明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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岡田外相、アフガンを電撃訪問

2009年10月11日 18時04分16秒 | Weblog
岡田外相、アフガンを電撃訪問

岡田克也外相は11日午前(日本時間同日午後)、チャーター機でアフガニスタンの首都カブールを電撃的に訪問した。

アフガンをめぐっては鳩山由紀夫首相が支援策を日米関係の最優先課題に位置づけており、岡田氏はカルザイ大統領らアフガン側要人との会談や現地視察を通じて、具体策の取りまとめに向けた調整を急ぐ。

オバマ米大統領やゲーツ米国防長官の来日が迫る中、岡田氏のアフガン訪問でアフガン支援問題は転換点を迎えそうだ。

岡田氏は中国・北京で開かれた鳩山首相と温家宝首相との日中首脳会談に同席した後、アラブ首長国連邦のドバイ経由でカブール入りした。

今回の訪問は、「できるだけ早く現地をみたい」という岡田氏の強い希望で実現した。

日本の外相によるアフガン訪問は昨年5月の高村正彦氏以来となった。

つるべ落としの落日・自民党の凋落

2009年10月11日 16時52分53秒 | Weblog
つるべ落としの落日・自民党の凋落

見出しだけで笑わせてくれる記事があった。

自民、影の内閣見送り…“大臣”ポスト争い心配 (YOMIURI ONLINE 2009年10月9日)
自民党は8日、政策立案と国会運営との一体化を目指して新設する「政権政策委員会」の概要を固めた。
(中略)
谷垣氏は、政権奪還の決意を示す観点からも、「影の内閣」設置に意欲を示したが、「『影の大臣』と、『大臣』の名がつけばポスト争いが始まる」との異論もあり、構想を変更した。

貧すれば鈍す!
落ちれば落ちたものである。
影の内閣の大臣ポストが争いの種になるとは!

影の内閣設置はもともと谷垣自身が言いだしたもののようだ。
しかし、どこまで本気だったのか。

臨時国会前に「影の内閣」 (京都新聞 10/2)
自民党の谷垣禎一総裁は1日、京都新聞社など報道各社の共同インタビューで、設置の意向を示していた「シャドーキャビネット(影の内閣)」を臨時国会までに発足させる考えを明らかにした。さらに臨時国会の招集時期や八ツ場ダムについて鳩山内閣の対応を批判した。
 -「シャドーキャビネット」の構想と発足時期は。
 「民主の『次の内閣』のようなものだ。臨時国会前に発足させ、(影の内閣の担当者には)国会の常任委員会理事と党政務調査会の部会長を兼務させる」

谷垣は総裁就任後、党三役こそ早々と決めたが、その後は実にのろのろとした歩みが続いている。
これまでのところ大体この程度までが決まっているがこの先もまだ時間がかかりそうだ。
実際に動き出している民主党に比べると、その動きの鈍さには目も当てられない。

■総裁 谷垣 禎一(平成21年9月28日選出)
■幹事長 大島 理森(平成21年9月29日決定)
  幹事長代理 二階 俊博 園田 博之 長勢 甚遠 茂木 敏充
  副幹事長 (筆頭)
林 幹雄 村田 吉隆 古屋 圭司 西野 あきら 木村 太郎
竹下 亘 松本 純 江渡 聡徳 梶山 弘志 柴山 昌彦
■選挙対策局長 二階 俊博
■経理局長 山本 有二
■情報調査局長 村田 吉隆
■国際局長 河野太郎
■報道局長 茂木 敏充
■財務委員長 遠藤 利明
■組織運動本部長 石原 伸晃
広報本部長 小池 百合子
■国会対策委員長 川崎 二郎(平成21年9月29日決定)
  副委員長 (筆頭)浜田 靖一
  委員 伊東 良孝 小泉 進次郎 斉藤 健 橘 慶一郎

■総務会長 田野瀬 良太郎(平成21年9月29日決定)

■政務調査会長 石破 茂(平成21年9月29日決定)

……等々。

まだまだ埋めなければならないポストがある。
さて影の内閣を作ろうと思って党内を見回したら、もうろくな奴が残っていない。
残っている暇な連中で組閣しようとすると次のような内閣になる。

内閣総理大臣   谷垣禎一
外務大臣      武部勤  (偉大なるイエスマン・アメリカのご用聞きに)
財務大臣      鴻池 祥肇 (税金を女に貢ぐ色ボケじじい)
法務大臣      稲田朋美 (筋金入りの極右女・靖国法案成立を) 
総務大臣      鳩山邦夫 (亀井と競争で郵政いじめを) 
厚労大臣      福田康夫 (あなたとは違う厚労行政を)
国交大臣      古賀誠  (全国津々浦々に高速道路を)
文科大臣      麻生太郎 (漢字教育の推進)
経産大臣      中川 秀直 (議員収入トップ・金集めの才能を生かす)
農水大臣      加藤紘一 (裏切った元親分に総理からの恩返し)
防衛大臣      安倍晋三 (美しい国はまだ道半ば)
内閣官房長官    森喜朗 (象の巨体・ノミの心臓・サメの脳みその本領を)
国家公安委員長   平沢勝栄(ええこと言いのええ顔しい)

内閣総理大臣より偉そうな奴が多くなってしまった。
『みんなでやろうぜ』の超重量級内閣。
自民党の本質を国民に理解してもらうためには魅力的な内閣だと自画自賛するのだが……。

谷垣にすれば、どんな内閣を作っても、民主党内閣に比べようもないみっともない内閣になるのは目に見えている。
やめたのは賢明であった。

ダム建設凍結は「緑のダム」推進への第一歩

2009年10月11日 08時09分56秒 | Weblog
ダム建設凍結は「緑のダム」推進への第一歩

福祉政策には、社会保障と雇用という二つの柱がある。

そして公共事業には、モノをつくるということと、雇用を生み出すという、二つの側面がある。

すなわち、公共事業は福祉でもあるわけだ。

昨夜の報道ステーションで、月尾嘉男東大名誉教授がおおよそ以下のような趣旨の話をしていた。

エジプトに118あるといわれるピラミッド。どうしてこんなにつくったのか。

たとえば最初に建造を思い立った王が、技術者や労働者を集め、長年かけて一つ目のピラミッドを完成させる。

すると、ピラミッド建造の専門従事者チームとでもいえる集団ができあがる。

長い間、これで食べてきた人々を、完成後に失業させるわけにもいかず、雇用のために、ピラミッド建設事業が延々と続いていった。

つまり、ピラミッドの必要性よりも雇用を重視した政策だ。

日本のダム建設もこれに似て、ダムの必要性より地方の雇用対策という面があることは確かだ。その福祉的意義は否定しない。

しかし、道路もハコモノもダムも、つくり続けるには限界がある。あまり多くなると、その補修費、管理費だけで膨大な予算を食ってしまう。国全体としては、大きな負荷となるのだ。

なによりも、自然破壊は国の損失だ。ダムの場合、川の上流でできた土砂がせき止められて堆積し、下流から海岸へと流れる砂の量が減ることで、砂浜が侵食される。このため、突堤や人工岬の建設という別の公共事業が必要となる。

だから、治水利水にどうしても必要なダムは別として、事業確保と雇用を目的にした、工事のための工事はやめなければならない。

前置きが長くなったが、前原国交相が昨日、国直轄や水資源機構が進める56のダム事業について事実上、凍結する方針を示したことを評価したい。

6兆2000億円分の事業であり、継続すればさらにコストが膨らむのは確実と見られる。

昨今の節水技術の進歩で、水需要が減り、ダムの利水目的は薄らいだが、洪水対策、すなわち治水という面では効果がないとはいえない。ダム推進派はその点ををついて、凍結に猛反対するだろう。

それにつけても、民主党は「緑のダム」構想を、国民にもっとPRする必要があるのではないか。

森の再生である。日本の国土の73%は山地だ。

放ったらかしにされ、陽光が射し込まない森の土は、下草も生えず保水力を失い、やせ衰えている。豪雨時の土石流、がけ崩れの危険性が年ごとに増している。

森の保水力がもとに戻れば、ダムをつくるより、はるかに治水能力がある。

森の再生に投資し、そこに労働力が集まる条件を整えるのが将来の世代に対する政治のつとめであろう。

それと、農地の保護、拡大、農業者新規参入の促進だ。農地には治水の力も備わっている。

9月13日の当ブログで「農業政策の大転換」を訴えたが、その記事のなかで、減反による休耕田、耕作放棄地の増加、宅地転用などにより、この国の農地が減り続けている現状を書いた。

水を蓄え、食糧をつくる農地は「国民の命」そのものなのである。ゆめゆめ、マンションやパチンコ店に変えてもらっては困るのだ。

森と農地をよみがえらせ、年金、介護、医療を崩壊の淵から救い出すことに税金を使う。環境など成長分野の技術革新に重点投資する。そうしたパラダイムチェンジが政治に求められている。

贅沢でなくとも安心して生きられる社会にするには、人々が仕事を求めて集まってくる場所を変えねばならないし、変わらざるを得ないだろう。



森田知事とアサヒビール

2009年10月11日 08時02分47秒 | Weblog
森田知事とアサヒビール 千葉県問題(大野ひろみ)より

昨日の朝日新聞朝刊13面の全面広告で、森田知事とアサヒビール東関東統括本部長の対談が派手に載った。要するに、アサヒスーパードライの売り上げの一部を、九十九里浜の保全活動に寄附するということらしい。

すでに第1弾として、7月に855万104円が寄附され、その贈呈式で両者がにこやかにツーショットで収まっている写真も掲載されている。

折も折、昨夜開かれた「森田健作氏を告発する会」の世話人会議で、メンバーのひとりが、前回の知事選(2005年)の直前に出た「週刊金曜日」の森田氏に関する記事のコピーを持ってきてくれた。

その記事は横田一氏によるもので、「森田健作氏が立候補した本当の理由」というタイトルで、森田氏が千葉県知事選挙に立候補した背景には、首都圏連合をめざす右傾化知事3羽ガラス(石原東京都知事、松沢神奈川県知事、上田埼玉県知事)による、「堂本おろし」があったという有名な話だ。

堂本さんは、千葉に首都圏の産廃を運び込みたい3羽ガラスの意図に気づき、「首都圏連合」づくりには反対していたのだ。

千葉を首都圏のゴミ箱にしたい3羽ガラスの手の上で踊る森田氏、という構図はその当時から作られたものであり、千葉県だけが費用を負担する「アクアライン800円化」のカラクリが既にできていたことがよく分かる記事であった。

また、森田氏の偏った男女観が紹介されている。
2005年2月11日、千葉市で開かれた「建国記念の日を祝う千葉県民の集い」に来賓として出席した森田氏は、君が代斉唱のあと、日の丸に深々とお辞儀をし、声高な例の調子で千葉県の教育を批判した。

「(千葉県の教育は)男女の差別があってはいけないということで、中学校の体育の着替えは同じ部屋、騎馬戦も一緒。男らしさ、女らしさはダメだという。男らしさ、女らしさがなかったら、どうするのですか。後はオカマだけですよ!」

このような発言は、県議会のU議員を代表とする「男女共同参画」運動をバッシングする連中の常套句であるが、そのような事実は千葉県内のどの学校を調べても出てこない。
全くのガセネタ、デマ発言である。

そして、このあと登壇したのが、くだんのアサヒビール名誉顧問の中条高徳氏。発言はこうだ。「戦後教育は日本を悪者と教えた。特攻隊員たちは、使命感に燃えていた。靖国参拝は当然だ!」
森田氏に負けず劣らず、超国粋主義の人物だ。

更に「アサヒビール」で検索すると・・・
出ました!
中条氏は案の定「新しい歴史教科書をつくる会」の母体「日本教育再生機構」の賛同者だった。更に調べると、なんと長田百合子の「日本家庭教育再生機構」に熱烈な推薦文を書いている。この長田百合子というのはとんでもない人物で、「登校拒否の子どもを立ち直らせる」と称して、あの戸塚ヨットスクールを彷彿とさせるような暴力的な手法で子どもたちを拉致・監禁し、自殺者まで発生させている。その妹にいたっては、逮捕監禁致死罪に問われて、2007年に懲役3年6ヶ月の実刑判決をくらった。こういう輩を賞賛する中条氏もまた、体罰奨励・戦前回帰主義者なのであろう。

昨日の森田知事とアサヒビールの仲良し記事は、国粋主義同士、当然と言えば当然の組み合わせである。

しかし、先日の「千葉県の教育を元気にする有識者会議」といい、昨日のアサヒビールといい、薄気味悪い右傾化が、千葉県で急ピッチで進んでいるのは確かである