「こんにちわッ、テディちゃでス!
だうんじゃけッとォ、じゅんびィおッけいィ!」
「がるる!ぐーるるがるぐる!」(←訳:虎です!ブーツも準備OK!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、急な寒さが到来してもね、
ダウンジャケとブーツは準備できてますが
……手袋が行方不明です。
困ったな~?どこだぁ~?と首をヒネりつつ、
本日の読書タイムは、
初見の印象は少々カタそうな、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― ロンドンの劇場文化 ――
編者は英米文化学会の皆さん、監修は藤岡阿由未さん、
著者は門野泉さん・藤野早苗さん・赤井朋子さん・蒔田裕美さん・西尾洋子さん、
2015年5月に発行されました。
『英国近代演劇史』と副題が付されています。
「ふァいッ、テディちゃ、しッてまス!
えいこくはァ、えんげきぶんかァのォくにィ!」
「ぐるるる!」(←訳:昔からね!)
そうですね、
なんといってもウィリアム・シェイクスピアさんのお国ですから、
演劇に対する熱意は並みではないようです。
この御本では、
劇場名をタイトルとする七つの章によって構成されています。
1章では
シェイクスピアさんの作品が多く上演される『ライシアム劇場』。
2章では
オスカー・ワイルドさんやヘンリー・ジェイムズさんの作品など
伝統作や喜劇、ウェルメイド・プレイが上演された
『セント・ジェイムズ劇場』。
3章では
パントマイム他、エンターテイメント作品の上演で知られる
『ドゥルリー・レイン劇場』――
といった具合に、
《演劇都市ロンドン》の屋台骨を担う七つの劇場の歴史が
語られてゆきます。
「げきじょうゥごとにィ~」
「がるるぐるぅ!」(←訳:個性があるぅ!)
ひとくちに《演劇》といっても、
色々ありますものね。
現代の私たちにとって最も親しみを感じられるのは
『ロンドン・コリシーアム』でしょうか。
1904年にオープンした『ロンドン・コリシーアム』の本質は、
ミュージック・ホール。
ただし、下品で俗悪なものはダメ!
乱暴な言葉も使っちゃダメ!と
出演者たちに促した上で、
クラシック音楽、
曲芸の綱渡り、
腹話術、
演劇、ワーグナーの序曲、
宮廷仮面劇、映画、と
詰め込めるだけ詰め込んだ上演プログラムは、
20世紀後半~21世紀のTVみたいな?
「なんでもォありィ??」
「ぐるがる!」(←訳:元気だあ!)
一方、『ロイヤル・オペラ・ハウス』は
ロイヤル・オペラとロイヤル・バレエの殿堂です。
現在のバレエに大きな影響を与えたバレエ・リュスを
一挙にブレイクさせたのはパリでの公演だったけれど、
一般の観客さんたちにその存在を認めさせ、
英国のバレエ文化を向上させた“出発点”は、
ここ=『ロイヤル・オペラ・ハウス』だった――
「おおきなァ、えいきょうゥでス!」
「がるるぐる!」(←訳:世界に波及!)
この御本は、
学術書、専門書、の分野に属するものではあれど、
そう専門的ではない演劇ノンフィクションでもあります。
興味をそそられた章から目を通してみれば、
意外につるつる~っとテンポも良くて
敷居は高くありません。
また、アガサ・クリスティさんのミステリには
演劇やバレエに関する会話がよく出てきたことを
記憶している活字マニアさんは、
なるほどね、こういう背景があったんだな!
ミス・マープルやポワロさんも
この劇場街を歩いたんだろうなぁ、と
空想力が刺激されるでしょう。
「えんげきィまにあァさんにもォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:おすすめしたい!)
この冬はロンドン旅行をして劇場巡りをします!
という御方は、
予習気分で、ぜひ♪
だうんじゃけッとォ、じゅんびィおッけいィ!」
「がるる!ぐーるるがるぐる!」(←訳:虎です!ブーツも準備OK!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、急な寒さが到来してもね、
ダウンジャケとブーツは準備できてますが
……手袋が行方不明です。
困ったな~?どこだぁ~?と首をヒネりつつ、
本日の読書タイムは、
初見の印象は少々カタそうな、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― ロンドンの劇場文化 ――
編者は英米文化学会の皆さん、監修は藤岡阿由未さん、
著者は門野泉さん・藤野早苗さん・赤井朋子さん・蒔田裕美さん・西尾洋子さん、
2015年5月に発行されました。
『英国近代演劇史』と副題が付されています。
「ふァいッ、テディちゃ、しッてまス!
えいこくはァ、えんげきぶんかァのォくにィ!」
「ぐるるる!」(←訳:昔からね!)
そうですね、
なんといってもウィリアム・シェイクスピアさんのお国ですから、
演劇に対する熱意は並みではないようです。
この御本では、
劇場名をタイトルとする七つの章によって構成されています。
1章では
シェイクスピアさんの作品が多く上演される『ライシアム劇場』。
2章では
オスカー・ワイルドさんやヘンリー・ジェイムズさんの作品など
伝統作や喜劇、ウェルメイド・プレイが上演された
『セント・ジェイムズ劇場』。
3章では
パントマイム他、エンターテイメント作品の上演で知られる
『ドゥルリー・レイン劇場』――
といった具合に、
《演劇都市ロンドン》の屋台骨を担う七つの劇場の歴史が
語られてゆきます。
「げきじょうゥごとにィ~」
「がるるぐるぅ!」(←訳:個性があるぅ!)
ひとくちに《演劇》といっても、
色々ありますものね。
現代の私たちにとって最も親しみを感じられるのは
『ロンドン・コリシーアム』でしょうか。
1904年にオープンした『ロンドン・コリシーアム』の本質は、
ミュージック・ホール。
ただし、下品で俗悪なものはダメ!
乱暴な言葉も使っちゃダメ!と
出演者たちに促した上で、
クラシック音楽、
曲芸の綱渡り、
腹話術、
演劇、ワーグナーの序曲、
宮廷仮面劇、映画、と
詰め込めるだけ詰め込んだ上演プログラムは、
20世紀後半~21世紀のTVみたいな?
「なんでもォありィ??」
「ぐるがる!」(←訳:元気だあ!)
一方、『ロイヤル・オペラ・ハウス』は
ロイヤル・オペラとロイヤル・バレエの殿堂です。
現在のバレエに大きな影響を与えたバレエ・リュスを
一挙にブレイクさせたのはパリでの公演だったけれど、
一般の観客さんたちにその存在を認めさせ、
英国のバレエ文化を向上させた“出発点”は、
ここ=『ロイヤル・オペラ・ハウス』だった――
「おおきなァ、えいきょうゥでス!」
「がるるぐる!」(←訳:世界に波及!)
この御本は、
学術書、専門書、の分野に属するものではあれど、
そう専門的ではない演劇ノンフィクションでもあります。
興味をそそられた章から目を通してみれば、
意外につるつる~っとテンポも良くて
敷居は高くありません。
また、アガサ・クリスティさんのミステリには
演劇やバレエに関する会話がよく出てきたことを
記憶している活字マニアさんは、
なるほどね、こういう背景があったんだな!
ミス・マープルやポワロさんも
この劇場街を歩いたんだろうなぁ、と
空想力が刺激されるでしょう。
「えんげきィまにあァさんにもォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:おすすめしたい!)
この冬はロンドン旅行をして劇場巡りをします!
という御方は、
予習気分で、ぜひ♪