首相「国民目線で歳出削減を」 行政刷新会議が初会合
鳩山内閣は22日、税金の無駄遣いを洗い出す行政刷新会議の初会合を官邸で開いた。
議長を務める鳩山由紀夫首相は冒頭で「国民の目線で真に必要な予算に重点を置かなければならない。
できる限り歳出削減に切り込むことが国民の思いだ」と述べ、徹底した取り組みを指示した。
国家戦略室とともに内閣の両輪に位置付ける組織の本格始動で、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた政策を2010年度予算で実現するための財源確保が当面の課題だ。
事業の要不要を精査する「事業仕分け」の手法で取り組む方針だが、短期間で成果をあげられるか真価が問われる。
初会合では
(1)事業の妥当性、緊急性などを考慮し廃止を含めて検討
(2)規模が過大な事業や合理的な理由のない随意契約などは実施方法を見直す
(3)特別会計も対象(4)独立行政法人・国立大学法人、公益法人向け支出も再検討
―との基本方針を確認した。
子ども手当や公立高校の実質無償化など看板政策を盛り込み一般会計で過去最高の95兆円超に膨らんだ10年度概算要求から計240程度の事業を事業仕分けの対象とする方向。
11月中に結論をまとめ、年末の予算編成に反映させる考えだ。
仙谷由人行政刷新担当相は概算要求を3兆円程度圧縮し10年度当初予算案を一般会計で92兆円程度に抑えたいとの考えを示していたが、会合後の記者会見では「より小さい額がいい」と一層の削減に努める意向を表明した。
鳩山内閣は22日、税金の無駄遣いを洗い出す行政刷新会議の初会合を官邸で開いた。
議長を務める鳩山由紀夫首相は冒頭で「国民の目線で真に必要な予算に重点を置かなければならない。
できる限り歳出削減に切り込むことが国民の思いだ」と述べ、徹底した取り組みを指示した。
国家戦略室とともに内閣の両輪に位置付ける組織の本格始動で、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた政策を2010年度予算で実現するための財源確保が当面の課題だ。
事業の要不要を精査する「事業仕分け」の手法で取り組む方針だが、短期間で成果をあげられるか真価が問われる。
初会合では
(1)事業の妥当性、緊急性などを考慮し廃止を含めて検討
(2)規模が過大な事業や合理的な理由のない随意契約などは実施方法を見直す
(3)特別会計も対象(4)独立行政法人・国立大学法人、公益法人向け支出も再検討
―との基本方針を確認した。
子ども手当や公立高校の実質無償化など看板政策を盛り込み一般会計で過去最高の95兆円超に膨らんだ10年度概算要求から計240程度の事業を事業仕分けの対象とする方向。
11月中に結論をまとめ、年末の予算編成に反映させる考えだ。
仙谷由人行政刷新担当相は概算要求を3兆円程度圧縮し10年度当初予算案を一般会計で92兆円程度に抑えたいとの考えを示していたが、会合後の記者会見では「より小さい額がいい」と一層の削減に努める意向を表明した。