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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

手話サークルにて

2009-01-30 14:38:31 | Weblog
 昼前から小雨が降りだした。
 この雨は週末いっぱい続く予報。春につながる助走になりそうだ。

 昨夜、ろう者のTさんたちがやっている“手話サークル”にお邪魔して、2月18日に予定した「三町合併と障害者福祉」の集会のチラシを届けた。
 
 公民館のサークルの部屋に灯りがない。
 廊下に若い女性一人。手話を習いに来たとのこと。
 管理のおじさんがやってきて、みんな遅れてくるからと灯りとストーブをつけてくれた。
 チラシの説明をしながらみんなが来るのを待った。

 しばらくして、Tさんと手話通訳のOさんがやってきたので早速説明しお誘いをする。
 首をひねっていたTさんは、合併するとどうなるのか分からないから質問できないと言う。
 そこで説明したが、理解しがたいようだった。情報が入っていないのだ。

 そして、「どうせ、なにもしてもらえないから」としり込みする。
 「だから、我々もいっしょになって町長に話をしようとしている。議員にも参加を呼びかける。」と促す。

 やがて、仕事を終えたろう者の人たちも集まりだす。
 黙って聞いて(見て)いた男性から
 「ろう者というのは、中途聴覚障害者とは違う。」という指摘。
 エッ!小生は、ろう者も聴覚障害者というかたまりとして捉えていたのだったが。違っていた。
 更に別な人から「おれたちろう者は、他の障害者よりコミュニケーションが取れないというので、簡単な仕事しかさせられない。だから給料も安い。」と。

 ろう者の人とは、十数年付き合ってきたが、こんな話は初めて聞いた。
 小生のこれまでの付き合いは、うわっつらだけだったのだ。

 18日の集会は、開けば何かが見えてくるものではない。彼らに何かを見てもらうには、もっと配慮した段取りが必要だと考えながら帰ってきたのだった。、