明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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「新たな埋蔵金」活用へ=公益法人に過剰資産-来年度予算

2009年10月26日 19時04分11秒 | Weblog
「新たな埋蔵金」活用へ=公益法人に過剰資産-来年度予算

政府は23日、2010年度予算編成で、公益法人や独立行政法人の過剰資産を財源として活用する方針を固めた。

対象は国からの補助金を原資にした基金や内部留保など。

行政刷新会議と財務省は09年度予算で財源とした財政投融資特別会計の資金など「埋蔵金」が枯渇しつつあることを踏まえ、公益法人などに眠る「新たな埋蔵金」を掘り起こし、マニフェスト(政権公約)で示した子ども手当などに必要な6兆9000億円の一部に振り向ける考えだ。

USダウ反落。東証は続騰。 USダウ先物、時間外、売り買い交錯も最後は買い優勢。

2009年10月26日 15時35分34秒 | Weblog
日経平均は10,362円の79円高。東証1部の値上がり銘柄数は1,201、値下り銘柄数は382。出来高は17億3,035万株。

今週は決算発表を行う企業の33.5%が実施し、30日には全体の18.1%の発表が集中します。企業は下期の見通しに対する慎重なスタンスを崩さないだろうと見られていますが、相場はこうした懸念とは裏腹に堅調でした。

30日に決算発表を行うソニー(6758)は為替前提がドルで93円なので、円高デメリットを受けていますが、ユーロの前提は130円なので、対ユーロでは円安メリットを受けるという期待から値上がりしました。

豊田自動織機(6201)は自動車車両、エンジン、コンプレッサーの販売が好調で、海外でのコスト削減が想定以上に進んだために、上期の営業赤字見通しを150億円→赤字30億円に上方修正したことで値上がりしましたが、他のトヨタ系部品会社に対する見方も明るさをともしました。

川崎重工が技術供与する南車青島四方機車車両が、中国鉄道省から2011年に走行する北京-上海間の高速鉄道で車両140編成を受注したと報じられたために川崎重工も買われ、中国で鉄道建設計画は数多くあるため、受注拡大期待から東洋電機や日本車輌なども連想買いが入り、値上がりしています。

日経ジャスダック平均は1,225円の0.23円安。

先週金曜日に新規公開したデ・ウエスタン・セラピクテスは一時ストップ高まで買われましたが、後場は上げ幅を縮めました。

東証マザーズ市場に上場している、不動産再生事業のアルデプロ(8925)は不適切な会計の修正により、前期で債務超過となる見込みで、東証も監理銘柄(審査中)に指定すると発表したことでストップ安となりました。

「政権交代は無血の平成維新」 首相、初の所信表明

2009年10月26日 15時22分39秒 | Weblog
「政権交代は無血の平成維新」 首相、初の所信表明

鳩山由紀夫首相は26日午後、衆参両院の本会議で就任後初の所信表明演説を行った。政権交代による鳩山内閣の取り組みを「無血の平成維新」と位置づけ、国民生活と弱者を重視した「友愛政治」の実現に向けた決意を表明した。

一方で、首相は政治への信頼回復を訴える中で自身の政治資金問題について触れ、「政治への不信を持たれ、国民にご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っている」と謝罪。「捜査に全面協力する」と表明した。

首相は「変革の本番はまさにこれから」だと、初の国会論戦に臨む決意を表明。「戦後行政の大掃除」を実行する考えを冒頭で掲げる。

官僚依存から政治主導、国民主導への転換を目指し、無駄遣い排除や天下りあっせんの全面禁止、情報公開の徹底を推進。「税金の使い道と予算編成のあり方を徹底的に見直す」として、菅直人副総理とともに財政構造の転換を図る考えを強調する。

「友愛政治の原点」については、「大きな政府とか小さな政府とか申し上げるその前に、政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない」と指摘。経済合理性に偏りすぎない「人間のための経済への転換」を提唱する。社会のきずなを再生させて「新しい公共」を育てるために、市民やNPOの活動を側面から支援していくことが「21世紀の政治の役割」だと説く。

また、「人間のための経済」を実現するためには「地域主権」が不可欠だとして、「国と地方が対等に協議する場の法制化」を訴える。農家への戸別所得補償制度や郵政事業の見直しも、地域社会の再興のためだと位置づける。

このほか衆院選マニフェストに掲げた目玉公約では、子ども手当の創設、ガソリン税の暫定税率の廃止、高速道路の原則無料化などに言及。前原誠司国土交通相が打ち出した羽田空港のハブ空港化についても、「アジアの国際拠点とするため、羽田の24時間国際拠点空港化など、真に必要なインフラ整備を戦略的に進める」と触れる。

外交・安全保障では「基盤となるのは、緊密かつ対等な日米同盟」と強調。世界の諸課題の解決に向けて日本からも積極的に提言し、「重層的な日米同盟を深化させる」と表明。オバマ大統領が提唱した「核のない世界」の実現に向けて「不退転の決意」であたると述べる。

結びでは、「従来の発想のまま成熟から衰退への路(みち)をたどるのか、それとも新たな志で成熟の先の飛躍を見いだすのか、選択の岐路に立っている」として、政権への協力と参加を国民に訴える。

     ◇

■所信表明演説の骨子

・官僚依存の仕組みを排し、政治主導・国民主導の新しい政治に百八十度転換する。

・私の政治資金の問題では捜査に全面的に協力する。

・弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されるのが友愛政治の原点だ。

・市民やNPOの活動を側面から支援する。

・家計を直接応援することで「人間のための経済」への転換を図る。内需中心の安定的な成長を実現する。

・地域のことは地域に住む住民が決める「地域主権」改革を断行する。

・2020年に温室効果ガスを1990年比で25%削減する目標を掲げ、国際交渉を主導する。

・緊密かつ対等な日米関係を基盤とする。



政権交代国会、議員のガチンコ対決を期待する

2009年10月26日 11時24分35秒 | Weblog
政権交代国会、議員のガチンコ対決を期待する

どうして自分は毎日のようにブログなどというものを書いているのか、不思議に思うことがある。

商売をやっている人間が、一銭にもならないことに時間を費やしている。しかも、政治という厄介なシロモノが相手だ。

まことに酔狂というほかないが、なぜかこの拙文を、筆者の当初の想像をはるかに超える多くの方々に読んでいただいている。ただただ、この奇跡に感謝するしかない。

さて、昨日の神奈川と静岡の参院補選で、民主党候補が勝利した。これで参院民主党は115議席となり、あと7議席で過半数の122議席に達する。

勢いというか、流れというか、これは少々、メディアが民主党の欠点を並べ立ててみても、簡単には変えられそうもない。

やはり、どこか新政権に期待が持てるのだろう。始まったばかりのドラマに、ときおり雑音が混じっても、チャンネルを途中で変えずに、あるところまでは見届けたい。

そんな空気が世の中にたっぷり満ちているから、参院補選で民主党が勝ったといっても、なんら驚くことはない。

これまでとガラリと変わった政治模様。新政権の閣僚や副大臣、政務官の奮闘と、ときには右往左往する姿。その新鮮さに多くの国民は目を見張る。

みんな、用意周到に官僚が振付けた政治芝居には辟易しているのだ。

政治家どうしがガチンコ議論をやったり、悩んだり迷ったりする楽屋裏を国民の目にさらすという、「政策決定過程の透明化」をできる限り進めれば、日本の政治の土壌が豊かになってくるだろう。

つまり、国民の政治を見る目が肥えてくるということだ。多種多様の利害が絡む政治に迷いや悩みはつきものである。

むしろ、混乱や行き違いのないように整然としつらえられた儀式政治には、まったくリアリティーはない。

政権交代で見えてきた、過去の政策決定過程との違いによって、われわれ国民の頭の中には、立て板に水の嘘つきよりも、しどろもどろの正直者を評価する思考回路ができつつあるのではないか。

今日から臨時国会が36日間の予定でスタートする。官僚の代弁や、官僚の答弁メモに依存してきたこれまでの政権と異なり、大臣、副大臣、政務官のいわゆる政務三役が野党の質問を受けて立つ。

今日の日経の記事に、最大野党、自民党は「質問の事前通告はしない。政務三役は立ち往生し、審議の混乱は必至だ」と手ぐすねを引いている、とある。

けっこうなことではないか。お互い、議員どうしが、ガチンコで議論風発。それこそが国会の真の姿だ。

分からないことは分からない、間違ったら間違ったと素直に言う。答弁に窮してもいい。ウソをつかないこと。それだけは新内閣にのぞみたい。

官僚の舞台回しのない、新しい国会の姿とはどんなもので、どのように展開するものなのか。所信表明や代表質問も大事だが、やはりその後の委員会審議への興味と期待が大きくふくらむ。



沈まぬ太陽、沈まぬ町

2009年10月26日 09時29分58秒 | Weblog
沈まぬ太陽、沈まぬ町(大野ひろみ)より

昨日珍しく午前中に休みが取れたので、急遽近くの映画館に 「沈まぬ太陽」を観に行く。上映時間3時間半、途中休憩が10分入る大作だ。

原作は山崎豊子。ナショナル・フラッグ・キャリアー「日本航空」のおぞましい体質を描いた問題作。JALは安全運行よりも営利優先に走り、その結果あの御巣鷹山事故を引き起こした。
主人公は乗員・職員の待遇改善に奔走する組合委員長恩地。首相フライトにストライキをぶつけ、報復人事として、そのあとカラチ、テヘラン、ナイロビと、海外の僻地勤務を強要され続ける。パワーハラスメントを一身に受けたと言えよう。

実は私はかつて日本航空大阪支店に勤務していた。採用されると自動的に「第二組合」に入会させられ、首をかしげた記憶がある。あれも、会社にたてつく「元祖・第一組合」を切り崩すJALの露骨な作戦だったのだ。
恩地(モデルは小倉氏)に懲りたJALは、この第二組合に新人を次々入会させ、着々と「御用組合」を肥大化させていったのだ。

JALの乗員の待遇悪化は過酷を極め、実は世界でも例をみないひどさである。 パイロットは世間から見れば高給取りかも知れないが、結構勤務はきつく、体を悪くする者が多い。世界中を短時間で飛び回るので、「時差」が健康を蝕む。医者によれば、人間は「時差」には決して慣れることはないそうだ。また、かつては1機、キャプテン、副操縦士、エンジニアの3人で飛んでいたが、営利優先人員削減のためエンジニアが消滅。長時間の国際線でもキャプテンと副操縦士の2人体制となった。飛行機と乗員は休ませると「ムダ」が出るので、香港日帰り、ハワイとんぼ帰りなど当たり前。健康を害し、半年に1度の身体検査でひっかかると即フライト停止。報酬は「基本給」(かなり低い)のみとなる。乗員は「飛んでなんぼ」の世界だから、飛べないとなると生活は途端に苦しくなるのだ。

しかし、JALの最大の問題は「政治との癒着」だ。
映画でも描かれるが、1企業とは言え、政府出資の国策会社。常に政治家(航空族)が手を突っ込み利権を貪りにかかる。JALの首脳陣は、御巣鷹山の事故も責任のなすりあいに終始。政治献金と出世競争がからみあい、自己保全に走る利己的な役員ばかりだ。御巣鷹山のあと、救世主のように現れたカネボウの伊籐会長がJALの新会長に就任。私も夫も大いに期待したが、ゴミ掃除を「やりすぎ」、1年半ほどで失脚。JALはその後も旧態依然の経営体質から脱却できず、失速を続け今存亡の危機にあえいでいる。

JALはドルの先物買い(円高が進んでも元のレートで買わなければならない)で、2200億円損失。また世界中でホテルを不明朗な価格で買収。これも大損を出した。 放漫経営。政界・財界・総会屋・裏社会と通じ、どんな粉飾決算も可能だと噂される。

映画では、自民党政治家(航空族)とJALの癒着がこれでもかと描かれる。料亭、芸者、豪華ヨット、美人局などなど・・・日本にはびこってきた構造的腐敗を映画から感じ取っていただきたい。ひとりでも多くの方に見てもらいたい映画だ。

これは八ッ場ダムでも同じではないか。国民の税金を食い物にして、官民接待を繰り返しながら天下り役人を受け入れる装置として機能してきた。政官業の癒着という根っこは全く同じである。

ダムに沈むことを防げた町、長野原町。

沈まぬ太陽と沈まぬ町。

政治の闇から辛うじて逃れることができた奇跡(軌跡)をかみしめながら映画館をあとにした。