もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の「停車場」

2012-02-29 16:27:00 | Weblog
  朝から水っぽい雪が降り続いている。
 我が家の水道は昼まで全部凍結。-10度でも凍らない洗面所と風呂場まで凍った。

 一週間前、妻の実家のあった山元町坂元に連れて行った。
 もう10回目に近い。すぐ忘れてしまうから。リハビリのためなのだ。

 彼女が仙台の高校に通った坂本駅は廃駅となってしまった。
 DSCN7686.jpg
 駅舎は流され、トイレの枠とプラットホームの土台が残った。
 トイレの脇には、タイサンボクとマサキが生き残った。
 
 妻は駅前を「停車場」呼ぶ。
 その停車場に住人の息づかいが感じられるようになった。
 DSCN7688.jpg 
 「まだがんばっているぞ!」って叫んでいる。
 
 道端には花の種、球根が植えられていた。
 DSCN7687.jpg
 どんな花が咲くのか
 DSCN7689.jpg
 春が待ち遠しい。

 今日は、妻外泊となった。
 今のところ穏やかだ。気をつかう。
 これから晩飯の準備。
 

妻の闘病記 141

2012-02-28 22:16:07 | Weblog
  明け方は冷えて流しの水道は1階も2回も凍結。
 日中はよく晴れてが気温上がらず、凍結続く。

 午前中は生健会大河原支部の役員会。
 出席者4名(7役員中)。月末で忙しかった日地が多かったようだ。
 今相談中のKさんのことが話題になる。

 夕方、迷ったが妻を見舞う。
 昨日は意図的に行かなかったのだったが・・・
 玄関のブザーを押しに行くと、ガラス戸の向こうににこにこして立っていた。

 最近時々こういうことがある。
 なんでだろう?分かるのだろうか・・・事故の影響で、超能力?まさか~・・・

 今日は穏やかだった。
 看護師に訊くと院長診察があったとのこと。
 
 明日は水曜日なので外出か外泊を取る日。
 選ばせると「外泊がいい」という。
 にこにこを忘れなければ、という条件付で承諾する。

 明日も寒いという予報だ。思いやられる。
 

雪の中のハクチョウ

2012-02-27 10:44:45 | Weblog
 

 昨日、タカを施設に送った。
 途中のハクチョウたちの餌場は雪の下。
 こんな日は来ていないだろうと思いながらもきょろきょろして行くと、
 いた!
 
  DSCN7761.jpg
 雪の白と一つになっている群。
 DSCN7755.jpg
 幼鳥たちも雪の中に顔を突っ込んで餌を採っていた。

 いつものカラスたちはいなかった。 
 


妻の闘病記 140

2012-02-26 21:20:34 | Weblog
 昨日から妻の精神状態がおかしくなった。
 病院の夕食は早い。
 みんな食堂の席について配膳を待っているところ。

 そこへタカと入って行ったら、姿を見つけるや大声で「たばこを吸いたいの!」と叫ぶ。
 事故後こんなことはなかったのに<emoji code="a006" />
 
 何が起きたのかと隅のテーブルに座るとニコニコとやってきて、
 「わたしたばこ吸いたいけど我慢しているの。
 あなた浮気しているでしょ。女の人連れ込んで・・・」と目が釣りあがる。

 (ひえ~ なんだ。こりゃ~!)またあの発作が始まったのか?と震え上がる<emoji code="a004" />
 「何を言い出したのかよく分からないが、そんなことを言うのなら帰る。」とあっけにとられているタカを促しナースセンターに行き、看護師長に様子が変わったことを伝える。
 師長は「いつもと変わらなかったのだけど薬の量を減らしてあるので、院長に伝えておきます。」とのこと。

 今朝、タカに会いに行きたいかと訊くと「うん」とうなずくので出かける。
 前のにこにこを期待して行ったが、「Eさんが来て家の中を片付けたでしょ。あんたの前の奥さんでしょ・・・」などと取り留めのない話が次々と出てくる。
 
 そんな事実はまったくない。妄想の世界だ。
 今思うと「〇〇さんがきたでしょう」と言うのは先週くらいからよく出てきてはいたが、夢でも見ているのだろうと軽く捉えていたのだが、進行していたのかもしれない。

 事故からまもなく1年になる。
 やっとここまできたというのに、これからまた統合失調症と闘わねばならないなんて・・・
 (精神科に入院していることは救われるのだが・・・)


 
 
 

春は名のみだった

2012-02-25 12:57:33 | Weblog
  昨日とはうって変わって平地では大雪となった。
 DSCN7751.jpg
 昼にはやや小降りとなったが、夕方まで降り続く予報。
 DSCN7754.jpg
 高速道路の通行止めが増えている。

 午後は妻とタカをいっしょにすごさせようと思っていたが、無理しない方がいいかなあ~。
 また、16時までにタカを施設に戻す予定だが標高が高いので積雪が心配だ。

羽音が聞こえる

2012-02-24 21:27:22 | Weblog
 昨夜の強風は静まり、お日様は春の暖かさ。(昨夜から気温は8℃)
 ハナアブかクロバエの羽音が耳元を震わせて行った。
 昆虫も春を待ち焦がれているのだ。
 
 午後、今年初めて「ぼちぼち村」に行った。
 道路はこの時期としては珍しく雪らしい雪はなかった!
 DSCN7741.jpg
 ただ「ぼち村」の入り口は除雪の雪だまりで村まで降りられず<emoji code="a004" />
 DSCN7731.jpg
 キノコ屋の“うめんつあん”を訪ねたが留守。
 それで酪農家の弘さん家へ。ここは標高が高いので、圧雪状態。
 こたつに入って、酪農と放射線について語り合った。

Tさんのお別れの会

2012-02-23 23:05:46 | Weblog
  今朝は水っぽい雪が積もった。
 
 Tさんのお別れ会(告別式)。
 Tさんのお世話で生活保護を受けるようになったAさんを大河原駅まで迎えにいったが会えず。
 葬祭場に行ったが来ていない。
 再度駅へ行き確認したが見当たらず。駅前の公共施設も見回るが見当たらず葬祭場へ戻る。

 入り込んだところにロビーあり。
 やっと、いたいた!町議(生健会の会員)に相談に乗ってもらっていたのだ。
 
 と、しょっぱなからばたばたしたが、お別れの会は3人が弔辞を読み上げ短時間で終了。
 別室で会食。Tさんの家庭菜園を手伝っていたAさんも同席。ビールが好きらしく数本平らげた。
 こうしてTさんの葬式は和やかに終わる。

 帰りはAさんの自宅まで送る。急な坂を上った山の中腹にあった<emoji code="a006" />

 ついでにこの地域はホットスポットになっているので、地域の小学校に寄り現状を聞く。

 最後に、相談者のKさんのフォローに白石市の福祉事務所に寄り、今後のことについてケースワーカーと打ち合わせる。
 結局、小生が仙台の病院まで連れて行って受信させることになった。
 
 有意義な一日となった。


 

「秘密保全法案」今国会提出準備中だって!

2012-02-21 12:50:46 | Weblog
 先週、橋下大阪市長の全市職員への「労使関係に関する職員のアンケート調査」問題になっていたが、地元紙河北新報のズームアップ欄では国会提出が予定される「秘密保全法案」について大きな警鐘を鳴らしていた。

 冒頭「東京電力福島原発事故では、放射性物質の拡散予測やメルトダウンの事実など数多くの情報が隠された。だが、政府はそれを反省するどころか、1980年代に廃案となった国家秘密(スパイ防止)法案の改悪版ともいうべき「秘密保全法案」の今国会提出を準備中だ。国民の知る権利を「お上」が一方的に踏みにじることを許しかねない法案。かって情報開示を掲げた民主党。その変節ぶりはここに極まれりー」と弾劾する!

 そして「政府が隠したがる『特別秘密』は情報公開法の対象にはならない。(対象を広げる)公開法が実現しても、秘密保全法がつくられれば何でも隠せるようになる」元毎日新聞記者の西山太吉さんの言葉で締めくくった。

 地元紙がここまでずばっと言い切ったことに大拍手<emoji code="a002" />
 

仲間が逝った

2012-02-20 20:45:05 | Weblog
 午後、Tさんのところに顔を出した。
 納棺が終わり、登山服姿の元気なTさんが眠っていた。
 胸に“しんぶん赤旗”を抱いて。

 彼は赤旗の記者だった。
 定年後、奥さんの実家の近くに居を構え、生健会活動など地域の人といい交流ができていた。

 去年の今頃は、生活相談会のチラシをハローワークの前でいっしょに配っていたのに・・・
 残念でならない<emoji code="a005" />

 22日偲ぶ会(通夜)、23日お別れの会(告別式)。無宗教葬。