Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその204:Chromatic Harmonica (part2)

2008-01-31 22:45:15 | Weblog
今宵のネタはまたもや楽器ネタ。だがいつものギターではなく、クロマティック・ハーモニカにいってみよう。

こいつは右端にレバーがついていて、押すと全体の調が半音上がる仕組みになっている。元々の調がC dur (=C major)なので、いわばピアノの白鍵・黒鍵と同じ発想の楽器だ。ブルースハープと異なり、1本で全ての調を演奏できる。

私はギターやウクレレ以外に、このクロマティック・ハーモニカも演奏する。まだまだ練習が必要だし、ギターほどの自由度を持ってアドリブを展開するまでには至らないが、哀愁を帯びた物悲しい音色が魅力的だ。正直、結構目立てるのでオイシイ(笑)。

映像は、この楽器の名手であるToots ThielemansとStevie Wonderの競演だ。オーソドックスなモダン・ジャズの楽曲だが、やはり2人の名人の奏でるラインはすごい。ここまで吹ければ文句なしだな(なんちゅう上から目線^^)。

http://www.youtube.com/watch?v=RtSJH8iVdJg

(Butzmetz社長)

音楽ネタその203:Jimmy Page of Led Zeppelin

2008-01-29 21:08:02 | Weblog
やはりここ数日はmixiのZeppelinコミュが盛り上がりまくりだ(笑)。ジミー・ペイジが来日し、現在発売中のツェッペリンのベストアルバムのプロモーションを兼ねた記者会見などを行ったようだ。

Led Zeppelinについてはもう何度も日記で触れているので今更感はあるのだが、やはり20世紀の音楽シーンに大きな足跡を残した偉大なバンドであることは間違いない。私の世代の場合は残念ながらリアルタイムというわけではなく、ちょうど中学3年の頃に久々の沈黙を破り"In through the out door"というアルバムを発表し、これからツアーというときにドラマーのジョン・ボーナムが不慮の事故で死亡という、正に彼らのレコード・レーベルの名前である、バンドのSwan Song(見た目が美しい白鳥の鳴き声の汚らしさから「辞世の句」という意味がある)が流れた時期でもある。

ジミー・ペイジも既に還暦を超え、総白髪の姿がさながら内田裕也みたいだが(笑)、仮に来日なんてことになれば、どんなにチケットが高額でも行っちゃうかもしらんな。

YouTubeから映像を一発。これもカンペキ違法録画だが(笑)、伝説のNY Madison Square Gardenのライブから"Since I've been Loving You". こいつも名曲だね。ジミーの気合の入ったソロが非常に良い(「なんだかガチャガチャいってるだけでよくわからんぞ?」という人はギターを根本から勉強しなおすべし^^)。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200801/gt2008012904.html

http://www.youtube.com/watch?v=89yw7wqoaio

(Butzmetz社長)

音楽ネタその202:Herb Ohta

2008-01-28 23:23:52 | Weblog
今宵のネタはウクレレ・マスター、Herb Ohtaにいってみよう。ハワイ在住の日系人で、日本語も堪能。まだ生を見たことはないが、ウクレレという楽器に大きな可能性を見出したマエストロといっていいように思う。それこそウクレレ1本で、ハワイアンのみならずジャズやポップスを情感たっぷりに弾きこなす姿は素晴らしい。最近ではJake Shimabukuroという、同じく日系人で素晴らしいテクニックを持つウクレレ・プレイヤーの活躍も目覚しいが、テクニック至上主義ではなく、一つ一つの音や「間」を大切にしている演奏スタイルにも共感が持てる。

以前の日記にも書いたことがあるのだが、私は安物のウクレレを一本持っている。楽器屋で購入したのではなく、普段使っているクレジットカードでためたポイントの交換で手に入れたものだ。中国製でチューニングも怪しいし(笑)、楽器としては取るに足らないものだが、ギターとは違い何ともいえない癒しのハーモニーを生み出してくれる。まだまだ練習が必要だが、気分転換にはもってこいのアイテムだ(笑)。

さて演奏は彼のオリジナルで、その名も"Hawaii". なんか全てを捨ててハワイに行きたくなる気分だ(爆)。

http://www.youtube.com/watch?v=9toJRdu2bXQ

(Butzmetz社長)

音楽ネタその201:Pat Metheny & John Scofield

2008-01-27 16:56:43 | Weblog
今日のネタは現代を代表するコンテンポラリー・ジャズ・ギターの2大巨頭、Pat MethenyとJohn Scofieldの競演だ。

この2人は約10年くらい前に共同名義のアルバムを発表しており、今回の映像もその中の1曲。ベースにスティーブ・スワローの姿が見える(この人も相当変わったプレイヤーだが、彼については別稿に譲ろう)。

この作品、発売当初は結構話題になり、私も早速買ってみた。だが、妙に物足りなさを感じたものだ。さながら4番バッターばかりを集めて機能不全に陥ったかつての読売ジャイアンツのごときもので(?)、最初から最後まで手の内の探りあいで終わったような感が強い。お互い完成されたプレイヤーだけに接点が見出せなかったのかもしれないな。映像をみてもおわかりのように、それぞれのソロでは個性を見事に展開しているが、アンサンブル一体として聴いてみれば今ひとつの感がある。まあ、どう考えても贅沢な組合せだからいいんだけどね(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=TF4_R3JAqC4

(Butzmetz社長)

高野ヒロオ・ライブのお知らせ。

2008-01-27 01:29:20 | Weblog
「誰じゃそれ?」と言うなかれ。私の古い友人で、孤高のサックス・フルートプレイヤーである高野ヒロオ氏がライブをやるので、お暇な方は是非。以下、彼から来たメール原文まま:

こんにちは。貴方の心の友、高野ヒロオです。ご無沙汰しておりますがお元気でしょうか。ライヴの告知をさせてください。

ズービョンビョン
zoobyongbyong
ライヴ
2月10日(日曜日)
at 浅草 Cafe Latino
tel 0356083412
mail info@cafelatino.co.jp
url http://www.cafelatino.co.jp/
start 19:30
charge \1,500+drink別

member
高野“大納言”ヒロオ:sax/fl
“toru”:pf
和氣“キヨマロ”敏浩:b
越智“でですけ”祐介:ds
ゲスト出演
平井庸一:g

☆孤高のサックスプレイヤー高野“大納言”ヒロオ初リーダーバンド、“ズービョンビョン”のライヴです。全編高野およびメンバーによるオリジナル曲からなるファンタジー・ワールドをご堪能ください。
☆Cafe Latinoはグルメ番組に幾度も登場したカレーの専門店です。演奏の合間にカレーもお楽しみください。

(引用終了)

てかウチらのBBSに載せたところで、どの程度の集客が見込めるのか(爆)。なお若干の補足。彼のサックス・フルートの腕前は折り紙つき。テクニックの高い素晴らしいプレイヤーで、私のバンド、Butzmetz LingerieZにも何度かゲスト参加してもらっている。孤高な男であるが故、誰とでも打ち解けるという感じではないが、機会があれば是非彼の演奏を堪能して欲しい。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその200:TOTO

2008-01-24 23:14:50 | Weblog
TOTOが3月に来日し、それを最後に無期限活動停止となるそうだ。なんとデビュー30周年。早いな、もうそんなに経つのか。

彼らの音楽を初めて聴いたのが中学生の頃だ。当時はアメリカン・ハード・ロックの全盛期で、例えばAerosmithとかKiss、あるいは Journeyとか、その手のバンドがかなり売れている頃だったと思う。TOTOと同時期のデビュー組としては、BostonとかVan Halenとか、多分アメリカにおいて最もギター・ロックが充実した時期だったように思う。

だがTOTOは少し毛色が違っていた。ギタリストのスティーブ・ルカサーの存在により強いロック色も感じられるが、全員が西海岸を代表するスタジオ・ミュージシャンであり、元々がAORの代表格であるボズ・スキャッグスのバック・バンドメンバーだったことも手伝って、単純なロックに留まらない幅広い音楽性が魅力的だったように思う。

だが私が好んで聴いていたのは、せいぜい3枚目くらいまで。なんていうか、巧すぎるのだ。良く言えば、安心して聴けるが、悪くいえばこじんまりとまとまりすぎ、とでも言おうか。まあでも、一時代を築いたバンドであることには変わりはないだろう。

ちなみに映像はデビューアルバムに収められた"Hold the Line". ソロの時にややオフライン気味の音相となるルカサーのサウンド、個人的にはこの頃が一番色気があって好きだね。

http://www.youtube.com/watch?v=9f-cEM1l7Ks&NR=1

http://www.bounce.com/news/daily.php/12771/headlineclick

(Butzmetz社長)

音楽ネタその199:Crusaders (part2)

2008-01-23 23:42:38 | Weblog
自分の個人メルアドにBlue Note Tokyoのメールマガジンを送ってもらっている。大抵流し読みするくらいだが、昨日来たメールに少し驚いた。なんと2月最終週あたりに Crusadersが来日する。ジョー・サンプルもウィルトン・フェルダーも来るようだ。ギターにレイ・パーカー・Jrが入っているのもシブイ人選だ。予約しようと思ったが自由席がわずかに残るのみで、ほぼ完売状態。さすが大物(笑)。

今宵お送りするのは、彼らのヒットアルバムの一つである"Vocal Album"に収められた"Street Life". 題名の通り、モロ娼婦の歌だ。残念ながらフル・オリジナルメンバーによる演奏ではないのだが、実際にこの歌を歌ったランディ・クロフォードにジョー・サンプルのトリオによるもの。ジャズ・ファンクぽい演奏がクールだ。ご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=oZguZw7Wagg

(Butzmetz社長)

音楽ネタその198:Steinberger

2008-01-22 22:40:28 | Weblog
今宵は再び楽器ネタでSteinberger。ギターの概念を根本から変えてしまったフォルムが特徴的だ。

今でこそ、ラインアップは多様化しているが、発売当初はスティック型で材質もカーボンファイバーが使われ、通常の木で作られたギターと比べてソリもほとんどない、という触れ込みだったように思う。またなんといってもヘッドがないのが衝撃的だ。またトランストレムというブリッジも画期的で、アームにより音程を上下させた上で固定化もできる(マニアックな話よのぉ)。

このように、かなり個性的なギターなので、使い手も個性的な人が多い。メジャーどころでアラン・ホールズワース、ビル・フリゼール、エディ・ヴァン・ヘイレン(!)などなど、あまり有名でないところだと意外にジャズ・ギタリストに多いように思う。私も何度か試奏したことがある。正直、かなり弾きにくいし(笑)、なんだかギターを弾いている感じがしない。音質も非常に硬い。だがなんといっても軽いし、性能的には安定しているように思う。ジャズのエリアで愛用者が多いのはそんなところに理由があるのかもしれない。

余裕があれば一本欲しいところだな。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその197:Blues Brothers (part2)

2008-01-20 15:56:11 | Weblog
ちとベタだが、今回はBlues Brothers.

私は滅多にコメディ洋画の類は見ないのだが(どうもアメリカン・ジョークが根本的に苦手だからかもしれない)、このBlues Brothersは何度も見た。2000年に企画された"Blues Brothers 2000"も見ている。単純に私が音楽好きというところも大きいが、コメディとしてみてもクールでスタイリッシュだと思う。劇中に出演している数多くの著名なミュージシャンのコミカルな演技も秀逸だ。

映像はこれまたベタで"Soul Man".ゴキゲンだねぇ。

http://www.youtube.com/watch?v=Ea9mV9EhPvE

(Butzmetz社長)

音楽ネタその196:Tommy Emmanuel

2008-01-15 18:04:56 | Weblog
今宵のネタはかなりマニアック(笑)。オーストラリア出身のギタリスト、Tommy Emmanuelだ。

まあごちゃごちゃ解説することなく、まずは映像をみていただきたい。このおっさん、むちゃくちゃうまい。音楽そのものは比較的オーソドックスでシンプルなブギウギだが、「じゃあこんな感じで弾いてみて」と言われて実際に弾ける人は全世界に数人といないだろう。大道芸的な匂いも感じられるが、すごいテクニックだと思う。

やっぱギターはファンキーでないといかんな。精進精進(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=6lbvSBNLLoo

(Butzmetz社長)