明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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エリート新人議員のプライドを粉砕した小沢流教育術

2009年10月31日 15時27分48秒 | Weblog
エリート新人議員のプライドを粉砕した小沢流教育術

「古い奴だとお思いでしょうが・・・」という昔懐かしい鶴田浩二の歌の台詞があるが、誰がなんと言おうと自分流をつらぬく小沢一郎という人物の、頑固一徹には恐れ入る。

行政刷新会議の事業仕分けから、エリート新人議員を研修の場に引き揚げさせたのは、小沢と距離を置く仙谷由人や枝野幸男への嫌がらせのように見えなくもない。

しかし、ただでさえ当選と政権奪取で浮かれがちの議員たちに、あえて冷や水を浴びせ、ブレヒトの演劇論に言う「異化効果」に似たものを民主党内にもたらしたという面では、深く考えさせられる。

「必殺仕分け人」に抜擢された元官僚や検察官や市長ら14人の新人議員は、自らのキャリアに誇りと自信を持った面々だ。内心、新人研修といった生徒扱いに抵抗を感じるある種の驕りがあっても不思議ではない。

早々と大役の出番がまわってきて、その人たちが「やるぞ」とその気になった瞬間、「君たちはまだ見習いだ」とばかり、プライドをズタズタにして引きずりおろした。

悪く言えば「空気を読めぬ小沢流」、良く言えば「空気を破って足元を見つめ直させる小沢流」となる。

当然、メディアは「研修より事業仕分けのほうが大事だろう」と、いっせいに小沢攻撃をはじめる。筆者も事業仕分けに期待していただけに首をひねった。

ところが、あんまりメディアがこの件で騒ぎ立てるので、へそ曲がりの筆者は違う物の見方を書いてみたくなった。

小沢流政治教育の流儀は、「理屈より下働き」だ。9月4日にも書いたが、小沢邸には将来の政治家をめざす書生たちがいる。

「掃除のできない奴が政界を掃除できるわけがない」という小沢は、靴磨きから犬の世話まで料理以外の家事をこなせるよう、書生を仕込んできたという。

新人議員たちが、民主党に追い風が吹くかどうか分からない次の選挙でも勝つためには、センセイ然としてかまえていてはだめで、地を這うような日々の地道な活動が大切だ。それが小沢の考えであろう。

「選挙優先の政治屋」と蔑まれようと、選挙に勝たなければ政治はできない。

頭でっかちのエリートたちが、街角で一般庶民にしっかりと頭を下げられるように仕込むには、そうとう骨が折れる。

選挙の神様といわれる小沢は、「傷だらけの政治家人生」を歩み、つまるところ票の数が物をいう政治のリアリズムを身にしみて知っている。

彼が選挙でいちばん手痛い目にあったのは、平成三年四月の東京都知事選で敗北し、自民党幹事長を辞任したときだ。

参院の与野党逆転を解消するため公明党の協力がほしかった小沢自民党幹事長は、候補者に公明党が推すNHK出身の磯村尚徳を擁立した。

磯村はNHKの人気ニュースキャスターだった人物で、高齢の現職知事、鈴木俊一より有利に見えた。磯村は選挙活動中、銭湯に飛び込み、裸体をさらして客の背中を流すなどのパフォーマンスをテレビカメラの前で演じたが、結果はむなしいものだった。

小沢の自民党本部と、鈴木を推す都連が対立し、分裂選挙となっていたのだから、勝敗は最初から決まっていた。ブームやムードといった、うわついたものに期待し、政治のリアリズムを無視した小沢の悔恨の一戦となった。

その後、小沢は心臓病で入院、秋まで療養生活を余儀なくされ、小沢が主導していた海部内閣の政治改革は頓挫した。

彼の原理主義的言動は、むしろこうした数々の失敗から学んだリアリズムに裏打ちされているともいえる。

ところで以上のように書くと、いかにも小沢一郎は選挙至上主義者のようであり、たしかにその一面はある。

しかし、文芸春秋10月号の「政治部記者53人アンケート」で、民主党の構想力ナンバーワン議員に選ばれたのは小沢一郎だった。

その根拠は彼の著書「日本改造計画」にある。「駄本が多い政治家本のなかで名著」と評価する人が多く、この本への批判的意見はなかったという。以下にいくつか意見を並べてみる。

「賛否はともかく、自分なりの世界観、大局観を持っているのはこの人以外にない」

「政権交代、自民党打破と16年間訴え続け、ついに実現。功罪の罪は多々語られるが、構想力の面で右に出るものはいない」

「口が堅く、文章が書けるという点で田中角栄元首相と酷似している」

おそらく常日頃は小沢批判をくりひろげているだろう新聞、テレビ、通信社の記者53人のアンケート結果として、非常に興味深い。

もし新聞記者がまともに小沢の構想力を持ち上げる記事を出稿しようものなら、おそらくデスクに「何だ、このちょうちん記事は!」と怒鳴られるのがおちだろう。

ならば、筆者も「ちょうちん」といわれる前に、これからすこしばかり苦言を呈したい。

小沢流は理解できるとしても、やはり今回は、行政刷新会議の事業仕分けに新人を参加させてほしかった。

政界の最高実力者と目される人物であるからこそ、その「狭量」はいささか気にかかる。

何かあれば小沢一郎の陰謀のように言われ、人間不信に陥りがちになるのは分からぬでもないが、今回の一件は、日ごろ自らに批判的な仙谷や枝野らに、指導者の器量を示すチャンスだったはずだ。

ともあれ、事業仕分けは議員7人のほか民間から20人ほどが参加してこれから本格的に進められる。その成果を大いに期待したい。

紅葉だより

2009年10月31日 09時04分39秒 | Weblog
嵐山へ直通列車 阪急電鉄、紅葉シーズンに合わせ

阪急電鉄は秋の観光シーズンに合わせ、31日~11月27日の週末を中心に神戸・宝塚方面から嵐山駅(京都市西京区)まで乗り換えなしで結ぶ臨時直通電車を運行する。

神戸、宝塚方面から十三駅までの主要駅に停車した後、桂から嵐山まで各駅に停車する。期間中の11月21~23日を除く土日曜・祝日に高速神戸(神戸市)と宝塚(宝塚市)の両駅から午前に往路、夕方に復路を各1本運行する。

片道約1時間半で京都まで結ぶ。同16~20日、24~27日は高速神戸のみ運行する。

31日~11月15日の土日曜・祝日は嵐山-河原町でも1日計9本の臨時列車を運行し、市中心部へのアクセスを強化する。

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紅葉だより

京都の名所 色づき状況 更新日
洛北
貴船神社  色づき始め 10/28
三千院   色づき始め 10/30
寂光院   青葉 10/27
宝泉院   青葉 10/27
実相院   色づき始め 10/27
蓮華寺   青葉 10/27
曼殊院   青葉 10/27
詩仙堂   色づき始め 10/27
圓光寺   青葉 10/27
源光庵   色づき始め 10/28
高桐院   青葉 10/28
洛中
糺の森   青葉 10/27
北野天満宮 青葉 10/29
京都御苑  青葉 10/27
妙覚寺 色づき始め 10/27
洛東
真如堂   青葉 10/30
法然院   青葉 10/30
永観堂   青葉 10/30
南禅寺   青葉 10/30
高台寺   青葉 10/26
清水寺   青葉 10/26
毘沙門堂  青葉 10/30
洛西
神護寺   色づき始め 10/27
常寂光寺  青葉 10/30
天龍寺   色づき始め 10/30
祇王寺   青葉 10/30
嵐山・渡月橋 色づき始め 10/30
光明寺   色づき始め 10/28
善峯寺   色づき始め 10/28
洛南
東福寺   色づき始め 10/30
光明院   色づき始め 10/30
泉涌寺   青葉 10/30
興聖寺   青葉 10/30
醍醐寺   青葉 10/27

代表質問、民主ペースに終始 追及かわす首相

2009年10月31日 09時00分18秒 | Weblog
代表質問、民主ペースに終始 追及かわす首相

国会は30日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する3日間の各党代表質問を終えた。

衆参両院本会議の質疑は、政権交代の勢いに乗った民主党ペースに終始。

首相は緩急を織り交ぜた答弁で自民党の追及をかわし、各閣僚も時折、型破りな答弁をみせて政治主導を演出した。

11月2日からは衆院予算委員会に舞台を移し、与野党論戦の「第二ラウンド」が始る。

「連立政権の政策とかなり近い部分があるなと実感した」「人づくりは国づくりだとおっしゃる代表の主張は、誠に思いが共通するところだ」。

首相は30日の参院本会議で、公明党の山口那津男代表に親近感をにじませる表現を使って答えた。

30日、USダウ急反落。 ダウ249ドル安 景気不透明感、リスク投資の巻き戻し

2009年10月31日 07時44分01秒 | Weblog
30日の米株式相場は急反落。

ダウ工業株30種平均は前日比249ドル85セント安の9712ドル73セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同52.44ポイント安の2045.11で終えた。

米景気に対する不透明感を背景とした売りが出た。

ダウ平均の下落幅は4月下旬以来、約半年ぶりの大きさとなり、前日の上昇分(199ドル)を超える下げとなった。

前日大きく上げた反動で売り先行で始まった後、午前中ごろから相場は下げ幅を広げた。

朝方発表された9月の個人消費支出(PCE)が前月比0.5%減。

10月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は54.2に上昇したが、前日の7~9月期の実質国内総生産(GDP)のような力強い景気回復を示す内容ではなかったと受け止められた。

株安に加え、外国為替市場でドルが相対的に金利の高いユーロなどに対して大幅反発。

原油相場が水準を切り下げるなど、リスク資産への投資を手じまう動きも目立った。

月末だったのに加え、一部投資信託の年度末となるため、機関投資家からの持ち高調整の売りが膨らんだとの声もあった。

著名アナリストが米銀大手シティグループが10~12月期に多額の繰り延べ税金資産の評価減をする可能性があると指摘したことが報じられた。

金融のCITグループが早期に連邦破産法適用を申請する可能性があるなどと伝わったことも、市場心理を冷やした。

金融株は前日の上げが大きかったこともあり、アルコアなど素材株とともに下げを主導。ダウ平均は一時、278ドル安まで下落する場面があった。

CME日経225先物 9740円