Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその1002(続): Eddie Van Halen -part xxxxxxx

2020-10-20 23:47:55 | Weblog

相変わらず彼への哀悼がやまないSNSのカキコミに便乗。今宵は希代のロックギターアイコンが自身のバンド以外に残した足跡を紹介。

まずはNicolette Larsonのデビューアルバム。これは知らない人も多いように思う。ちょうどVan Halenのデビューとほぼ同時期にデビューした女性シンガー。オーソドックスなカントリー&ウェスタン寄りのアーティストなんだけど、そのアルバムの中では比較的ロック色の強いナンバーである"Can't Get Away from You"にEddieが参加している(https://www.youtube.com/watch?v=2rjURmjjxpA)。アルバムには参加ミュージシャンの名前が全部クレジットされているんだけど、この曲については"Lead Guitar: ?"となっていて意味深な感じ。でも今改めて聞くと、全編Eddie節ってわけでもないんだよね。Steve Lukatherなんじゃね?と言われてもわからないような感じだけど、アウトロのビシバシ弾きまくる感じが「あ、Eddieだ」と感じなくもない。ちなみにNicoletteも既に故人。

お次はQueenのギタリストであるBrian Mayのソロ・プロジェクトから。どうやらその当時、日本の実写ロボットヒーローものがイギリスでリメイクされて放映されており、彼のお子さんがその大ファンだったという背景から、Brianが色々なミュージシャンに声をかけて作った「勝手にサウンドトラック」みたいなアルバムがあるんだけど、そこにEddieが呼ばれている。その中から"Bluesbreaker"というジャムナンバー(https://www.youtube.com/watch?v=Al5ZYUEqPK0)。ここには"Dedicated to E.C."と書かれている。E.C.とはご存じギターの神様Eric Claptonのことで、正にEricばりの「ごりごりハード・ブルース」テイストのセッションが繰り広げられる。二人とも、Ericのファンであることは公言しているけど、自身のバンドではブルース色あふれるプレイはあえて封印していたように思うが、ここではまるで場末のライブハウスで延々続くギター・セッションのような良い「イキフン」の気合の入った掛け合いが堪能できる。ちなみにこのアルバムが出た頃、Queenのメンバー仲は最悪で、解散危機もあったらしく、多分Brianはヒマだったんだと思う(笑)。

最後は多分誰もが知るナンバー、Michael Jacksonの"Beat it"(https://www.youtube.com/watch?v=fVzZELu1YoI). この映像は割とYouTubeでは出回っていて、いかにもコンサート会場からの盗撮みたいな感じ。なんでも、Van HalenのメンバーがMichaelのライブを見に行ったときに実現した飛び入りだとか。

しつこいけど、R.I.P., Eddie.

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音楽ネタその1001(訃報): Eddie Van Halen - part xxxxxxxx

2020-10-12 23:39:35 | Weblog

つい数日前から今日現在まで、FacebookもTwitterも、未だにこの人の哀悼メッセージで溢れかえっている。それこそ、著名なプロミュージシャンから、名もなき市井の人々まで多種多様。正直、ここ10年くらいまともに活動していなかったにもかかわらず、である。ご存じ、エレクトリックギター(あえてエレクトリックギターと書くね)の革命児Eddie Van Halenの訃報に端を発した事象だ。

もちろん、私もショックだった。ある意味この人の存在は私の青春と言っていい。KISSのGene Simmonsに見いだされ(この点、Geneもすごいよね)、デビューとなるんだけど、私はともかく、世界中のギター小僧(私のようなギターオヤジも含めてww)、それこそロック・キッズだけではなく、ジャズやフュージョンといった畑違いのミュージシャンにも多大な影響を与えた「天才」。右手の指を使って指板を叩いて音を出す「ライトハンド奏法」(タッピング)は何も彼が始めたわけではないけれども、Eddieほどの完成度の高さを体現したギタリストなんて、それまではいなかった。そのタッピングをハーモニクスに絡めたり、それ以外に強烈なアーミングや、右手を弦にこすりつけて出すノイズのような音とか、ギターのヴォリュームノブを使った幻想的な演奏とか、何もかもが規格外。あと、あまり表立って語られないことかもしれないけど、Eddieのすごさはその「リズム感」。ぐいぐいドライブしまくる"Hot for Teacher"とか"I'm the one"のようなシャッフル・ブギ・スタイルの楽曲を彼以上にカッコよく演奏できるギタリストに私はついぞお目にかかったことがない(もちろん、私もサラサラできまへん)。正に"He's the only one"だったと思う。子供の頃は夢中になって、それこそ"Eruption"とか随分コピーしたけど、あんなフレーズ、アドリブで欠片も出てこないし、私にゃ到底使いこなせまへん(笑)。

また、彼以外のギターの革命児として挙げられるであろうJimi Hendrixに相通じるものがあったりするけど、JimiとEddieのスタイルは全く違う。Jimi Hendrixのある意味悪影響なのかもしらんけど、大抵のギタリストは、そのライブ中に見せる表情が「恍惚」「陶酔」なんですな(笑)。その点、Eddieはいつも「ニコニコ」。しかも質が悪いのが、「ニコニコ」しながら超絶テクニックを軽々と決めまくっていたところ。彼が登場するまでのギター・ヒーロー然としたギタリスト、それこそEric ClaptonとかRitchie Blackmoreなどとは全然違っていて、超絶テクニックが散りばめられていたにもかかわらず、大抵の楽曲はポップだし、ステージ・パフォーマンスも所せましと走り回って開脚ジャンプを決め、さながら大運動会みたい。

更に言えば、最後のrock starというか、正にSxx, Drug and R'n’Rを地で言った人生で、それこそアルコールやタバコの過剰摂取が彼の死を早めたようにも思う。正直言って、今の時代、ギターを含めた楽器を一生懸命練習してマエストロにならなくても、PC使えばそれなりの音楽は制作できてしまうわけだし、あと5-10年以内に第2・第3のJimiやEddieが燦然と登場するのか、と言えば、かなり心許ないし、多分無理な感じはする。でも、SNS上であれだけの人たちに哀悼されているのは、彼の「愛くるしさ」というか、ホントにギターと音楽が大好きな「小僧」だったんだろな、と勝手に想像する。マジで悲しいし、残念でならない。

映像を一発。もうたくさん有り過ぎて選択に迷うけど、Eddieの真骨頂と言ってもいい一曲で、4枚目のアルバム"Fair Warning"の冒頭を飾る"Mean Street"(https://youtu.be/qDzFrc1NwmI). 彼らの曲にしては少し暗めのトーンなんだけど、最初のソロ・パート、高校時代にレコード聞いたときは、どうやって弾いてるのかさっぱり見当もつかなかった。今でこそYouTubeの映像などでわかったけど、だからと言って、あんなの絶対弾けないぞ。どうやらベースのスラップ(チョッパーともいうww)にヒントを得たらしいけど。ちなみにこの映像はvocalistが3代目のGary Cheroneで、彼を解雇してからバンドは低迷期に入る。

R.I.P, lovely Guitar God. You are and will be the best rock guitarist of all the time...

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