Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその291:筋肉少女帯

2008-05-29 22:59:47 | Weblog
考えてみれば、この音楽ネタに日本人アーティストが登場することは少ない。せいぜい、渡辺香津美、渡辺貞夫、佐藤允彦といったジャズメンばかりだ。単に私が日本のミュージシャンにそれほど魅力を感じていないというところも大きいのだが、今宵は日本のロックシーンでも異色のバンドである筋肉少女帯にいってみよう。

ヴォーカルである大槻ケンヂの、一風変わった歌詞がバンドのカラーを決定づけているように思うが、アンサンブルは決してゲテモノではなく、むしろ巧い。私はこのバンドのキーボード・三柴江戸蔵が大好物で、単なるヘヴィメタルやプログレサウンドに留まることなく、ジャズの匂いまで感じられるスタイルが、このバンドを特異な存在にしていると思う。

映像は初期の代表作の一つ、「キノコパワー」。むちゃおもろい(笑)。

(Butzmetz社長)

Butzmetz新ドラマー決定!

2008-05-27 00:49:11 | Weblog
近況報告。遂に新ドラマー決定です!

今回、ご応募いただいたのは合計4人。まずはご応募いただいた皆さんに感謝したいと思います。いずれも素晴らしい方々で選考には悩みましたが、最終的にはMySpace経由・他薦でご応募いただいたK.I.さんに決定しました。決め手はジャズの素養が深く、かつ私たちのバンドに一番親和性が感じられたからです。K.I.さんは、今は基本的にカタギの仕事をされているようですが、30代の頃は辛島文雄さん、クリヤマコトさん、寺下誠さんといったバリバリのジャズメンとも仕事をされていたプロフェッショナル。プログレ・シーンでいえば、FLAT122というバンドに一時期在籍されたこともある、柔軟な音楽性を持った方です。

私生活の上でも大先輩で、なんとバツ3(笑)。今後、その当たりのノウハウも吸収できればと思います(爆)。今後はリハを重ね、早くて8月後半、遅くても9月には新生・第2期Butzmetzを皆さんの前に披露できるでしょう。請うご期待!

(Butzmetz社長)

音楽ネタその290:渡辺香津美KYLYN Live

2008-05-27 00:36:59 | Weblog
我がバンド、Butzmetz LingerieZの元ドラマーであるE.D君のmixi日記から引用。なんど渡辺香津美氏の伝説のユニット、KYLYNのライブにいってみよう。非常に長いので、パート1パート2にて。正に日本におけるクロスオーバー・フュージョン黎明期の画期的なセッションだと思う。

いやぁ、YouTubeにUpされたのは奇跡に近いぞ(笑)。香津美さんが若くて、まだヒゲがないのが新鮮だが、もうこの頃から完成されているよね。今の香津美さんと変わらない素晴らしさというか、さすが天才ギタリスト。もう脱帽ですな。

なお、参加メンバーもすごい。坂本龍一、矢野顕子、村上秀一、清水靖晃、 本多俊之、向井滋春、小原礼、ペッカー。今、彼らを一同に集めたセッションを企画すれば、一晩いくらギャラかかるんだろね?(笑)

(Butzmetz社長)

音楽ネタその289:Stevie Wonder (partxx)

2008-05-24 21:54:31 | Weblog
今朝はButzmetz LingerieZ以外に私がやっているギターユニットUHDAの久しぶりのリハーサルがあったのだが、リハの最後の方に相棒のさ●きさんが"Lately"の一節を弾き出した。おお、来たな名曲!というわけで、私の日記にはもう何度ご登場いただいたかわからない音楽神(笑)、Stevie Wonderにいってみよう。

楽曲はもちろん、"Lately". 短い曲だが、本当に珠玉のバラードだ。歌詞の内容は、今にもフラれそうなオトコの情けない心情を綴ったようなものだが(爆)、ほんとこの頃のスティービーは悪魔に魂を売ったとしか思えないほど美しい楽曲を多く生み出している。最高だね。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその288: 3 Kings

2008-05-20 23:15:38 | Weblog
今宵もまた適当なYouTube Surf. 3 Kingsこと、3人の偉大なブルース・ギタリストにいってみようか。偶然にも3人ともファミリーネームがKing。かなりのcoinsidenseではなかろうか(笑)。ま、3人ともギターの素晴らしさはともかく、歌がバツグンにうまくて味があるんだよね。実際に存命なのがBBだけ、というのが残念ではあるが。

まずはFreddie Kingで曲は"Have You Ever Loved a Woman". エリック・クラプトンにもカバーされた名曲だ。3人の中では一番攻撃的な音色だな。ストラップの掛け方が印象的で、首からかけるのではなく肩にひっかけてる。顔も一番濃いかも(爆)。

お次はAlbert Kingで、曲は"Born Under a Bad Sign". なんてベタな題名(笑)。これぞブルースという曲だな。これはクラプトンが在籍した伝説のグループ、Creamにカバーされている。この人の最大の特徴はやっぱ左利きというところなのだが、ジミ・ヘンドリックスのように弦を張り替えているわけではなく、右利き用のギターをそのまま左で弾いている。従い、弦も細い1弦がそのまま上に来る。音色は3人の中で一番ソフトな印象だ。後はフライングVというキワモノギター(笑)を弾いているところかな。フライングV といえばヘヴィメタルやハードロックという印象だが、特にコリーナ材のフライングVは実に枯れた味わい深い音を出せる。実際、ブルースやジャズにピッタリのサウンドだったりするのだ。これほんと。

最後はKing of BluesことB.B. King. 楽曲は、もうこれしかないでしょう。"Everyday I have the Blues". もう何も言いますまい。これぞ正にアーバン・ブルースですな。最高(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその287:Donald Fagen

2008-05-18 22:15:15 | Weblog
調子がいいのでもう一発。Steely Danの中心人物、Donald Fagenにいってみよう。

映像は彼のソロプロジェクトの中の一曲で"New Frontier". なんというか、ヒネくれたオタク少年の歪んだラブストーリーといった趣の曲だが(笑)、メインのSteely Danに比べれば幾分ポップな印象だな。テクノっぽいアレンジも聞きやすい。知的なサウンドなのに、どこかearthyな感じがするのは、ブルース・ハープと、同じくブルージーなギターが良いエッセンスになっているからだと思う。

ちなみにSteely Danという言葉、ウィリアム・バロウズの問題作、"Naked Lunch"に出てくるオトナのオモチャのことである(爆)。こういうセンス、大好き(笑)。こういう毒のあるネーミング、今の日本には期待できんのが痛い。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその286:Led Zeppelin (partxx)

2008-05-18 14:28:39 | Weblog
最近ジャズ系が続いたのでロックにいってみよう。もう私の日記には何度もご登場いただいているブリティッシュ・ロック・ジャイアント、Led Zeppelin.

名曲がいろいろありすぎて選択に悩むが、今日は"Kashimir"にいってみようか。中期ツェッペリンの代表作といっていいだろう。大好きな曲だ。ソロパートがあるわけでもなく、淡々と繰り広げられるアンサンブルだが、ポリリズミックなアプローチが採用されており、クラシック音楽のような趣も感じられる名作だと思う。作品発表後は必ずライブで演奏される定番となった。この映像は、恐らくジョン・ボーナム生存中の最後の大型フェスティバルである Knebworthでのライブから。

なお、ジミー・ペイジがこの曲で弾いているギター、ダン・エレクトロについても少し。彼は変則チューニング、特にオープンDが大好物のようで、変則チューニングの際には大抵このギターを使う。プロの現場でこの安物ギターを愛用しているのは、正直ジミー・ペイジくらいで(笑)、作りも大したことはない。ボディなんてベニヤ材だし(笑)。ま、どんな楽器を使おうが、名演は生まれるときには生まれるのだ(爆)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその285:G. Green, B. Kessel & K. Burrell

2008-05-17 23:59:56 | Weblog
これも適当なYouTube Surfによるもの。ジャズ・ギターの巨匠3人、Grant Green, Barney Kessel及びKenny Burrellによる素晴らしいアンサンブルだ。

残念ながらこの3人のうち存命なのはケニー・バレルだけだが、3人とも基本に忠実なブルージーな演奏を聞かせてくれる。最高だね(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその284:Herbie Hancock (part3)

2008-05-17 14:28:46 | Weblog
またもや数回前のネタとかぶるがご容赦いただきたい。これも偶然のYouTube Surfによる結果だ。Herbie Hancockの、これまた代表作の一つである"Maiden Voyage"にいってみよう。

大変美しい曲だ。この映像はどうやらテレビ番組のようだが、冒頭にハービーのインタビュー映像もある。その中で、彼自身がこの曲について「自分が作曲した中でもベストに入る」とまで言及している。オリジナルと異なりピアノトリオでやっている分、いわゆる4th Built Voicing(4度積みですな)の美しい不安定な響きが却って際立っているように思う。ドラムのトニー・ウィリアムスの抑制的な演奏も大変渋い。

でもこれ、結構他者を寄せ付けない孤高の位置にある楽曲だな。決して難しい曲というわけではないと思うが、あまり気軽にバンドでできるような曲ではないんだよね。当然、ウチらのバンドでやるつもりもない。そもそも、こんな静かな曲、あのバンドではできまへん(笑)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその283:Tal Farlow

2008-05-15 21:56:18 | Weblog
久しぶりの音楽ネタはジャズギターの巨匠、Tal Farlowにいってみよう。

御年80を越えて未だ現役。先に上げたチャック・ベリーでもないが、数多くのジャズ・ジャイアンツが鬼籍に入っていく中、まだ元気に活躍しているのは嬉しい限りだ。

スタイルはハード・バップをベースにしており、かなり速いパッセージをも弾き切るテクニックを持つ。手が異常にでかく、結構ワイド・ハンド・ストレッチを使ったヴォイシングを多用している。ハーモニクスの使い方もうまいな。

映像はソロギターで"Misty". 渋いねー(笑)。

(Butzmetz社長)