから既に3ヶ月以上、「もも」の症状は一向に改善しない。この一週間鼻づまりの様子はますます酷くなったみたいで、無理やり押し込む食べ物(ペースト状餌缶詰)も呑み込むとき痛そうにコックンとして、一口入れると次がなかなか進まない。先週辺りから、体力が落ちてしまったのか身を守る本能からか、うずくまったまま一日余り動こうとしなくなった。心配である。

先日カミサンがクチコミで、つくば市に”神の手を持つ”と評判の医者が居ると聞いてきた。地図で調べたらつくば市の北の外れである。我が家から車で1時間強だろうか、かなり遠い。週末になるのを待って兎に角連れて行った


28日(土曜日)カミサンは仕事なので途中で降ろし、「もも」を連れて目指す動物病院へ向かった。午後の診療は4時からだったけれど一番で診てもらおうと思い、3時には着いて1時間待った。なるほど繁盛していると見えて、30分も前から午後の診療を待つ車が何台も駐車場に。「もも」は初診だったので受付をしてもらっている間に数人に先を越されてしまったけれど、10分ほどして呼ばれた。

生憎と今月は毎週土曜日は”神の手”を持つ院長先生が不在とかで若い医者だった。これまでの経過と現状を説明しながら診断してもらった。結論は咽頭部に炎症があって出血もしているようだからそこが痛くて食べられないのだろうということだった(飼い主の判断と同じ・・・)。多分鼻炎をこじらせていると思われるので、とりあえず炎症を抑える注射を一本打って様子を見てみようということになり、「もも」は又お尻にチクリ!今回はさほど大騒ぎせず終わり、またインターフェロン入り目薬をもらって帰ってきた。

ここを紹介してくれた方が、「・・・院長先生じゃなかったの?・・・ま、何度か通っていればそのうち院長先生に診てもらえますよ」と少し残念そうだったけれど、「もも」が酷くならないうちに是非”神の手”で触って欲しいものである。




カルミア

2011年05月30日 | Weblog



雨が降ると緑が映える。今年は庭のアメリカ石楠花(カルミア)が沢山花をつけた。以前植木屋さんに頼んで適当に植えてもらった庭木の一本だったから草木に疎いEdは数年前まで名前すら分らなかったし、何年か経って花をつけるまでは花が咲く木であることさえ知らなかった^^!

何年か前どなたかのHPにアップされた写真を見て初めて花の名前を知った。小さなおわんのような面白い形をしているので昔から日本にある花のようにも思えなかったけれど、一房に沢山白い花をつけるのでなかなか綺麗だ。我が家は造成宅地で元々庭土が悪いうえに不精で土質の改良も全くやっていないから、我が家では良い木は育たない。この木も一時は枯れてしまうのではないかと思えるほど弱ってしまったが、何とか持ちこたえている。
花はもう終わってしまったけれど、隣りに植えてある馬酔木も同じような状態で、木は弱っているのに今年は沢山花をつけてくれた。我が家の庭木はどれもこれも栄養が悪い上に放任されてて可愛そうだなぁ~・・・


台風2号は関東に近づいてから勢力が衰えて低気圧に変わった。この辺りでは雨が一時酷く降っただけで幸い何も被害は無かった。予報では先週関東も入梅になったらしい。17、18日はツーリングの予定なので降らないで欲しいのだが・・・




地球の年齢

2011年05月26日 | Weblog

                    

「シュークリームの皮」の続き。地球の年齢は推定凡そ46億年だそうである。そんなことが一体どうして分ったのだろうか・・・???

世の中、頭のいい人がいるのだ!
放射性元素を利用するのだそうである。ウラン238の原子核は(不安定なため)崩壊して別の元素に変わり、最期は鉛になって安定する。ウランの量が元の半分になるまでの時間(つまり半減期)は45億年と決まっているので、岩石に含まれるウランと鉛の量を測ればその岩石が何年前のものか分るというわけである。もしその岩石に含まれるウランと鉛の量が同じであれば45億年、ウランが25%、鉛が75%であれば90億年ということになる。
この方法によって地球最古の岩石を調べた結果はおよそ40億年、隕石は45億年、米アポロ計画で月から持ち帰った岩石も46億年。これらのことから考えて地球の年齢も推定46億年であろうと思われているらしい。

なるほど・・・無能なEdが心配するような、単なる当て推量ではないのだった^^! ハハハ・・・

更に、もっと最近の年代を測定する方法として炭素14法というのがあるそうだ。同じ炭素原子でも質量の異なる同位体(アイソトープ)の炭素12や13が存在する。中で14は不安定で放射線をだして質量が同じ窒素原子に変わるが、その変わる速度は常に一定なので年代測定に利用される。元の炭素14が壊れて半分になる時間(半減期)は5730年である。一方、植物や生物に取り込まれた炭素14はそれらが死ぬと新たに取り込まれなくなるので次第に(窒素に変化して)その量が減ってくる。常に一定に保たれている大気中の炭素14の量比と比べれば年代が測定できるというわけである。例えば、ある資料の炭素14の量が半分だとするると年齢は5700年、1/4だと11400年と推定できる。

説明を聞けば何やら簡単そうに思えるけれど、こんな難しいことを研究したり応用を考えている頭のいい人がいることに先ず感心してしまう。

原子力(核分裂エネルギー)の利用は未だ未だ不完全な技術でコワイから直ぐ止めて欲しいけれど、原子核の研究をこんな形で応用するアイデアは実に素晴らしいことだと思った。
 

                            


7人掛け

2011年05月25日 | Weblog

日が長くなるにつれ、冬の朝はまだ空いていたJR小林6時48分発の電車がまた混み始めた。この電車で行くと武蔵野線でもなかなか席が取れなくなったので、家を出る時間を30分早め、6時22分発の電車に乗るようにした。朝の30分は忙しないので4時起きしても毎日時計とにらめっこだ^^!
若い頃は立っていてもあまり苦にならなかったけれど、この頃は通勤では必ず座って行きたいから早目早目の電車に乗る。

                   

”長いシートは7人掛け、短いシートは3人掛け”とは云うけれど、日本人の体格が良くなってきて7人掛けに7人座るとやや窮屈なときもある。それでも混みあう時は誰でも座りたいに違いないから、Edは小柄だし、なるべく隣りの人と隙間ができないように「小さくなって」座るようにしている。みんなが少しづつ遠慮しあって座ればさして窮屈にはならないと思うのだけれど、最近は男女、老若を問わず結構威張って座っていたり、1.5人分占領して平気な人が多い。

今朝も7人掛けに6人しか掛けていなかったから、Edの右側に半人分くらい隙ができた。次の駅で痩せてヒョロッとした若者が乗ってきたので、少し左側に詰めて右側に座れるように隙間を広げてあげた。最初は少々きつくても少し経つと普通は何となく緩くなるものなのだが、今朝はどういうワケかいつまで経ってもキツイままである。Edの左の若者が転寝していて時々寄りかかってくるので、ひ弱なEd(ジジイ)は押されて右に傾き、そのまま30分下車駅の武蔵浦和までヘンな格好で座らされて腰が痛くなった。やっぱり7人掛けに7人座るのは無理なのか?(笑)

転寝では自分も時々他人に迷惑をかけているから文句は言えないけれど、図体のデカイ人に寄りかかられたのには閉口した。

                          


木・金休んで土・日出勤・・・

2011年05月24日 | Weblog

                  

夏場ピーク時の15%電力節減の計画に協力して自動車工業会が、7,8,9の3ヶ月間木・金を休んで土・日の振り替え出勤を一早く決めた。これに倣って自動車部品工業会もメーカー(自工会)の決定に全面的に同調し、部品工業会のメンバーであるイートンも否応なく対応を迫られている。

しかし決まったのは製造部門だけで、販売部門は各社の個別判断に委ねられるらしい。イートンの業態は自動車部品の輸入・販売なので、会社として土・日出勤にするかどうか未定である。Edの勤務先である物流部門(倉庫)はメーカーの製造部門と直結しているので、恐らくここだけでも土・日は振り替え出勤になるのではないかと思っている。

休みが減るわけではないのでEdは個人的には一向に構わない。それどころか普段と異なる状況で新らしい発見があるのでは・・という期待感のほうが大きい^^! こういうことは実際にやってみないと何処にどういう不都合、あるいは好都合があるのか分からないから是非やって欲しいものだ。

                  


バランス

2011年05月23日 | Weblog

                      

Edは天秤座だからか、結構物事のバランス感覚がいい方ではないか、と自分では思っている。
皆と話していて何かで意見が分かれたりした場合、片方に理があると思ってもあまりアカラサマにそちらに加担したり、もう一方に反対したりはしない。ま、どっちつかず、優柔不断、決断力がない、という誹り(ソシリ)は免れないけれど・・・^^!

現在、Edの仕事上の立場はやや微妙なところがあって、社員のようで社員でなく、下請けなのに下請けらしくなく、云わば現役時代のシニオリティーから”正社員風”に働いているので、出すぎたことは極力避け、且つ存在価値も疑われないよう気を配らなければならい。微妙な立場なのです(笑)

で、本日QC&サービス・マネージャーのTKさんから先週報告のあった不具合に対する暫定対策の詳しい内容説明を受けたので、直ぐに現場作業者へ指示を出すためのQualty Alert(速報+処置・対策書)を発行した。しかしここで一寸注意しなければならないのは、先走って勝手なことをしてしまうと後で彼に気拙い思いをさせたりするので、彼がどこまでを自分自身でやろうとしているのか、また何処までをEdにやって欲しいと思っているのか「判断」することなのです。

今回は現場への指示をEdに依頼していると読んで、先ずQA(Quality Alert)を発行したのだけれど、発行後すぐ彼にその旨を告げ、もう一度その内容を確認することで互いの思惑に大きな差がないことを確かめた。

積極的にしたことが「余計なことを・・・」と思われるか、「手早く現場指示してくれた・・・」と思われるかは、微妙なのです^^! タイトロープは愉しきかな。。。

                        


シュークリームの皮

2011年05月20日 | Weblog

                

先日、日刊工業新聞の新刊案内を見ていてフッと興味が湧き、「災害列島日本の地盤を探る(前野昌弘:薯)」を購入した。これまで地質学とか地球物理学など学んだことは無いから、地球がどのような構造になっているのかなぞ全く知らなかった。地球の地下深くはドロドロに解けた高温の物質で満たされていて、その表面だけが冷えて固まった陸地や海なのだろう・・・程度に漠然と考えていた。

我々の住む地表、つまり地球の表面から地球の中心までの距離(半径)は平均6400Kmなのだそうである。地球表面を覆っている地殻(山や海が乗っている固い地盤)の厚さは凡そ50Km、その下はマントルと呼ばれる岩石の溶けた厚さ3000Km程の液状の層、更にその下は外核と呼ぶ金属の溶けた厚さ2000Kmの液状の層、そして中心部は内核と呼ぶ半径1300Kmの高温(6000℃以上)の金属(固体)。実に地球は直径の1%にも満たない薄い地殻で覆われているわけである。シュークリームの皮のようなものだ^^!

地球の表面を覆っている固い十数枚の地盤(プレート)はマントルという流動体の上に浮かんでいるようなものであり、プレートの境界部分では相互に軋轢を生じながら少しづつ動き続けている。だから時たま境界部分が壊れて大地震を引き起こす。しかし人類はまだ地球規模でプレートの動き(変化)を詳細に把握しているわけではないから変化を予知することもできない。人間は自然の前では謙虚に頭を垂れ、過去の経験から少しづつ学んでいくしかないようだ。

地盤の章では、日本列島がどのように誕生し地盤がどのように形作られていったかという事も大変興味深読んだ。歳はとったけれど、知らなかったこと、自分にとって新しいことを学ぶ楽しさを味わっている。
これから益々もて余すであろう時間は、興味のあることを「勉強」することに
費やすのも良いかもしれない^^!

          


導水路の鯉

2011年05月18日 | Weblog

                       

南古谷駅から勤務先へ向かう道路(K113)に沿った巾2mほどの歩道は、田圃へ水を引くための導水路の上にコンクリートの蓋を被せたもので、支流手前の100mほどは開放になっていて普段は水も少なくゴミだらけの小川である。毎年今の季節水門が開けられて豊富な水が流れてくる。

昨日出勤途中にこの導水路でイヤに水がバシャ、バシャ撥ねる音がするので下を覗いてみたら、体長60~70cmの鯉があちこちで群れて騒いでいる。その数、多分二、三十尾!岸辺の草や引っかかっている藁に盛んに体を擦りつけているところをみると産卵しているのだろうか。

こんな汚い小川で・・・と思うけれど、北へ1キロほど行ったところに大きな伊佐沼(農業用水池?)があり水はそこから引かれているようだから、開けられた水門から紛れこんできたものらしい。そういえば去年も田圃に大きな鯉が一尾迷い込んでウロウロしていたっけ・・・
導水路の行き着く先は田圃しかないのだから迷い込んだ鯉たちはもう元の沼には戻れないだろう。不運だったなあ。地元の人の話では、伊佐沼には鯉の他大きな鯰や亀も沢山生息しているのだという。

Edの住んでいる千葉の地元も水田地帯だから田圃の導水路には小魚やザリガニは沢山いるけれど、こんなに大きな鯉の群れは見かけたことがない。川越で道端の自然を垣間見て、千葉の田舎に住んで埼玉の田舎まで毎日通勤しているんだなあ・・・と改めて思った(笑)。

                       
                       


トイレのないマンション

2011年05月16日 | Weblog

                         

15日のTBSサンデーモーニングの原発に関する話題で、原子力利用の大きな危険性の一つが「トイレのないマンション」という比喩で素人に分かり易かった。現在の技術では、原子炉で核燃料を爆発させ、その熱を利用してタービンを回し発電するところまでは、略安全に管理できるようになった。しかし核燃料を使い終わったあとに生成される大量の放射性廃棄物を安全に処理する方法が未だ何処の国においても確立されていないのだそうである。

低レベルの廃棄物はセメントで固めて浅い地中に、また高レベル廃棄物(主に使用済み核燃料)はガラス固化して300m以上の深い地中に埋めるというのが現在提案されている方法だそうである。しかし高レベル廃棄物は(核分裂で生じる)毒性が極めて強い核物質を多量に含み、且つ半減期が非常に長い(~数万年)のが特徴で、原発を稼動している国でもまだ(フィンランド以外)実際に処理施設を持っている国はない!その理由は本当に安全に処理する方法が分からないからである。日本の場合は、条件の一つである「地震や火山噴火などの可能性がない安全な場所」が、そもそも存在しない。
更に、高レベル廃棄物は発熱量が高いため、深地中処理ができるような安定した温度になるまでガラス固化してから100年以上どこかで保管しておかねばならない。

云ってみれば、危険な廃棄物を処理する方法が分からないまま見切り発車してしまったのが現在の日本の原発であり、入り口はあって住むことは出来ても、食べた後の排泄物を処理する設備(トイレ)がない住まい(マンション)というわけである。

更に現在、TVなどでは殆んど報道されていないが、福島原発よりもっとはるかに危険なことが北陸の高速増殖炉「もんじゅ」で起きているらしい。核燃料(プルトニウム)を燃やすと更にプルトニウム(核燃料)が生成される「夢の原子炉」といううたい文句で北陸に登場した「もんじゅ」だが、その実体は危険極まりない原子炉だった。福島など他の原子炉は軽水炉型といって冷却に水を使う。これに対してもんじゅでは冷却に液体ナトリウムが使われている。
液体ナトリウムは空気に触れると燃え、水と接触すると爆発するという極めて扱い辛い材料で、10年前このナトリウムが漏れ出す事故で運転が中止された。去年対策を済ませてようやく運転再開にこぎつけたところ、今度は燃料棒の脱着装置が壊れてニッチもサッチも行かなくなってしまったという。このままだと原子炉を止めることも出来ず、発電できないまま年間500億円もかけて今後30年間維持装置を働かせ続けなければならない。

オマケに、もんじゅが設置されている場所は活断層の真上で、もし大地震が起きたら複雑で繊細な構造の高速増殖炉は壊れ易く、もし爆発を起こした場合は福島原発の比ではない甚大な放射能被害が発生すると考えられている。

私にはどう考えても、現時点では原子力発電というのは危険極まりない未完成の技術としか思えない。

                       


店仕舞い・・・

2011年05月12日 | Weblog

                       

3月の彼岸前に例年通り墓参りに行こうと予定していたのだけれど、今年は震災以降何かと生活が落ち着かず、ゆっくり墓参りなどする気にならなくて行きそびれてしまった。Edは信心深いというのとは懸け離れていて、カミサンに云われなければ墓参りも忘れてしまうクチだが、今回だけは是非しておきたいことがあった。それは死んだ親、兄弟の命日を書き留めておくことで、正直親の命日すら憶えていないというのは、少々バチ当たりではないか・・・と思い始めたからだ。

最近こういう抹香臭いことを身近に考えるようになったのは自分が向こう岸に近づいているせいだろうか・・・それとも時代小説の読みすぎだろうか・・・^^! 
いづれにしろ元気でいる今のうちから、少しづつ身辺整理やイザという時の準備をしておくのは悪いことではない。聞くところによれば、残された者が亡くなった人の持ち物を後で整理するのはかなり大変だという。
カミサンはもう去年から身の回りの整理を始めていて、衣類、写真、通帳・カードなどで不要なものは廃棄したり一つに纏めたりして相当身軽になったようだ。
もともと持ち物が少ないEdは暢気に構えていて未だ何にも身辺整理してない。しかし割と物もちがいい方なので旧いものを引っ張り出せば、結構ガラクタが出てきそうでコワイ^^!そろそろ始めたほうがよさそうだな・・・

我が家には未だ入るべき自分たちの墓がない。どうせ大枚はたいて買ったところで、今の子供たちは墓なんぞ守ってくれそうもないから結局無駄になりそうな気がする。Edは死んだら骨は粉々にしてメモリアル・プレートにして仏壇に置いておけばいいと思っているのだが、カミサンが納得するだろうか・・・(笑)

                        


袖触れ合うも・・・

2011年05月11日 | Weblog

                 

以前日本イートンに駐在していたアメリカ人のCAさんが、あるとき「日本人はどうしてみんな怖い顔して歩いているの?欧米人なら見知らぬ者同士でも道で遭えばハイ!とか元気?とか気さくに声をかけるけど・・・」という。

その時は「・・・なるほど、そう云われてみれば・・・」と思ったのだけれど、後で考えてみれば彼等は圧倒的多数の日本人のなかにあって偶にしか見ない同類と遭うわけだから、軽い挨拶くらいは当然であろう。彼等のほうが一般的に我等より社交性があって気さくである点は否定しないけれど、日本人だって欧米のド田舎にでも行って、めったに遭わない同類と遭遇すれば誰だって会釈くらいは交わすだろうと思った。

Edが住んでいる千葉のド田舎では、朝のウォーキング中他人に遭えば大抵誰でも挨拶するし、小学生たちは道行く人には誰彼なく「おはようございます!」と云ってすれ違う。こういった習慣は人が少ない田舎へ行くほど残っていると思うけれど、都会では日本に限らず一般的に他人には無関心で見知らぬ人とは遭っても挨拶はしない。事の良し悪しは兎も角、いやでも他人との接触が多くなる都会では自然の成行きなのかもしれない。

話は変わるけれど、道で他人とすれ違うとき、考え事でもしていない限り、見るとはなしにお互い”観察”していると思う。Edの場合、同性はサラッと受け流す程度で見るだけだけれど、異性は結構シッカリ見てしまう。それも老若は問わずだ(笑)。相手の視線を感じたときはシツレイだから目を逸らすけれど、綺麗な人だったらもう一度見たりもする(エヘへ・・・^^!)。
あるときカミサンに云われた

「あなたって、女の人なら誰でもジッと見てるのね・・・!」
「い、いや別に、そういうわけでは・・・」
(そういうわけなのでした^^!)

袖触れ合うも他生の縁。人類みな兄弟。友達の友達はみな友達だ・・・見知らぬ他人でも道で遭ったら挨拶くらいはしましょうね(笑)

                  


The sky is falling

2011年05月10日 | Weblog

Jinさんから頂いた本、Sidney Sheldonの「空が落ちる」(訳:天馬龍行)上下二巻を一気に読んだ。人気女性TVキャスター、ダナ・エバンスが巧妙に仕組まれた悪徳政界実力者の犯罪を追って、自分の身の危険を顧みず追い詰めてゆく、冒険・サスペンス小説。一旦読み始めたら面白くて止められず、4日で上下2冊読み終えた^^!
翻訳文の日本語もごく自然で違和感がなくとても読みやすかった。

             

これは小説だけれど、これに似たようなことは現実の日本にも存在するような気がする。表の顔は温厚で他人に優しく皆の信頼と尊敬を受けている人間が、その裏で実は底知れぬワルで狡賢く金儲けのためなら何でもやってしまう。その種の人間にとって、「倫理」とか「人徳」などは表向きだけのことであって、根本は私利・私欲の塊なのである。

この小説ではロシアで秘密裏につくり続けられている核燃料・プルトニウムを横流しして第三国へ売りさばき、巨利を貪るのは米国の上院議員という設定であるが、現実の日本では昔列島改造計画で潤った建設業界とか原発推進計画に乗って巨利を稼ぐ重電メーカーと電力会社、そしてそれらの利権に群がる議員や役人(現在)といったところだろうか。

国家予算つまり国民の血税をつぎ込む大プロジェクトなのに業者・企業は暴利を貪り、政治屋・官僚は裏金を毟り取ろうとする。国民の利益とか安全という視点は表向のリップサービスだけであって、裏では自分たちの利益のためには税金を無駄使いし、国民をナイガシロにして一向に憚らない。

小説では悪者が最期に死んで一件落着だけれど、現実社会ではまだまだ悪者はしつこく生き続けている。世に盗人の種は尽きまじ・・・か!


輸入アンティーク家具

2011年05月09日 | Weblog

               

つくば市に輸入アンティーク家具の店があるというカミサンの口コミ情報で、ネット検索したらつくば市に隣接する阿見町に「Old Friend」を見つけた。電話で確認したら、どうやら大手ホームセンター「ジョイフルH」系列の店らしい。Googleの地図で調べたら我が家から車で3,40分の距離なので出かけてみた。

こんな田舎に・・・と思うような畑の中だったけれど黒塗りの大きな倉庫のような建物だったので直ぐに分かった。中は薄暗く家具やら食器やら飾り小物やらが所狭しと展示してあるが、古いものも新品も混ざっていて大掛かりなガラクタ市といった態である。

二階は家具専用スペースということだったので上がってみた。沢山あるにはあったけれど何れも中古品というより捨てられていたガラクタ様のものが多く、下の工房で修理再生しなければ使えそうもない。肘掛イスの何点か試しに腰掛けてみた。外皮もスプリングもヘタっているものが殆んどで、これなら・・・と思えるような品はなかった。再生の済んだ椅子も2、3点あったけれど価格が張るばかりで座り心地はよくない。早々に引き上げてきた。やはり先ずは大手家具店を見て廻るべきか・・・

               


まだ食べない

2011年05月06日 | Weblog

                

飼い猫の「もも」はまだ自らは食べようとしない。主食(ドライフード)を食べなくなってから丸二ヶ月になる。放っておくわけにはいかないので、動物病院で買ってきたペースト状の餌(缶詰)を一日3、4回無理やり口に押し込んで辛うじて体力を保っている。これが一苦労なのである。

最初は獣医の指示通り注射器様のもので口の奥に一気に押し込んでいたが、拷問みたいだと見かねたカミサンが団子状に丸めた餌を指先で口の中に押し込む方法に改めた。それでもネコはそう簡単には食べてくれない。騙しだまし時間をかけて口に押し込んでいる。一回につき20~30分かかり、これを日に3、4回行うわけだから人間の方がいい加減嫌になってしまう。

ネコは押し込まれた餌を吐き出そうとするし、人間はネコの口を押さえて飲み込ませようとするから暴れて前足の爪を出す。引っ掻かれないようタオルでネコを包んでから餌やりをする。それでも必死に逃れようとする「もも」は頭を左右に振り、怒ってニャゴ、ニャゴ騒いでなかなか飲み込まない。一回につき大匙一山分程の量を食べさせるだけなのに大変な苦労だ・・・^^!

相変わらず鼻はビービー鳴っているし、物を呑みこむときごっくんと喉を痛そうにする。最近になって時々微量ながら鼻血が出る。鼻の中にできものでも出来たのかもしれない・・・少し心配である。動物病院でもらった薬はどれも効かなくて症状が一向に改善しない。人間の飲む風邪薬を微量餌に混ぜて食べさせようとしたが、みんな吐き出してしまう。人間の親はお手上げである・・・