テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― ここに、再生 ―

2019-02-02 19:40:45 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まだまだァ、じゅけんしーずんッなのでスゥ!」
「がらうる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!気温差に注意だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今週は中学と高校で受験が行われたそうですね。
 寒い中でもガンバってる学生さんたちへのエールも込めて、
 週末恒例となっている展覧会情報は、
 こちらの特別展を、さあ、どうぞ~!

  



        ―― REBORN 蘇る名刀 ――



 静岡県三島市の佐野美術館にて、
 会期は2019年1月7日~2月24日(木曜休館)、
 刀剣ブームが依然として続く中で、
 この展覧会はちょっと異色……というべきでしょうか。

「もうゥだめかァ~とォ、おもッたけどォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:見事に復活!)

  

 現代では美術品として認識されている日本刀――

 ですが、そもそもは武器であり武具でしたから、
 持ち主とともに危険な場所へ同行せねばならぬのは、
 当然のことでした。

「たいへんでス! おしろがァ~」
「がるるぅ!」(←訳:燃えるぅ!)

 刀剣にとって
 戦火は常に大敵。

 どれほど強い武者の腰に佩かれていようと、
 不落を謳われるお城の武器庫に収められていようと、
 火に見舞われれば、ひとたまりもない……。

「ああァ~…てんかのォめいとうゥがァ~…」
「ぐるるぅっる……」(←訳:焼けちゃった……)

 大阪城で、江戸の町を襲った大火で、
 幾振もの名刀が焼けた鉄の塊と化しました。

 それを、《焼き直し》という手法で
 再生=REBORNさせたものが、
 この展覧会に出品されているんですけど、
 どれも由来を背負った名品ばかり!
 
  

 とりわけても、
 大河ドラマなみにドラマティックなのは、
 『義元左文字』!
 (上の画像の、右から2番目の刀です)

 南北朝時代に作刀され、
 『宗三左文字(そうざさもんじ)』とも呼ばれるこの名刀は、
 今川義元さんの愛刀でしたが、
 桶狭間の戦いに勝利した織田信長さんの所有となり、
 のちに豊臣秀吉・秀頼の父子、
 さらに家康さんの手に渡って徳川家の所有となるも、
 明暦の大火に遭って焼けてしまった……。

「すごいィ~れきしィ!」
「がるるるるぐるがる!」(←訳:重要文化財指定です!)

 約50件の刀剣が出展されるこの展覧会では、
 期間中、一部替えがあります。
 『義元左文字』の展示は2月1日~2月24日なので、
 ちょうど現在、展示中です。

 アクシデントにもめげず復活、再生する名刀たちにあやかって、
 どうか、受験生さんたちも難路を乗り越えてくださいね。

「ぐッどォらッくゥ!」
「ぐるる!」(←訳:幸運を!)





    では、ここで“冬にもこれ!”なオマケ画像も♫
   
    『ベン&ジェリーズ』のアイスクリーム
    《マイチェリーアムール》は、
    サクラ咲くチェリー入り!
    「んまいッ!」
    「がるる~!」(←訳:大好物~!)
    アイスクリームじゃなくてもいいんです、
    乾燥対策に水分を充分摂って、
    皆さま、穏やかで健やかな休日を♪


コメント
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