Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその549: Jimmy Smith

2010-07-19 23:11:05 | Weblog
先の音楽ネタで、私のメイン・バンドであるButzmetz LingerieZにキーボードが入るかもしれないと書いた。

実をいうと、私は若い頃やたらと素晴らしいピアニストやキーボード・プレイヤーと一緒にアンサンブルをする機会に偶然恵まれ(例えば川村結花ちゃ んとか田ノ岡三郎クンとかね)、それが良くも悪くもその後の音楽人生に影響を与えたように思う。当時の私はまだ20代後半くらいで、ゴリゴリのロックから 多少ジャズに嗜好がシフトしつつあった頃。やはりコードの広がりとか分厚さという点で、ギターではピアノに負ける。まして、素晴らしいピアニストともなれ ば尚更だった。正直、アンサンブルの中でピアニストとどう間合いを取っていいのかわからなかったのだ。

優れたジャズ・ギタリストなどは、ピアノがいる場合コンピング(伴奏)をしないような例もあるが、これが若い頃にはわからなかったんだな。「なん で弾かねぇの?世の中、やっぱ勝ち負けちゃうの?」ぐらいの勢いでしたな、私は(笑)。もちろん、ギターにはギターなりのコード感てのがあって、これは逆 にピアノでは出せなかったりするんだけど、そういうギターなりのアンサンブルの中での「立ち位置」なるものが体感的に理解できるようになったのはほんとつ い最近ですな。

さて、Butzmetzとは別に、最近新しく組んだバンドがあって、これはギター・オルガン・ドラムのトリオ。最近やたらと活動が活発な狸坂バン ドもS君という素晴らしいピアニストがいるし、純粋にギターだけのアンサンブルは一番力を抜いているMIKA & UHDAくらいだ。ピアニストとの間合いの取り方を楽しめる年齢になったのを機会に、今後はキーボードとのアンサンブルの中で自分に何ができるかを追求し てみたいとも思うし、逆に、ギターの響きの美しさにフォーカスしたアンサンブルにも挑戦したいもんだね。

さて、相変わらず前ふりが長いが(笑)、今宵の音楽ネタはオルガンの巨匠、Jimmy Smith. 単独で取り上げるのは初めてかな。ウェス・モンゴメリーとの競演でも有名なジャズ・オルガンの名手で、2005年に亡くなるまで精力的に活動を続けた陽気 で豪快なジャズメン。映像は、これまた名手、Phil Upchurchとの競演で、ジミーの定番"Back at the Chicken Shack"(http://www.youtube.com/watch?v=8kxpNuRW9n0). こんな感じの豪快なブルースが普通にできればいいよね。ゴキゲン。

さて連休も終わって明日から普通に仕事だ。いきなり現実に引き戻されるねぇ(笑)。

-Butzmetz社長(http://www.butzmetz.com/)-

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