ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/19日 安城市立北部小学校で長く愛されて来た、なんじゃもんじゃの樹が枯死。お別れ会が行われた。

2021-03-19 22:20:41 | 草花
安城市立北部小学校の校庭にヒトツバタゴの大木があります。(今は枯死して寂しく立っています。)

この木は昭和の初めにある個人が寄贈したものだそうですが、校庭に植えられたときは太さが親指ほどで、1メートルほどの苗木だったそうです。
それからは学童や先生はじめ地域住民から愛され続けて大木となり、GW頃の花の時期には壮麗な景色を作り出してきました。
見事な笠型の樹形と相まって2018年には安城市の天然記念物に指定されたそうです。
ところが、皮肉なことに、天然記念物に指定されたその年から樹勢の衰弱が激しくなり、樹木の専門家や学校関係の方々が保存のために必死の骨折りをしてきたそうですが、2019年には見るも無残な姿になり(それでもその年は、花をわずかにつけてはいましたが)、2020年には花を見せることなく、とうとう枯れ果ててしまいました。

枯死した樹は校庭にひっそりと立ったまま今日に至ります。

”樹木葬”(近年別の意味で使われていますが・・・・)この樹のお葬式にあたる「お別れ会」が17日に在校生と先生方で行われましたが、19日は同窓生や近隣住民が集い「お別れ会」が行われました。
これは本来の意味合いの”樹木葬”になるのかと思いました。

この日は低いところの枝を伐り落として、記念に持ち帰りたい人に分けていました。その様子などをレポートします。

校庭の様子 ↓

校庭の東西方向で真ん中あたり、南北方向では北側に、”でん”と鎮座していました。



近づいて3枚 ↓








最盛期の花の”傘姿” ↓

(2012年5月3日撮影)樹の周りに椅子が配置されていて、花見の人に配慮してくれています。
花の時期には教員室に声掛けすれば一般人も自由に校庭に入れました。



14時からお別れ会が始まります。 司会は教頭先生。

会長挨拶 ↓

なんじゃもんじゃを愛でる会の会長さんがあいさつします。
このイベントに地元の有線TV局の取材が入っています。



校長挨拶 ↓

校長さんの挨拶は伐木の段取り説明が主体でした。



近くで見る最後の姿 ↓




枝おろしが始まる ↓

のこぎりで手作業でおろしたり、動力で伐ったりしていました。
この日は枝おろしだけで、次の日に重機を入れて、幹を切り倒すことになるそうです。


伐られた枝 ↓

伐った枝は、ビニールシートの上に乗せ、希望者はそこから枝を持ち帰ることが出来ます。

明けて本日(20日の午前中です。)

午前10時過ぎに再び北部小学校へやってきました。太い幹を切り倒した後、どうなっているか。

幹を伐り倒したあとの作業中 ↓

校庭にはクレーントラックが入っていて、伐り倒しの作業員が後片付けの作業中でした。



持ち帰り自由の枝 ↓

ビニールシートの上に伐られた枝が残っていて自由に持ち帰ることが出来ます。



ビッグ スリー ↓

根元近くのものが三つに分断されていて、一つには注連縄が掛けられています。



根元の株 ↓

根元の株は掘り出されることなく地面に残っています。よく見ると樹の髄に腐りが入っています。



持ち帰り ↓

枝分かれしたこの部分を持ち帰り、何らかの細工でもしようかと考えています。
コメント (4)
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