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八ッ場ダム: 前橋市の洪水の真相はこれだ!

2009年10月30日 10時25分28秒 | Weblog
八ッ場ダム: 前橋市の洪水の真相はこれだ!(大野ひろみ)より

10月23日のブログに書いた、閉会日の「あまりにひどい自民党の答弁」
意見書に対する質疑は3回のみ、合計10分間と制限されている。それに対して答弁するほうは時間制限がないので、言いたいことを言える。しかし、伊籐議員は30分も無意味なことをダラダラとしゃべった。いくらなんでもひどすぎる。2回目の答弁をぜひとも見ていただきたい。「水の惑星」など、全く質問に関係のないことをしゃべり、私の質問をはぐらかしている。よほど、八ッ場ダム中止に対する反論に自信がないのだろう。

おりしも、群馬県大沢知事もまた、前原大臣との会見でとんでもない発言をしでかした。

いわく「98年の台風5号で前橋市では甚大な洪水被害が起こった。利根川の洪水で県庁駐車場の車85台が流されたのである。このような洪水を防ぐためにも八ッ場ダムは必要だ!」

NHKニュースでは、大沢知事がご丁寧に、当時の写真パネルを用いて説明する姿を放映。

ところがどっこい、この駐車場というのが、なんと利根川の河川敷に作られた県庁職員及び、前橋市役所職員のための「仮設・駐車場」だったのだ。

河川敷、つまり河原に作られた駐車場なので、当然、増水が予想されるときには使用禁止。

こんなところに駐車して、台風が襲来したのだからたまらない。

あっと言う間に利根川が増水。

数百台の車は移動できたが、85台は間に合わず、流されてしまったのである。

このあとの県議会で、駐車場を管轄する総務部長が以下のように明確に答弁している。

「駐車場使用承認の際、及び河川敷駐車場の入り口に設置した利用案内によりまして、河川の増水または非常事態発生のおそれのあるときには駐車場を利用してはならないことを(利用する職員に)承知していただいている」

当日の朝、河川敷は5時30分ごろより急激に水位が上昇。

これをいち早く察知した河川課から、朝7時には「危ないからゲートを閉めた方がよい」と知らせがあったにも関わらず、県当局は駐車場のゲートを閉めるなどの対応を全く怠った。

つまり、車が流されたのは群馬県庁の無責任体質が原因であり、八ッ場ダムは全く関係ないのだ。

気の毒に、このときの直接の責任者である職員一人が自殺している。

前述の群馬県総務部長は繰り返し、次のような答弁をしている。

「河川の増水のおそれのあるときには、駐車場を使用しないでくださいとか、あるいは駐車場で発生した事故につきましては当事者がその責任を負ってくださいと。
そのことを承知していただいている」

何のことはない、群馬県自体が、「事故は当事者の責任だ」と主張している。

それを八ッ場ダムに結び付けて論じるとは、大沢知事の詭弁は悪質であり許しがたい。

もちろん、自らが一番の責任者であるのに、職員に全面的に責任転嫁をしたことも同様に許しがたい。

更に、河川敷に仮設であろうとも何らかの施設を作るなど、あってはならないことだ。

大沢知事や森田知事など、1都5県の知事さんたちは「八ッ場ダム中止を何とか水に流してほしい」となりふり構わぬ虚言・妄言を繰り返しているが、次々と化けの皮がはがされる。

ご自分たちこそ、水でオツムを冷やしたほうがよろしいのでは?



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