テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 元vs.現役、バトルの美! ~

2021-09-07 22:30:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うううゥ、うでがァ~…!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!だるい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日のこと、
 私ネーさも1回目のワクチン接種を受けてきました。
 なので今も、左腕がだるくて重い……んですけど、
 本日の読書タイムは、
 副反応なんてものを忘れさせてくれる
 ファイト&笑いの快作コミックを、
 さあ、どうぞ~♪

  



 ―― SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)1 ――



 著者は鈴木裕斗(すずき・ゆうと)さん、
 2021年4月に発行されました。
 『SAKAMOTO FAMILY'S DAILY LIFE』
 と英語題名が付されています。

 この第1巻の巻題は、
 『伝説の殺し屋』。

 ええ、《殺し屋》さんって、人気ですよね。
 伊坂幸太郎さんの小説や、
 岡田准一さん主演で映画化された
 南勝久さん作のコミック『ザ・ファブル』、
 キアヌ・リーヴスさんの『ジョン・ウィック』は
 世界的なヒット作品になりました。

「そしてェ、もうゥひとりィ~…」
「ぐるるがるるるるる……!」(←訳:新たな殺し屋さんが……!)

 彼の名は、
 坂本太郎(さかもと・たろう)さん。

 最強の殺し屋として、
 全ての悪党から恐れられ、
 全ての殺し屋の憧れだった坂本さん。

 そう、だった、というところが
 肝心なんです。

 坂本さんが殺し屋をしていたのは、
 過去のこと。

 現在は、もう、引退の身です。

「うふふッ♪ なぜならァ~」
「がるるる!」(←訳:一目惚れ!)

 フランスやイタリアでは、
 一目惚れを
 《雷の恋》と呼ぶそうです。

 雷ですからね、
 もう避けようがありません。
 唐突な恋心を
 受け容れるしかないんです。

 で、坂本さんも、
 自身の恋心に従って――

「ころしやさんッ、いんたいィ~!」
「ぐる~!」(←訳:結婚~!)

 可愛いベビーも授かって、
 坂本さんの物語は
 めでたくハッピーエンディング♪♫

 ……だったら良かったんですが。

「きッ、きききッ!」
「がるぅ!」(←訳:来たぁ!)

 引退?
 そんなの許さない!

 暗黒街のボスたちは怒ります。
 “伝説“と呼ばれたほどの殺し屋を、
 ハイそうですかと
 ライスシャワーで送り出せるワケが
 ないだろお?ああ“?と。

 かくして始まったのは。

「たいけつゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:元vs.現役!)

 元・殺し屋さんを“始末“するため、
 次々と送り込まれてくる
 現役の殺し屋さんたち。

 けれど、現役バリバリの殺し屋さんたちは、
 坂本さんの“現状“を目にして、
 思わずたたらを踏むのです。

 え……坂本さんって……

 太った……???

「ころころッ!」
「がる~!」(←訳:丸い~!)

 かつての、
 “シュッとした“坂本さんは何処に……
 皆の憧れだった坂本さんは、どこに……

 いや、驚き悩んでいる暇はない。
 ここはスパっと、
 倒すのみ!

 と、躍りかかった刺客さんたちの、
 首尾や如何に?

「ぷぷぷふッ♪」
「ぐるるるっ♫」

 壮絶なバトルと、
 横溢する笑いと、
 キャラクターさんたちの魅力!

 アクションシーンの見事さに
 大拍手を送りたくなる
 サカモトファミリーの物語は、
 読み進むうち、
 『ジョン・ウィック』ばりに
 実写映画化したくなってきます。

 この役はあの役者さんで、
 こっちはあのベテランさんに……
 監督さんは……脚本家さんは……
 などと想像したりしながら、
 皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♫
 
 
 
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