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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2014!新春特別企画♪ 《 女王陛下の銀星号事件 》 その3!

2014-01-01 21:30:06 | ♪2014!新春特別企画♪
 おめでとう!
 新しい年おめでとう!

 そんな声が交わされる新年を迎えたばかりのロンドンの街では、
 新春特別企画その3!が進行中でございます♪

 消えた名馬・銀星号の消息を求め、ひた走るのは
 名探偵テディちゃムズ!
 
 心当たりがある、と
 ころころの短い脚で到着した建物にはこんな看板が。

  《くまダム・タッソー蝋人形館》

「しんねんッあけおめッ! おじゃましまァス!」

  

 ロンドンのあらゆる場所で顔パスの名探偵テディちゃムズ、
 シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士と
 友人の虎くんを伴い、
 深夜の蝋人形館の新作展示室にて、一点をば
 ピタリ!

  

「これがァ、ぎんせいごうゥだよッ!」

  

 ……えっ? これが?

 ユキノジョン・H・ワトソン博士と虎くん、
 目を白黒させました。
 王室厩舎の大スター馬《銀星号》が、これ……ですか?

  

「えっとぉ~、まぁ~そのぅ~…」
「ぐるるるるがるるがるぐる~…」(←訳:おめでたい感じはするけど~…)
「ホントに~???」

「ほんとォだッてばァ!」

 名探偵テディちゃムズ、勇んで説明いたします。

 兄・マイクマフトの捜査資料によりますと、
 銀星号が失踪して以降、
 ロンドン市を出入りする全ての馬、
 市内の厩舎の全ての馬を調べましたが、
 銀星号に外見・体格が一致する馬はおりません。

 一方、《くまダム・タッソー蝋人形館》へは、
 クリスマス直後、
 展示品の模様替えのために
 ドでかい荷物が大量に運び込まれました。

 まさか、その荷物の中に銀星号が隠されているとは
 何者も思いますまい!

「ろんよりィ、しょうこッ!
 さわッてごらんよッ!」

 促されて手で触れてみますと、
 おや、確かに!
 冷たいはずの蝋人形が、温かい!

「むっ! ここは、ぼくのでばんだ!」

 医学博士であるユキノジョンの診察によりますと……

  

「まほうだ、これはっ!」
「がるっ???」(←訳:魔法っ??)

 ま、魔法ですか??
 名馬・銀星号は魔法のチカラで
 こんな姿になっちゃってるんですか?
 いや、魔法だとしてもですね、問題は……

 
「ぐるるっるがるる?」(←訳:どうやって解くの?)
「うう~ん、それは……」

「うッふッふッ♪」

 あららららら。
 勝算ありげに、にんまりする名探偵テディちゃムズ。
 魔法の解き方にも
 心当たりがある、んでしょうか……?



   ~その3!に続く!~