この日曜日はButzmetzで初のイベントに出演。というのも、Butzmetzの音源を、やれYouTubeだのホームページだの、色々なところに掲載している関係で、ある日突然ガイジンからメールを受信。読むと「おまえらのバンドおもしれーから是非俺が企画しているイベントに出ないか」というお誘い。ただでさえトモダチの少ないバンドなので(笑)、こういうお声掛けはありがたい。とはいえ、すぐに出演できるほど器用なアンサンブルでもないので、ようやくこの日曜日に実現できたわけさ。
場所は新宿御苑近くのインドカレー屋さん。これがまたおかしいんだけど、行ってみたら客はガイジンばっか。ウチらみたいなサウンドはウケがいいのかな、と思いきや、実はそうでもなく(笑)、ウチらは5バンド中2番目の出演だったんだけど、最初のバンドがフォークというかカントリー系の音楽で、ウチらの「爆音・変拍子・アヴァンギャルド・ジャズもどき」音楽が始まると、そのバンドのお客さんらしき人が半分くらい帰っちゃった(爆)。ま、これも日々是勉強。無論、企画してくれたガイジン含み、何人かのガイジンには面白がってもらえたみたいだけどね。ウチらの次に出たパフォーマー(ガイジン)に「あんたのギターはMike Sternみたいだ」と言われたときはちょっと複雑な気持ちだったけど(そんなに好きなプレイヤーじゃないのに・・・笑)。それはともかく、ライブ終了後は見に来てくれたNHとちょい険悪になり、若干ヤヴァい(汗)。
さてそれはともかく、今宵の音楽ネタ。Facebookがこのネタで持ちきりなんだけど、クロマティック・ハーモニカの名手Toots Thielemansが死んだらしい。割と遅咲きのミュージシャンだと思うけど、Pat Methney, Jaco Pastorius, Billy Joelなどなどといった多くの名プレイヤーから尊敬を集めた名手。享年94歳なので、まあ大往生かもね。
ブルース・ハープにせよ、このクロマティック・ハーモニカにせよ、とにかくハーモニカって楽器、あの物悲しい音色がある意味すごく存在感があってね、あんまり難しいことしなくても、ちょっと音出すだけで「場」を支配できる「ずるい」楽器なんだよね。私はちょろっとクロマティック・ハーモニカを飛び道具的に吹くことがあるんだけど、こいつはいいよ(笑)。とてもこの人みたいには演奏できないけど、メロディなぞるだけで目立ちまくり。おいしい(笑)。
映像を一発。名演を選ぶのに苦労するけど、あえてシンプルなやつ。Charlie Chaplinが作曲した劇中歌"Smile"(https://www.youtube.com/watch?v=MBcgc31s_m8). 北島康介クンじゃないけど、「ごめんなさい、(美しすぎて)なんも言えねえ」(笑)。
R.I.P. Toots. Thank you for your great and heart-warming music.