山を歩く楽しみは心静かにその山の持つ個性を感じる事でもあります。
こういう標高の低い山を蔑みのニュアンスも込めて”藪山”と呼ぶ人たちが多くいますが、今回は自分の感度を高めてその”藪山”を思い切り感じ取ろうという山行であります。
つまりは毎回繰り出す左右の一歩一歩に思いを込めて歩きたいのです。
幸いなことに冬の寒さは立ち木の多い山での歩行中には快適な外気温と感じられます。
天気が良いので、あたりは爽やかであり、季節に応じた準備をしてきていますので最高の外部条件と感じています。
取り付きは植林の中 ↓
沢を渡り山の斜面に取り付きます。やや荒れた植林帯で、あたりが薄暗くてフラッシュをたきます。
コアジサイの黄葉 ↓
植林の隙間空間にコアジサイの黄葉が道の両端に出てきます。
今度はソヨゴ ↓
ソヨゴが赤い実をつけて出迎えてくれます。
笹薮を掻き分け ↓
これこそ”藪山”の真髄です。背丈と同じくらいの笹薮を掻き分けて歩いて行きます。
ヤブムラサキ ↓
”藪山”の宝物・・・ヤブムラサキの美しい実を愛でておきましょう。
笹頭山 ↓
高度がやや上がったようで北北東方面にドテっとした山容が見えてきました。
標高760mの笹頭(ささのず)山のようです。
大鈴山 ↓
笹頭山の右(北東方向)に1012mの大鈴山が見えています。
こういう場合の山座同定はとても難しくて、家に帰ってからカシミールを使って山名を割り出しています。
ミヤマシキミ ↓
ミヤマシキミの赤い実が出て来ました。劇毒と聞いていますが、どういう風に毒なのかそれを確かめるために以前一度だけ口にしたことがあります。
そのときは噛んで吐き出しただけですが、結局毒を実感できませんでした。
尾根に乗り上げた ↓
これまでは尾根目指して山腹を歩いて来ましたが、この山に何本もある尾根のうちの一つについたようです。これから先は尾根道をたどることになります。
植林は尾根にも届いている ↓
山が低いですから植林は尾根にまで届いています。遠くから見たときにこの山の大部分は植林で深い緑の山肌をしています。
ところが岩の露出した険阻な部分では植林が届かず、太古の植生を保っています。その部分は遠くから見たときに黄葉していました。早くその下を歩いてみたいと思って登って来ています。
ヤブコウジ ↓
岩の多い尾根道にヤブコウジの可愛い姿が出てきました。心癒されますね。
地上に出た根 ↓
岩が多いところですので木の根っ子も苦労しているようです。
切り株 ↓
幹のこんな高い位置で伐ったのですね。普通は地際でカッターを当てるはずですが、これはどうしたことでしょうか。こういう風にその理由を散策しながら歩くのも楽しいものです。
薄い黄葉 ↓
この落ち葉は色が薄いですね。コシアブラかタカノツメの落葉と見ました。
何枚かを重ねてちぎって匂いを嗅ぐと、コシアブラの新芽のときの香りに近いものを感じました。 この木の新芽をご当地作手(村)ではトウダイ(灯台)と呼んで山菜として重用します。
出てきた紅葉 ↓
植林の尾根を挟んで反対側は谷が険阻で、そこは手付かずの潅木帯でした。そういう場所では木が雑多に生え、そういうものの紅葉が見られるようになりました。
落葉もひとつの眺め ↓
山の清浄さは地面に散り敷いた落葉でさえも美しい眺めと感じさせてくれます。
枯れ木の造形 ↓
大木の珍しい幹の模様です。枯れた木のようですね。
松の大木 ↓
尾根上に松の大木が3本並んでいます。落ち葉を拾って確かめると、これは日本に古来からある赤松のようです。 最近では山中でもアメリカ産の松を多く見かけるようになりましたが、これは純国産が頑張ってくれています。
再び植林帯 ↓
尾根歩きの中でも何度も何度も針葉樹の植林帯に出会います。これだけ木を植えてもそのあとの世話がどうも良くないようですね。林業が生業として成り立たなくなってから、もう40年以上経つのでしょうか。
手入れの行き届かない林を見るのも辛いですね。
こういう標高の低い山を蔑みのニュアンスも込めて”藪山”と呼ぶ人たちが多くいますが、今回は自分の感度を高めてその”藪山”を思い切り感じ取ろうという山行であります。
つまりは毎回繰り出す左右の一歩一歩に思いを込めて歩きたいのです。
幸いなことに冬の寒さは立ち木の多い山での歩行中には快適な外気温と感じられます。
天気が良いので、あたりは爽やかであり、季節に応じた準備をしてきていますので最高の外部条件と感じています。
取り付きは植林の中 ↓
沢を渡り山の斜面に取り付きます。やや荒れた植林帯で、あたりが薄暗くてフラッシュをたきます。
コアジサイの黄葉 ↓
植林の隙間空間にコアジサイの黄葉が道の両端に出てきます。
今度はソヨゴ ↓
ソヨゴが赤い実をつけて出迎えてくれます。
笹薮を掻き分け ↓
これこそ”藪山”の真髄です。背丈と同じくらいの笹薮を掻き分けて歩いて行きます。
ヤブムラサキ ↓
”藪山”の宝物・・・ヤブムラサキの美しい実を愛でておきましょう。
笹頭山 ↓
高度がやや上がったようで北北東方面にドテっとした山容が見えてきました。
標高760mの笹頭(ささのず)山のようです。
大鈴山 ↓
笹頭山の右(北東方向)に1012mの大鈴山が見えています。
こういう場合の山座同定はとても難しくて、家に帰ってからカシミールを使って山名を割り出しています。
ミヤマシキミ ↓
ミヤマシキミの赤い実が出て来ました。劇毒と聞いていますが、どういう風に毒なのかそれを確かめるために以前一度だけ口にしたことがあります。
そのときは噛んで吐き出しただけですが、結局毒を実感できませんでした。
尾根に乗り上げた ↓
これまでは尾根目指して山腹を歩いて来ましたが、この山に何本もある尾根のうちの一つについたようです。これから先は尾根道をたどることになります。
植林は尾根にも届いている ↓
山が低いですから植林は尾根にまで届いています。遠くから見たときにこの山の大部分は植林で深い緑の山肌をしています。
ところが岩の露出した険阻な部分では植林が届かず、太古の植生を保っています。その部分は遠くから見たときに黄葉していました。早くその下を歩いてみたいと思って登って来ています。
ヤブコウジ ↓
岩の多い尾根道にヤブコウジの可愛い姿が出てきました。心癒されますね。
地上に出た根 ↓
岩が多いところですので木の根っ子も苦労しているようです。
切り株 ↓
幹のこんな高い位置で伐ったのですね。普通は地際でカッターを当てるはずですが、これはどうしたことでしょうか。こういう風にその理由を散策しながら歩くのも楽しいものです。
薄い黄葉 ↓
この落ち葉は色が薄いですね。コシアブラかタカノツメの落葉と見ました。
何枚かを重ねてちぎって匂いを嗅ぐと、コシアブラの新芽のときの香りに近いものを感じました。 この木の新芽をご当地作手(村)ではトウダイ(灯台)と呼んで山菜として重用します。
出てきた紅葉 ↓
植林の尾根を挟んで反対側は谷が険阻で、そこは手付かずの潅木帯でした。そういう場所では木が雑多に生え、そういうものの紅葉が見られるようになりました。
落葉もひとつの眺め ↓
山の清浄さは地面に散り敷いた落葉でさえも美しい眺めと感じさせてくれます。
枯れ木の造形 ↓
大木の珍しい幹の模様です。枯れた木のようですね。
松の大木 ↓
尾根上に松の大木が3本並んでいます。落ち葉を拾って確かめると、これは日本に古来からある赤松のようです。 最近では山中でもアメリカ産の松を多く見かけるようになりましたが、これは純国産が頑張ってくれています。
再び植林帯 ↓
尾根歩きの中でも何度も何度も針葉樹の植林帯に出会います。これだけ木を植えてもそのあとの世話がどうも良くないようですね。林業が生業として成り立たなくなってから、もう40年以上経つのでしょうか。
手入れの行き届かない林を見るのも辛いですね。
同じ愛知の山なので 今のところは植物種が大体同じのようですね。
遠くから見る植林の山も中に入ると趣が全然異なりますね。
岩有り赤松あり その下でヤブムラサキやヤブコウジシキミがひっそり生えていて それらに出会うのが楽しみな感じですね。
木下の黄色の葉の植物の道がなかなか素敵でした。
鹿の被害はなさそうですね。
一歩一歩味わって登る・・いいですね。
東三河の隣接する場所ですので似たような植物相ですね。
あちらからこの山を眺めて、この山を歩きたくなりました。
今度はこちらから前の週に歩いた尾根を眺めるわけですが、思い入れが加わり、どちらも印象深く感じました。
植林帯歩きは陰鬱さを伴うものですが、今回は最初からそのことを織り込み済みで、覚悟がありましたが、時々出てくる実ものには慰められました。
ここではかなり積極的に鹿撃ちさんがいますから鹿もそれほどには荒らさないのかもしれません。
鹿・猿・猪にはここでも迷惑を蒙っているようです。
こういう低山は心落ち着けて歩くのに適していますね。