Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその394: Prince

2009-01-15 23:12:42 | Weblog
私が読んでいるメルマガの話題にPrinceのことが出ていた。なんでも、彼がイタリアのミュージシャンの作品をパクったということで、なんと15年も裁判で争っているらしいのだ。その疑惑の楽曲とは"The Most Beautiful Girl in the World". 第一審はPrinceが勝ち、控訴審は逆転敗訴、今は上告審ということで、まだ争っているとのことだ。ま、ある種の有名税みたいなものだろうし、結局盗作なのかどうかについてはwill seeといこう。というわけで、この音楽ネタで大々的に取り上げるのは初めて、ブラック・ミュージックの奇才Prince.

大体、自分を"Prince"なんて名乗るところが傲慢なのかもしれないが(笑)、非常に才能のある人だと思う。楽器は何でもこなすマルチ・プレイヤーだが、ギターの腕前もバツグンだ。ところが、雑誌のインタビューか何かで読んだことがあるのだが、ジョン・レノンなどと同じく、彼は自分の声が嫌いらしい。私なんぞが聞けば個性的でいいんじゃないの?と思うが、そうでもないようだ。背も低いし、才能に満ち溢れているにもかかわらず、コンプレックスの塊のような人なのかもしれないね。どこか鬱屈したような感じが彼の音楽を支配しているように思う。

映像は、選択にちと悩んだが、1989年に封切られた実写版バットマンのサウンドトラックから"Batdance". なんていうかな、ここまで原作とかけ離れたサウンドトラックてのはなかなかないと思うぞ(笑)。でも、音楽の存在感が強烈で、完全に映画を食ってると思う。

ちと調べてみたところ、もう彼も50歳。早いねぇ。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその393: Sonny Rollins

2009-01-15 00:17:52 | Weblog
私の体の80%はラーメンで出来ているのではないか、と思えるくらい、最近の私は夜にラーメンばっか食っている。そりゃ太るはずだわ(爆)。それはともかく、今宵の帰りに立ち寄ったラーメン屋で、Sonny Rollinsの代表曲、"St. Thomas"が流れていた。ラーメンとジャズ、それもなぜかSt. Thomas. 微妙ながらも悪くない組合せだ(笑)。というわけで、唐突だが今宵のネタはテナーサックスの巨人、Sonny Rollins.

St. Thomasが収録された"Saxophone Collosus"というアルバムがあまりにも有名だと思うが、マイルス・デイビス、ブランフォード・マルサリスといった名手からも多大な尊敬を集めるジャズメンで、自身もエレクトリック・フォーマットへの挑戦など、幅広く柔軟な音楽性を持つアーティストだと思う。早くからギターとのアンサンブルを積極的に進めたことでも異色の存在であり、ジム・ホールや増尾好秋などは彼に育てられたといってもいいのではないか。

でも、サックス吹きでこの人のことが大好き、っていう人、あんま聞いたことがないんだよね。やっぱ古い印象があるのかな?私が知ってるサックス吹きのヒーローは、それこそデヴィッド・サンボーンとかマイケル・ブレッカーとか、もう少しコンテンポラリーな人たちばっかですな。

映像は、ジム・ホールとの競演から。曲名はよくわからんが、循環モノですな。今ほどではないが、ジム・ホールが浮遊感のある独特な空間を作り出している。いいねぇ。

(Butzmetz社長)