「こんにちわッ、テディちゃでス!
むむむゥ! きゃわゆいィ~!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!小さいねえ!)
こんにちは、ネーさです。
可愛くて、小さくて、この冬も大人気だった存在、とは……
さあ、本日の読書タイムは、
ふっくらフワフワなあの子たちの御本を、どうぞ~♪
―― エナガの重さはワンコイン ――
絵と文は くますけ さん、監修は上田恵介(うえだ・けいすけ)さん、
2023年11月に発行されました。
『身近な鳥の魅力発見事典』と副題が付されています。
エナガ――
漢字で書くと『柄長』、
体長は約14㎝、
渡り鳥ではないため、
一年を通して見かけることが出来る鳥さん、ですね。
いえ、見かけることが出来る、とはいっても、
実際にエナガくんたちに出会って、
撮影に成功して、というのは、
簡単なことではないようです。
「すばやいィうごきィ!」
「ぐるがる!」(←訳:小さ過ぎ!)
体長は14㎝あるとはいえ、
それは尾の部分を含めて、の話で、
実際の身体はとても小さく、
体重はたったの7g……!
スズメの体重が24g、だそうですから、
エナガくんたちの小ささ軽さが実感できますね。
日本に棲息するエナガは、
北海道で見られるシマエナガ、
本州のエナガ、
四国と九州ではキュウシュウエナガ、
長崎県の対馬にはチョウセンエナガ、と
4亜種。
そして、4種のうち、いちばんの人気者は、
顔白なシマエナガくん……ですよねえ。
「みィ~んなァ、ひとめぼれェなのでス!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:反則的な愛らしさ!)
この御本では、
私たちが身近に観察することができる鳥たちの
プロフィール&基礎知識が紹介されています。
エナガくんの体重が7g=500円玉なら、
スズメくんの体重24gは
単3乾電池1個ほど。
いつも元気満杯!な印象ですけれども、
スズメくんたちの寿命は短く、
平均して1年3ヶ月……。
シラサギ、という名の鳥は、実はいません。
私たちがよく見かける白い色のサギは、
ダイサギ、
チュウサギ、
コサギ、の3種類なんですって。
チュウサギは渡り鳥なので、
日本にいるのは夏のみ。
「ふァ? しらさぎィ、いないィのでスかッ?」
「ぐるるるっる……!」(←訳:知らなかった……!)
メジロ、ツバメ、
ウグイス、ツグミ、
オオタカ、フクロウ、カワセミ……
鳥たちのイラストを眺め比べていると、
新たな疑問がむくむくと膨らんできます。
鳥類は恐竜の子孫、って、
本当なんでしょうか。
ええ、カモやサギ、カワウはね、
恐竜っぽさがなくもありません。
でも、エナガは?
キュートなエナガたちの御先祖恐竜は、
どんな姿形をしていたのでしょう?
本当の本当に、恐竜だったのでしょうか。
「しんかのォ~ふしぎィ?」
「がるるぐるる!」(←訳:答えは謎です!)
鳥を観るのが楽しくなる
ビギナーさん向けの鳥事典は、
生命の歴史をいっそう知りたくなる一冊です。
お散歩好きな活字マニアさんも、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
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