Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

成長

2010年07月31日 | Weblog

 

田圃では稲穂が育ち始めた。田植えから凡そ3ヶ月、15cmほどしかない頼り無げだった苗はすっかり成長して太く逞しくなった。早稲田では既に重くなった穂が垂れ下がっている。少し遅れて植えられた中稲も穂が立ち始めている。毎年思うのだけれど、稲の生命力、成長の早さには驚嘆する。

梅雨が明けてからの今年の連続する猛暑は例年になく厳しい。そのせいか水路には田植え時と変わらず満々と水が送り込まれている。水路の近くには純白の小鷺が餌を求めてあちこち飛び交い、平和な日本を象徴しているようだ。

このまま何事もなく後2ヶ月も経てば、田圃は黄金に染まりやがて収穫の季節を迎える。今ではわが家の米の消費は極めて少なくなってしまった(年間30キロ位)けれど、毎年収穫見通しが”豊作”とか”例年並み”と発表されると、何となくホッとするのはやはりお米で育ってきた日本人ゆえだろうか・・・

 
 


猫に缶詰

2010年07月28日 | Weblog
         

猫にマタタビを与えると夢中になる、とよく言うけれど我が家の{もも」はマタタビに全く興味を示さない。

その代わりシーチキンの缶詰には目がない。そのことが分かったのはつい先頃のことで、普段ダイエット・サイエンスなどのドライ・フードしか食べないし、偶に肉や魚を与えても匂いを嗅いだだけでソッポを向いてしまうので、人間の食べ物には興味がない子だとばかり思っていたのだが、あるときテーブルに載せておいた野菜サラダ(シーチキンをトッピング)にかぶりついていた。(笑)

以来、シーチキンの缶詰を開けたら必ず彼女にも1/4くらい分けてあげる。「もも」はお行儀がよくて^^!それだけ食べると、後はもっと欲しいとは言わない。

         

ところで嗅覚が鋭いのは、人間の一千倍とかで犬が一般的にその代表格と思われている。しかし猫もなかなか侮れない。「もも」はお勝手から離れたところに居ても、シーチキンの缶詰を開けた途端に駆け寄ってきて「欲しい、欲しい・・・」と騒ぎ立てる。まるでプルトップのカチンという音に条件反射しているのでは・・・と思えるくらい早い!

もう一つ、猫の聴覚もかなり鋭いのではないかと思う。人間の比ではないが、我々が気付くはるか手前から人の足音や犬の鼻息を感知しているらしく、急に身構えて静かにしているとやおらして角から犬を連れた散歩の人が現れたりする。

我が家では玄関チャイムが二階で鳴るようにしてあるので、時々来客に気付かないことがある。そんなとき我が家では番犬ならぬ番猫が”ミャ~ミャ~”騒いで教えてくれる^^! とっても役に立つ「もも」です。

         

電気代

2010年07月26日 | Weblog

         

4月に去年壊れた一階の大型エアコンを新しくしておいて正解だった。
5、6月はあまり出番がなかったけれど、7月に入ってからは連日フル稼働している。週末は家で過ごす時間が多いから、大体朝スイッチを入れたら寝るまで凡そ16,7時間つけっ放しになる。

このエアコンは(最近は皆そうなのか?)最初にスイッチを入れたとき時間当たりの電気代が表示される。例えば¥9.5/hといった具合に。この数値が7月に入ってからグングン上がりだした。5、6月は¥8.5~11/hだったのが今は¥15~17/hである。一体どのようなパラメーターを元に数値を決めているのか我々には解らないけれど、目安にはなる。

スイッチを切ると、使った時間に応じて¥110とか¥135とかも表示される。連日35℃前後の猛暑でも、一日使って2~300円だと思えば安いような気もするが、エアコンなんか無かった大昔は30℃を超える日なんて今ほど多くなかったし、日陰に入れば涼しかった。自然の涼が無くなってしまった今、お金を出して涼を買わなくてはならない。やはり高くつくということだ。

昨日、物置から仕舞っておいた簾を持ち出し、東と南側の窓に吊るした。部屋は少し暗くなるけれどクーラーの冷却効率は確実によくなり、室内温度の低下が早くなった。もう暫くは”冷暗所”でジッと息をひそめてこの猛暑をやり過ごすしかない・・・^^!

         


板金修理

2010年07月22日 | Weblog
         
         

先日、折角タッチ・アップでフロント・バンパーの小さい疵を修正したのに、すぐその後カミサンが友達のところへ遊びに行った折またまた左前方を擦ってきた。樹脂が少し削がれるくらいだったけれど、ま我慢できる程度だったから放っておいた。

ところがその翌週今度は実家へ遊びに行ったとき左前ドアとサイド・シルを、コンクリート・ブロックか何か堅いものに擦って凹ませてきた。塗装もタッチ・アップ修正の域を超えてデコデコ、ガリガリにしてしまったから修理に出すしかない。

近くの修理工場に見積もってもらったら、ドアとバンパー両方で13。3万円ということだったので先週車を預けてきた。丁度一週間で修理が済み昨日帰ってきた。今朝見たら疵はすっかり消えていた^^!
これで暫くはいいだろう・・・

         
         

国立新美術館

2010年07月20日 | Weblog

         

乃木坂は前の勤務先の最寄駅だから馴染みがあるけれど、青山墓地方面には降りた事がない。いつもとは反対側の改札から標識に従って6番出口から外にでると、そこが即ち美術館のチケット売り場である。
ハツカ・ネズミの迷路よろしく方向音痴でも全く迷う必要がなく誘導してくれる^^!

前から気になっていた「オルセー美術館展」を観たかったのである。土曜日の午後4時近く、しかもこんな暑い夏の日差しのなか(自分はさておき^^!)ご苦労なことであるが、見学者で相当の混みようである。先ず会場のある2階へ行く前にエスカレーターで待たされ、2階に上がっても入り口で更に待たされる。計15分ほど待ってようやく入場が許された。

しかし中は思ったほど酷い混雑ではなく、順番や順路に従う必要はないから興味がない絵はすっ飛ばしても構わないし、同じ絵に戻って何度観てもよい。(当然だけど・・・^^!)

極めて有名な絵、例えばゴッホの「自画像」とか、モネの「日傘の女性」の前は人だかりが多くて動かないけれど、Edはむしろそういうハエ(失礼!)の塊のような人だかりの絵は後からチョッと眺めてやり過ごした。

*アルベール・べナールの「ロジェ・ジュルダン夫人(絹のドレスの光沢感がすばらしい)」、
*アルフレッド・シスレー「モレの橋」、
*カミーュ・ピサロ「白い霧、焚き火する若い農夫」やテオ・ファン・レイセルベルへ「舵を取る男」の点描画
*ポール・ゴーギャン「ポンタベンの洗濯女たち」と「タヒチの女たち」
*ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ「貧しき漁夫」

・・・などをじっくり観てきた。もう二度とお目にかかることはないだろう、いずれも素晴らしい絵である。

         
         


暑気払い

2010年07月18日 | Weblog
西日本各地では集中豪雨の被害が相次いだけれど、幸い東京近辺は豪雨禍を免れ、梅雨明け宣言がなされた17日(土曜日)から夏の強い日差しが朝からカッと照りつけた。
一ヶ月ほど前から予定したいた高校同窓仲間との暑気払いに、まるで遇わせたかのような夏日である。

どうせ東京(会場は八重洲のしゃぶしゃぶ店)まで行くのだから、と少し早めに家を出て国立新美術館のオルセー美術館展に立ち寄った。かなり混みあっていて入り口では入場規制していたが、中に入ったら左程でもなく1時間半ほどかけて全部観て回った。

東京駅には予定の30分ほど前に着いてしまったので何処かで時間調整しようか・・・と思っていたら駅改札を出たところでHN君にバッタリ。そのまま二人で会場へ向かい一番乗りして皆が来るのを待った。

程なくして7人全員揃ったので料理コースの選択を相談、牛しゃぶ食べ放題+呑み放題付きに決まった。この店では一番豪華なコースだったけれどシニア割引などあって一人当たり5,500円ほど。時間制限2時間ながら、十分食べて呑んだ。 
ま、G、Baの集まりだから若いもんのようではなく肉は最初だけで、追加は野菜ばっかり^^!食べ残しや呑み残しも少ないし、やはり年寄りはマナーがよい(笑)

終わってまだ8時、二次会は隣のカラオケへ。懐メロばっかりだけど同い年だからみんな気兼ねせず大声で歌い、久しぶりで楽しかった。
いつまでこんなことが続けられるか分からないけれど、年に何回かは集まってむかしに戻れる機会が持てたらいいと思った。

         
         

いつかはクラウン

2010年07月17日 | Weblog

          

クラウンがトヨタのフラッグ・シップ・カーであったころのキャッチ・コピーに「いつかはクラウン!」というのがあった。

”ヨシッ、いつか俺もあのクラウンに乗るぞ!”と、我々しがないサラリーマンにはなかなか手が届きそうもない高級車だけれど、貧乏人にも期待を抱かせるようなセツナイ響きがあって忘れられない^^!

鼻先にニンジンをぶら下げられた馬車馬のように、クラウンを胸に秘めて釈迦力に働き続け、中古のコロナ1500、スカイライン1600、シビック、アコード・エアロデッキ、マークII、マークX・・・と乗り継いできたけれど、いつまでたってもクラウンは鼻先にぶら下がったまま^^!
今ではクラウンより更に高級なマジェスタ、セルシオ、そしてレクサス・ブランドまで出来ているというのに・・・である。

「ついに俺はクラウンには乗れなかったな・・・」とカミサンに云うと、
「まだ分からないわよ!」という返事が返ってきた。
「・・・そっか、最後はクラウンの霊柩車ってことか・・・」ついに実現するな(笑)

          


パスポート

2010年07月15日 | Weblog

             

この5月でパスポートが失効していた。5月以前に継続手続きしておけば少し手間が省けたのに、知らずに完全に失効させてしまったので戸籍抄本まで取り寄せて一から再申請した。

今日勤め先は半日休みをもらい松戸の旅券事務所へ行った。10年前に行ったから憶えているつもりだったけれど、駅出口で間違えて東口をウロウロ。道行く人2,3人に訊ねたけれど誰も知らないという。
???・・・もう一度駅に戻ってから思い出した!そうだ西口だった。

事前にネットで調べたら、込み合う時間帯とか曜日の注意があったので、さぞかし混雑するのかと早めに出てきたけれど、何のことは無いガラ空きだった。申請書に記入し添付書類を揃えて窓口に持っていったら5分も掛からず自分の番が来て5分で完了。
受け取りは23日から。有効期間を10年で申請したけれど、もうそんな長くする必要なかったかな・・・^^!

時計を見たらまだ10時過ぎ。直ぐ勤め先に向かったので楽々昼前に着いた。パスポートの話をするとみんなに「何処へ行くんですか?」と訊かれるのだけれど、未だ何処へ行くという宛はないのだ。

          
             Void Passport


梅雨あけ間近?

2010年07月14日 | Weblog

         

日曜の朝、てらてらと陽が射して庭木の緑が明るく輝いた。もうそろそろ梅雨が明けるのだろう、トンボが沢山舞っている。

動くものを見つけると狩猟本能が目覚めて何にでも飛びかかる「もも」の出番だ。トンボ、蝶、蝉、カエル、トカゲ、ミミズ・・・みんな「もも」の遊び相手だ。捕まえても強くは噛まず、すぐ放してまた動きだすのを待っている。動かなくなると前足でチョイチョイと軽く触っては様子をみている。猫は遊んでいるつもりだろうが、命に関わる小動物たちは堪ったものではない。中には死んだフリをして難を逃れるのもいるけれど、大抵は草臥れ果てて動かなくなるか力尽きて命を落とす。

これから秋まで庭の昆虫やカエルたちにとって災難の日々が続く。

         
         


東京湾納涼船

2010年07月12日 | Weblog

        

10日(土曜日)、オジンライダーさん主催のバイク仲間オフ・ミーティングを東京湾納涼船でやった。

        

夕方7時、竹芝桟橋から客船「さるびあ丸」に乗って約2時間の東京湾クルーズである。我々は飲み放題付きの予約席(¥5,000/人)だったから乗・下船は他の一般客とは全く別で、列に並ぶ必要がないFirst Class扱い^^!
2階席フロアーは窓付きで小さめの部屋、席はゆったりした椅子席で入り口には生ビールとサワーのサーバーがある。通行人に邪魔されることもないのでゆっくり落ち着いて談笑できる。オジンライダーさんのアレンジは完璧だった。

        
        
        

今年、私は天気にツイていて、この日も予報に反して夜も雨にはならず傘の心配をせずにすんだ。ラッキー! 
乗船する前から待合室でビールを飲んでいたから船が離岸するころはすっかりいい気持ちになってしまったのだけれど、とりあえずまた全員で”正式”に乾杯!
参加者は全部で8人、そのうちライダーは5人で残りはオジンライダーさんの元同僚の方。近況報告、健康の話、次回の海外旅行の計画、などで盛り上がったあと、ZOOMさんと外のデッキを少し歩いてみた。通路は乗客で一杯!年寄りはあまり見かけず、若い人が多かった。

私のコンデジでは夜の写真が上手く撮れない。船やビルの夜景が綺麗だったので数ショット試してみたがヤッパリ駄目だ。諦めて戻ることにした。途中一階フロアーのサーバーにはワインもある。早速白ワインを注いでテーブルへ戻った。

        
        

ショート・クルーズが終わって9時、帰りが同じ方向のオジンラーダーさんと二人、途中の新橋で降りて彼の馴染みの店を訪ねた。・・が、閉店の張り紙。オーナーが病で店を閉じたとのこと。仕方ないので近くの店に入って冷酒を飲んだ。

オジンライダーさんとは昔オフ・ミーでよく遅くまで飲んでは終電を逃し、朝まで上野の彼の馴染みのバー飲み明かしたなあ・・・
今はもう二人ともその元気は無いけれど、相変わらず飲み始めるとなかなか止まらない二人でした^^!


ピーターの法則

2010年07月08日 | Weblog

               

ローレンス J ピーター先生の1968年の研究発表によると、「人間は能力の限界まで出世し、無能レベルに達すると出世が止まる。故に組織の大多数の上司は無能な上司になる」のだそうである。(勝間和代さん

では、組織は一体どのようにして運営されているのだろうか・・というと、無能レベルに達していないヒラ社員と、まだ上り調子の中間管理職によって運営されていることになる。

無能な上司は、己の存在意義を示そうとして部下の仕事の批判やあら探しが増えるため、部下は疲弊してしまう。だから不幸にして「ピーターの法則」通りの上司の下で働くことになった場合は、気の毒な上司をフォローしてあげるくらいのつもりになって、考えを改めてみたらどうかと勝間さんは結んでいる。

後期高齢者になったEdはもう組織からは離れ、遥か大昔に無能レベルを通り越して今ではすっかり有能レベルの働き手の「お荷物」になってしまった。ピーター先生は無能レベル人間の老後については何も仰っていないのであろうか?もし更なる研究が進んでいたら是非伺ってみたいものである^^!
                 


芸術作品

2010年07月06日 | Weblog

          

霧雨の朝、通勤途中の田圃道で蜘蛛の”芸術作品”が展示会のように沢山並んでいました。藪に入って顔にかかる蜘蛛の”巣”は、「この~っ!」と舌打ちしたくなるけれど、こうして水滴に縁取られた彼らの”Work”は思わず立ち止まって見入ってしまうほど綺麗だ。
それにしてもこの霞網の造りは見事なものだ。数本の縦糸に絡めて横糸を渦巻き状に略等間隔で配置してあり、小さな獲物をも逃さない。こうして水滴が付着していると改めて蜘蛛の”仕事ぶり”が垣間見えて興味深い^^!

          


American Gangstar

2010年07月04日 | Weblog

        

先日、勤務先のSTさんがDVDを貸してくれた。
実在の人物に基づく1968/73年ころのハーレム麻薬組織支配者とNY市警の麻薬取締まり官の攻防を描いたリドリー・スコット監督の映画である。

黒人ギャングのボス・バンピー・ジョンソンの側近運転手として15年仕えたフランク・ルーカス(デンセル・ワシントン)はボスの死後、麻薬を産地ベトナムから米軍輸送機を使って直接仕入れるという新しい手法を使って成功し、次第に裏社会の実力者として存在を高めてゆく。

一方、NY市警の麻薬捜査官リッチー・ロバート(ラッセル・クロウ)は正義感に燃える勇敢な刑事で、警察組織内の腐敗した仲間にも悩まされながら政府の麻薬撲滅の命を受けた特別捜査局のリーダーに抜擢される。
フランクから賄賂を受ける身内の汚職刑事らの妨害に捜査な難航するが、やがてリッチーの執念は実り、フランク逮捕に漕ぎ着ける。

この映画の面白さは、そこで終わらない。ロバートはフランクの尋問を二人だけの差しで行い、彼と取引をする。幼いころから悪徳警官の惨い仕打ちに警察への反感が骨髄に達しているフランクと、NY市警内部の腐敗警官たちを一掃したいロバートの思惑が一致して、フランクは彼から賄賂を受けた全ての腐敗警官を暴露する。
実にNY市警は職員の3/4が処罰の対象になったという。金に弱い人間の姿が浮き彫りになった話でもある。

その後フランクは裁判で刑期70年の処罰を受けたが、服役15年で釈放されたという。

3時間近い長編だったが面白かった!