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Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその1008: John Lennon - part xxxxx

2022-02-28 23:41:33 | Weblog

まず断っておくが、これからダラダラ書き連ねるのは浅学の私の戯言でしかなく、学術的な検証など当然踏まえておらず、単なる表層的な知識に基づく私見でしかない。

すごーく単純かつ乱暴にまとめてしまうと「(三権分立のような相互監視の仕組があったとて)権力は必ず腐敗」し、「腐敗した権力者の判断やリーダーシップには最早期待できないものの、その状態がある程度継続することが許容されるのは思考停止した愚民の存在があるから」ではないのか。じゃ権力なんかいっそなくしてしまえ?そうはいかん。社会生活における一定程度の秩序を保つためには「権力」の存在はある程度必要悪であるという矛盾が内在している。

此度の暴挙に出た彼の国の指導者は、通算20年以上指導者の地位にいる。元々KBGなんていう、今でもかなりのベールに包まれた秘密警察組織で「生き馬の目を抜く」ごときであったろう権力闘争を勝ち抜いてきた猛者であることは想像に難くない。ちなみにこの人、ごく一時期だけど、権限移譲したことがあったが、すぐにその権利を剥奪し、再び最高権力者の地位に返り咲いている。それだけ「権力」から生じる「甘い汁」は、一度知ってしまうとそんなに簡単に手放せないようにも思う(我が国の某ファストファッション最大手のトップや、IT・通信を束ねつつ投資ファンドへと変貌を遂げた会社のトップを思い起こすね。彼らがこうならないことを切に願うけど)。

片や、侵攻された国のトップは元コメディアンで政治経験はほぼ皆無。外交的な駆け引きという点では端から勝負が見えていたように思うが、武力行使なんていう前時代的な行動がなされるなんて、私たちの「常識」からは全くかけ離れた最悪のシナリオが現実となってしまった。この一つの要因として、「腐敗した権力者の歪んだ判断」があるのではないのか。この人、最近はロシアの歴史書をかなり愛読していたらしいけど、領土的野心を剥きだしにする、なんてのは絶対王政時の大航海時代とか欧米列強による植民地拡大時代の再来を真剣に考えたのか、なんて思ってしまう。

なんだけど、世界には「私たちの常識」が通じない人たちがいるのも事実。実際、我が国のすぐ近くにある「失敗国家」は、今年に入って「絶賛ミサイル祭り」の只中にあるし、更にその近くにいる某大国は、此度の件をじっくりと観察し、時期をみて近隣諸国への武力行使の正当性確保につき吟味を重ねているように思えてならん。

言葉や理屈が通じず、隙あらば「力」で奪い取ることを躊躇しない連中に、俺らは「言葉」と「連帯」のみで対抗するのか。「連携」相手は十分に信用できるのか。少し前までは、「こいつは弱い」と思われても「こいつの後ろにいる奴は果てしなく強い」という理屈で、「カツアゲ」や「リンチ」が辛うじて防がれていたわけだ。「こいつ」が弱いままで、「こいつの後ろにいる奴」が頼れそうになくなった場合どうする?国家という枠組みが前提になる以上、「自衛」するしかないように思うんだよね。

2022年は人類の歴史の中で、世界大戦や冷戦終結以上のターニングポイントとなる可能性が高く、間違いなく近現代の歴史書で語られる年になるように思う。それもネガティブな意味で。

色々書いたけど、それでも俺は「言葉」や「連帯」の力を信じたい。この曲がただの幻想にならないためには、多分俺ら一人一人の思いや行動にかかっているように思う(https://www.youtube.com/watch?v=U9HXO_T5SVA)。ちなみに彼の国でも、此度の暴挙に反発するデモが広がりを見せているらしい。腐敗した権力者を糺す「良き市民」の力に期待したいし、非力でもできることがあれば参加したいと思う。

 

-Butzmetz社長-

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