もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の闘病記 73

2011-07-31 11:57:57 | Weblog
 

 昨夜からの雨が止み、曇り空の下でミンミンが合唱している。

 <風呂場に灯りが!?>
 ゆうべ、風呂に入れようと2階から下りて行くと、風呂場に灯りが点いてシャワーの音。
 もしやとのぞくと、妻がしゃがんでシャワーを浴びている<emoji code="a006" />
 ビックリ!!!転んだら大変なことになりかねない。
 
 後のことをタカに言いきかせ、あわてて支援に入る。
 手を煩わせないようにという配慮だったようだけど、無事上がらせることができた。
 寝床に連れて行ってからタカと二人でゆっくり入った。

 風呂上りのタカとの一騎打ちは、心地よさそうな寝息の妻の横でいつものように行われた。<emoji code="a002" />
 オレとタカの至福の時である。<emoji code="a001" />
 


妻の闘病記 72

2011-07-30 21:07:58 | Weblog
  <外泊だ>

  今日は昼からタカを連れて妻を迎えに行った。
 きのうのようにバッグにいっぱい詰め込んでいた。
 妻にしてみると楽しい外泊だ。
 
 タカの顔を見るとにっこにこ!
 タカはてれてしらんぷり。

 今夜は入院後初めてのカレーライス。
 先週からのお約束で、妻の厳しい指導が入る。
 女性は自分の場所となると、がらっと強くなるもののようだ。<emoji code="a004" />

 おかげでまずまずのうまいカレー完成!
 妻もタカもぺろり
 うまかった!!!<emoji code="a008" />

 さあ、今度はおふろだ。 
 
 

 


妻の闘病記 71

2011-07-30 09:58:32 | Weblog
 

 <おひっこしするの>
 病室に入ると、バッグの中に荷物がいっぱい詰め込まれていた。
 「どうするの?」と訊くと「おひっこしするの」。
 「どこに?」 「わからない。じゅんびしているの」。

 そこへ看護師入ってきて「おひっこしはしないよ」で一件落着。<emoji code="a001" />

 部屋を見回すと、大声で騒いでいたSばあちゃんのベッドが空いている。
 「どこにいったの?」 「わからない」
 後で妻が居ない時、治療をする病室に移ったのだと教えられる。
 それでは自分も引っ越さねばならない、と思ったのかもしれない。
 
 Sさんは妻の実家の隣の家の人だそうで、妻は分かっていたようだ。
 実家同様Sさん家も津波で流され、嫁さんが一人で面倒をみている。
 やりきれないなあ~~<emoji code="a005" />



 今日はタカと妻が帰ってくる。
 楽しいけれど、忙しい。
 


妻の闘病記 70

2011-07-29 11:10:28 | Weblog
  <わたし かいだんのぼってきたよ!>
 散歩の帰りに4階までの階段をゆっくり休まず上った。
 
 病室に行く途中、すれ違う看護師毎に
 「わたし、かいだん のぼってきたよ!」
 と自慢げに声をかけていた。
 
 きのうで3度目の階段の上り下りだったのに。
 自信が湧いてきたのかな・・・
 嬉しかったんだろう。

妻の闘病記 69

2011-07-28 12:27:29 | Weblog
  <高次脳機能障害について話をする>
 きのうは夕方5時頃病院に行く。
 珍しくテレビを見ていた。
 「待っていたの・・・」と言うので、前日に頼まれていたヘヤブラシとヘヤピンをわたす。

 間もなく夕食なので、直ぐ散歩に(歩行訓練)。
 階段で1階まで下りて玄関前のベンチに腰を下ろし、仙南保健所(県の出先機関)で「高次脳機能障害」について聴いたことを話す。

 <待っていてね>
 表情がくもり「そんなに重いの?・・・待っていてね・・・」と泣き出してしまった。
 
 前から何度も重い脳のけががあることについて話していたので、ショックはあまりないと思っていたのだがよく理解できていなかったのだろう。
 この話もどの程度記憶に残るかわからないけど・・・

 「わかったよ。まっているよ」と言うと落ち着いた。
 不安でいっぱいなのだろう。

 病室にもどると夕食が届いていた。 
 

あなゼミ(セミの幼虫)の羽化

2011-07-27 12:10:34 | Weblog
  きのうの夕方、病院から帰ると
 DSCN6484.jpg
 オニユリの葉の裏でアブラゼミの艶やかな羽化のショウが展開されていた。
 DSCN6485.jpg
 朝、無事飛び立っていた。

 子どものころは、近くの神社の境内で採って来たアナゼミ(幼虫)をカヤの内側にはわせて、神秘的な羽化の様子を眺めていたものだ。夏の妖精だった。
 あのころは楽しかったなぁ~

妻の闘病記 68

2011-07-26 22:47:35 | Weblog
  今日はナースセンターの中で看護師と二人で七夕飾りを作っていた。
 声をかけると「あぁ~目が疲れる」と言いながら出てきた。
 
 <えっ 右目が見える!?・・・>
 「右目が眩しいからじゃないの?眼帯をしたら見やすくなるよ」と水を向けると、
 「眩しくないよ。見えるよ。」と答える。
 「ホント?左目を隠して。何本?」・「3本。」じゃこれは?」・「1本」

 まなこを覗くと、にごっていない!<emoji code="a006" />
 ほんとに見え出したのか?
 「おい、この美男子(オレ)が見えるのかい?」「見えるよ。」だって<emoji code="a001" />
 
 あした、もう一度確かめよう。

 
 

妻の闘病記 67

2011-07-25 22:26:51 | Weblog
  <また?もう転院だって!>
 妻を散歩させていると看護師長と会う。用をたして来ると言う。
 病室で待っていると、「たらいまわし(転院)」のこと。
 勧められる転院先はこの前精神科の診断書を書いてもらったS病院。

 一方的に紹介状を渡されていたのだから、覚悟はしていたものの、見放されるような感じ。
 そのつもりではいたものの今のM病院に移って来週でやっと1カ月。
 
 師長は、リハビリはもうマックスだという判断。
 これからは今の状態をどう保つかが勝負になるから、自宅で過ごした方がリハビリになると付け足した。

 初日から冷たさを感じていたのだから未練はないが、S病院ではリハビリは期待できない。
 年内に自宅に引き取らねばなるまいと心積もりはしていたので条件整備に取りかかる。

 
<自宅介護のためにー1>
 帰ってから整備工場のS社長に会う。
 部屋の工事は近所のH工務店に相談し、車は中古車の手ごろな物を探してもらうことに。
 彼と話していると考えが整理されるのだ。
 
  

妻の闘病記 66

2011-07-24 23:24:37 | Weblog
  外泊2度目ではあったが、てんてこまいの連続だった。
 食事の準備、入浴、排泄。
 なんとかなると思っていたが、あまかった。
 
 先ずは介護ベッド、携帯トイレ敷きカバーなど・・・
 
 <転倒3回>
 食器洗いをしようとして転倒。
 風呂に入ろうとして紙おむつがぬげなくて転倒。
 外に出ようとしてバランスを取れなくて転倒。

 幸いけがはなかったが、骨折などになったらアウトである。
 きのう今日とよろめきガ多かった。

 <おもらし>
 おねしょ・・・またやられちゃった。
 「トイレ~」、間に合わず。
 近くにないとだめ!

 など反省いっぱいの外泊となった。
 

妻の闘病記 65

2011-07-23 21:50:57 | Weblog
  妻、外泊。
 途中おばの所に寄る。
 運良く埼玉の身内も居て話に花が咲く。

 晩飯は9時となる。
 おかずをそろえるにてんてこ舞い。腹がへってへとへと・・・
 段取りがまずかったのだ。

 これから入浴。
 あと一踏ん張りだ!