家の周りでは、稲刈りが盛りとなった。
1年で最も明るく、楽しい時期だ。
ヒガンバナも咲き出した。
幼き日の思い出もあり、大好きな秋の花の一つである。
今朝、Sさんから2匹目のマムシが死んだと電話あり。
皮を剥いで干すので、シノダケを採ってきてほしいという。
夕方、持っていってやる。
傷薬になるのだと、1匹目はビル返しになって陰干しされていた。
上がりこんで、お茶をご馳走になりながらヘビ談義に花が咲く。
彼は仏壇の隣の引きだしから、ラップに包んだシマヘビの皮を大事そうに取り出して見せてくれた。
そして冷蔵庫からは、これまた大事そうに焼きシマヘビを取り出し、一切れ食べるようにさし出した。
ゲテモノ食いの小生は二つ返事で受け取り、ぼりぼりとかじった。
淡白でスルメのような味はないが、焼いた香ばしさが口中に広がり、いつまでもその香ばしさを楽しんでいた。