Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその640: We Shall Overcome

2011-04-28 00:09:33 | Weblog

先月末に元上司が辞めたのだが、どうもそれから仕事環境に「すっきり感」がない。あまり詳しくは書きたくないのでご容赦いただきたいのだが、いわゆる"Glass Ceiling"とでも言おうか、自分のキャリアが今の勤務先では「頭打ち」なのかな、と痛感させられている。うーむ、試練だ。

ま、そんなこと言ったところで、私が感じている「もやもや感」なんて、正に東北で苦しむ被災者の方々の心情に比べれば贅沢なものだ。今日は静かに気合を入れるべく、この曲"We Shall Overcome."

元々はゴスペルにオリジンがあるらしいが、アメリカ公民権運動が盛んな折に、一種のシンボルとして多くのアーティストに歌われているスタンダード。映像は"Boss"ことBruce Springsteenのライブから(http://www.youtube.com/watch?v=ErKNkeZVCQw)。ぶっきらぼうながらも心に沁みるような感じが素晴らしいね。

そう、いつかは克服できるのだ。さ、寝るか(笑)。

 

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音楽ネタその639: Queen -part xxxxx

2011-04-26 01:55:46 | Weblog

随分と久しぶりの日記になる。なんだかよくわからんけど、先週は目一杯仕事が詰まっていた。単に仕事だけに集中できればいいんだけど、ここ最近まつわりつく「微妙な社内の政治」みたいなものに捕われていて、どうも「すっきり感」がないのが厄介だ。余計に疲れる。若い頃と違って、「ふん、こんな職場辞めたる!」とすんなりいければリセットされていいのかもしらんが、こればかりは縁とかタイミングの問題もあるしねぇ。さて、どうなることやら?

土曜日はButzmetzのリハ。ゲネプロ的な感じで臨んだが、まあ何とかなるだろう。今回は、割と集客に期待できそうな場所でもあるし、「次」に繋げられればいいのだが。日曜日はNHとまったり過ごす。なんていうか、オンとオフの切り替わりが最近凄まじいのだ。ま、年がら年中仕事ばっか、てな感じになってないのがせめてもの救いかね。

さて、今宵の音楽ネタは意表をついてQueen. 予定は未定だが、この人たちの曲を今週末に予定されている狸坂バンドでラテン・タッチにアレンジしてやるかもしれない。割とone & onlyのアンサンブルというか、ビートルズなどとは異なり、「あのメンバー」の「あのアレンジ」以外はあり得ない、といった楽曲が多いのだが、そこをあえて(笑)。映像は、中期のヒット曲で"Bicycle Race"(これをライブでやるとは限らないので念のため^^)(http://www.youtube.com/watch?v=2CTPLUcQAjk&feature=related). フレディ・マーキュリーがツール・ド・フランスに触発されて書いた曲らしい。正直、歌詞はほとんど意味のない言葉の羅列にすぎないが(一説では、スター・ウォーズなどに代表される、当時全盛を極め世界を制覇したアメリカン・エンターティメントへの、イギリス人である彼によるブーイング・メッセージとも言われるけどね)、「よくこんな曲書けるよな」と感心させられるほど意外性のあるハーモニーと展開に満ちた完成度の高い楽曲。クラシックの素養のあるフレディーならではの佳作だね。

 

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【REMINDER!】ライブのお知らせ!

2011-04-26 00:14:07 | Weblog

1. 狸坂バンド@元麻布「青いひみつきち」
http://www.aoihimitsukichi.com/

4月30日(土) 20:00頃~&22:00頃~の2ステージ!Music Charge 1,700円くらい?(笑)

小堀裕一(vo.,青いひみつきちオーナー), 水野茂(perc), 米山興(gt), 西村和信(b), 佐々木憲(pf), なかむたかおり(dr) Guest: Takeharu (vo, harp), トヨエツ(tb)

3月20日に予定しており、諸般の事情で中止となりましたが、再び!!狸坂バンド本年初営業!昭和の歌謡曲、往年のロック・クラシックをラテン・タッチで熱く軽やかにお贈りします!ゲストに、いつもお世話になっている栃木県宇都宮市にあるライブハウス"Daddy's Cafe"(http://www.daddyscafe.com/front.htm)のオーナーTakeharu氏と、同じく栃木県を中心に精力的に活躍されているトロンボーン・プレイヤー、トヨエツさんを迎え、いつもに増してブルージィに!乞うご期待!

2. Butzmetz LingerieZ Live@六本木"Vanilla Mood" on 2011年5月7日(土)
http://vanillamood-roppongi.com/

5月7日(土) 19:00頃?Music Charge: TBD

米山興(gt, gt synth), 塩入信之(b), 石田和也(dr), 高本信宏(pf)

Cyber Punk Jazz band, "Butzmetz LingerieZ"のライブです!場所は六本木ヒルズの真前という絶好の立地!恐らく10年ぶりくらいのワンマン・ライブになりそうです!詳細後日、乞うご期待!

 

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音楽ネタその638: Nguyen Le

2011-04-19 00:21:57 | Weblog

今宵の音楽ネタは、いつもと違い相当マニアック。ベトナム人の両親のもと、パリで生まれ育ったというギタリスト、Nguyen Leにいってみようか。そもそもどうやってこの人の名前を発音したらいいのかに悩むが(笑)、無理やり読むとすれば「グエン・レ」てな感じか。

もちろん、ギター・テクニックは素晴らしいんだけど、それ以前にアイデアが卓抜しているというか、ジャズ、ロックだけでなく、民族音楽の要素を巧みに取り入れたりする柔軟さがいいよね。ご自身のルーツによるところが大きいのかもね。こういうアーティストに触れると、ほんと音楽に国境はないというか、世界共通言語だよね。

映像を一発。なんとジミ・ヘンドリックスのカバーで、"Voodoo Child"(http://www.youtube.com/watch?v=EmQeDuCvrRM). 中間辺りはジミヘンとは全然関係ないというか、アフリカ音楽のようなテイスト。こういう感じ、是非Butzmetzで取り入れてみたいところ。

 

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音楽ネタその637: Michael Brecker -part xxxx

2011-04-18 01:39:58 | Weblog

忙しい。

まず先週の木曜日だが、会社で警察沙汰に巻き込まれ、てんやわんや(内容はご容赦のほど。別に私がなんかやらかして警察の世話になったわけではないぞ^^)。金曜日はヘロヘロになるまでたまった仕事をこなしてからNHと遊ぶ。打って変わって、土曜日はゆっくり休んで、またまたNHとまったり過ごす。日曜日はButzmetzのリハ。5月7日のライブに向けて、なかなかの仕上がりだ。いつもに増して激しいButzmetzをお聞かせできると思うので、乞うご期待!

さて、今宵の音楽ネタだが、今度のライブでやる予定の曲を一発。数年前に白血病でこの世を去ったテナー・ジャイアント、Michael Breckerの"Nothing Personal"(http://www.youtube.com/watch?v=Urnm8FPbe5w). 途中で切れてるのが惜しいが、モードっぽいスピーディなクールな展開は味わえると思う。ブレッカーはもちろん、合間を埋めるハービー・ハンコックの浮遊感あふれるフレージングがまたゴキゲンだ。

 

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音楽ネタその636: Larry Carlton -part xxxxx

2011-04-14 01:52:16 | Weblog

今日は突然、私が担当している一つの事業部門の責任者(オーストラリア人)が「花見に行こう」と言いだして、何人かのメンバーと連れ立って、浅草はサントリービルのある付近で隅田川とスカイツリーを肴にしながらプチ宴会と相成った。正直、むちゃくちゃ忙しくてそれどころではなかったりしたのだが、これも「浮世の義理」。ま、なんだかんだ飲むのが好きだし、「課題先送り」ってのもたまにはよかろう(笑)。

さて、今宵の音楽ネタは、つい先ごろまで来日していたギター・マエストロ、Larry Carltonにいってみようか。Tak Matsumotoとのコラボでグラミーを獲ったのが記憶に新しいところだが、いつ聴いても溜息が出るくらいの素晴らしいテクニックと表現力。渡辺香津美さん、George Bensonとこの人のギターだけは、もう「参りました、先生」と言わなきゃしゃあない、てな気持ちに素直になってしまうのだ。

映像は、なんとエリック・クラプトンの名曲のカバーで"Layla"(http://www.youtube.com/watch?v=kqie9Q1qAuE). インストでやるとまた違った味わいがあるが、なんといっても艶っぽい音色と「間」が最高ですな。

 

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音楽ネタその635: King Crimson -part xxxx

2011-04-13 01:37:05 | Weblog

相変わらず、地震速報が出ると会社のビルがグラグラ揺れて落ち着かないが、今日仕事の関係で福岡にいる営業と電話で話をしたところ、「東日本には申し訳ないくらい」普通の日々だそうだ。こんな小さな国で、必ずしも同じ意識にないところが不思議だよね。それはともかく、原発事故のレベルが5から7というチェルノブイリ級に引き上げられても今一つ緊迫感がないのは、「地震疲れ」と「無知」によるのか。今般クラスの地震が東京を直撃したら、間違いなく日本は半世紀は立ち直れないようにも思うのだが、どうも感覚のマヒがあるように感じられて怖いね。

さて、今宵の音楽ネタは、こういう漠然とした不安をうまく表現した音楽がないのかな、と思いついたもので、プログレの雄King Crimson.

映像は、彼らの代表曲の一つで"Red"(http://www.youtube.com/watch?v=z4kbkzCdSYw). いわゆる再結成後の布陣で、日本でのライブ。不気味な雰囲気をうまく醸し出した秀作。

 

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音楽ネタその634: Soulive -part xx

2011-04-12 01:21:47 | Weblog

この土曜日は、川越にある"Live Cafe Jammin"にてオルガン・トリオKusyuのライブがあった。そもそもなんで川越?というのはさておき(笑)、なかなかハコは良かったですな。鳴りも悪くなかったし、店に就いている「お客」がいたので、あいにくの天気だったにもかかわらず、集客にそれほど苦労しなかったのが助かった。

なんていっても、バンドで一番大変なのが集客なのだ。ウン十年音楽やってきて痛感するのだが、音楽以外にエンターティメントはいくらでもあって、歌入りの音楽であればまだしも、私がいつもやってるインスト中心の音楽なんぞをわざわざ聴きに来るのはかなりの「物好き」しかいない。だからといって、お客が呼べる「歌モノ」の音楽ばっかやってると楽曲的にすぐ飽きてしまって、刺激がなくなる。自分の嗜好性とマーケティングがうまく噛み合えば、つまんねぇサラリーマン仕事なんざすぐにでも辞めるんだけどねぇ。

さて、このKusyuというバンドが一つのベンチマークにしているアンサンブルがあり、それがこのSoulive. 決して真新しいサウンドではないんだけど、ニューヨークでウケてるなんて話を聞くと、いつの世にもこの手のファンクっぽい音は残るのかもね。1曲、彼らの代表曲で"Steppin"(http://www.youtube.com/watch?v=PdGe0BsbEt8). ゴキゲンだね。

 

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音楽ネタその633: 熊谷徳明

2011-04-07 01:42:54 | Weblog

世間が期末ということもあるのか、なんだか妙に忙しく、連日夜の11時くらいまで会社にいることが多い。若い頃に比べて馬力も落ちているのでヘロヘロだ。それに、上司が辞めてからの体制がどうも納得のいかない感じで、体力的のみならず精神的にも疲れる感じだ。なんだかつまらんねぇ。

さて、そういう忸怩たる感じはともかく、私が取っているBlue Noteのメルマガを見ていたところ、天才上原ひろみちゃんがタップダンサー熊谷和徳氏とコラボをするという企画を発見。ところが、多分疲れていたんだろうね、熊谷和徳氏のことを熊谷徳明氏と勘違いしてしまった。といっても、大抵の人には、私が何を言いたいのかわからないと思う(笑)。

熊谷徳明氏はドラマーで、神保明氏の後釜としてカシオペアに加入したことがある。今は結局カシオペアを脱退して、いろいろなユニットで活躍しているようだ。

何度か別の日記で書いたことがあるのだが、もう20年くらい前に、ヤマハとかローランドといった楽器メーカーがスポンサーになり、アメリカのBerkley School of Musicの講師を日本に招いて夏季講習をやる、なんていう企画があり、ダメモトでテープを送ってみたらなんとオーディションに受かってしまった。で、恐る恐る行ってみたら、この熊谷氏もいて、セッションさせてもらう機会を得た。私もこれまでいろいろなバンドを経験してきたけど、熊谷氏よりも巧いドラマーとやったことはない。まあ、何をもって「巧い」というかには聞く人それぞれの主観があるんだろうけど、この人はとにかく動きがしなやかというか、見ていてかっこいいんだよね。

というわけで映像を一発。氏がT-SQUAREのベーシスト須藤満氏などと組んでいるTrixというバンドの韓国でのツアーから(http://www.youtube.com/watch?v=iDHUiG_M5jU)。野外ライブのようで、バックステージからの盗み撮りっぽいのが却って臨場感を増している。

 

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音楽ネタその632: Miles Davis -part xxxxxx

2011-04-05 02:29:49 | Weblog

先週末は音楽三昧。まず土曜日はオルガン・トリオ"Kusyu"のリハーサル。このユニットは、比較的リラックスできる音楽(オーソドックスなジャズやソウル)なので、いい意味で演奏していても気楽だし楽しい。せっかく暖かくなってきたし、世の中に蔓延する「自粛」モードに、あえて空気を読まず、ビシバシとライブをやっていきたいと思う。てかね、日本人の「空気を読む」という才能は諸外国には見られない素晴らしい才能で誇りにしていいと思うんだけど、こういう局面ではネガティブに働いてしまうよね。これ、新しい発見。

日曜日は、私のメインのアンサンブルであるButzmetz LingerieZの元ドラマーE,D君のセッションのリハ。このバンドも6月にライブを予定しており、それに向けて短期集中の音固め。このセッションは、当然のことながら、E.D君の趣味が色濃く出ている。彼は間違いなくMiles Davisフリークで、マイルスが紡ぎだした音空間をなんとか自分なりに再現して、そこに若干現代よりのクラシックの要素を交えながらライブで聴いてもらいたい、という思いが強いんだよね。というわけで、今宵はジャズの帝王にちと思いを馳せてみる。

まあ間違いなく、存命中はジャズ・シーンをリードし続けた人なんだろうけど、決して「早すぎた天才」ではなく、「時代の半歩か一歩先を絶えず歩く」という、ある意味マーケティング感覚に優れたプロデューサーてな感じだったのではないか、と勝手に思ってみる。実際、この人の音楽って、一時期を除くと結構ポップだったりするんだよね。

そういう前振りで、今宵の映像は彼のポップ性がかなり排除された(と私が勝手に思っている)音楽で、モダン・ジャズ期最晩年の問題作"Nefertiti"の最後を飾る曲"Pinocchio"(http://www.youtube.com/watch?v=nDOKf528fOE). 軽快な4ビート・ナンバーだけど、ハーモニー的には極めて難解な楽曲。あくまで私見だけど、60年後期から70年代初期のモダン・ジャズこそがジャズの最終進化形であって、そこから先に出てきたフリー・ジャズとかエレクトリック・ジャズは、モダン・ジャズとは全くの別物のように思う(それで全然いいんだけど^^)。なんとなく思うのは、それから半世紀以上経っているにもかかわらず、今一番「トンがり」系のジャズと言われる音楽でさえ、このモダン・ジャズ最晩年のイディオムやボキャブラリーから抜け出し切れていないのではないか、ということ。これを「伝統の継承」とみるか、「停滞」とみるか。

ま、いっか。楽しいのが一番だしね、音楽は(笑)。

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