もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

つらいもからいも同じ“辛い・辛い”

2009-01-12 17:07:11 | Weblog
 ずいぶん日脚が長くなった。
 間もなく5時。先ほど降っていた冷たい時雨も止み、西の空が焼けている。

 きのう成人式を終えた息子は、また施設に戻って行った。
 戻るときは、いつもあの笑顔がなくなる。
 冗談言っても、こちょこちょしても笑わない。

 彼の気持ちを思いやるとつらい。
 漢字で書くと、つらいもからいも同じ“辛い辛い”。
 
 帰省する日、戻る日は認識できているようだ。

今日は息子の成人式

2009-01-11 21:23:14 | Weblog
 今日は、ダウン症の息子の成人式。
 母親に、いつもより少しいいズボンをはかせてもらって、昨日とは違うニコニコ顔。
 「どうしたの? 成人式に行きたいの?」と訊くと、こっくりの「うん。」
 「へ~!ほんと? じゃー いくか。」
 ということで、親子3人で白石市の成人式に行ってきました。
  
 会場に着くと、先ず目に入ってきたのは、はではでの着物姿のお嬢さんがた。
 しばらく目を円くしていましたら、“キンキラ、ピンキラのしゃーらしゃらで、くわえタバコののお坊ちゃまたち。
 案内状には、“華美にならないように”とあったのですが、いやはや血圧が上がりそうでした。
 
 こんなところは早く逃げ出したかったものですから、早く記念写真を撮ろうとしたらシャッターが切れないではありませんか。
 きのうはちゃんと撮れたのに、電池切れか?でもE表示がでている。間に合わない。
 女房には「いつも肝心な時にっ!」とたたかれたが、何も意識してそうなったわけではなし。
 しょうがない一人行動だ。でも、寒いので会場の二階で様子を見ることにしました。

 祝辞がたくさん続くかと思ったら市長だけ。それも実に簡単に。
 もちろん、その間にも大声でしゃべっている者たちあり。立ち歩く着物姿あり。
 式典は、15分ほどで終わりました。

 息子と母親は、つまらなくなって早く出てくるかと思っていましたが、そうでもないらしいので
 セレモニーの「幻創」による和太鼓演奏を聞くことにした。

 男性と女性の二人で奏でる和太鼓の響きはすごい迫力で、あの落ち着きのない若者たちを惹きつけたようだ。
 休みなしの1時間におよぶ演奏は、しまりのなかった式を引き締めたようです。
 そして、この新成人たちに、何か大事なものを残したようでもありました。
 
 この和太鼓の響きが、漠然とした式に、目的の灯を点したように感じました。
 その灯は、数年後、数十年後に光りだすものかもしれません。
 
 息子は、にこにこ顔で会場から出てきました。
  
 今夜は中秋の名月のようにすばらしい満月に照らされています。

さすが、親子なり

2009-01-10 20:12:53 | Weblog
 昨夜はどしゃぶりの雨。
 明け方には止み、晴れてきたが北風が吹き荒れた。

 午後、ダウンの息子と亘理町の荒浜の浜に行った。
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 砂浜は地吹雪状態。さらさらと流れ波に飛び込んでいた。
 かなり荒れていたが、サーファーが二人波に揺られていた。
 
 砂浜には、いつもになくカキがらがたくさん打ち上げられていた。
 その中に、
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 イルカの仲間と思われる頭骨が一つ波に洗われていた。

 また、この辺では飛び切り大きなヒトデも打ち上げられていた。
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 手前が割り箸。まるでオニヒトデなみ。
 もしオニヒトデだったら?海の中で大変なことが起きていることになるのだ。
 この二つを標本にと持ち帰ることにして拾った。
 
 それを見た息子は、何を思ったか砂の上から水鳥の羽を拾ってきた。
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 さすが,親子である。
 
 あした、息子は成人式。
 「あした成人式だよ。」と話しかけると、頭を横に振って“いやいや”の合図。
 分かっているのかどうかは読み取れないが・・・

 この子を見ていると、いろいろ意義付けはされているが、
 成人式ってなんなの?と、問い直したくなる。

Fさんとオレのから元気の元

2009-01-09 13:06:55 | Weblog
 久しぶりに朝からどんよりとした曇り空。
 天気予報は、夕方から雪。
 
 元同僚のFさんを訪問した。
 Fさんは数年前軽い脳梗塞にかかり、歩くのが不自由になってきて運転免許も返上した。
 しかし、眼ん玉の色と正義感からあふれでる辛口批評はまだまだ元気だ。
 
 間もなく80歳。テレビで国会中継を見ておられた。
 「麻生首相の答弁の、なんと薄っぺらなこと。それを攻める野党の軟弱さには情けなくなる。」
 と、話し相手が来たものだから力が入った。

 Fさんは宗教家。
 普段は柔和なFさんだが、人をないがしろにする政治家や行政など権力を持った者を前にすると容赦はしない。F節がうなりだすのだ。

 職場では、管理職たち(上昇志向者含む)から、いっしょに嫌がられた。
 あのころは、我々で職場を動かすことができた。
 楽しかったなあ。あっはは・・・

 こんなことが、Fさんとオレのから元気の元になっているようだ。

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 昨日の川原子ダム湖畔。

年明けの「ぼちぼち村」

2009-01-08 21:02:49 | Weblog
 午後「ぼちぼち村」へ。
 暮れに積もった雪はかなり解け、雪の下は凍り付いていました。
 雪はくるぶしの上くらいまでしかなく、歩くには大変楽になっていました。

 雪の上には、動物たちの足跡が。
 コピー ~ DSC_0009.jpg
 珍しいことに、カモシカがやってきていました。
 小生が「ぼちぼち村」にきて初めてです。

 (カモシカそのものは、特に珍しいものではありません。
 我家の周辺の里山にもいて、昨日の九二一っつあんの工房の下の畑でも大根の葉がかじられていました。それで、ネットで囲っている所もあります。)

 少し離れて、
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 ノウサギの足跡が、あっちこっちと走り回っていました。
 
 “牛舎の居間”の屋根の雪は、かなり滑り落ちて出入り口をふさいでいました。
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 軒先には、サメの歯のようなツララが、壁に向かって伸びていました。
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 大きいのは2メーターくらい。もう少しで雪面に届きそう。去年はここまで生長しませんでした。
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 玄関の戸は、雪の重みで明け席が大変になってきました。
 雪には降ってもらいたいけど、出入りができなければ冬休み突入です。

軍用ヘリの編隊が頭の上を

2009-01-08 14:36:32 | Weblog
  お昼前、ベランダのゴミ拾いをしていたら蔵王連峰方向から重低音が響いてきた。
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 ゴマ粒ほどの点々。
 近づいてくる。
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 やっぱりそうだ。軍用ヘリ6機の編隊だ。
 コースからすると、太平洋上に出るのかと思っていたら、北に直角に進路を変える。
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 我家の方に向かってくる。6機ではない。倍の12機だ!
 先頭の1機にくの字に5機。その後ろに同じ編成が1編隊。
 コピー ~ コピー ~ DSC_0015.jpg
 頭の上を飛んでいった。午前11時40分。
 どこでどんな訓練をしてきたのか?しているのか?航空自衛隊松島基地にもどるのか?
 何も分からない。
 
 先日も同じ時間に、この爆音を聞いた。
 このようなことが常時化することに恐ろしさを感じる。

“駅頭でのチラシ配り”と“七草がゆの会”

2009-01-07 20:09:11 | Weblog
 今朝は7時から駅前で、合併の問題を呼びかけるチラシ配布。 あられがぱらつく寒空の中、電車が発着する時間帯だけぱらぱらとまく。
 田舎の駅とて、ぞろぞろ集まってくるわけではない。

 暇な時には、客待ちのタクシー運転手さんのところへ。
 話しかけると、タクシー強盗のこと、お客が少なくて困っていることと次から次からと続く。
 不安がいっぱいで余裕は感じられなかったが、励ましてくれた。

 4人で1時間配って、110枚。
 その中のどれだけの人が読んでくれるか分からないが、小さな動きを伝えることができたと思う。
 体の芯まで冷えたが、やってよかった。
 
 8時に切り上げ、“七草がゆの会”へ。
 場所は、九二一っつあんの工房。
 一足先に、奥さんたちが行って準備。

 小生が行くと、男性陣は下の畑で七草採り。
 あったのは、ハコベ・ナズナ・ホトケノザ(コオニタビラコ)・フキノトウ。
 これらを刻んで牡蠣入りのあつあつのおかゆに混ぜて うまい うまい!
 
 楽しい たのしい”七草がゆの会”だった。
  コピー ~ DSC_0010.jpg
 差し入れた“えんぺ”(ドブ)と“サケの燻製”と長芋の“むかご”は珍しいと好評だった。
 こういうものを誉められると、とても嬉しいもの。また、頑張ろうという気持ちになるから不思議。なぁ・・・

人間は何をしているの?

2009-01-06 10:36:59 | Weblog
 今日も上天気。

 今朝、用足しに浜のほうに出かけたら
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 電柱11本分の電線に“でんせんガラス”がいっぱ~い!
 いつも、この群れの指揮者はどこにいるのだろう?と思う。
 今、人間は方向も分からずに右往左往しているのに。
 
 我家の前の五間堀では、
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 この冬、チュウサギとアオサギがペアで仲良く越冬している。
 人間は、あっちこっちでいがみ合っている。

 明るい光が降り注ぐ社会になってほしいものです。

町役場にて 生活保護の申請に行列

2009-01-05 21:50:13 | Weblog
 寒の入り。でも、ポカポカ。
 
 朝、町役場の福祉課に行って、自治体としての障害者支援を確かめる。
 医療費の自己負担分の全額補助だけ。ないよりはましだが、仙台市と比べるとお粗末。
 それを踏まえて、2月に予定している「3町合併と障害者福祉」のチラシの原稿を作る。
 
 役場でアレッ!?
 行列ができている。
 お年寄りが多いが、赤ん坊をおんぶしたり抱っこしたりした若いお母さんたちも。
 
 不思議に思ってみていると、出て行く人・並ぶ人と20人くらいの行列がなくならない。
 なんだか訊きにくかったが、若いお母さんに思い切って訊いた。
 そしたら「生活保護の申請です。毎月5日なんです。」という返事。
 
 障害を持つ人もそうでない人も、行き詰っているのだ。
 とにかくどぎゃんかせにゃいかんばい!
 しかし国会では、定額給付の2兆円のムダ遣いが提案される。
 ああ、なんと愚かな政府だ!情けない なさけない。
 
 午後、落ち葉を拾い、に行く。6袋詰める。
 それから、あさって九二一つあんの工房で開く“七草がゆの会”の材料を探す。
 ところが、ナズナだけ。ハコベは採るによしなし。
 ホトケノザは姿も見えず。まあ何とかなるだろう。

久しぶりにオーストラリアから帰省したMさん一家を訪問

2009-01-04 21:42:23 | Weblog
 息子たちが戻っていきました。
 長男はきのう、ダウン症の二男は今日の夕方。
 静かにはなるけれど、寂しいものです。

 二男を見送ったあと、オーストラリアから里帰り中のMさん一家を訪ねました。
 今回は、元旦に続いて2度目。
 今日は「ぼちぼち村」のパンフを渡し、写真を撮らせてもらうためでしたが、つい上がりこでしまいました。

 Mさん一家には、娘が二人。REちゃんとMIちゃん。
 長女のREちゃんは、赤ん坊のころ「ぼちぼち村」に遊びに来てくれた。
 まだ抱っこされていて、その時生まれて初めて雨にあったのだそうです。
 また、酪農家のHさんの牛舎を見学してもらったり、Mさんには“弥治郎こけし”の吉紀工人家の竹の子堀を初体験してもらったりしました。
 その時の写真は、大事な思い出として「ぼち村」の玄関に貼ってあります。

 オーストラリアの話を聞いているうちに、奥さんの同級生一家が遊びにやった来ました。
 ここは、男の子が二人。
 しばらくして打ち解けたRちゃんは、上手な日本語で遊んでいました。
 二女のMIちゃんもいっしょになって“おだって”いました。
 4人の姿は実にほほえましく、国境は見えませんでした。
 
 Mさん一家は明日国に帰るというので、思いついたのが“どぶろく”をご馳走することでした。
 急いで取りに帰って、ふるまうことができました。
 少し辛くなっていたので、微妙な味だったようです。
  
 オーストラリアの自然には、すぐにも飛んで行きたいくらい大変ひかれます。
 チャンスが訪れるのを願っています。