テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ムズカシくって、カンタンで?

2013-01-05 23:14:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるるっ!」(←訳:虎です!こんにちはっ!)

 こんにちは、ネーさです♪
 お正月休みが明けた御方も、
 週明けまでお休みが続いている御方もおられるでしょうが、
 読書タイムは年中無休ですよ~!
 2013年最初に御紹介いたしますのは……
 はい! こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 元素をめぐる美と驚き ――



 著者はヒュー・オールダシー=ウィリアムズさん、
 原著は2011年に、画像の日本語版は2012年11月に発行されました。
 英原題は『PERIODIC TALES : The Curious Lives of the Elements』、
 『周期表に秘められた物語』と日本語副題が付されています。

「ふァ~!!
 いきなりィ、かがくゥッ??」
「ぐるるがるるー!」(←訳:理系のお話だー!)

 ええ、2013年第一回目、いきなり理系!
 むちゃくちゃ難しそうな御本が出てきたわー!
 ……と、思われるかもしれませんが、
 いえいえ、心配はいりませんよ♪
 理系っぽいタイトルではありますが、
 内容は、科学色の濃いノンフィクション!
 根っから文系の方々も安心して読めちゃう作品です。

 けれど、ええ、けれど、です。
 学生時代は悩まされましたね、元素周期表には。
 Mg? Na? Au? Fe?
 あ~良い思い出が無いわ~…。

「うむゥ!
 そんなァ、いんしょうをッ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:覆すのがこの御本!)

 科学、建築、デザインなど、多様なテーマを追うジャーナリストである
 英国人の著者・オールダシー=ウィリアムズさんが、
 御本の副題でもある『周期表に秘められた物語』に見出したのは、
 とても《人間臭い》、
 あるいは、
 《情熱》《執念》
 といった、
 人間らしい《感情》であるようです。

 元素にかかわるヒト、というと、
 皆が皆、
 沈着冷静な科学者さんや
 研究一路の技術者さん――なんてことは無いんですね。

「いろんなァひとがァ、いるのでスゥ!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:有名人や芸術家さん!)

 第一部『力』の幕開けには、
 ケイト・モスさん、大英博物館、と
 おセレブな単語がちりばめられています。
 お値段は150万ポンド、一キロあたり何万ポンド、などという言葉も!
 これっていったい何のお話なのかといえば……

 金!

「あはァ! ごーるどォ!」
「がるっ!」(←訳:黄金っ!)

 今もむかしも、人びとの心をとらえてやまない黄金。
 また、黄金と似たような“高い価値を持つ”物質の発見や普及に、
 社会が、経済が動き、
 文化の花が咲きます。

 第二部『火』
 第三部『工芸』
 第四部『美』
 第五部『大地』――
 各部で描かれるのは
 有用なもの、無害なもの、有害なものを取り巻く人間ドラマであり、
 科学史の重要な一面でもあります。

 厚手の作品ですが、
 理系さんも文系も、
 ぜひ一読を~♪

「へんてこでェ、ふしぎなァ、おはなしィがァ、いッぱいィッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:読み逃しなく~!)
 


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