Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその391:Billy Joel

2009-01-12 21:56:39 | Weblog
適当につけていたテレビのCMに彼の初期のヒット曲、"Just the Way You Are"が流れていた。今日はニューヨークを代表するピアノの吟遊詩人の大物、Billy Joelにいってみようか。

70年代後半に、アメリカの冷たい大都会で暮らす人々の苦悩を皮肉たっぷりの歌詞と洗練されたサウンドで聞かせて、瞬く間にスターダムにのし上がった人だ。結構下積みが長かったようで、自身の鬱屈した思いがうまく音楽に昇華できていたんじゃないかな。ピアノの腕前もバツグン。ちと調べてみたが、アメリカ国内でのレコード総売上第6位という、驚異的なセールスを誇るアーティストである。

だが、正直いって、彼の音楽が魅力的だったのはこのデビュー当時まで。ビッグ・スターになってからは、音楽に贅肉がついた、というか、私からみれば興味を惹く作品がどんどん少なくなっていった。彼の音楽は、いつまでも報われないというネガティブな思いと、それでも自分を取り巻く「どうしようもない連中」に対する愛情との交錯にあったように思うんだよね。形式的には異なるけれども、精神的には正にブルースの世界。

映像は初期のヒット曲で彼の代表作、"Piano Man". 正に、先述の彼の複雑な思いが体現された秀逸な曲だと思う。ちなみにこれ、私のカラオケの十八番(爆)。

(Butzmetz社長)

音楽ネタその390: Joe Pass (partxx)

2009-01-12 16:19:41 | Weblog
久しぶりに聞きたくなったので、ソロ・ギターの巨匠、Joe Passにいってみようか。

思えば約20年前の大学生時分の折、私の興味はロック一辺倒から少しずつジャズにシフトしつつあり、その際の「教科書」となったのが彼のギターだ。オーソドックスながらも美しいヴォイシングにランニング・ベースも加えた彼のスタイルは、ジャズを勉強する上で格好の材料となった。随分コピーさせてもらったものだ。

でも、彼のスタイルはアンサンブルで使いにくい。やはり、このスタイルはソロが一番生きる。ギターだけであまりにも完結した世界を構築しているからだ。

映像は、小粋なスタンダード、"Satin Doll". 彼にとっては手癖のオンパレードで、ほとんどアドリブなんじゃないかな。素晴らしい名人芸をご堪能あれ。

(Butzmetz社長)