もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

雨の日は、“古物”を楽しむもよし

2008-07-30 21:38:15 | Weblog
 今日も夕方まで雨。

 友人に、骨董屋のMさんがいる。
 彼の工房を訪ねると、大いに興味をかき立てられる物がある。
 この日もそうだ。
 
 重量感溢れる昔の写真機。木製の蛇腹式。土台は鋳物製。
 
 Mさんに訊くと、昔写真屋をしていた家の物置にしまってあった物と言う。
 レンズは、まるで最近の物のように輝いている。
 
 よく見ると「schneiderーkreuznach」とある。
 では、この写真機はドイツ製?
 ごつい写真機の持つ機能美に、強く引きつけられる。
 
 この写真機を使っていた写真屋さんとは、どんな人だったんだろう。
 この写真機で撮ってもらおうとした人たちは、
 どんな時に、どんな服装をして、どんなことを話しながら撮ってもらったのだろう。

 じっと見ていると、当時の人たちが動きだしてきそうだ。
 日常何気なく使っている生活雑器も、長く使いこんでくると、えも言われぬ味がでてくるのだ。

 雨の日は、こんな楽しみ方もある。
 

“マイタケ”のほだ木を伏せる

2008-07-29 22:06:01 | Weblog
 昨日、整地しておいた所に“マイタケ”のほだ木を伏せた。

 今回は、プロのキノコ屋の“うめんつあん”の、手をとっての指導だ。
 
 培養したビニール袋から取り出したほだ木を並べる“うめんつあん”。

 以前に受けた指導より、簡略化されたようだ。
 最後は、2cm厚さの土をかけ、平スコの裏でパンパンと土を固めて完成!
 
 これで、秋の収穫が楽しみになった。

きれいな物にはトゲがある!

2008-07-28 21:41:28 | Weblog
 今年もウチワサボテンの花が咲きだした。
 
 これは寒さに強く、不忘のような-10℃以下の冬でも、外で越せる。
 ただ一つ。問題は、柔らかく小さなトゲが刺さりやすく、
 刺さると一月も二月もとれず、とれるまで痛がゆさが続くこと。

 きれいな物には、トゲがあるのだ。
 
 
 これもウチワサボテンの仲間。
 前のより、大きく肉厚。
 とげも大きいが、避けやすく、刺さっても普通の痛さで直ぐ治まる。

 とにかく、きれいな物には、トゲがある!

夕立の後の“セミの羽化”

2008-07-27 11:25:38 | Weblog
 先日の「ぼちぼち村」の夕方。
 強めの夕立の後、来村者を見送って振り返ると白いかたまり。
 
 ミツバの花先で、セミの羽化が始まっていた。
 
 周りでヒグラシが「カナカナ カナカナ・・・」の合唱。
 これもヒグラシか?と観察することにした。
 小生はまだ、ヒグラシの羽化を観察したことがなかったのだ。

 ところが、薄暗くなるにつれて
  
 羽が茶色くなってきた。どうもアブラゼミのようだ。
 ぬけがらを調べれば分かるのだが、まだぶら下がっているのでそっとしておいた。

 雨上がりのむしむしの中、“蚊”が喰らいつく。
 小生は“蚊には大変好かれる。
 腕に首筋のシャツとの境、ほっぺたからあごに額と数十ヵ所も吸われてしまった。
 かゆくてたまらないので、これで切り上げた。

 またのチャンスを待つとしよう。
 

息子の養護学校の同窓会に付き添って

2008-07-26 21:41:00 | Weblog
 昨日からの雨が残る中、息子の卒業した養護学校の同窓会に付き添った。
 出迎えたのは、元担任のT先生たち。
 息子は最初、場を読めず緊張気味だったが、だんだんほぐれてニコニコになった。

 みんながお楽しみのビンゴゲームでは、T先生に手伝ってもらって一番目に上がり。
 “ビックリおもちゃ”をもらって喜んでいた。
 
 昼食が終わって、一人ひとりの近況報告。
 ある女性は、
 「○○で働いています。清掃作業をしています。
 昨日、給料をもらいました。3万4千2百円でした。
 ここは給料が高いので嬉しいです。」と。

 欲の皮が突っ張っている健常者にくらべ、なんと清々しいこと。
 ほかの参加者もそうだった。
 
 この人たちの幸せとは?
 と、考え直さねばならないと思った。

映画「蟹工船」を観て

2008-07-25 17:40:03 | Weblog
 40年ぶり。映画「蟹工船」を観て。
 
 あれは、川崎駅近くの映画館。
 「小林多喜二の生涯?」との2本立て。
 (その主題歌『昼でも夜でも牢屋は暗い。いつでも鬼めが・・・」は、今も時折り口ずさんでいる。)
 川崎は労働者の街。上映機関が一月ほど延期されたと思う。
 何度も観に行った。

 あのころは、仕事に就いたばかりの20代。
 社会や仕事の矛盾に、いつも管理職にぶつかっていたころのこと。
 あの時の感動は衝撃となり、今も忘れられない。
 
 今、若者たちの間で、この「蟹工船」がブームになっているという。
 『蟹工船』の中は、当時の社会の縮図。
 時代背景が、あのころと重なるのだろう。
 やりばのない不満や怒りが、燃え上がりつつあるのかもしれない。
 
 労働者が大事にされない社会は、滅びる!
 みんなでスクラムが組めれば、また、明るい社会を目ざせる。

 追.
 この映画は“山村聡”の脚本で初監督の作品だった。
 若いころは、全く気にすることは無かったが、やや驚きだった。

ぼちぼち村の宝「ハナビラタケ」を採取

2008-07-23 23:37:23 | Weblog
 今年も名菌「ハナビラタケ」を収穫。
 
 先日「ぼちぼち村」の草を刈った。
 その時、ハナビラタケが出るカラマツの根元もきれいにしておこうと刃を入れた。
 そしたら、白いものが見えた。
 
 直ぐ草刈り機のエンジンを止めて、手でそっと草をどけると
 
 なんと去年よりも40日も早く、草むらの中で育っていたのだ!

 長径32cm、短径22cm、高さ18cm。
 昨年よりやや小ぶりだが、巨大キノコである。

 味はマイタケに負けない名菌だ。

 Kさんを呼んで収穫。
 中はカイメンのようにたくさんの穴が迷路を作っている。

 我家は、まだ冷蔵庫の中。
 息子が帰ってから食べることになる。



映画「筆子 その愛 -天使のピアノー」上映会を終えて

2008-07-22 20:58:19 | Weblog
 昨日、映画「筆子 その愛ー天使のピアノー」の監督講演と上映会を開いた。
 
 この映画は、
 幕末に長崎・大村藩士の娘として生まれ、その美貌と知性で“鹿鳴館の華”と呼ばれた「筆子」が、運命の荒波にもまれながらも、夫となる我が国初の知的障害児者施設「滝乃川学園」の創始者・石井亮一と共に生涯を捧げていく生き様を描いたもの。

 それで、白石しらゆり手話サークルでは、「山田火砂子監督」の講演も入れて上映会をやろうということになり、たくさんの団体や個人の協力を得て進めてきたのだ。
 
 梅雨空のような天気だったが、予想以上の入りでスタッフははりきった。
 
 山田監督の講演にも熱が入り
 
 ご主人だった山田典吾監督のことなどプライベートなことにも広がり盛り上がった。

 それから2時間。
 感動した人たちが、帰っていった。
 
 片づけが終わって、監督を囲んで、手作りの慰労会。
 監督は、白石の古いまんじゅう屋のじいちゃんが作る“10円まんじゅう”が気に入られたので、監督より年上のバアチャンが箱に詰めてお土産に。
 
 小生はもう一つ、“弥治郎のこけし”(全日本こけしコンクールで最優秀賞を受賞した吉紀作)をプレゼント。
 あまり興味は無かったようだが、重度の知的障害者で43歳になる娘さんに渡してもらえばありがたいのだが・・・
  
 あはは・・・みんなが一つになると、思わぬ力を発揮できるもの。
 先ずは、大成功であった!!