こんにちは、ネーさです。
今日1月5日が仕事始め、という会社さんも多かったのでしょうか。
近所では、急に公共工事の騒音が~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
わおッ! どうろォじゅうたいィもォ、はじまッたでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるるがるる~!」(←訳:虎です!電車もバスも混雑~!)
ちょこっとくらい道が混んでも、
慌てず騒がず、おめでた~い新年モードで♪
そして待ち時間には、めでためでたの読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 柿のへた ――
著者は梶よう子さん、2011年9月に発行されました。
『御薬園同心 水上草介(おやくえんどうしん みなかみそうすけ)』と副題が付されています。
「ふむむッ、とりものちょうッ、でスかッ?」
「ぐるがるるるぐるる!」(←訳:お江戸の同心さんだね!)
ノンノン、先走ってはいけません。
同心――と聞くと、
悪党捕縛のため八百八町を疾走するお役人さんや十手もちの親分さんを
連想しがちですが……
水上草介(みなかみ・そうすけ)さんは
間違っても、銭を投げたり、
火盗改装束で御用だ~!と走り出したりするような御方じゃありません。
腰には、植木鋏。
頭には、手拭いや笠。
自宅の文机には、軍術書ではなく、押し葉の帳面。
「ふァ~? うえきィばさみィ???」
「がるるぐるる~?」(←訳:押し葉って何~?)
「めずらしィどうしんさんッ、でスゥ!」
植木鋏を携行するのも
押し葉に熱心なのも、
それが水上さんの《御役目》だからなんです。
御薬園同心(おやくえんどうしん)さんの勤務先は、
江戸・小石川にある幕府の施設。
広い敷地内では、
薬草が栽培され、
生薬(しょうやく)の精製や、
食用植物の研究も行われています。
つまり、同じ同心さんであっても、
町奉行所にお勤めの同心さんと、
御薬園の同心さんのお仕事では
天地の差があり……そうなもの、ですが。
「でスがッ?」
「がるるっ?」(←訳:もしやっ?)
《事件》というほどではないにしろ、
どこか奇妙な、
《相談事》
《無茶な話》が、
水上さんのもとに持ち込まれます。
表題作『柿のへた』では、
水上さん、
或る御薬を用意せねばならなくなりました。
用途も効果も、まことにヘンテコなそのお薬は……
御薬園に、
いえ、そもそもこの世に存在するの??
「ふかのうもんだいィ、でスよゥ!」
「がる~ぐるるるぐるがる?」(←訳:でも~まさかのまさかで?)
時代は天保6年(1835年)。
そろそろ黒船の気配が感じられなくもない頃合いです。
幕末、日本へやって来た異人さんたちは、
江戸の郊外に整然と広がる植木・苗木の畑、
家々の軒先に咲く花の鉢に
そりゃもうビックリしたそうですよ。
そう、当時の江戸の町は確かに、
世界でも屈指の
花木あふれる緑園都市、だったのです。
緑園都市・江戸で、
奉行所の同心さんのような探偵ではないけれど、
薬草専門家の同心さんは、
はたしてどんな《快刀乱麻》名推理を見せてくれるのでしょうか。
清冽なものがたりは、
すがすがしいお正月気分にぴったり!
時代小説好きさん、
ミステリ好きさん、
ガーデニング好きな御方にも、おすすめです~♪♪
「このごほんをォ~よむゥとォ~…!」
「がるるぐるがるがるがるるる!」(←訳:貴方は必ず小石川植物園に行きたくなる!)
今日1月5日が仕事始め、という会社さんも多かったのでしょうか。
近所では、急に公共工事の騒音が~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
わおッ! どうろォじゅうたいィもォ、はじまッたでスゥ!」
「がるる!ぐるぐるるがるる~!」(←訳:虎です!電車もバスも混雑~!)
ちょこっとくらい道が混んでも、
慌てず騒がず、おめでた~い新年モードで♪
そして待ち時間には、めでためでたの読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 柿のへた ――
著者は梶よう子さん、2011年9月に発行されました。
『御薬園同心 水上草介(おやくえんどうしん みなかみそうすけ)』と副題が付されています。
「ふむむッ、とりものちょうッ、でスかッ?」
「ぐるがるるるぐるる!」(←訳:お江戸の同心さんだね!)
ノンノン、先走ってはいけません。
同心――と聞くと、
悪党捕縛のため八百八町を疾走するお役人さんや十手もちの親分さんを
連想しがちですが……
水上草介(みなかみ・そうすけ)さんは
間違っても、銭を投げたり、
火盗改装束で御用だ~!と走り出したりするような御方じゃありません。
腰には、植木鋏。
頭には、手拭いや笠。
自宅の文机には、軍術書ではなく、押し葉の帳面。
「ふァ~? うえきィばさみィ???」
「がるるぐるる~?」(←訳:押し葉って何~?)
「めずらしィどうしんさんッ、でスゥ!」
植木鋏を携行するのも
押し葉に熱心なのも、
それが水上さんの《御役目》だからなんです。
御薬園同心(おやくえんどうしん)さんの勤務先は、
江戸・小石川にある幕府の施設。
広い敷地内では、
薬草が栽培され、
生薬(しょうやく)の精製や、
食用植物の研究も行われています。
つまり、同じ同心さんであっても、
町奉行所にお勤めの同心さんと、
御薬園の同心さんのお仕事では
天地の差があり……そうなもの、ですが。
「でスがッ?」
「がるるっ?」(←訳:もしやっ?)
《事件》というほどではないにしろ、
どこか奇妙な、
《相談事》
《無茶な話》が、
水上さんのもとに持ち込まれます。
表題作『柿のへた』では、
水上さん、
或る御薬を用意せねばならなくなりました。
用途も効果も、まことにヘンテコなそのお薬は……
御薬園に、
いえ、そもそもこの世に存在するの??
「ふかのうもんだいィ、でスよゥ!」
「がる~ぐるるるぐるがる?」(←訳:でも~まさかのまさかで?)
時代は天保6年(1835年)。
そろそろ黒船の気配が感じられなくもない頃合いです。
幕末、日本へやって来た異人さんたちは、
江戸の郊外に整然と広がる植木・苗木の畑、
家々の軒先に咲く花の鉢に
そりゃもうビックリしたそうですよ。
そう、当時の江戸の町は確かに、
世界でも屈指の
花木あふれる緑園都市、だったのです。
緑園都市・江戸で、
奉行所の同心さんのような探偵ではないけれど、
薬草専門家の同心さんは、
はたしてどんな《快刀乱麻》名推理を見せてくれるのでしょうか。
清冽なものがたりは、
すがすがしいお正月気分にぴったり!
時代小説好きさん、
ミステリ好きさん、
ガーデニング好きな御方にも、おすすめです~♪♪
「このごほんをォ~よむゥとォ~…!」
「がるるぐるがるがるがるるる!」(←訳:貴方は必ず小石川植物園に行きたくなる!)