Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその187:U2 (part2)

2007-12-30 15:12:12 | Weblog
この年末年始の時期になれば聞きたくなる曲だ。ベタな題名だが、U2の"New Year's Day".アイルランド出身のバンドらしく、非常にメッセージ色の強いナンバーである。

今でこそ、例えばドームを1週間満杯にできるくらいビッグなバンドになってしまったが、私はこの当時のギラギラ・ザラザラしていたU2が一番好きだ。


http://www.youtube.com/watch?v=zHzLWLFTPPI

(Butzmetz社長)

音楽ネタその186:D'Aquisto New Yorker

2007-12-28 00:04:13 | Weblog
今宵のネタはアーチドトップ・ギターの異端児、D'Aquistoにいってみよう。

元々D'Angelicoの元で修行を積んでいたJames D'Aquistoによる独自ブランドのフルアコで、ジム・ホールなどが愛用している。ただ、実際にJames D'Aquistoによるオリジナルが市場に出回っている本数は極端に少ないとのことだ。私も当然、オリジナルに触れたことはなく、今はJames D'Aquistoの死後に日本で生産が引き継がれた復刻版を楽器屋で試奏したことがある程度だ。

国産のダキストも結構高いが(レンジは20万から80万くらいだろうか)、オリジナルになれば、数百万くらいいってしまうかもしれないな。

今のところ、いわゆるフルアコは持っていないので、ダキストとまでは言わないまでも一本良いのが欲しいねー。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその185(訃報):Oscar Peterson

2007-12-26 02:07:25 | Weblog
カナダ時間の23日、また一人のジャズ・ジャイアントが逝った。ジャズ・ピアノの巨匠、Oscar Petersonである。死因は腎臓疾患とのことで享年82歳とのことだ。

この人の評価は、日本ではかなり賛否両論分かれる人で、特にコアなジャズ・ファンからはむしろ「オスピをいかにけなすか」ということでジャズの理解度が試される、という立場の人であったように思う。要するに、手放しで彼を賞賛する奴はジャズをわかっていない、ということだったのだ。

でも、彼のジャズは非常にわかりやすく軽快なものだった。それに、どんなにコアなジャズ・ファンがけなそうとも、その素晴らしいテクニックは誰も疑う余地のないところだと思う。

極めて残念だが、合掌。謹んでご冥福を祈りたい。映像は、これまた今は亡きジョー・パスとの小粋なビバップ・セッションである。こんな小粋でハイテクな演奏ができるジャズメンなんてそうはいないぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=TnrmFMnrxAU

(Butzmetz社長)

ライブのお知らせ!

2007-12-25 00:24:51 | Weblog
私のメインバンドであるButzmetz LingerieZではなく、もう一つのセッション・ユニットのライブのお知らせです。来年のことを書くと「鬼が笑う」という噂もありますが、そんなの関係ねぇ!

こちらは"UHDA"(うーだ)というユニットです。Butzmetzとは異なり、ギター2人でのんびりR&Bや昔のBluesなどをやるデュオです。下記要領にて約1年ぶりにライブをやります!

2008年1月19日@上野"Doobie's"
開演18:00(我々の出演は多分18:45頃です)
(http://www.h7.dion.ne.jp/~doobies/)
チャージ1,000円(フード付・ドリンク別)

だらだら・うだぁー、てな感じのライブですが、日頃の疲れを癒したい方、是非!私が歌ったりします。乞うご期待!

(Butzmetz社長)

音楽ネタその184: Fender Stratocaster

2007-12-24 23:52:39 | Weblog
今宵の音楽ネタは再び楽器にフォーカスしてみよう。フェンダーが生んだソリッドボディ・エレクトリックギターの芸術品、Stratocasterである。

形を見てもらえればわかると思うが、このギターもさながら美しい女性のようなフォルムが魅力的だ。特徴はいろいろあげられるが、まずはシンクロナイズド・トレモロ・ユニット。こいつの存在によりギターの演奏スタイルは劇的に変化した。いわゆるトレモロ・アームの使用により、普通ではできないような過激な音程変化を可能にさせた。ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、リッチー・ブラックモア、エディ・ヴァン・ヘイレンなど、アームの名手によりエレクトリック・ギターの奏法に新しい色を添えてくれたと思う。

次に音色の特徴だが、このギターはピックガードにピックアップが直付けされている関係上、ボディの材質以上にピックガードの材質に音質が左右される。いわゆる1プライと3プライ、プラスチック・ピックガードと金属製ピックガードでは全然音が違う(非常にマニアックな話で恐縮)。

残念なのはバラツキがあまりに大きいこと。同じフェンダーUSA製でもカスは本当にカス(笑)。実際に弾いてみないとマジでカスを掴まされてしまう。あとはシングルコイルということも一因なのかもしれないが、ノイズを拾いやすいこと。私の印象だが、ハードロックのギタリストに素晴らしい使い手が多いが、オリジナルのまま使っている人はほとんどいなくて、回路に手を加えている人が多いことからもわかるように、ディストーションなどで歪ませて使うのは本来の使い方ではないのかもしれないな。むしろ、ツインリバーブなどのアンプで生音を聞かせると生きるギターのように思う。

このギターも比較的ジャンルを選ばない楽器といえるが、やっぱりロックンロールやブルース、あとはソウル系のカッティングなどに一番映えるギターであるように思う。残念ながら私はこれまで純粋なフェンダー製のストラトを所持したことがない。今持っているストラトはBLADEというメーカーだし、それ以前はSchecterなど、フェンダー・ストラトの応用編ともいえるギターばかりだった。

いいストラトがあれば是非弾きこなしたいもんだね。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその183:Xmas Song (part2)

2007-12-24 14:44:19 | Weblog
世間的には昨晩がイベントのピークで、実際のイブである今日は明日の仕事に備えたり、家でのんびりしたり、といった感じの過ごし方をしている人が多いように思う(まあ、既に休暇に突入している人は別として)。

かくいう私は昨晩、某SNS上のヴァーチャル友達であるK君からご招待を受け、彼の知人のホーム・パーティにお呼ばれした。ベタな日本人である私は、どちらかといえばパーティなどという席は苦手だったりするのだが、そもそも 2-3年前にヴァーチャル友達になったにもかかわらず、まだ会ったことがなかったK君には会ってみたいと思っていたので、行ってみることにした。

K君は、ある程度想像していたように、非常に礼儀正しい好青年(笑)。パーティのホステスはK君が以前に勤務していた大手渉外系の法律事務所で秘書をされている女性で、あとはその女性を中心としたお知り合いの面々てな感じだった。K君は、初対面の私の存在もあったかもしれないが、終始緊張気味(笑)。でも、全体的に和やかで楽しいパーティだった。

とまあ、「めさせハーレムの会」会長を自認する私にしては、かなりフツーのイブイブだったわけだが、こういう和やか&癒し系の時間も悪くないものだ。K君、ありがとね。

というわけで(相変わらず脈絡がないが)、季節柄の一曲。世の中に数多くあるクリスマス・ソングの中でも私が一番好きなのが、先の日記でもあげたレイ・チャールズの"Santa Claus is coming to town"と並びNat King Coleのこの曲。ご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=6oj3jixMGaw

(Butzmetz社長)

音楽ネタその182: ES-335

2007-12-22 01:21:11 | Weblog
今宵は少し趣向を変えてみよう。この音楽ネタ、基本的にいつもは特定のアーティストに対する品評なのだが、私がギタリストということもあるので、特定のギターについてコメントをしてみようと思う。まず最初は私の愛器であるGibson ES-335にいってみよう。ちなみにESとは、Electric Spanishの略である。

愛用しているミュージシャンとしては、私の世代でいえばラリー・カールトンやリー・リトナーなどを上げることができるだろう。いわゆるセンター・ブロックが入っているので、Fホール(ヴァイオリンみたいに「f」の形に開けられたボディーの穴のこと)の存在にも関わらず意外と硬い音が出る。もちろん年季の入った、それこそ60年代に製造された335で状態の良いものは、飛び切り甘くて艶やかな音がするのだが。

またジャンルを選ばないギターともいえる。ロック、ジャズ、ブルース、ファンク、R&B、ソウル、どのようなジャンルの音楽でも相応にこなせるし、エフェクターをかけても生音でもしっくりくる。特にフェンダー系のアンプで鳴らす生音はなかなか良かったりする。

私が愛用している335は、私が22歳か23歳の頃にお茶の水の楽器屋(確かクロサワだったかな?)で、当時もらったボーナスを突っ込んで買ったものだ。ロット番号からみて多分92年製だと思うのだが、今ではかなり「箱鳴り」してくれるようになったと思う。大分フレットが磨り減っているので交換しようかとも思うのだが、良く聞く話でフレットを換えると音ががらっと変わってしまうらしいので、結構ためらい続けている(笑)。

このギターを見ていつも思うのが、形のセクシーさだ。なんというか、グラマーな女性のような美しさがあると思いませんか?(笑)

(Butzmetz社長)

音楽ネタその181:Jaco Pastorius (part2)

2007-12-19 01:38:12 | Weblog
今宵は再び稀代の天才、Jaco Pastoriusにいってみよう。特に彼のソロにフォーカスしてみる。

まず最初の映像は、以前にも紹介したことがある、ジョニ・ミッチェルの名盤"Shadows and Lights"の中から。このスタイルのソロは、ウェザー・リポートのライブ"8:30"にも収められている。ディレイをうまく使った「一人多重奏」が驚異的だが、それ以前に神経質そうにアンプのつまみをいじる姿や体の動きが変(爆)。やはり天才なのだろう、この人は。

http://www.youtube.com/watch?v=RdY-KAmj5fU

お次は初期のウェザーのライブ映像から、彼のソロアルバムにも納められている"Portrait of Tracy". 先のソロもそうだが、ジャコはハーモニクスの使い方と細かい譜割りでの正確な演奏が卓越している。かつて、このハーモニクスの使い方にヒントを得たのだろう、渡辺香津美氏がギターで似たようなアプローチをしていたのを聴いたことがあるが、あれも素晴らしかったな。ま、恐らく二度と現れないであろうエレクトリックベースの革命児の演奏をご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=25DXcFg1TFo&NR=1

(Butzmetz社長)

音楽ネタその180:渡辺貞夫

2007-12-16 20:36:51 | Weblog
今宵のネタは今まで取り上げることを偶然忘れていた(^^)大物、「ナベサダ」こと渡辺貞夫にいってみよう。

まだ1ドル=360円の頃にアメリカに渡りバークレー音楽院でジャズを学んだことはあまりに有名で、帰国後は自らも精力的に活動する中、多くの後進を育てている。それこそ、渡辺香津美氏(g)や河上修(b)、本田竹広(p)などはナベサダの薫陶を受けている面々ではないだろうか。ジャズをベースにしながらも、それに飽き足らず、ラテン・ミュージックやアフリカ音楽へとシフトしていく軽やかさは素晴らしいと思う。

私の古い知り合いのベーシストで、河上修さんのお弟子さんがいるのだが、河上さんが若干19歳の若さでナベサダのグループに参加した頃のことをよく教えてもらったものだ。とにかくナベサダは厳しかったらしく、一度河上さんの故郷である仙台でライブをやっている最中に演奏を止めてしまい、「お客さん、ほんとにすいません。今日はベースの出来が最悪なのでこれ以上演奏できません。お金は返します。」といって踵を返して引っ込んでしまった、なんてことがあったそうだ。まあ、そのお陰かどうかわからないけれども、そんな時代があったからこそ河上さんは日本を代表するジャズベーシストになり得たのだろう。今、河上さんにベース弾いてもらうなんてことになれば、ギャラは1本ウン十万円では効かないのではなかろか(笑)。

ところが、なぜかジャズ好きの友人、特に同じサックスを吹くような連中に言わせれば、ナベサダを評価する声は少ない。さながらジャズ・ピアノにおけるオスカー・ピーターソンのごときもので、ナベサダやオスピをけなすことこそが真のジャズファンである、といった感じの流れがある。「ナベサダはピッチがさぁ」なんて声をほんとによく聞いたものだ。素人は怖いね、言うだけだったらタダだし(爆)。

私がジャズをわかっているかどうかは別として、私は素直にナベサダのことが好きだ。映像は私が彼の存在を認識し始めた頃の楽曲で、"Orange Express", ヴィニー・カリウタやケビン・ユーバンクス、ビクター・ベイリーといった、超豪華なメンバーによる軽快なナンバーだ。

てか、素直にいい曲で楽しめると思いませんか?(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=iM0N3cjbufQ&NR=1

(Butzmetz社長)

音楽ネタその179: Xmas Songs

2007-12-16 02:42:47 | Weblog
季節モノということで特集。と書いてみたが、一番の出物は3曲目のRay Charlesによる"Santa Claus is Coming to Town".

このゴージャスで最高にスウィングしているクリスマス・ソングを是非堪能して欲しい。残念ながら動くレイ・チャールズではないけど、ゴキゲンだよ、これ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=X0N3ByDft9s

(Butzmetz社長)