Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその271:J. Scofield, L. Goldings & J. DeJohnette

2008-04-30 22:43:09 | Weblog
数回前の音楽ネタとかぶるがご容赦のほど。YouTube Surfにより見つけた映像で、ジョンスコによる比較的最近のオルガントリオにいってみよう。バックアップするのはコンテンポラリー・ジャズオルガンの Larry Goldingsと、大御所Jack DeJohnette.

デジョネットの気合の入ったドラムも見物だが、ジョンスコが多様なエフェクターを駆使しているところが珍しくもある。わかるところで、オクターヴァー、コーラス、あるいはディレイを使った多重奏。正直、あまりセンスの良い使い方のようには聞こえないが、最近のレイドバックしたジョンスコとは異なり、かなり際どいアウトサイド・フレージングを聞かせてくれる。

http://www.youtube.com/watch?v=md4Ua0d1s0w

(Butzmetz社長)

音楽ネタその270:Stray Cats

2008-04-29 19:08:29 | Weblog
天気の良い一日だったな。こういうドライブ日和にピッタリのサウンドにいってみよう。Stray Catsだ。

80年代を席巻したニュー・ロカビリーてな感じだな。なんといっても、ドラムを立ったまま叩くというところが妙にクールに感じたものだ。普通、こんなパフォーマンスはゲテモノ扱いされることが多いが(笑)、彼らの演奏能力は非常に高い。

楽曲は彼らのヒット曲、"Rock this Town". ギターのブライアン・セッツァーは、このバンド解散後ビッグバンド・フォーマットに表現の場を移す。どちらもゴキゲンですぜ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=YoaazVGPtuQ

(Butzmetz社長)

音楽ネタその269:Phil Collins

2008-04-29 11:24:07 | Weblog
Phil Collinsが表舞台から引退するらしい。今57歳らしいが、ちょっと早いのではないか?まあ、ご本人が決めたことなのだからしょうがないともいえるが、寂しいね。

とかいって、別にこの人の音楽に特別思い入れがあるわけでもないのだが(笑)、Genesisというプログレッシブ・ロックを代表するバンドに在籍していたにもかかわらず、いい意味で幅の広い、ポップな音楽センスを持つ人だと思う。この人がいなければ、ジェネシスはずっとプログレという枠からはみ出ることはなかったように思う。

映像を紹介しよう。まだゴリゴリにプログレをやっているときのライブで、"Firth of Fifth". まだ髪の毛が多い(爆)。

http://www.youtube.com/watch?v=5ksoDr3Ip_w

http://www.vibe-net.com/musicinfo/news/index.html#VIBE-NEWS0034465

(Butzmetz社長)

音楽ネタその268:John Scofield (part4)

2008-04-26 23:57:25 | Weblog
前回の日記で述べたように、今日はButzmetzの新ドラマー選考セッションがあったわけだが、終了後にスタジオの近くにあったマクドナルドで軽くお茶しながら話をした。その中で新ドラマー候補の方から、「好きなギタリストは誰ですか?」とご質問いただいたので、真先に出したのがこの人、John Scofieldだ。私の日記にご登場いただくのは(多分)4回目。

まあ、その他にも大好きなギタリストは大勢いるのだが、私の場合、特に30代以降この人の影響は大きい。随分コピーさせてもらったものだ。

ジョンスコといえばアウトサイド・フレージング。そのアウトサイドのパターンは無限に近いが、例えばDm7-G7-Cmaj7というケーデンスにおいて、彼は堂々とB7のアルペジオを弾く。これは相当はずれて聞こえる。しかし、通常のインサイド・フレージングの中で、適度なスピード感をもって挿入すると、なかなかクールな緊張感を生み出すことができる。そのアウトサイド・フレージングが最も際立っていたのが、彼がマイルス・デイビスのバンドにいた頃だと思う。

でも、そんなに冷たい感じに聞こえないのは、ブルース・フィーリングがあるから。レイ・チャールズのトリビュート・アルバムなどを発表しているが、すごくホットでファンキーだ。弾き方も特徴的で、あまり太いゲージの弦を使っていないようだが、リア・ピックアップの上部くらいの箇所をピックでヒットすることが多いので、結構パンチのある音を出す。

彼の紡ぎだすアドリブ・ラインはクラシックの学習材料にも使われているほどで、コンテンポラリー・ジャズ・ギターという観点からいえば、この人の存在を無視できないだろう。

映像は、"Meant to be"という曲。彼がデニス・チェンバースなどとかなりファンクっぽいアプローチをしていた頃の直後のユニットで、4ビートへの回帰を見せたコンビネーション。サックスのJoe Rovanoが渋い。

http://www.youtube.com/watch?v=RVZXC8hzkYQ

(Butzmetz社長)

Butzmetz近況報告その3.

2008-04-26 18:23:52 | Weblog
本日は、脱退したドラマーの新しい候補者との初セッション。お相手は最近マイミクになっていただいた「熊」さん(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1462851)。

車で高円寺にあるスタジオに赴き、ものすごい渋滞に30分ほど遅刻してからのセッションスタート。一応新曲も用意していったのですが、まあ最初だし、比較的おとなしめの昔の曲を用いてジャムってみました。

いつも思いますが、バンドの醍醐味ってのは複数の人間が集まってアンサンブルを繰り広げるところが最高におもしろいですな。例えばドラムという同じ楽器でも、アプローチの仕方は人によって全然違う。そこが楽しい。いい意味で期待を裏切ってくれるようなパフォーマンスをされると、思わずニヤリとするものです。

さて肝心の出来の方。やはり初回ということで緊張されていたのかもしれませんが、熊さんはなかなかのファンキー・ドラマー。変拍子系には少し戸惑っておられたようですが(笑)、まあ良い選考セッションの口火が切れたように思います。

来週には別のドラマーとセッションし、今後もある程度間口を広げた上で、長くても1-2ヶ月中には新メンバーを決めたいですな。

改めて。Cyber Punk Jazzバンド、Butzmetz LingerieZはドラマーを募集しています。条件は:

1)(できれば)譜面が読めること
2)変拍子に抵抗がないこと
3)(できれば)ジャズの素養があること

これだけです。国籍・年齢・性別、一切不問!我こそは、という方、あるいはどなたかクールなドラマーをご存知の方、自薦・他薦問わずかかってきなさい!!

(Butzmetz社長)

音楽ネタその267:Return to Forever

2008-04-23 22:42:30 | Weblog
今宵のネタはチック・コリアのキャリアの中でも中心をなすユニットであるReturn to Foreverにいってみよう。

エレクトリック・マイルスに参加していたチック・コリアが出したポスト・エレクトリック・マイルスの答えの一つがこのバンドなのだろう。もう一つの答えが、ウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌルによるウェザー・リポートであることは言わずもがな。この二つのバンドが、後のクロスオーバー・フュージョン・ムーブメントを起こした、てなことだろうな。

映像はギターにビル・コナーズを迎えたナンバーで、"Space Circus". ちょうどアル・ディメオラが参加する黄金期の一つ手前くらいのメンバーだ。正直いって、クロスオーバーがおもしろかったのはこの頃まで。フュージョンと呼ばれるようになってからは、単なるイージー・リスニングになって、果てしなくつまらん音楽ばかりになる。

オッサンになると、どうも懐古趣味になっていかんね(爆)。

http://www.youtube.com/watch?v=gZiq4fY8uew

(Butzmetz社長)

音楽ネタその266: Clifford Brown

2008-04-23 00:16:42 | Weblog
今宵のネタは、前回のアート・ブレイキーとの微妙つながりで、天才トランペッターのClifford Brownにいってみよう。

ジャズ・トランペッターといえば、マイルスを初めとして、ディジー・ガレスピー、リー・モーガン、フレディー・ハバード、ウィントン・マルサリスなどなど、名手の枚挙に暇がないが、私のようなギタリストから見ると非常に遠い存在の楽器だ。まあ、偶然なのかもしれないが、サックス奏者などと違い、これまで「これは!」と思えるトランペッターとあまり出会えてないからかもしれない。

私も遊びで何度か吹かせてもらったことがあるが、一度もマトモな音を出せたことがない(爆)。トランペットという楽器はそもそもマトモな音を出せるようになるまでに非常に時間と技術を要する楽器で、そこが敷居の高さを感じさせる由縁なのかもしれないな。事実、これまで出会った数少ないトランペッターは、非常にプライドの高い人が多かった(笑)。

翻ってこの人、通称「ブラウニー」だが、天才と讃えられ、マックス・ローチとのクインテットなどにより名声を博すが、わずか25歳という若さで交通事故死してしまう。正直、彼自身の名演というよりは、彼の死を悼んでベニー・ゴルソンが作曲した"I remember Clifford"という珠玉のバラードの方が知名度は高いようにも思うが、それはそれとして(笑)。

映像は非常に珍しい、動くブラウニーだ。スタンダード中のスタンダード、"Lady be Good"と"Memories of You"の短いテレビ番組用のスナップ演奏。なんか、トランペットで朗々とテーマを吹くだけでもサマになるねぇ。ズルイ楽器だ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=qo5giymiLj8

(Butzmetz社長)

音楽ネタその265:Art Blakey

2008-04-22 00:01:04 | Weblog
今宵は巨匠中の巨匠(笑)、Art Blakeyにいってみよう。

大変な親日家で、ジャズメンの中でも群を抜く来日回数ではなかろうか。対抗できるのはバリバリの創価学会員であるハービー・ハンコックくらいか(笑)。

また数多くの新人を育てたことでも大きな足跡が認められる人で、ウェイン・ショーターやリー・モーガン、マルサリス兄弟など枚挙に暇がない。

いろいろな名曲が多いが、私の中ではイチオシ、"Blues March"をいってみよう。かなりベタだが大好物の曲だ。ある意味、ブレイキー自身のカラーが一番良く出た作品のように思う。映像には若き日のウェイン・ショーターやリー・モーガンの姿が見える。早いもので、ブレイキーが鬼籍に入ってからもう20年近くになる。合掌。

http://www.youtube.com/watch?v=hwFveMpGtHs

(Butzmetz社長)

音楽ネタその264:Deep Purple

2008-04-20 23:45:31 | Weblog
今宵のネタはLed Zeppelinと並ぶブリティッシュ・ハード・ロック・ジャイアント、Deep Purpleにいってみよう。

とはいっても、彼らの代表作であるHighway StarとかSmoke on the Waterとかではなく、比較的初期のナンバーである"Wring that Neck"という曲。リッチーが335を弾いている。彼は初期の頃はES-335を愛用しており、それからずっとストラト一辺倒だが、これはなかなか珍しい映像だ。でも、ストラトを持っているときと変わらず、狂気の沙汰が感じられて良い。

いやぁ、リッチーが若いねぇ(笑)。今はもう還暦越えてるはずだが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=tRCchLGjUwY

(Butzmetz社長)

音楽ネタその263:Ry Cooder

2008-04-20 00:52:32 | Weblog
なんだか天気もすっきりしないし、あんまり外に出る気もしない。こんな夜は酒がうまくなるギターでも聞くしかない(笑)。というわけで、スライド・ギターの名手、Ry Cooderにいってみよう。

アメリカのルーツ・ミュージックというか、カントリー・ブルースてな感じだな。スライドてのは、元々はウィスキーのボトルを叩き割って、注ぎ口の部分だけを指にはめてギターの弦をすべらせる奏法だ。滑らかなポルタメントが出せる。彼の他にも、その名手は数え切れないくらいおり、特にデルタ・ブルースと呼ばれるアメリカ南部の黒人のギタリストに多い。でもライ・クーダーの場合、特に映画音楽における活動が目立っており、アメリカのローカル音楽でしかなかったブルースを世に知らしめた千両役者の一人だと思う。

映像は"Vigilante Man". ごきげんだねー(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=aoGkPTjZoBg

(Butzmetz社長)