今日も夕方まで雨。
友人に、骨董屋のMさんがいる。
彼の工房を訪ねると、大いに興味をかき立てられる物がある。
この日もそうだ。
![](http://)
重量感溢れる昔の写真機。木製の蛇腹式。土台は鋳物製。
Mさんに訊くと、昔写真屋をしていた家の物置にしまってあった物と言う。
レンズは、まるで最近の物のように輝いている。
![](http://)
よく見ると「schneiderーkreuznach」とある。
では、この写真機はドイツ製?
ごつい写真機の持つ機能美に、強く引きつけられる。
この写真機を使っていた写真屋さんとは、どんな人だったんだろう。
この写真機で撮ってもらおうとした人たちは、
どんな時に、どんな服装をして、どんなことを話しながら撮ってもらったのだろう。
じっと見ていると、当時の人たちが動きだしてきそうだ。
日常何気なく使っている生活雑器も、長く使いこんでくると、えも言われぬ味がでてくるのだ。
雨の日は、こんな楽しみ方もある。
友人に、骨董屋のMさんがいる。
彼の工房を訪ねると、大いに興味をかき立てられる物がある。
この日もそうだ。
重量感溢れる昔の写真機。木製の蛇腹式。土台は鋳物製。
Mさんに訊くと、昔写真屋をしていた家の物置にしまってあった物と言う。
レンズは、まるで最近の物のように輝いている。
よく見ると「schneiderーkreuznach」とある。
では、この写真機はドイツ製?
ごつい写真機の持つ機能美に、強く引きつけられる。
この写真機を使っていた写真屋さんとは、どんな人だったんだろう。
この写真機で撮ってもらおうとした人たちは、
どんな時に、どんな服装をして、どんなことを話しながら撮ってもらったのだろう。
じっと見ていると、当時の人たちが動きだしてきそうだ。
日常何気なく使っている生活雑器も、長く使いこんでくると、えも言われぬ味がでてくるのだ。
雨の日は、こんな楽しみ方もある。
先日の「ぼちぼち村」の夕方。
強めの夕立の後、来村者を見送って振り返ると白いかたまり。
![](http://)
ミツバの花先で、セミの羽化が始まっていた。
周りでヒグラシが「カナカナ カナカナ・・・」の合唱。
これもヒグラシか?と観察することにした。
小生はまだ、ヒグラシの羽化を観察したことがなかったのだ。
ところが、薄暗くなるにつれて
羽が茶色くなってきた。どうもアブラゼミのようだ。
ぬけがらを調べれば分かるのだが、まだぶら下がっているのでそっとしておいた。
雨上がりのむしむしの中、“蚊”が喰らいつく。
小生は“蚊には大変好かれる。
腕に首筋のシャツとの境、ほっぺたからあごに額と数十ヵ所も吸われてしまった。
かゆくてたまらないので、これで切り上げた。
またのチャンスを待つとしよう。
強めの夕立の後、来村者を見送って振り返ると白いかたまり。
ミツバの花先で、セミの羽化が始まっていた。
周りでヒグラシが「カナカナ カナカナ・・・」の合唱。
これもヒグラシか?と観察することにした。
小生はまだ、ヒグラシの羽化を観察したことがなかったのだ。
ところが、薄暗くなるにつれて
羽が茶色くなってきた。どうもアブラゼミのようだ。
ぬけがらを調べれば分かるのだが、まだぶら下がっているのでそっとしておいた。
雨上がりのむしむしの中、“蚊”が喰らいつく。
小生は“蚊には大変好かれる。
腕に首筋のシャツとの境、ほっぺたからあごに額と数十ヵ所も吸われてしまった。
かゆくてたまらないので、これで切り上げた。
またのチャンスを待つとしよう。
昨日からの雨が残る中、息子の卒業した養護学校の同窓会に付き添った。
出迎えたのは、元担任のT先生たち。
息子は最初、場を読めず緊張気味だったが、だんだんほぐれてニコニコになった。
みんながお楽しみのビンゴゲームでは、T先生に手伝ってもらって一番目に上がり。
“ビックリおもちゃ”をもらって喜んでいた。
昼食が終わって、一人ひとりの近況報告。
ある女性は、
「○○で働いています。清掃作業をしています。
昨日、給料をもらいました。3万4千2百円でした。
ここは給料が高いので嬉しいです。」と。
欲の皮が突っ張っている健常者にくらべ、なんと清々しいこと。
ほかの参加者もそうだった。
この人たちの幸せとは?
と、考え直さねばならないと思った。
出迎えたのは、元担任のT先生たち。
息子は最初、場を読めず緊張気味だったが、だんだんほぐれてニコニコになった。
みんながお楽しみのビンゴゲームでは、T先生に手伝ってもらって一番目に上がり。
“ビックリおもちゃ”をもらって喜んでいた。
昼食が終わって、一人ひとりの近況報告。
ある女性は、
「○○で働いています。清掃作業をしています。
昨日、給料をもらいました。3万4千2百円でした。
ここは給料が高いので嬉しいです。」と。
欲の皮が突っ張っている健常者にくらべ、なんと清々しいこと。
ほかの参加者もそうだった。
この人たちの幸せとは?
と、考え直さねばならないと思った。
40年ぶり。映画「蟹工船」を観て。
あれは、川崎駅近くの映画館。
「小林多喜二の生涯?」との2本立て。
(その主題歌『昼でも夜でも牢屋は暗い。いつでも鬼めが・・・」は、今も時折り口ずさんでいる。)
川崎は労働者の街。上映機関が一月ほど延期されたと思う。
何度も観に行った。
あのころは、仕事に就いたばかりの20代。
社会や仕事の矛盾に、いつも管理職にぶつかっていたころのこと。
あの時の感動は衝撃となり、今も忘れられない。
今、若者たちの間で、この「蟹工船」がブームになっているという。
『蟹工船』の中は、当時の社会の縮図。
時代背景が、あのころと重なるのだろう。
やりばのない不満や怒りが、燃え上がりつつあるのかもしれない。
労働者が大事にされない社会は、滅びる!
みんなでスクラムが組めれば、また、明るい社会を目ざせる。
追.
この映画は“山村聡”の脚本で初監督の作品だった。
若いころは、全く気にすることは無かったが、やや驚きだった。
あれは、川崎駅近くの映画館。
「小林多喜二の生涯?」との2本立て。
(その主題歌『昼でも夜でも牢屋は暗い。いつでも鬼めが・・・」は、今も時折り口ずさんでいる。)
川崎は労働者の街。上映機関が一月ほど延期されたと思う。
何度も観に行った。
あのころは、仕事に就いたばかりの20代。
社会や仕事の矛盾に、いつも管理職にぶつかっていたころのこと。
あの時の感動は衝撃となり、今も忘れられない。
今、若者たちの間で、この「蟹工船」がブームになっているという。
『蟹工船』の中は、当時の社会の縮図。
時代背景が、あのころと重なるのだろう。
やりばのない不満や怒りが、燃え上がりつつあるのかもしれない。
労働者が大事にされない社会は、滅びる!
みんなでスクラムが組めれば、また、明るい社会を目ざせる。
追.
この映画は“山村聡”の脚本で初監督の作品だった。
若いころは、全く気にすることは無かったが、やや驚きだった。
今夜、小林多喜二の「蟹工船」を40年ぶりに見に行った。
会場は、隣町の岩沼市民会館。
中ホールではあったが、立ち見の人がでるほど。
40年前の感動と今宵の感動には違いはあるが、スゴイ!
会場は、隣町の岩沼市民会館。
中ホールではあったが、立ち見の人がでるほど。
40年前の感動と今宵の感動には違いはあるが、スゴイ!
昨日、映画「筆子 その愛ー天使のピアノー」の監督講演と上映会を開いた。
この映画は、
幕末に長崎・大村藩士の娘として生まれ、その美貌と知性で“鹿鳴館の華”と呼ばれた「筆子」が、運命の荒波にもまれながらも、夫となる我が国初の知的障害児者施設「滝乃川学園」の創始者・石井亮一と共に生涯を捧げていく生き様を描いたもの。
それで、白石しらゆり手話サークルでは、「山田火砂子監督」の講演も入れて上映会をやろうということになり、たくさんの団体や個人の協力を得て進めてきたのだ。
梅雨空のような天気だったが、予想以上の入りでスタッフははりきった。
山田監督の講演にも熱が入り
![](http://)
ご主人だった山田典吾監督のことなどプライベートなことにも広がり盛り上がった。
それから2時間。
感動した人たちが、帰っていった。
片づけが終わって、監督を囲んで、手作りの慰労会。
監督は、白石の古いまんじゅう屋のじいちゃんが作る“10円まんじゅう”が気に入られたので、監督より年上のバアチャンが箱に詰めてお土産に。
小生はもう一つ、“弥治郎のこけし”(全日本こけしコンクールで最優秀賞を受賞した吉紀作)をプレゼント。
あまり興味は無かったようだが、重度の知的障害者で43歳になる娘さんに渡してもらえばありがたいのだが・・・
あはは・・・みんなが一つになると、思わぬ力を発揮できるもの。
先ずは、大成功であった!!
この映画は、
幕末に長崎・大村藩士の娘として生まれ、その美貌と知性で“鹿鳴館の華”と呼ばれた「筆子」が、運命の荒波にもまれながらも、夫となる我が国初の知的障害児者施設「滝乃川学園」の創始者・石井亮一と共に生涯を捧げていく生き様を描いたもの。
それで、白石しらゆり手話サークルでは、「山田火砂子監督」の講演も入れて上映会をやろうということになり、たくさんの団体や個人の協力を得て進めてきたのだ。
梅雨空のような天気だったが、予想以上の入りでスタッフははりきった。
山田監督の講演にも熱が入り
ご主人だった山田典吾監督のことなどプライベートなことにも広がり盛り上がった。
それから2時間。
感動した人たちが、帰っていった。
片づけが終わって、監督を囲んで、手作りの慰労会。
監督は、白石の古いまんじゅう屋のじいちゃんが作る“10円まんじゅう”が気に入られたので、監督より年上のバアチャンが箱に詰めてお土産に。
小生はもう一つ、“弥治郎のこけし”(全日本こけしコンクールで最優秀賞を受賞した吉紀作)をプレゼント。
あまり興味は無かったようだが、重度の知的障害者で43歳になる娘さんに渡してもらえばありがたいのだが・・・
あはは・・・みんなが一つになると、思わぬ力を発揮できるもの。
先ずは、大成功であった!!