Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその219:小野リサ

2008-02-24 23:47:19 | Weblog
土日の時間があるときは愛車ロードスターを駆ってドライブに興じることが多い。車中では適当なCDやJ-Waveなどのラジオから流れる音楽を楽しむことにしている。

日曜日の大体夕方にやっているJ-Waveの番組で、「ノエビア・サウージ・サダージョ」というラテン音楽に特化したものがあるのだが、今日は小野リサさんが月1回のDJ担当だった。というわけで、今回のネタは小野リサさんにいってみよう。

小野リサといえばボサノバだが、彼女の声質ははっきりいってズルい(笑)。あのけだるい感じ、少しピッチが揺れた音程(決してはずれているというわけではない)、ハスキーでささやくようなスタイルこそがボサノバに一番ぴったり合うのだ。例えばソウル・ミュージックにおけるヴォーカリストのような、力強いシャウトやビブラートは、ボサノバには不要だ。

もう結構なおばちゃんだが(爆)、いつまで経っても瑞々しい雰囲気が素敵な女性だと思う。関係ないが、(ラジオの受け売りだけれども)昨年だが今年だかはボサノバの父ことアントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年とかで、小野リサが冠となってボサノバ・フェスタの類が企画されたらしい。

映像は、ボサノバといえばこの曲ともいえる代表的なナンバー、"Girl from Ipanema"から始まり、King of Soulことオーティス・レディングの代表作、"Dock of the Bay"のメドレー。ソウルナンバーも彼女にかかれば子守唄みたいだ(笑)。ちなみに歌声に隠れてあまり評価されることがないように思うが、小野リサは非常に良いギターを弾く。Dock of the Bayでさりげないリハモ(re-harmonization, 原曲とは異なるハーモニーをつけること)がなされているが、良いアレンジだと思う(原曲との違い、わかるかな??^^)。ご堪能あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=iXWqLGsXgnU

(Butzmetz社長)

音楽ネタその218:佐藤允彦

2008-02-24 12:04:46 | Weblog
今日のネタは、前回の上原ひろみちゃんネタで少し取り上げた佐藤允彦氏にいってみよう。

慶応の経済学部をご卒業されているインテリということもあるのか、音楽はもちろん素晴らしいのだが、軽妙で洒脱なタッチの文章もニクイ。もう最近はとんと読まなくなってしまったが、一時期"Jazz Life"にエッセイを寄稿されていたと思う。結構好きで読んでいたものだ。

肝心の音楽だが、自らのルーツである日本人という特質にこだわった活動を展開しているように(私には)見える。非常に完成された演奏家であり、作曲家・編曲家としても超一流のアーティストだと思う。

映像は、これまた日本を代表するといっていいだろうジャズコンボ、富樫雅彦&J.J. Spirits。佐藤允彦のピアノ、富樫雅彦のパーカッション(富樫氏については別稿で触れたいと思う)、峰厚介のテナー、井野信義のベース、いわゆるオールスター。これぞ正統派ジャズ。

http://www.youtube.com/watch?v=2UuuXeHzyLE

(Butzmetz社長)