中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

コロナに負けるな! 何が不安なのかよく考えよう。

2020-03-02 | 一般

金曜日に安倍さんが、全国休校を要請してから、初めての週末が終わった。
学校に行けなくなる子供たちをどうするのか、両親が共働きで面倒が見られなくなるのにどう対応するかというような必要かつまっとうな議論をされている中で、トイレットペーパーや紙おむつを買い占めに走っている人たちがいて、とても悲しくなった。
 
みんなが何となく不安感を高めているという状況は、3.11の地震の後のような雰囲気で、この先何がどうなるかわからない、というぼんやりとした、でもかなりな不安感というのが社会に蔓延している。
 
ネットやスマホで、いろいろな問題に対する答えを簡単に検索する事ができる中で、この先がどうなるかわからない、誰も教えてくれない、というのが根源にあるんだろうなと思っている。
 
休校して子供が家にいる、外へ遊びに行きたがった時に、どこならいいのか、というのが示されないのでどうしていいかわからない、とTVのインタビューに答えているお母さんがいた。
自分の子供だから、自分で判断するべきだと思うし、なぜ休校になったのかという事を考えれば、外へ出ていくことを自粛してほしいんだよ、という事になるのだとなぜ考え着かないのか、不思議だと思う。
 
一緒にTV を見ていた娘にそう感想を述べると、「でも普通の感覚だと思うよ。休校するというなら、行動のガイドラインがでるのは当然だと思う。」と若干想定外の答えが返ってきた。
年代的にも、今の世の中は娘が感じる側の感覚が主体なんだろうと思うと、いろいろな事がストンと落ちやすい。
 
自転車で遊びに行くときも、私よりも下の年代の人は、ほぼ間違いなくGPS付きのサイコンつけて、目的地までのルートを事前にインプットしている。
道間違ったら大変でしょ!と言われるが、わざわざルート外れて面白そうなものを見つけたらそっちへ行ってしまう性格なので困ったことはほぼ無い。
車に乗り始めた時だって40年前もちろんナビなんてないから地図見て、おおよそ想定してから出かけたので、今でも同じ。
ナビも乗り換え案内も推定到着時間なんて信じていないから、基本何時でも少し早く着く。
皆さんは、ナビも乗換案内だって。渋滞予想だって信じるから、それで動く。
 
具体的に明示されたものを信じる、それがないから不安になる。
 
私は、具体的に明示されたものをそのまま信じないので、自分で余裕を見る。
そのまま信じることに不安を抱く。
 
要は何に対して不安に思うか、という事なのですね。
 
TVの解説で、トイレットペーパーがなくなるかもしれないというデマに踊らされてスーパーに買いに走る人を見て、無くなることはないと思っても、自分が欲しい時に無くなっているかもしれないと心配して買いに行く、という現象が起きています、と言う。
私は、土曜日の夜に面白がってスーパーの棚がガラガラなのを確認に行って、どんなものが無くなっているのか調べてきた。
そういう写真をまたFBにあげたりして面白がっていた。
 
でも「やっぱり無くなっているんだ」という不安を助長してしまったのも確かな事実である。
 
うちは基本食料品や水などを含めて、無くなると困るような基本資材はある程度常備されているので、当面は困らないし、常備されていないものはなくても当面困らないようなものばかりである。
 
SNSでドラッグストアの店員さんが、毎日責められて感染よりも人間が怖い、と訴えている。
毎日毎日、マスクはないの? 消毒薬はないの? と責められてつらいと。
 
ものが無くなってしまって急いでバックヤードから商品を補充していたスーパーの店員さんが、物が売れて嬉しいけど、その分将来売れなくなるって事ですよね、と困っていた。
 
不安、だからと動き回るのをちょっと待ってみると、違うものが見えるかもしれません。
 
大丈夫です。 物事なるようにしかなりませんから。
 
でもこれまでに経験したことのほんの一部でもいいから覚えておいて生かしてみてもいいかもしれないですよ。

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