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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

蔵王町の「白鳥まつり」中止!?

2009-01-16 18:07:52 | Weblog
 蔵王町では白石川にやってくるハクチョウに、近くの住民が白鳥愛護会を作って餌付けをやって35年を超え、たくさんのハクチョウが餌を求めてやってくるようになっていた。
 また、ガン・カモ類の他、海からユリカモメも集まるようになった。
 そして、89年から「白鳥まつり」が開かれるようになった。今年で20回目だった。

 ところが、蔵王町には20戸の養鶏農家があり、年間生産高が15億円を超えるのだそうだ。
 それで“鳥インフルエンザ”ウイルスの感染を懸念して餌付けが打ち切られ、定着した「白鳥まつり」も中止になってしまったのだ。

 先日、現地をまわってみると、ハクチョウはいたけれど、激減していた。それも幼鳥が目立った。
 コピー ~ DSC_0019.jpg
 人が近づくと、餌をもらいに寄ってくるがいかんともしがたい。
 DSC_0028.jpg
 他のガン・カモの仲間やユリカモメたちも土手に群れて餌を待っている。
 しかし、餌は与えられない。だから、糞も見られない。

 鳥たちは、餌を求めてこの地に渡ってきたのだが、新しい餌場を探さなければ生き延びられない。
 こんなことで人間に翻ろうされることになるとは・・・

 生き物を大事にするということは、人間を中心に考えてはならない。