Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

おつかれさま・・・?

2014年08月07日 | Weblog

                           

社内メールの書き出しに「おつかれさまです」なんて書いてくる人が多くなった。
30代、40代以下の若い人である。そんな書き出しの挨拶にはEdなどは違和感
どころか、「なんじゃ、こりゃ!」と拒否反応が起きてしまう。


言葉は世につれ変化してゆくものだから仕様がないのかもしれないが、どうやら
変な日本語が定着しつつあるらしい。「お疲れ様」は別れ際に相手の労をねぎら
う挨拶のことばとして使われてきたハズなのに、メールの書き出しにいきなり「お
つかれさま」・・・かよ!


時代が変わったんだ。旧くなったEdは、もうそろそろ引退だな。ハハハ・・・

そういえば最近は自筆の手紙やはがきを個人宛てに出す機会が殆どなくなった。
書く必要があれば大抵PCを使ってローマ字やひらがな入力し、漢字変換してい
るから漢字も忘れる一方である。勢い、手紙の書き出しや時候の挨拶などに一々
気を使うことも少なくなってきた。


それでも我々年寄は書き出しだけでなく、その内容、字句の使い方、漢字、最
後の締め括りの言葉なんぞに四苦八苦しているから、いきなり「おつかれさま」
なんて書かれると、一瞬ポカンとして、ここは何処?わたしは誰?・・・な状態に
なっちゃう。


                                     

先日TV番組の「何でも鑑定団」を観ていたら、仙台藩の伊達将宗(だったか?)
自筆の手紙(ホンモノ)が出てきた。昔の人は総じて字が上手である。流れるよ
うな美しい書体で書かれた手紙はあたかも芸術作品のように見えるが、フツ―
の人には読めない。専門家に読んでもらうと簡潔な文章で必要なことは漏らさず
書いてあり実に見事なのである。


人の上に立つくらいだから字を書くことは教養として身に付けていたのだろうが、
離れたところに情報を伝える手段が手紙しかなかった時代にあっては、要領を得
ない手紙では役に立たなかったり誤解を生じるであろうから、上手下手は物事を
左右する要ともなり、大きな影響を与える。名のあるひとが残した書き物がどれも
立派なのは、そういう事情があってのことかもしれない。


さて自筆の手紙であるが、年賀はがきの主に宛名と海外宛てのクリスマス・カード
数通以外は滅多に出すことがない。お歳暮とか何かの機会に贈り物など頂けば
黙っている訳にはいかないから、礼状を書くか親戚だったらお礼の電話で済ませ
る。


義兄の一人に俳句の先生がいて、物知りの上に字も絵も玄人はだしだから年
に一度の年賀はがきでも、こちらから書いて出すものは気が重い。^^!
先日お中元を頂いてしまったのでお礼状を書かなくては・・・と思いつつ、そう
いうわけで逡巡していた。最終的にはお礼の電話にしたのだけれど、近頃は
ジジイでも段々手紙から遠のいて行くわい。^^!


                  



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