Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその589: A Gathering of Minds

2010-10-28 01:25:32 | Weblog
今宵の音楽ネタは適当なYouTube surfによるが、相当マニアック。恐らく短期的な企画モノバンドでしかないのだが、A Gathering of Mindsというユニットにいってみようか。

1980年頃に結成されたユニットで、アラン・ホールズワースのギターにビリー・コブハムのドラム、そしてベースにはなんとジャック・ブルースという、ジャズ・ロックの真髄のようなメンバー。82年にモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演したようだが、多分レコードの類はリリースされていないように思う。

映像は残念ながら動く彼らではないが、"Crazy Eights"というスリリングなナンバー(http://www.youtube.com/watch?v=URCcX56CyN0&feature=related)。ホールズワースの気合の入ったソロが驚異的。

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音楽ネタその588: John Scofield -part xxxxxx

2010-10-26 23:54:26 | Weblog
今宵の音楽ネタは、昨日のジャム・セッションつながり。私のギターの心の師匠の一人、John Scofield. もう何度この音楽ネタにご登場いただいたことかわからないが、好きなんだからしょうがない(笑)。昨夜のジャム・セッションにおいて、「この人に似ている」と評価いただいたのは大変光栄だ。

今のジョンスコは、なんかいい具合に枯れた感じで、ただのブルース・ギターオヤジになった感があるが(笑)、これはこれでいい味わいがある。だが、何といってもこの人の評価を高めたのがマイルス・デイヴィスとのアンサンブル。さすがは帝王、この人の「他とは違う」要素を見抜いて自分のバンドに起用する当たり、やっぱタダ者じゃないわな(帝王に対してどんだけ上から目線!^^)。とにもかくにも、アウトサイド・フレージングが圧巻で、例えばコードがCm7で鳴っているときにC7-Bm7なんていうフレーズを弾いてしまう。冷静に聴くと完全に「調子っぱずれ」なのだが、適度なスピード感とインサイドに戻る絶妙なタイミングのおかげで、クールな緊張感を音楽に与えてくれる。

映像は以前も紹介済なのだが、ジョンスコのアウトサイド加減を体感してもらうには一番いいのでは、と思い、マイルスの1985年におけるモントリオール・ジャズ・フェスティバルから"One Phone Call". あまりに長いのでファイルが2つ(笑)(http://www.youtube.com/watch?v=X5kpG_jVXxw&NR=1)(http://www.youtube.com/watch?v=77VAZSAD3CM)。特にPart2においてジョンスコの気合の入ったアウトサイド・フレーズ満載のソロが堪能できるが、このライブはマイルスも調子がいいし、サックスのボブ・バーグも最高。

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音楽ネタその587: Wayne Shorter -part xxxxx

2010-10-26 01:21:56 | Weblog
今日は仕事が終わってから、我がButzmetz LingerieZのドラマー、石田和也さん(http://www.myspace.com/drumsishidasession)からお声掛けいただき、仕事が終わってから三軒茶屋の"Obsounds"というライブハウスに乱入させていただいた(http://www.obsounds.com/)。ライブ終了後にセッションをやるから楽器を持参するようにとのご指示があったので、仕事終了後にあたふたと家に帰り、ギターを愛車に積み込んで一路三軒茶屋まで。

ライブは三田愛さん(fl), 高澤綾さん(tp), 蕪木光生さん(pf), 土屋周平さん(b)に石田親分という女性がフロントに立つクインテット。最初には間に合わなかったが、さすがに女性がフロントというだけあって、華やか、かつほのぼのとした感じでしたな。石田親分の「鼻の下がのびた」オラオラ・ドラムもゴキゲンだった(失礼w)。で、ライブが終わってから、石田親分にお声掛けいただき、一発Fのブルースでジャム・セッションに参加。蕪木さんから「いやぁ、ジョンスコみたいでしたねぇ」と言われ、ちといい気分(笑)。

さて、このクインテットが演奏した曲の中に、Wayne Shorterのハード・バップ時代(といっていいのかな?)の名曲、"Speak No Evil"が取り上げられていたので、今宵はテナー・サックスの巨人にいってみようか。

マイルス・デイヴィス、V.S.O.P.、ウェザー・リポートなど、その参加したアンサンブルの中で時代の先端を歩んできた、絶えず進化を続ける正に巨人。ぶっとんだ演奏も素晴らしいけど、なんといっても唸らされるのがその作曲能力というか、音楽のプロデュース能力。彼のペンによる曲にはほんと駄作が一つもない。メロディーといいハーモニーといい、楽曲が持つ雰囲気といい大好物ですな。バリバリの創価学会員で奥さんも日本人という親日家。なんだかんだで来日回数は多い。

映像は残念ながら動くショーターではないけど、いい曲だよね(http://www.youtube.com/watch?v=fvRkGglLe-U)。しかし、平日の音楽活動はやっぱサラリーマンには大変だ(笑)。

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音楽ネタその586: Praxis

2010-10-25 00:49:44 | Weblog
この週末は比較的おとなしかった。土曜日にオルガン・トリオKusyuのリハーサルがあったくらいで、音楽関係は割と静か。それ以外は、年甲斐もなく夜更かしして遊びまくり(笑)。いささか疲れたが楽しかったのでよしとしようか。

さて今宵のネタはちと古いが、ニューヨークを拠点に活動する異色のベーシスト・プロデューサーことビル・ラズウェルが中心になったプロジェクト、Praxis.

レコードには確かブーツィー・コリンズなども参加していたように思うが、なんといってもこのプロジェクトの目玉はギタリストのBuckethead.

見ていただければわかると思うが、格好が異様。ケンタッキー・フライドチキンのバケツを頭にかぶり、顔にはオペラ座の怪人を彷彿とさせるマスク。正体不明というのが売りとなっているが、ギターの腕前はスーパー。何度かこの日記で書いているが、音楽やアートは「他にない」という要素がないとおもしろくないのだ。

映像を一発。ポーランドでのライブで"Animal Behavior"という曲(http://www.youtube.com/watch?v=VF9UMona74w&feature=grec_index)。ターンテーブルをアンサンブルに加え、混沌とした音空間の中に踊る変幻自在のギターがクール。

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音楽ネタその585: Area

2010-10-20 00:15:51 | Weblog
先週に比べて今週は比較的静かな立ち上がりで、今日も10時くらいには家に帰ることができた。どうも「ドM」気質なのか、仕事でキリキリ詰め込まれたような感覚がないと些か拍子抜けになっている自分が怖い。

さて、それはともかく今宵の音楽ネタは相当マニアックだぞ、覚悟しておくように(笑)。イタリアン・プログレッシブ・ロックを代表するバンドの一つ、Area. 実はこれ、狸坂バンドのピアニストであるS君に紹介してもらったバンドなのだが、恥ずかしながら全く知らなかった。自分のバンド、Butzmetz LingerieZで、「プログレッシブ・ロックの日本における聖地」の一つ、吉祥寺シルバー・エレファントに多数出演させてもらっているにもかかわらず、私のプログレ知識は大したことないのだ(爆)。

多少受け入り的な情報だが、そもそもプログレッシブ・ロックと呼ばれる音楽はヨーロッパで生まれたロックの一類型といっていいように思うが、「ロックからそのルーツであるブルース色を排除し、クラシカルなフレーズに変拍子を多用したサウンド」なんていう教科書的な説明が一般的かな。それこそ、キング・クリムゾンやイエス(いずれもイギリス人が中心)、ラッシュ(こちらはカナダ)といったバンドが代表格としてあげられがちだが、実はイタリアやドイツに、この手のプログレに特化した独特のシーンが存在しているようだ。AREAはそのシーンを代表するバンドの一つで、中近東風のメロディーに変拍子をかませた楽曲が特徴的。イタリア語は門外漢なのでよくわからんのだが、どうやら歌詞が左翼よりらしく、ちと政治的なメッセージの強いバンドらしい。そういうところがいかにもアンダーグラウンド(笑)。

映像を一発。動く彼らではなくイメージ・ビデオ的な作品だが、"L'elefante bianco"という曲(http://www.youtube.com/watch?v=5Whowf_QzZo&feature=related)。タイトルは「白い象」という意味のようだが、いかにもプログレですな(爆)。

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音楽ネタその584: Joe Pass -part xxxxx

2010-10-19 01:15:58 | Weblog
今宵の音楽ネタは、申し訳ないけど、二番煎じどころか何度取り上げたかわからないくらいのジャズ・ギターの巨匠、Joe Pass. てか、適当に開いたYouTubeのトップページに出ていたからなんだけどね。過去に見た映像に関連した映像がリンクされるYouTubeが悪いのだ(笑)。

言わずと知れたジャズ・ギターのマエストロ。ソロ・スタイルがなんといっても圧巻だ。ジャズに目覚めた大学生の私に、ジャズ・ギターの「いろは」の「い」を学ばせてくれた、いわばジャズ・ギターの師匠の一人といっていい存在。もちろん、テクニックは言うまでもなく素晴らしいんだけど、ある意味「普通」で「何気ない」感じが一番すごいよね。ちょい聴き、「あー、ちょっと練習すりゃできそうじゃん」てな手癖のオンパレードなんだけど、ここまでスムーズに展開できるのは相当な努力と鍛錬の賜物なんでしょうな。

映像は彼のクリニックというか、軽いブルースで"Joe's Blues"(http://www.youtube.com/watch?v=DQfjm1m9MEI&feature=related). ほとんどインプロだと思うが、溜息ものですな。

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音楽ネタその583: 渋さ知らズ

2010-10-18 02:40:43 | Weblog
この週末は久しぶりに落ち着いた感じで、特に土曜日は何もない一日だった。天気も比較的良かったし、近場をちょっとドライブした程度で、のんびり過ごせましたな。打って変わって日曜日の夕方は狸坂バンドのリハ。なんか一番忙しいのがこのバンドで、11月7日に予定されている宇都宮市の「ミヤジャズイン」(http://miyajazz.jimdo.com/)というジャズフェスティバルに出演予定。ま、なんだかんだいって年内最後の営業になりそうだけど(笑)。今回は、パーカッション&バンマスのMさんの御弟子さんであるパーカッション・プレイヤーがゲストとしてなんと10人以上(!)も参加するので、打楽器中心のかなり熱いアンサンブルが期待できそうだ。

さて今宵の音楽ネタは、大人数のアンサンブルつながりで、日本のアバンギャルド・ミュージックの代表格、「渋さ知らズ」。果たして正規のメンバーが何人いるのかよくわからん。楽器陣だけでなく、ダンサーも加わっており、混沌としながらも大人数で繰り広げられるお祭り的な雰囲気はすごい。でも、エイベックスからメジャー・デビューしちゃったことからもわかるように、アバンギャルドという言葉から想像されるアンダーグラウンド感は既にない。日本国内だけでなく、海外からの評価も高いし、もはやジャズだのロックだのといったジャンル分けできない音楽。でもメロディーは意外にシンプルで、リフの繰り返しがトランス感覚を呼ぶ、てな感じかな。

ちなみに、我がバンドButzmetz LingerieZに、この渋さ知らズの中心メンバーである片山広明さん(ts)に数年前ゲスト参加していただいたことがある。とても気さくな、アルコール大好きおじさんでしたな(笑)。

映像を一発。2007年ウィーンでのライブから(http://www.youtube.com/watch?v=4IUH5wPZY5A&feature=related)。こういう雑然とした感じ、最高ですな。

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音楽ネタその582: Ulrich John Roth

2010-10-14 01:42:20 | Weblog
今日も忙しい日だった。気がつけば23時前でフロアには私含めて3人。どういうことだろねぇ。前にも書いたけど、私が今勤めているドイツ系の会社は会計年度が9月で切り替わるので、既に新しい期に入っているのだが、普通は期が変わる直前がバタバタして、その後は少しは落ち着くはずなのだ。なのにこの状況。いかんぞ。

さて、今宵のネタはドイツに絡めたネタ。ドイツ人のロック・ギター・レジェンド、Ulrich John Rothにいってみようか。ルドルフ&マイケル・シェンカー兄弟で有名なスコーピオンズに在籍していたことが有名だが、この二人のギタリストに比べるとかなりの職人肌でアーティスト気質が強いように思う。ジミ・ヘンドリックスのフォロワーという評価があるけど、それに留まらず、いかにもヨーロッパのロック・ギタリストというか、クラシック音楽の影響が強く感じられるスタイルで、「わびさび」大好きな日本人好みの玄人、てな感じかな。ジミヘンのようなブルース・フィーリングはあんまないかも。

映像を一発。彼がデザインして作られた"Overture"というギターをフューチャーした楽曲(http://www.youtube.com/watch?v=5e5072S-hBg)。このギター、なんとフレットが30以上あって、普通のギターでは出せないような高音が物理的に出せる。正直、楽曲はクサイけど(笑)、素晴らしいテクニックだよね。風貌といい(笑)、いかにもドイツのマイスター。

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Butzmetz LingerieZ Live @ Silver Elephant!

2010-10-14 00:37:47 | Weblog
11月21日(日)
~PROGRESSIVE LIVE 2010~ @ 吉祥寺シルバーエレファント
http://www.silver-elephant.com/
OPEN 17:30 START 18:00
前¥1800 当日¥2000
 
Butzmetz LingerieZ
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gt.米山興 / b.塩入信之 / dr.石田和也 / key.高本信宏
 
The Pequod
http://www.iris.dti.ne.jp/~yutayuta/peq/index.htm
key.土屋裕子(East Wind Pot) / g.小林隆之(ex-PAN)
b.vo.増田裕(ex-Breathless,FUO) / dr.土屋瑛一(East Wind Pot)
 
KTG(Kawasaki Takao Group)
http://music.geocities.jp/ktgsc2009//
pf.川崎隆男(from FLAT122) / ds.谷本 朋翼(from 猛音)
ba.中島洋隆 / クラリネット.筒井香織

出演順は現在調整中ですが恐らく2バンド目になりそうです!キーボードを新メンバーに加えたNew Butzmetzサウンドにご期待下さい!

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音楽ネタその581: Thelonious Monk -part xxxx

2010-10-11 03:09:02 | Weblog
10月9日(土)に予定されていた横浜ジャズ・プロムナードの「街角ライブ」ことストリート・ライブだが、1日中降りしきる雨のせいで中止となってしまった。全部が中止というわけではなく、建物の中とか屋根つきの会場では決行されたようだが、私が参加しているバンド、Butzmetz LingerieZと狸坂バンドについては、あいにくオシャカ。まあ、最初から雨天の場合中止という決まりだったのでしゃあないといえばしゃあないのだが、私の長くしがない(笑)バンド人生の中で、雨のため集客がボロボロだったことはあっても、雨でライブそのものが中止になったのは初めてだ。この御蔭で、この連休はいろいろな予定が狂いまくった。どうも最近、私が「雨男」ではないか、という噂があるのだが、果たして?

さて、予定が狂うといろいろなところで予期しない問題も生じる。9日の夜には知人と口論になり、かなりブルーになる。10日には実家から電話がかかってきて、更にブルーに。どちらも詳細はご容赦願いたいが、世の中「人間」という存在が一番難しくて厄介だな、と改めて実感する。ここまでチョンガーで生きてきてしまうと、一人でいることが結構お気楽だったりするのだが、自分の都合のいい感情もあって、なかなかそうもいかないんだな、これが。ふぅ。

はてさて、また脈絡がないが、今宵のネタはジャズ・ジャイアントの一人、Thelonious Monkにいってみようか。ジャズ・ピアニストの中では、私はこの人が一番好きだ。なんでも10月10日は彼の誕生日で、生きていれば恐らく93歳。ピアノを独学で習得したという点が大きいと思うのだが、ハービー・ハンコックやキース・ジャレットのような華麗さは欠片もなく、演奏も楽曲もとにかく変わっている。ゴツゴツしていて、正に個性の塊。やっぱアーティストはone and onlyじゃないとつまらんのよ。

映像を一発。実は横浜JPのButzmetz LingerieZのライブで演奏する予定だった一曲で、彼の代表作"Rhythm-a-ning"(http://www.youtube.com/watch?v=6Di_mswqhLU&feature=related). こいつにちょっとラテン・フレーバーを交えたヴァージョンを演奏する予定だった。しょうがないので、吉祥寺シルエレまで持ち越しだな(笑)。単なる循環モノだが、モンク節が炸裂、てな感じですな。ちょっとおもしろくないことが続いた分、ゴキゲンだ。

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