相変わらず忙しいんだけど(てか、この「忙しい」を言い訳にしちゃいかん、ってわかってるつもりなんだけどねww)、どうも人の「尻拭い」みたいな作業で時間取られるのはたまらんね。これ以上はやめとこうか(笑)。
さて話は変わって、またタバコを一服していた時の雑談。前にも書いたかもしらんが、最近入社された営業の課長さん(私と同じくギタリスト)と一緒にプカプカやってた折「帝王」Miles Davisの話になった。
帝王について私なんぞがあれこれ語るのもおこがましいが、そこをあえて。そもそもトランペットなんていう、「まずマトモな音を出すのが難しい」楽器奏者であるということを差し引いても、私からみてテクニシャンっていうイメージはあんまりない。なんだけど、この人のすごいところって、プレイヤー兼プロデューサーというか、自分を軸にして、周りを当代きってのテクニシャンで固めて独特の「空間」「緊張感」を作り出す天才だったように思う。正に「アーティスト」。同じ匂いをFrank Zappaに感じるんだけど、私の感覚ってズレてるかな?
映像、というか、音源を一発。動くMilesではないんだけど、恐らくMilesが好きだという人がこのアルバムを選ぶことはあんまりないんじゃないかな、と思われる(笑)"We want Miles"から"Fast Track"というナンバー(https://www.youtube.com/watch?v=aTQIromfgj0)。2枚組のライブ・アルバムなんだけど、これが出た頃って、Milesがモダン・ジャズから決別して、いわゆる「エレクトリック・マイルス」を標榜した後に麻薬禍でボロボロになってからの復帰第1作という位置づけ(だったと思う。詳しい方、もし間違いがあれば正してもらえれば)。
メンバーが当時まだ無名の弱冠19歳くらいのMarcus Millerがベース、ギターにMike Stern, ドラムにAl Foster, パーカッションにMino Cinelu, そしてこのトラックには入っていないけどソプラノ・サックスにBill Evansという、メンツ。ライナー・ノーツを村上「ポンタ」秀一さんが書いているんだけど(確かそう)、その中でもポンタさんが「マイルスはもうダメかもしれない。これが最後かも」と思って、このアルバムにも収録されている日本のライブを見に行き、その感想が生々しく書かれているんだよね。 実際、この曲、マイルスも後半ハイ・ノートがヒットしない、といった「ヘロヘロ」感が多少あるんだけど、それを当時無名の若い凄腕ミュージシャン達が必死になって支えている、という
図式・音像が強烈な緊張感を生んでいるように(私には)感じる。こういう感じ、ずっと目標にしたいね。最高。
-Butzmetz社長-
http://www.butzmetz.com/
http://www.facebook.com/#!/pages/Butzmetz-LingerieZ/100403650039824
http://www.myspace.com/butzmetzlingeriez